英雄を目指したエウリュアレ   作:タマモワンコ

38 / 38
一月かかりましたぁ!

ここんところ忙しくてホントにかけなかった上に現実逃避してガルパン小説書いたりしてましたぁ!

ほんと三月ぐらいまで忙しいので、待ってくださる方々には申し訳ないです…。

…あ、星五鯖なんて夏以降一人も来とらんとです。なんでさ。


第二十七話 戦争の終わり?

 

 

前回のあらすじ

 

凛「貴方は一体なんなんだぁ!」

えみやーちゃー「通りすがりの正義のヒーローだ。覚えておけ!」

キャスセラ「なんですよ、ドリルヴィアさん。」

ドリルヴィア「だれがドリルですってぇ!?」

 

 

ギル「貴様らは何をしているのだ…。」

ステンノ「暇してる」

翁「旅をしている」

イアソン「多分聖杯戦争だと思うんだが…」

えみやん「とりあえず家来ようか。」

 

 

なおエウリュアレは落っこちた。

 

 

 

えうりあ「さあ、はじまるざますよ!」

ぎるがめ「いくでがんす!」

えるきど「ふんがー。」

しゅき「まともにはじめてほしいのだわ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《衛宮邸》

 

 

 

正義のヒーローを目指す少年、衛宮士郎は困惑していた。

 

なぜなら―――

 

衛宮邸はいま、混沌(カオス)に包まれているからだ。

 

 

…ああ、いつぞやのように猫のような怪生物(ネコアルク)が溢れかえっているわけではないので安心して欲しい。

 

事の顛末はこうだ。

 

 

まず、ステンノを見たライダー(メドゥーサの方)が一瞬だけ気を失って倒れ。

それを受け止めようとして受け止めきれなかった冬木の英雄な方のアーチャーが幸運:E(もしかするとEX)を発動してなぜかライダーを押し倒した上で両胸を鷲掴みにし。

気を取り戻していたライダーが少し顔を赤らめながら『………まあ、貴方なら………』とか言って余計に状況が悪化し。(恐らくライダーの悪ふざけ…だと信じている!)

ちゃぶ台の横に座ってお茶を飲んでいたステンノが『貴様なぞに妹をやるかぁ!』と見事なまでのちゃぶ台返しをして淹れたて熱々のお茶を被った親父がリタイアし。

イアソンはちゃぶ台が顔面に直撃して悶え。

青いランサーと金ぴかと緑のランサーは大爆笑し。

衝撃が伝わって隣の家(藤村家)ではみかん一個を犠牲に固有結界が発動し。

そしてなぜかライダーとアーチャーは正座をさせられてステンノに説教をされているのだった。

 

 

「…なんなんだろうな、この状況。」

 

そう呟けば、

 

「…召喚戦争始まってからずっとこんな感じですし、召喚戦争のせいじゃないですかね?」

 

と、隣でプリンを食べているセラが返し…

 

「いや、そんなわけ無いのだわ!?」

 

と、エレシュキガルがツッコミを入れる。この状況でもまともなのは真面目ゆえであろうか。

 

 

「そもそも女性のおもちを鷲掴みにするとかサイテーじゃないかしら!?」

 

「いや、あれは不慮の事故であってだな!」

 

「喧しい!言い訳なぞ見苦しいだけよ!確かにメドゥーサのおもちは大きいけど!」

 

「何をいってるんだね君は!?」

 

「メドゥーサのおもちのことよ!」

 

「あの、上姉様…」

 

「貴女は少し黙ってなさい!」

 

「えぇ…?」

 

 

まだ説教は続く…

 

 

 

 

一方その頃。

 

「何処だ………」

 

「ねえじいじ、私ずっと冬木に住んでるけどここ知らないよ…?」

 

「…魔術師に家の場所を聞いておくべきであったか…」

 

「とりあえず一旦家に帰ろっか。」

 

「…うむ。」

 

山の翁と謎の契約者は迷っていた!

