英雄を目指したエウリュアレ   作:タマモワンコ

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遅くなりましたすいません…。

いやー、人間関係って難しいですね…。ちょっと色々ありました…。

そして本編もなんというかどんどんカオスになっていく…。誰かどうにかしてくれー!


第一四話 襲撃

 

 

 

聖杯戦争。

 

それは魔術師たちが万能の願望器、ゼウスの血が注がれたという奇跡の器である聖杯を手に入れるために戦うその名の通りの『戦争』である。

 

参加権を得たものはマスターとなり、過去の『英雄』を一人使い魔として召喚し、戦う。

 

七人のマスターはそれぞれ『クラス』を持って召喚された英雄、『英霊』または『サーヴァント』と呼ばれる存在を使役する。その『クラス』は通常は七つ。剣士である『セイバー』、槍兵である『ランサー』、弓兵である『アーチャー』、騎兵、騎乗兵である『ライダー』、暗殺者である『アサシン』、魔術師である『キャスター』、そして狂った戦士『バーサーカー』。

 

この七つのクラスのサーヴァントによって聖杯戦争は行われる。

 

その聖杯戦争でも特に有名であるのが、日本の冬木における『第五次聖杯戦争(fate/stay night)』であろう。

 

この聖杯戦争ではさまざまな大英雄が召喚されたためだ。イギリスの騎士王アーサー、ケルトの大英雄クー・フーリン、裏切りの魔女メディア、そしてギリシアの大英雄ヘラクレス。

 

この聖杯戦争は各々が聖杯を求めてか、それか自らの目的のため戦った。そしてその記録は他のものに比べればしっかりと残っている。故に有名なのである。

 

…さて、ここまではいいでしょう。聖杯戦争とは聖杯を求めて戦うものであり、またそうでなくとも何かしらの目的があって召喚されるのである。

 

しかし。

 

しかしだ。よく考えてほしい。

 

何事にも例外というものはあるのだ。いや、例外を作るために基本を作っているような気もしなくはないが例外があるのだ。ああ、ある。あるのだ!

 

それが今回の、ギリシアにて偶発的におきた聖杯戦争である。

 

なにが例外なのか。それは簡単な事である。

 

全員、特に目的も願いも無いのである。

 

「…それで?結局何が言いたいんじゃ?」

 

「聖杯に自爆機構つけてあるんで吹き飛ばしていいですかね?」

 

「脈絡無さすぎねぇか!?」

 

「いやー、なにか願い事があるのであればそのままでもよかったんですけど、みんな特に無いんでしょ?」

 

「まあ…そうじゃな。わざわざ過去で叶えてものぅ。場合によってはこの世界線に囚われてしまうかもしれんしの。」

 

「まあ、そうですね。願うとしてもこの病弱なのを直してほしい、とかですかねぇ…。」

 

「ダメじゃろ。スター集中を上げれぬではないか。」

 

「あ、確かに。」

 

「キャットはご主人と一緒に居れればよいぞ。」

 

あ、そうそう。あの後タマモキャットと黒髭が遅れて召喚されました。ただくろひーがちょっと真面目め。

 

「私も特にありませんね。自力で何とかしなければファラオ失格です。」

 

「ファラオって大変な仕事なんじゃのう。」

 

「ですねぇ。」

 

「我に願いは無い。そもそも聖杯など信用に足るものに無し。」

 

「俺はさっさと帰りてぇ。あの坊主の飯が食いてぇ。いや、ステンノの飯もうめぇんだけどよ、どうもあの日本の飯が食いてぇ。というか米が食いてぇ。」

 

「…餌付けされたワンコ…。」

 

「あぁん?なんつった!?」

 

「なんでもないよ!」

 

「拙者としてはステンノちゃんを眺めていられるのならなんでもいいでござる。ステンノちゃんまじ女神。」

 

「なんじゃ、手は出さんのか?」

 

「…死ぬ未来しか見えないでござる。いや、なんなんだよあの強さ。正直俺が本気で殺しに掛かっても軽くいなされるぞ。」

 

