緋弾のアリア -瑠璃神に愛されし武偵-   作:あこ姫

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結衣 「おひさー。姫神結衣だよ!」
翠  「久しぶりだな。翡翠・・・基、椎名翠だ」
結衣 「このリメイク版もやっとできたんだね」
翠  「筆者のモチベーションが上がってこなかったんだから仕方ないだろう」
結衣 「葵のせいか・・・。葵だし仕方ないよね」
翠  「おま・・・大丈夫か?そんな事堂々発言して」
結衣 「大丈夫でしょ。どうせ(自虐)とか表記してネタにするだろうし」
翠  「( ゚д゚)ハッ!・・・どうだかな」
結衣 「え・・・?どゆこと?」
翠  「葵はさ、『お前だけには言われたくない』って言ってたぞ?」
結衣 「・・・・・マジ?」
翠  「マジで。このまんまだと出番減らされるぞ。まぁ・・・その前に」
結衣 「『その前に』って何があるのさ!?」
翠  「水牢は確定だろうな。・・・・・4時間」
結衣 「・・・・・/(^o^)\」
翠  「\(∵)/オワタしてるんだったら、早よ謝ってこい。タイトルコールは私がやっとくから」
結衣 「( ゚д゚)ノ ヨロ」

~結衣退場~

翠 「『第006弾 平穏なき夜 Side_Nayu』、どうぞ!!」

結果は水牢8時間の刑になった結衣と知ってて言わなかった翠がお送りしたまえがき⑦ 完


第006弾 平穏なき夜 Side_Nayu ★

「ねぇ凪優、もうそろそろ依頼に出る準備しとかないと・・・・」

休眠を終えて、回復した瑠璃が花梨の姿で実体化し、私に準備を促した。

花梨の方はもう準備完了のようだ。

「あっ、もうそんな時間か・・・・。だったら、行く前に白雪にメール送っておかないと」

私はS研の授業が終わったであろう白雪にメールを送るべく、スマホを取り出す。

今から行く依頼終了後は教務科に提出する仮報告書をゆとり先生の所に持って行って、その後蘭豹と綴先生のおつまみ作り、それが終わったらクエスト掲示板の更新作業、それと同時進行で報告書作成、戦姉妹関係の書類まとめ・・・・と、書類仕事中心に仕事が山積みである。

「・・・・・・何気にワーカーホリックだよね。凪優って。まだ学生なのに」

花梨が私の考えを察したのか呆れた表情でそう言った。

「そういうのは言わない方がいいのよ。経験上。ま、胃薬が要らないだけマシだわ」

今のところ、胃薬を服用するレベルまで行っていないので助かっている私である。

「いや・・・・それが基準なの・・・・?」

私の論に溜息の花梨。

「重要よ、結構。だってさ、結衣が居た時なんてさ・・・・」

「待って、待って。愚痴なんか聴きたくないから、私。凪優は時間ないんでしょ!白雪にメール送るんならさっさと送ったらどうなの?」

「むぅ・・・・花梨、なんなのその言い草は。・・・・言われなくてもわかってるわよぅ・・・」

私は白雪宛てにメールを作成する。

今みたいに明日の朝食が作る余裕が無い時にヘルプしてくれるのって、私的に超有り難い。

それを嫌な顔をせずに引き受けてくれる白雪はマジでネ申..._〆(゚▽゚*)

全くもって『ゆきちゃん様々』である。

 

〉白雪、S研の授業終わったの?

 

私が一文メールを送信。

 

〉うん。今終わったところ。どうしたの?

 

すると、瞬時に既読が付いて、直様に白雪からの返信が来る。

 

〉ちょっと今から依頼あってさ、明日の分の食事とか頼めないかな?と思って。

 

私も直ぐに既読してからの返信を送信。

 

〉うんいいよ。明日の朝と昼の分でいいよね?

 

先程の返信到着より早い今回の返信到着である。

文字数的に今回の方が多いのに返信到着が早い・・・・・。

謎だ・・・・。

 

〉そうそう。その2食で大丈夫よ。何時もアリガトね、白雪

 

私が日頃のお礼も込めての一文を送る。

 

〉お礼なんていいよ。作って直接持っていこうかなって思うんだけど・・・

 

と前回の返信より文字数が多い一文が前回より短い時間で来た。

文字数と返信時間の短縮が比例してるってΣ(゚Д゚)スゲェ!!わ。

 

〉( ゚Д゚)ゞ リョーカイ!!