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

「…にしても山の翁、遅いな。」

 

「ですね。」

 

 

「いいわね、しっかりとメドゥーサを幸せにするのよ!」

 

「いや、なぜそうなる!?」

 

「不束者ですがよろしくお願いしますね、アーチャー。」

 

「待て、貴様もかライダー!?待て待て待て待て!?」

 

「メドゥーサを…お願いね…!」

 

「お、おい衛宮士郎!この状況をどうにかしろ!ステンノはともかくメドゥーサは貴様のサーヴァントだろう!」

 

「あ、ごめんなアーチャー。これからセラと一緒にアマゾンズを一気見するから助けられそうにない。」

 

「シロウ、早く見ましょう。昭和ライダーのリメイクとなれば見ないわけにはいきません。」

 

「ア、ウン、ソウダネ。」

 

「…なぜ片言なのですか、シロウ?」

 

「…ハハハ」

「…え、え?」

 

「おのれ衛宮士郎!おい待て、ライダー、引っ張るな!何処へ連れていくつもりだ!?」

 

「もちろん寝室ですよ?ほら、行きますよ?」(怪力A発動)

 

「ぐ、おぁぁぁぁ!」

 

 

「…ねえ、あれいいの?アーチャーはかなり嫌がっているように見えるのだけれど。」

 

「アーチャーか?大丈夫さ、流石にライダーも本気じゃないだろうしな。」

 

たぶん。

 

「シロウの言うとおりですよエレシュキガル。もしライダーが本気だったとしても星は取得してあるから問題はないですし。」

 

「いや、問題大ありなのだわ!?」

 

「ははは。」

 

 

 

『―――マスター。』

 

「ん、アサシンか。どうした?」

 

『いやな、今屋敷の前を恐ろしい剣気を纏った骸骨が通って行ったのだが…どうすればいい?』

 

「サーヴァントか?」

 

『うむ、恐らくな。』

 

「わかった、すぐに出るから呼び止めてくれ。」

 

『承知した。』

 

 

 

………………………………………………………………

 

 

「うむ…魔術師の家は一体何処なのか…」

 

「そもそもその魔術師さんってどんな容姿なの?」

 

「容姿か。たしか髪が赤い少年であったが」

 

 

「あー、そこな御両人。少し、宜しいかな?」

 

「うひゃあ!?え、侍!?というかいつの間に!?」

 

「契約者よ、我の後ろへ隠れよ。恐らくサーヴァント、それもセイバーだろう。我が召喚されているのであれば、他に召喚されていてもおかしくはあるまい。」

 

「ふ、私はただの農民…いや、今はサーヴァント、アサシンか。仮に私が柵のない身の上であれば貴公と一つ果たし合いでもしたかったところだが…駄目なのだろう、マスター?」

 

「ああ、今回はなしだアサシン。それで、山の翁はどうしたんだ?かなり時間がかかったようだが。」

 

「うむ…家の場所がわからなかったのだ。許せ。」

 

「…あー、うん、教えてなかったな。すまなかった。それで?あんたのマスターってのは誰なんだ?」

 

「それは…」

 

「………もしかして士郎?」

 

「………な、まさか立花か!?どういうことだ山の翁!」

 

「うむ…それがだな…」

 

「ごめん!私のせいなの、士郎!」

 

「どういうことさ、立花。」

 

「実はね………」

 

ぽわんぽわんりつかー

 

 

……………………………………………………………………………

 

数日前………

 

 

「ふははー!たっだいまー!」

 

「あ、大河ねえお帰り!やけに機嫌がいいね?」

 

「ふっふっふー、聞いて驚くがいい!実は今日、古本やさんでただで凄そうな本をもらえたのだー!これも私の美しさ故ねー!」

 

「はっはっはっは、そんなわけ無いよ大河ねえ、きっと誰も買わないから処分したかったんだよいたたたたたた!やめて、頭ぐりぐりしないで!」

 

「むー。まあいいわ、これ立花にあげるから面白かったらおしえてちょーだい?」

 

「えー、自分でよまないの?」

 

「だって難しそうだしー。それじゃ、ちょっと士郎達のところに行ってくるわね!」

 

「いってらー。」

 

ダダダダダダダ…

 

「…さて、鬼が出るかジャガーがでるか…、読んでみるかな。なんだろうこれ…魔法の本かな?」

 

パラパラ…

 

「…あ、なんか召喚の呪文みたいなのがある。えーっとなになに?『素に銀と鉄、礎に契約の大公。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ。

閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。閉じよ(みたせ)。繰り返すつどに五度。ただ満たされる刻を破却する。

――――告げる。

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うなら応えよ。

誓いを此処に。我は常世総ての善と成るもの。我は常世総ての悪を敷くもの。

汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ』!