「くろひーでも勝てないなら私では勝てないかな。」

 

「うわぁ、あのティーチをこうまで言わせるってことは相当なんですね…。というかこの中で最強の貴女は黙っていてください。」

 

「あら、そんなこと無いわよ。まだまだ私は弱いわ。メドゥーサを…止められなかったし。」

 

「まだ成長する気だぞこの女神…!?」

 

「というかさぁ!あんたのその槍はなんなんですかねぇ!?俺のゲイ・ボルクが完全に下位互換じゃねーですかよぉ!」

 

「それに関しては私に文句を言われても困るわ。エウリュアレに言ってちょうだい。」

 

「ちょっと気合いを入れて作ったらそうなったのよ。許してほしいわ。」

 

「というかあれなんですよねぇ、エウちゃんってここの全員の上位互換に近いんですよね。」

 

「ああー、確かにそうですなぁ。拙者とかほんと必要ないんじゃね?」

 

「強く生きるのだな!ちなみにキャットは料理と変化はご主人よりも上手いぞ!」

 

「まあ…私は料理の腕は普通だし。」

 

「でも普通に美味しいですよね。」

 

「ありがと、ニトクリス。」

 

「…なぁ、エウリュアレ。」

 

「なに?」

 

「ゼウスから伝言だ。『我が予言の下、怪物ゴルゴーンとなったメドゥーサを撃破し、英雄となるのだ!』だ、そうだ。」

 

「…。」

 

あ、ちょっと思い付いた。

 

ボォッ!

 

「エウちゃんが燃えたぁ!?」

 

「いやまて沖田!あれを見るのじゃ!」

 

「…。」

 

「あら、昔の姿に戻ってるわね。懐かしいわ。」

 

「…。」

 

「…エウリュアレ?」

 

「嫌よ。」

 

「わざわざその姿になって言うことか!?」

 

「ええ!よし、じゃあ戻ろうかしら。」

 

ボォッ!

 

「しかもその為だけかよ!?」

 

「ネタには全力が基本よ。」

 

「しかし…嫌とはどう言うことだ?」

 

「簡単なことよ。英雄ってのはね、英雄になろうとした瞬間に失格なのよ。英雄になれなんて私には無理よ。」

 

「なるほど、面白いことを言うな。」

 

「ま、とある人の受け売りだけどね。だから私は英雄は目指さないわよー。」

 

なんかタイトル無視とか受信したけどいいのよ。気にしてはいけないのだ!

 

「…なるほど。確かにそうだな。俺も贖罪のために必死に生きていたらこうなっていたな。」

 

「私とか新撰組で誠の旗のもと人を斬ってただけの人切りですしねー。」

 

「拙者とか英雄じゃないでござる。ただの悪党ですし?」

 

「キャットなどなにもしていないぞ!英霊とは適当なのだな!」

 

「…だが、メドゥーサは倒すのだろう?」

 

「ええ。それが、姉としての役目だろうから。」

 

 

 

「私も、それに参加させて貰えないでしょうか。」

 

 

「…その声は、もしや。」

 

健啖家で本編ではまともだけどそれ以外だとひどいことになっているあの…!

 

「サーヴァント、ルーラー。この正しきカタチから外れた聖杯大戦の調停者です。」

 

そう!ジャンヌ・ダルクだー!かぷさばではランサーにも呆れられてたジャンヌですよ!いえーい、ジルさん見てるー?

 

\ジャンヌゥゥゥゥ!/

 

「るぅらぁ?なあ沖田、なんじゃそれ。」

 

「知りませんよ。私横文字そこまで強いわけではないんで。」

 

「ルーラーって言やあ、中立の立ち位置なんじゃなかったか?こっちに着いたら立場上駄目なんじゃあねえのか?」

 

「自らの職務すらも果たせぬその首…置いていけ。」

 

「アサシン氏、別の人が混ざっているでござるよ。それ妖怪首置いてけですぞ。」

 

「…。」

 

「…睨まないでほしいですぞ。」

 

「…不味いわね。」

 

