やはり俺が支配人になるのはまちがっている。   作:Oceans

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ありがとうございます。

ヒロインは甘ブリのキャラだけに
しようと思いますが、皆さんの意見も聞いて
おきたいので、活動報告にアンケートを載せて
おきました。良ければ、見ていってください。

それでは、今回もよろしくお願いします。


第03話 アトラクションがつまらない

入場手続きを終え、俺は千斗と共に先へとと進む。目の前に噴水があるが、水はなく乾ききっている。広場の向こうには城塞らしきものがそびえ立っていた。全くと言っていいほどメルヘン感はなく、ローマ帝国時代にありそうな建物という感じだ。

それにしても、人が少なすぎる。日曜だぞ。大丈夫か、この遊園地…

 

「なぁ?なんか、人が少なくないか?」

 

「いつものことよ。それで、最初はどこに行く?」

 

「家に帰る」

 

「真面目に答えなさい」

 

俺の発言が気に食わなかったのか、千斗は俺にマスケット銃を向けてくる。

 

「…俺に聞くなよ。ここ数年…甘城ブリリアントパークには来たことないし、何のアトラクションがあるかわからん。千斗の方がここに詳しいんだから、お前の行きたいところに行けばいいんじゃないか?」

 

「そうね。じゃあ、まず…『どきどきコースター』に乗りましょう」

 

「へいへい」

 

そう言って、俺達はジェットコースターに乗り込んだ。しかし、このジェットコースターはスピードが遅い。例えるなら、自動車の徐行運転レベルのスピードだ。しかも、ジェットコースターでは欠かせない傾斜もほとんどなく、全然楽しめない。そして、その後もノロノロとジェットコースターは進み終わった。

 

「比企谷くん。どうだった?」

 

そしてジェットコースターから降りた後、千斗が俺にどうだったかを聞いてきた。

 

「つまらない」

 

「そう、じゃあ…次に行きましょう」

 

「はぁ…」

 

そして、次に向かったのは『ティラミーのフラワーアドベンチャー』と書いてあるアトラクションだった。ここも、さっきのジェットコースター同様でひどい。アトラクション内容は4人乗りのゴンドラに乗り込み、ティラミーが育てたという庭園を見て回るものだったが、ゴンドラが整備不良でガタガタ揺れるので、すぐに酔ってしまう。庭園を見てる場合じゃない。しかも、育てた花というが、花は機械のようにガクガク揺れているので不気味な感じしかしない。なんか、呪われそうな感じもする。これもまた、つまらない。

 

「比企谷くん、このアトラクションはどうだった?」

 

「ゴンドラが劣化してて気分が悪くなった。吐きそう…」

 

「そう、それじゃあ…次にいきましょう」

 

そう言って、千斗は歩きだす。相変わらず、冷たい反応だ。だが、俺は気にしない。そういう反応には慣れているから…。そして…次のアトラクション、『マカロンのミュージックシアター』というところに来たが、『休館』という掛札がかけられてた。

 

「なぁ…なんでここ、休館なんだよ」

 

「気が乗らないと、すぐ休むのよ。いつものことよ」

 

「ほんと、こんなんで大丈夫かよ」

 

「それじゃあ、次に行きましょう」

 

次に向かったアトラクションは『モッフルのお菓子ハウス』というところだった。簡単に説明すると魔法の水鉄砲と呼ばれるものでネズミを撃つアトラクションだ。さっきのアトラクションとは違い、運動系で楽しめそうだなと思っていたが、それは最初の方だけで…

 

「ネズミ、逃げるのが速くて当たらない」

 

そう、ネズミが異常にも速く避けるので当たらない。

 

「比企谷くんは下手ね」

 

「いやいやいや、俺は悪くない。ネズミが速く逃げるのが悪いんだ」

 

結局、ネズミを撃つことは出来ず、ダメだった。そして、この後にモッフルというマスコットと記念撮影をするらしく、大きい部屋に通された。

 

「なぁ?モッフルというマスコットがいないが、どうなってんだ?」

 

「ゲストはあまり来ないから、奥で休憩してるんだと思うわ」

 

「じゃあ、いいや。もう、行こうぜ」

 

「待って!呼び鈴を鳴らしたら来ると思うわ」

 