 

………なんてね。こんなんでくるわけ…」

 

 

ヒュオォォォォ

 

「…え、風?というかなんで魔方陣が、書いた覚えなんて…まさか…」

 

ズズズズ…

 

「え、なんか出てき…骸骨ぅ!?」

 

「怯えるな契約者よ。アサシン、山の翁。聖杯の導きのもと顕現した。」

 

「え、えぇ!?なんぞぉ!?」

 

「…なるほど、おおむね理解した。落ち着け、契約者よ。一から説明しよう…」

 

 

………………………………………………………………………………

 

 

「てなわけでなんか召喚しちゃって、じいじに色々教えてもらった!」

 

「…山の翁、今のは…」

 

「事実だ。」

 

「…わかった。とりあえずその本は没収な。後で持ってきてくれ。」

 

「えー。」

 

「えーじゃない。下手すると死にかねないから没収だ。」

 

「死…?え、そんなヤバイの?」

 

「そもそもサーヴァントをなにもなしで召喚して平然としている時点で異常だ。場合によっては魔術師に捕まって魔力タンクにされるとか解剖とか、最悪ホルマリン漬けとかもありえる。」

 

「ひえっ、は、はやく家に入ろう、士郎!」

 

「はぁ…。山の翁、護衛は頼むぞ。」

 

「請け負った。」

 

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

「と、いうわけで山の翁のマスターは立花だった。」

 

「…よりによってリツカですか…。これはまた身内が巻き込まれてしまいましたね…。」

 

「立花の嬢ちゃんまでこっち側たぁまた不幸なことだな。」

 

「えーっと、なになに?もしかしてランサーさんとセラさんも魔術師なの?」

 

「残念だけどな、この家にいる人型の生き物で魔術に関わっていなかったのはイリヤだけだ。そのイリヤも最近別件で巻き込まれたけどな…。」

 

「ちなみに俺とアーチャーの野郎、ライダー、セイバーはサーヴァントだぜ。」

 

「え、えぇ…。えっと、魔術師であることは…」

 

「絶対に秘匿すること。さっきいった通りバレれば殺されると思っといた方がいいな。」

 

「うへぇ…。」

 

「それでだ。とりあえず七騎のサーヴァントは揃ったわけだけど…どうすればいいんだ?」

 

「…いや、我が知るか。知ってるとしてもあの黒いのだろう。」

 

「アンリ・マユか…だけどあいつどこに行ってるのかわからないんだよな…。」

 

「…あ。」

 

「ん、どうしたステンノ?」

 

「いや、アンリ・マユなんだけど、この聖杯戦争の説明に来たときにちょっとムカついてぼこぼこにして倉庫魔術の中に放り込んだままだったわ。」

 

「…出してやってくれ。」

 

「ええ。」

 

ミョンミョンミョン、と変な音とともに真っ黒の影が現れる。

 

「おう…流石にこの仕打ちは酷いと思うんだが。」

 

「私の妹にした仕打ちの罰よ。」

 

「いや、その妹が願ったことなんですけどねぇ…?んで、サーヴァントは七騎ともそろったわけかい?」

 

「ああ。この面子だと下手すると冬木が滅びかねないからできれば平和的に解決したいんだが?」

 

「なら簡単なこって。七騎のうち二騎、自害した上で俺を殺しゃいいぜ。元々俺は死ぬつもりだったからな。」

 

「自害…か。誰か、してくれるか…?」

 

「我は断る。せっかくエルキドゥとともに召喚されたのだ。第二の生を楽しみたい。」

 

「僕もギルと一緒に居たいかな。」

 

「うーむ、キャットはご主人と再開すると約束した故な、まだ死ねないのだな。」

 

「我が有給を妨げるのならば聖杯であろうと斬る。」

 