「どうしたのですか、エウリュアレ?」

 

「ルーラー、貴女今『聖杯大戦』って言ったわよね。」

 

「え、はい。そうですが…」

 

「他の七騎ははぐれ?それとも集団?」

 

「集団で、どこかの島に少し前には居ましたが…」

 

「やっぱり!総員、警戒態勢!」

 

「な、なんでじゃ!?」

 

「了解した。ご主人は必ず守ろう。」

 

「…なるほど。こりゃあ面倒だな。」

 

「なに、拙者の最後の戦いの時よりはましでござるよ~。」

 

「え、え!?な、なんですか!?」

 

「ルーラー!聖水あげるからサーヴァントの位置を出して!ヘラクレスとアテナは変なのが来たらいつでも叩き潰せるようにしておいて!」

 

「よくわからんが…わかった。」

 

「ふっ。お前の作った『女神の盾(イージス・エウリュアレー)』、やっと仕事のようだな。」

 

「じいじ、敵のサーヴァントが来たら首斬っていいから!」

 

「請け負った。」

 

「結界張るわ!ステンノ、補助お願い!」

 

「ええ!」

 

「サーヴァントの位置…ここから12km東、七人全員居ます!」

 

宝具によっちゃ届くぞそれ!?

 

「移動は!?」

 

「今はしていません!」

 

「ルーラー、外に出て宝具開帳をいつでもできる態勢でいて!位置は常に更新して!遠距離宝具または武器持ちは準備をお願い!近接のみは護衛をお願い!」

 

「わかりました!」

 

「なんじゃなんじゃあ!?どう言うことか説明せんか!」

 

「なんでサーヴァントなのにわからないんですか。馬鹿なんですか?」

 

「やっぱお主わしに辛辣じゃなぁ!?」

 

「これは七人のバトルロイヤルである聖杯戦争じゃなくて七対七の聖杯大戦だったんですよ。なのでサーヴァントが他にもいるんです。」

 

「な、なんじゃってー!?」

 

「結界構築完了!これで侵入は感知できるし、ある程度の攻撃は防げるわ!」

 

「それほんとに結界か!?」

 

「結界だとおもうわ!」

 

「異常な魔力を感知!敵宝具、来るぞ!」

 

くそ、やっぱりか!

 

「ルーラー!」

 

「はい!宝具開帳!我が旗よ、我が同胞を守りたまえ!『我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』!」

 

ドガァァァァァン!

 

「まーた髪の話をしとる…」

 

「へあーじゃなくてごっどの方ですよノッブ。」

 

「なるほど、なら寺を焼かねばならぬな!」

 

「特に理由の無い焼き討ちが延暦寺を襲う!やっぱりノッブって最低ですね!」

 

「ひどくね!?」

 

「ルーラー!宝具について情報!あと敵の位置!」

 

「敵宝具は恐らく対軍宝具、黒いビームでした!敵は…七名中一人を残して此方へ来ています!」

 

「遠方の空に…船だと!?攻撃が来るぞ!」

 

「ルーラー!」

 

「あの規模は無理です!旗が持ちません!」

 

「ならこの旗使って!アテナ、防御!」

 

「わかっている!これは我が友が造りし最強の盾!『女神の盾(イージス・エウリュアレー)』!」

 

ドガガガガガガァァァァン!

 

「おい、おいおいおい。ありゃあ、あの船は…!」

 

「どうしましたか、ティーチさん!?」

 

「ありゃあエル・ドラゴか!ははは、なんてこった!エウリュアレ!俺ぁ船で飛ぶぞ!」

 

「わかったわ!ただ私の艦隊も出すからね!」

 

「いいぜ!世紀の大海戦といこうじゃねぇか!ははははははははははは!いくぜぇ!『アン女王の復讐(クイーンアンズリベンジ)』!」

 

「空をも征すは我が艦隊!『旭の旗の下に』!」

 

「敵サーヴァント、視認しました!」

 

「ならば先手必勝じゃ!三千世界に屍を晒すがいい…!天魔轟臨!これが魔王の『三千世界(三段撃ち)』じゃあ~!」

 

