新しく書いているロックマンゼロの小説がかなりの好評価を受けさせて貰いまして誠にありがたき幸せです。
コチラもまぁのんびりと書いていきますので宜しくお願いします。
本編の続きとして紫様と結ばれた後のお話となります。なお下ネタ要素が多くなり、紫と恋人となった事で瑞生がおかしくなっていきます。頑張れ瑞生!
では、どうぞ。
-あれからの生活 瑞生の悩み-
あの最終決戦から数週間が経った。
世界はいつも通り朝夜を迎え、今日ものんびりと時が過ぎていく。
~博麗神社~
霊「……ふぅ」
冷たいお茶を飲んで一服する。
1人になった神社は、とても静かだった。
瑞生と紫が恋人になって、毎日紫が神社に来ては瑞生とイチャイチャするので思わず
霊「面倒くさいから瑞生を連れて行けば良いじゃない、わざわざ紫が来なくても」
M「いや霊夢、流石に無理だろ」
紫「イケるわよ?」
M「……マジ?」
彼は1日で荷物をまとめ、紫が仮住居としているマヨイガへと移った。
M「今まで、お世話になりました」
そう告げて。
彼は今八雲1家と楽しく過ごしているのだろう。
魔「寂しいんだな」
霊「きゃっ!?」
魔「な、何だよ」
霊「いきなり現れないでよ」
魔「さっきから居たんだぜ……お前が上の空で気付かなかっただけだ」
霊「……そう」
魔「ま、瑞生が居なくなって寂しい霊夢の気持ちも分かるけどさ」
霊「うるさい」
魔「……本当に、唐突だったな。瑞生が紫と付き合うって言ったの」
霊「まぁ、元々2人は相思相愛だったから」
魔「だから退いたんだな」
霊「別にそんなつもりは無いわ。ただ、恋愛で負けただねの話だから」
魔「……私もとっとと告白すれば良かったな」
霊「え?」
魔「何でもない」
霊「変な魔理沙」
今日も博麗神社は平和です。
~???~
M「暑いな……」
紫「本当にね……」
ここは八雲1家が、そして瑞生が暮らしているこの家は、「何処に存在するか全くの不明で誰も辿り着けない場所」とされており瑞生も良く分かっていない。※瑞生は別。
ただ気候は幻想郷なので今の時期は絶賛暑い。
藍「ただ今戻りました」
橙「ただいまです~」
そこへ買い物に行っていた藍と橙が帰って来た。
紫「おかえりー」
ぐでーんと俺の膝の上に置いた氷枕の上に寝転ぶ紫。いやこれ暑いから良いけどずっとは流石に冷たくなって来る。
まぁ言おうにも言えないのだが。
藍「もう、紫様だらしないですよ」
紫「だって~」
橙「アイス買ってきました!」
M「ナイスだ橙、食べようぜ」
紫「ん~おいし~♪」
M「この時期には最高だな」
藍「まぁそれは認めます」
橙「幾らでも入りそうです」
あの決戦の後俺は紫に告白し、それから色々あって今はのんびり気ままな俺の幼馴染とその式神達と1つ屋根の下で暮らしている。
とは言え博麗神社には殆ど毎日訪れてはいる。あの場所は沢山の者達が集まるから好きなのだ。
何はともあれ、幸せな日々を送っていた。
とある日、仕事が終わり帰ろうとすると、
M「……上から来るぞ!いつものが」
文「誰に話し掛けているんですか?」
M「いや、何でも。それでどうしたんだ?」
文「普通に新居での暮らしは如何な物かと聞きたかっただけです」
M「賑やかにはなったな。博麗神社での静けさが懐かしくなる位」
文「楽しそうで何よりですね。じゃあ……」
M「何だ?」
文「もう既に幻想郷1のおしどり夫婦として定着している瑞生さんと紫さんみたいですが」
M「おしどり夫婦って……結婚してないし」
文「色々あって、それでようやく結ばれたカップル……夢見る女子達の憧れです」
M「……まぁ、確かに色々あったけどさ」
文「宴会の時にも言ってましたが浮気とかしたら滅茶苦茶大変な事になりますよー、まぁその場合それを報じるのも私だと思いますが!」
M「知らんがな……しないし」
文「これはまたお熱い様で……じゃあ最後に」
そして少々顔を赤くして聞いてきた。
文「ぶっちゃけ、夜の営みはどうですか?」
吹いた。
M「ッ、お前なぁ……」
文「大丈夫ですよ、誰にも言いませんから!」
M「そういう問題じゃ無いだろ」
文「あの女子達から羨まがれるダイナマイトボディ、そして美貌、そしてその体に触れて良いのは恋人の貴方だけ……そんな所ですか?」
M「変なナレーション付けなくて良いから」
文「で?で?」
とりあえずチョップ。
文「あぅ」
M「ンな事言える訳無いだろ」
文「むぅぅ、絶対に突き止めてみせます!」
M「そんな事突き止めなくて良いから(良心)」
彼女と別れ、エターナルソードを何事も無く家に着く。何処からでも帰る事が出来るが流石に人里でそんな事をする訳にはいかないので山道とかに出てから帰るのである。
紫「おかえりなさい」
M「ん、ただいま」
部屋着に着替えて座ると、むぎゅーっと紫が後ろから抱き着いてきた。
M「紫、暑い」
紫「私もよ」
M「……」
紫「でも好きなんだもん、瑞生の背中」
M「汗臭いだけだぞ」
紫「私は好きよ?」
M「……そうですか」
暑いのは勿論だが、それより気になる事と言えばぽよんぽよん当たるし揺れる2つの物体。
当たる感じからして……
M「……紫、お前」
紫「何?」
M「付けてないだろ」
紫「暑いんだもん」
M「……ったく」
俺にも無けなしの理性って物がありましてね。
帰りに文から聞かれた質問を思い出す。
答えを言うと……まだしてない。
彼女と付き合い出して1ヶ月弱だから別にしてなくてもおかしくないと思うのだが。
M(いや、同棲してるなら話は別か……)
その代わりといっては何だが毎回理性がはち切れそうになるもののキスは沢山してます。紫様がどうやらキス魔みたいなので。
したいかしたくないか。そんなのしたいに決まってるダルルォ!?当たり前だよなぁ?