呼び鈴を鳴らしたら、来るとかふざけすぎだろ。怠惰デスねぇ〜。まぁ、俺が言えた義理じゃないが…。呼び鈴を鳴らし、少し時間が経ったところで、モッフルらしきマスコットが出てきた。

 

「もっふ」

 

「あれが、ここの看板マスコットのモッフルよ」

 

「へぇ…」

 

「モッフル、彼と記念撮影したいのいいかしら?」

 

「もっふ」

 

「いや、俺は遠慮する」

 

「比企谷くん。一緒に記念写真、取るわよ」

 

そう言って、千斗は安定のマスケット銃を俺に向けてくる。

 

「はぁ。わかった」

 

そうして、俺と千斗は一緒に写真を撮る。何年ぶりだろうか…俺が小町以外の女の子と一緒に写真を撮るのは…。というか、何年ぶりも何も一度たりとも無かったな…。それよりも、あのモッフルとかいうマスコット。俺のことをずっと見ていた気がしたな…まぁ、気にしないでおくか。そう思いつつ、俺は千斗と共に外に出た。

 

「これで、終わりか」

 

「いいえ、まだよ。それじゃあ、次も行きましょう」

 

そして、次に向かったのは『エレメンタリオ』というところだった。千斗が言うには、水の精霊、風の精霊、土の精霊、火の精霊の4人の精霊が歌やダンスをするらしい。そして、中に入ると精霊らしき4人組がステージの上で特技などを披露していた。しかし、客がほとんどいなかった。水の妖精は涙目になりながらも一生懸命に自分の仕事をしていた。なんというか…今まで、見てきた中でまだここがマシなんじゃないかと思ってしまった。

 

「比企谷くん。エレメンタリオはどうだった?」

 

「他のところよりはマシだったな」

 

「そう、それじゃあ次に行きましょう」

 

この後も、色々とアトラクションを回った。そして、夕方になり俺達は近くのベンチで休憩していた。すると

 

 

「それで、アトラクションは全部回ったのだけど、比企谷くんはこの遊園地のこと…どう感じたかしら?」

 

千斗が俺にそう話しかけてきた。

 

「そうだな…。この遊園地はダメってことぐらいか。ちゃんと、説明すると、この遊園地はお客を十分に楽しませようという気持ちがない。所詮は子供騙しとかぐらいにしか思っていないんだろうな。それと、遊園地というのは子供に希望と夢を与える場所だ。だが、この遊園地にはそう思える場所が1つもない。もう、閉園した方がいいレベルだな」

 

「耳が痛い言葉ね…」

 

「なんか、すまん。つい、柄にもなく説教じみたこと言っちまって」

 

「比企谷くんは悪くないわ。本当の事だもの」

 

そう言って、千斗は俯いてしまった。ああ…なんか、気まずくなっちまったな…

 

「ちょっと、なんか買ってくるわ」

 

俺はこのしんみりとした空気が耐えられず、売店で唯一の空いていたところでコロッケを2つ買った。そして、1つのコロッケを千斗にあげた。

 

「千斗。ほれ、コロッケを買ってきた」

 

「あ、ありがとう」

 

そう言って、千斗は俺の買ってきたコロッケを頬張っていた。少し、表情も柔らかくなっていた。なんとか、機嫌は直ったみたいだな…

 

「比企谷くんは食べないの?」

 

「ああ。食べるわ」

 

そう言って、俺も買ってきたコロッケを食べた。

 

「美味いな。すごく美味い…」

 

「そうでしょうね」

 

「やっぱりか。千斗…お前はここの従業員だな?」

 

「ええ、そうよ」

 

「俺にこの遊園地を見せて、何をさせたいんだ?」

 

「その理由が知りたいのなら、ある人に会ってほしいの」

 

「ある人に会えば、俺をここに連れてきた理由がわかるんだな?」

 

「ええ。そうよ」

 

「わかった。会いに行こう。千斗、道案内を頼む」

 

「ええ、わかったわ」

 

そして、俺は千斗先導のもと、ある人の所へ向かった。

 

 

 

ーto be continuedー




ここまで読んでくれた方々ありがとうございます。

アトラクションの回る順番は原作とは違う風に
しました。

次回は、ラティファとの対面です。

それでは、次回もよろしくお願いします。
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