「ついでです!可愛い死霊がざざーん、ざざーん!『冥鏡宝典(アンプゥ・ネプ・タ・ジェセル)』!」

 

「な、一人強硬突破してきました!」

 

「ルーラー!あれのクラスと真名は!?」

 

「サーヴァント、クラスセイバー!真名…アルトリア・ペンドラゴン!」

 

「アーサー王か!でもなんか黒いわよ!?あれオルタじゃない!?」

 

「宝具来るぞ!」

 

 

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め!『約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガーン)』!」

 

「正面から行かせてもらうわ!第一封印解放!落ちし星の力よ、これでまともな人が救える気はしないけどその力を解放せよ!『光の剣:第一解放(ソード・オブ・シューティングスター)』!」

 

ドガァァァァァン!

 

「敵の宝具を宝具で相殺するとかふざけてんのかぁぁ!?」

 

「ヘラクレス!」

 

「了解した。黒騎士よ、足止めさせてもらおう。」

 

「ヘラクレスだと…、良かろう。全力で行かせてもらう。『卑王鉄槌(ヴォーディガーン)』!」

 

「行くぞ!『射殺す百頭(ナインライブス)』!」

 

「初手奥義だと!?」

 

 

「敵艦隊接近!右回頭85ぉ!左砲戦よおぉい!さあ、いくぜぇ!『アン女王の復讐(クイーンアンズリベンジ)』!一斉射ぁ!」

 

ドンドンドンドンドン…!

 

「あははははは!いいねいいね!やっぱこうやってぱーっと撃ってこそ海賊だぁ!野郎ども、出番だよ!亡霊の王、嵐の夜、ワイルドハントの始まりだぁ!」

 

ドドドドドドド…!

 

「諸元入力完了!大石司令長官、いつでも撃てます!」

 

「全艦、いつでも砲撃できます。にしても司令長官…まさか日本武尊が空を飛ぶとは考えてもいませんでしたな。」

 

「全くだ。それもフランシス・ドレイクと戦うことになるなど考えたこともなかったさ。…さて、雑談はここまでだ。全砲一斉射撃!ってぇー!」

 

「撃て!」

 

ドオォォォォン!

 

 

「上はどんぱち始めたわね!さあ、私たちも行くわよ!」

 

「了解。さあ、いくわよ『白雷』!」

 

「残りの敵真名看破しました!ランサー、メドゥーサ!アーチャー、エミヤ!アサシン、カーミラ!キャスター、メフィストフェレス!バーサーカー、クー・フーリンです!」

 

「なに!?メドゥーサでランサーなら幼女では無いのか!?というかエミヤもクー・フーリンもオルタだし!」

 

「反逆のうんたらかんたら!とりあえず沖田さんはあの鎌持ってるやつを相手しますねー。」

 

「ならば私はあの…かーみら?を相手しよう。なに、エウリュアレの盾があれば問題ない。」

 

「わかったわ!」

 

「俺は俺の相手をするぞ。というかあれ、俺じゃあねぇような気もするがまあいいか。バーサーカーの俺ってもっとひどいはずなんだが…。」

 

「わしは適当に援護するぞ!誤射しても許してくれ!」

 

「では、私とステンノであの…えっと、仮名ボブを相手します!」

 

「あんなのエミヤじゃないわ!銃もったただのボブミヤよ!」

 

「だったら殺しゃいいだろ!」

 

「そんなぁ…。」

 

「よし、ルーラーは高火力の攻撃を防いでおいて!キャット!私たちはめっふぃーを潰すわよ!」

 

「了解した。タマモ地獄を見せてやろう!にゃははははははは!」

 

 

戦闘は始まったばかりだ!




ああ、なんだかどんどんカオスに…。

というわけで15人のサーヴァントが揃いました。

だが残念だったな!筆者は戦闘描写が苦手でな!まだどうなるかわからんぞ!

では次回予告。

次回、「反撃」。
次回もエコーと地獄に付き合ってもらうぞ。
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