「いや、斬っちゃ駄目なのだわ!?えっと、私は…エウリュアレには、会いたいけれど…う…」

 

「…………俺は自害しよう。」

 

「…イアソン、いいのか?」

 

「ああ。俺はエウリュアレには返しきれない恩があるからな。少しでも返したい。それに此処にいるメディアは俺の知るメディアじゃ無いらしいしな。」

 

「わかった。ステンノは?」

 

「………自害、かな。あっちでは結局エウリュアレは死んでしまったから、こっちで生きられるのなら嬉しいもの。」

 

「…わかった、イアソン、ステンノ、ありがとう。」

 

「…なあ、坊主。思ったんだが、ここで自害しなくてもどうせ聖杯戦争終了とともに皆消えるんじゃねぇのか?」

 

「おう、それなら大丈夫だぜ?なにせ聖杯に魔力は有り余ってるからな。俺ら三騎の魔力を足したものでエウリュアレを召喚、受肉して、余りの魔力で他は受肉できるからな!」

 

「…ん?なら別に三騎分の魂って要らなくないか?」

 

「いやいや、それがそうもいかないのさ。魔術の発動に必要な魔力と消費する魔力は違うからな。例えるなら電気だな。起動に必要な電圧は高いだろ?あれだあれ。」

 

「そうか。」

 

「…それじゃ、自害するとするか。庭の端を借りるぞ?」

 

「ああ。………すまないな、イアソン、ステンノ。それにアンリ・マユ。」

 

「なに、縁があればまた会えるさ。いずれな。」

 

「エウリュアレなら軽々と召喚しそうだしね。それじゃ、またね。」

 

「さーて、それじゃいっちょ死にますかね。ほんじゃな、坊主。」

 

 

 

………………………………………………………………………………

 

 

 

「…サーヴァント三騎の消滅を確認しました、シロウ。」

 

「了解だ、セラ。なあ、ギルガメッシュ。なにか違和感とかはあるか?例えば霊体化できないとか。」

 

「…む、む?確かに出来んな。エルキドゥはどうだ?」

 

「ふむ…確かにできないね。」

 

「私も出来ないのだわ。」

 

「む、キャットは…耳と手足の肉球だけ消えたぞ!」

 

「我はできるな。」

 

「まあ、山の翁は見た目があれだしな。てことは、上手いこと成功した…のかな?」

 

「だといいがな。それで、エウリュアレはどこだ?」

 

「…なにか心当たりってあるか?」

 

「…無いな。」

 

「………エウリュアレって戦術核とかと同レベルのヤバイやつだよな…?」

 

「ああ。」

 

「………い、急いで探すぞぉぉぉぉ!」

 

「我もそれに賛成しよう!行くぞ!あれを野放しにしてはならぬぞ!」

 

「え、ええ!?」

 

「なんか大変なことになったな。」

 

「私たちも行きますよ、ランサー。」

 

「あーいよ。」

 

 

今日の衛宮家は大変でした。

 

 

………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

やあやあ、虚数空間的な所を絶賛落下中のエウリュアレさんだよー。

 

いやー、暇だね!ちょっと下の方に出られそうな空間が見えるんだけど、いつまでたっても落ちないね!時空が歪んでるね。

 

 

 

 

…………む、なんか思い出しそう。

 

 

 

思い……出した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………やっぱ思い出してないわ。うん。

 

いや、思い出したのかも知れないけどどこかの英傑のように映像は流れなかったや。

 

んー、なんか引っ掛かってる感覚はあるけどとりあえずあそこに降りてから考えよう。

 

それじゃ、降りるまで寝るかな。おやすみー。




………はい、ほんとすいません。この終わり方は自分でもちょっと微妙かなー、とは思ったんですけど、戦っちゃうとどうあがいても冬木が燃えちゃうのでこうなりました。

そしてエウリュアレはエウリュアレで思い出せないと。あーもうめちゃくちゃだよ。

今回受肉した人たちは多分いつか活躍するかもしれないけど期待はしてはいけない。

そして次回も多分掛かっちゃうので、本当に申し訳ないですが待ってていただけると幸いです。

…以上!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。