やはり俺が支配人になるのはまちがっている。   作:Oceans

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第02話 デート?

☆☆☆

 

そして、日曜日になった。

いつもならプリキュアをリアルタイムで

見ているのだが、今日はあの転校生と遊園地に

行くことになっている(強制)から

それができない。

まぁ録画すればいいんだけど…。

それよりも早く支度しないとな。

遅れるとまたなんか言われそうだからな…

そう思いつつ、俺は着替えて一階に降りた

一階では、妹の小町がちょうど朝食の準備を

終えていたところだった

 

「およ?お兄ちゃん、今日は起きるの

早かったね!」

 

「まぁな」

 

「それと、朝食の用意はもうできてるから」

 

「わかった」

 

そう言い、俺は洗面所に向かい、歯磨きをした後

リビングに戻り、小町と朝食をとった

 

「それで、お兄ちゃん」

 

「ん?なんだ小町?」

 

「今日はどこかに出掛けるの?」

 

「まぁな。それよりなんで、俺が出掛ける

って思ったんだ?」

 

「だって、休日はいつもお兄ちゃん、

もう少し遅くに起きるでしょ?それに服だって

着替えてるし、だからどこかに出掛けるのかなぁ

って、そう思ったんだよ」

 

さすが俺の妹。よく見ていらっしゃる…

 

「なるほどな…」

 

「それで、誰とどこに行くの?」

 

「お前の知らんやつと一緒に遊園地に…あ」

つい小町の質問にさらっと答えてしまった

 

「えっ⁉︎誰と⁉︎もしかして雪乃さん?

それとも結衣さん?」

 

「聞いてたか?お前の知らないやつだって

言ったろ」

 

「女の人?」

 

「まぁ、そうだが…」

 

「新しいお義姉さん候補キター!」

 

「何、バカなこと言ってんだ」チョップ

 

「あぅっ!痛いよ、お兄ちゃん!」スリスリ

 

「小町が変なこと言うからだろ。

じゃあ、俺はもう食べ終わったから行くわ」

 

「うん。行ってらっしゃい!お兄ちゃん!

帰ってきたら、今日のこと詳しく聞かせて

もらうからね!」

 

「へいへい」

 

そう言って、俺は家を出て、甘城駅へと向かった。

 

☆☆☆

 

そして、甘城駅に着いた。

今日は日曜日だけあって、人が多かった。

俺は、基本1人でいることが多く。

この人の多さが苦痛だった。

それに耐えきれず、人の少ない駅前のコンビニの

前に避難した。その際に、俺はコンビニのガラス

に映った自分をみた。通常より2倍近くの目が

腐っていた。ひでぇーなと思いつつ、見ていると

急に千斗が視界に映った。俺は思わず驚いてしまった

 

「うおっ!」

 

俺が驚いた後に、千斗はコンビニから出てきて

 

「それじゃあ、行きましょう」スタスタ

 

そう言い、一足早くバス停の方へ向かっていった

俺もその後に付いて行った

 

「それで、どこの遊園地にいくんだよ」

 

「甘城ブリリアントパークよ」

 

「甘城ブリリアントパーク?

浦安デジマーランドじゃなくてか?」

 

「浦安デジマーランドも有名だけど

私達が行くのは甘城ブリリアントパークよ」

 

「帰るわ」

 

「待ちなさい」

 

俺が帰ると言った瞬間、千斗がマスケット銃を

突きつけてきた。なぜスカートの中から出てくる

んだよ…

 

「わかった。行くから…その銃を下ろしてくれ…」

 

俺は家に帰るのを断念した。

 

「わかったのならいいわ」

 

そう言って、千斗はマスケット銃を下ろした

 

「それで、なんでまたあんな微妙なとこに

行くんだ?」

 

「微妙なとこ?」ゴゴゴ

 

俺が微妙だと言った瞬間、再びマスケット銃を

スカートの中から出してきた。

地雷でも踏んだか…

まぁ、とりあえず謝っておこう。

 

「なんか、すまん。あそこは学校でも

あんまり評判よくないから、つい…な」

 

「でも、あなたの言う通り微妙かも

しれないわね…」

 

「そうか…」

 

「……」

 

それっきり、会話は無い。

少し微妙な空気が流れている。

早くバスが来ないかなぁと思ってしまうほどに…

そして5分後にバスがきたので、俺達は乗り込んだ

千斗はバスに入って、一番後ろの右の方に座った。

俺は千斗の反対側の席に座った。

ここでの千斗との会話は

 

「比企谷くんは甘城ブリリアントパークには

行ったことあるかしら?」

 

「ああ、小さい頃に1回だけな…」

 

「そう…」

 

これだけだった。別に俺から話すこともないしな…

そう思いつつ、俺はバスに揺られながら

周りの景色を見ていた。

そして、20分ほど経っただろうか…

城らしきものが見えてきた。目的地である、

甘城ブリリアントパークに近づいてきたという

ことだろう

 

「次は、甘城ブリリアントパーク。

甘城ブリリアントパークに停まります…」

そして、バスのアナウンスもあったので

俺は停車ボタンを押そうとした。

しかし

 

「待って!」

 

千斗に止められてしまった

 

「甘城ブリリアントパークに行くんだから

ここでいいだろ?」

 

「違うわ。もう一つ先よ」

 

「さっきの城みたいなのが正門じゃないのか?」

 

「あれは…ラブホテルよ」

 

「ふーん……は?」

 

「ラブホテルよ」

 

「いや、2回も言わなくてもいいから。

ってか、甘城ブリリアントパークの停留所なのに

ラブホテルがあるなんて、おかしくないか?」

 

「ええ。そうね。でも、名前変更の申請を

しているのだけれどね。色々あって、先延ばしに

されているのよ。実際、ここで降りてしまう

ゲストも多いのに…」

 

「は?ゲスト?なんだそれ?」

 

「お客様の事よ。大抵のテーマパークでは

お客様のことをゲスト、従業員の事はキャストと

呼んでいるの。覚えておいて」

 

「へぇ…」

 

ってか、こいつよくそんな詳しい事知ってんな。

まさか…いや、考えすぎか。

そう俺が思っていると、次の停留所のアナウンス

がかかった。そしてここで、俺と千斗は降りた。

 

「比企谷くん。行きましょう」

 

「ああ…」

 

そして横断歩道を渡って俺達は甘城ブリリアント

パーク内に入った。

 

「本当にここは遊園地なのか…」

 

俺はそう呟いた。それもそのはずで

この遊園地はボロく、人は数えるほどの

人しかいないのだから…

 

 

 

ーto be continuedー




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

それでは、次回もよろしくお願いします。

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