そりゃ男ですから。こんな美人でエロい幼馴染が恋人だなんて俺は幸せ者であるが、どうしても手は出さないでいる。何故か?当然ながら俺がヘタレだからである。
M(そういう雰囲気になった事はこれまでに何度かはあったが……俺はそれを全部逃してる)
とことん自分のヘタレに自己嫌悪したくなる。
告白した時みたいな勇気が出せれば良いんですが(届かぬ想い)
紫「……ねぇ、瑞生?」
M「ハッ……悪い、どうした?」
紫「いやそれは私の台詞よ。さっきからボーッとしちゃって、やはり暑さにやられてる?」
M「い、いや……そんな事は無い」
紫「そう、なら良いけど」
家の中に居る紫はいつもの帽子を脱いで綺麗な金髪ロングヘアーである。これは彼女が完全オフの時にしか見れないから実質恋人の特権か。
M「……」
暑いのは暑いが、そっちがそうしてくるなら。
紫「ひゃっ」
突然彼がクルリと回転し自分を普通に抱き締め、そして頭を撫でる。
紫「……えへへ///」
M「紫、変な声出てるぞ」
紫「良いのよ、貴方しか居ないんだから」
M「いや……そんな事は無いらしい」
橙「ただいまです!」
藍「戻りました」
外に出掛けていた2人が帰ってくる。
紫「む~~~~~~!」
藍と橙を見るや否や不機嫌になる紫。
藍&橙「?????」
M「ハハハ……」
苦笑いするしかない。
その夜。
紫「あら?」
お風呂上がり、もう藍と橙は眠り瑞生や紫も床に就く時間である。
彼の部屋を訪れると、布団に彼は居なかった。
障子が開いており、その外に彼は居た。
紫「眠れないの?」
M「紫か……いや、そうじゃ無いんだけどさ」
いやそうです。昼間の煩悩が再び蘇って全く眠れないんです。
M(風呂上がりか……)
寝巻き。まぁいつもの姿をドレスの様な恰好にした寝巻きを着ており、月夜に照らされる金髪が何とも美しい。
女性特有の良い匂いが俺の煩悩を更に加速させていく。ドシドシと俺のSAN値理性ポイントが削りられる。やめてくれよ……(期待)
紫「……何か今日の瑞生変よ?」
M「いや、大丈夫だ」
紫「隠し事……」
M「い、いや……あのですねぇ」
あの事件以来、2人の中で隠し事は絶対しないという約束をしたのである。
……引かれるか。絶対変な空気になる。それは分かってるけど、言わないのも彼女に隠し事を作っているという事になる。
M「あのな、紫……」
紫「何?」
男ならば潔く撃沈するのもまた1つの良い経験だろう。ここは素直にぶちまけてやれば良い。
M「お前を、襲いたいんだ!」
なんて。
M(言える訳無いだろォォォォ!!!)
傍にあった柱に思い切り頭をぶつける。
紫「瑞生!?」
M「……悪い、やっぱり何でもない。ただ、隠し事とかそういうのじゃ無いさ」
紫「深くは聞かないけど、悩んでるのならちゃんと私に相談してよ」
M「あぁ」
いや、相談してねと言われましても貴女に1番相談出来ない話なんですがそれは……。
紫「瑞生」
M「ん?」
チュ、とおでこにキスされた。
紫「お休み」
M「……あぁ、お休み」
可愛いかよコンチクショウ。
M・M「そうだよ(便乗)」
これからも瑞生の煩悩は続く。果たして紫に想いを伝えられる時は来るのだろうか……。
はい、紫様と瑞生のキャラ崩壊が激しくなりましたThe After編1話でした。
これからもコチラの作品は短かかったり長かったりする話をちょくちょく書いていきます。
この編はとっても可愛い紫様が瑞生とただ甘々しているだけなのでそこら辺ご注意を……。
結構エロスな描写もあるかも、今の所はR-18にはならない予定なのでご安心下さい(意味不)