 今日はおつまみ作りやらなんやら有るから2時間くらい掛かるかも。

 それくらいの時間だと大丈夫かな。

 

少し長い文章を送る。顔文字付きで。

 

〉わかったよ。

 今から2時間半後位に凪優ちゃんとキンちゃんのおウチの方に持ってくね。

 凪優ちゃん、お仕事頑張ってね!(#  ̄ー ̄)〇

 

私の送ったメールと同じくらいの文字数のメールが顔文字付きで先程の返信より短い時間で送られてきた。

顔文字付きでしかもさっきより短い時間で送るとか白雪さん、マジでやりおるわ(;゚Д゚)!

 

「凪優ー?遅刻したらシャレにならないよ?」

私のメールが中々終わらないので花梨が催促した。

「わかってるって、花梨。じゃあ行くか・・・・」

私は既読の終わったスマホをしまい、リビングを後にする。

「うん!あ、凪優、アリアに一声掛けておいた方がいいんじゃないの?」

リビングを後にする私の横でキッチリ腕をホールドしている花梨が私にアドバイスを送る。

「・・・・そうね。そのほうがいいわね」

私は花梨の助言に従い、ぶん投げたアリアに一応声はかけておく事にした。

「アリア、少しは頭は冷えた?」

「・・・うん」

私の問い掛けに一言だけ帰ってくる。

私の機嫌を損なわぬように考えた結果だろう。きっと。おそらく。メイビー。多分。

「そう・・・・。今から私は依頼があるから行ってくるから。その間にお風呂でも入っちゃいな」

私は伝言を手短に済ます。

「・・・わかった」

アリアから了承の返事が返ってくる。

「じゃあ行ってくるね」

「・・・・いってらっしゃい」

ぱたんっ

アリアからの「いってらっしゃい」を聞いてから私はドアを閉めた。

「どうだった?アリアの方は」

花梨が心配そうにアリアの様子を私に尋ねた。

「ま、大方大丈夫でしょ。時間経てば元通りよ」

私は「心配ない」と花梨に答える。

「そっか・・・・」

花梨はどこか安堵したような表情だった。

「いい加減に行きましょ?依頼者待たすのは流石にマズイからね」

「そう・・・だね・・・」

私の言葉に花梨は頷き、私達は依頼者の下へ急いだ。

 

 

私が愛車のカワサキZZR1400(2008年仕様)を走らせること、7分。

この地元で結構有名な建設会社、『旭翔建設』に到着した。

ビル内に入り、受付を済ませて最上階の会議室に行くと、

その会社の社長・旭野(あきの)將文(まさふみ)(26)が上座に着席していた。

私はその対の席に着席する。

「今日も来てくれてありがとうございます」

「いえいえ。依頼ですし」

「依頼とはいえ、此方が助かっているのも事実ですよ」

「そう言ってくれると私も嬉しいですね。で、この資料にあるのが・・・・?」

「はい。此処が今日の対象です」

「成程。確かにこれはお灸を据える必要がありそうですね」

「引き受けてくれますよね?」

「ええ。少しお話してきますね☆」

「よろしくお願いします」

 

依頼者である社長と事前の打ち合わせを終わらせ、会議室を後にする私。

旭野さんには裏の顔がある。

その一面とはこの辺周辺のヤクザを締める元締め。

大半の団体は素直に従うが、その中には偶に彼の手に負えないやんちゃ団体がいるわけで。

その団体の粛清の依頼が私に来る。名指しで。

教務科の方もこの依頼を達成した際の報酬が破格と言う位に良いので「断ったら(・x・)コロヌ」状態。

その状況に「第9条あるだろ」と野暮なツッコミはしない。

旭翔建設ビルから徒歩数分。

目的地の「槇島組総合事務所」に私は到着した。

裏口から潜入とかはしない。

もう真正面からの突破。

に決まってるじゃないですか。

「毎度でーす」

挨拶した私を迎えたのは

「ザッケンナコラーッ!」

「スッゾコラー!」

「チェラッコラー!」

「ルルァックァラー!」

「ワドルナッケングラー!」

「ワメッコラー!」

「ドカマテッパダラー!」

ヤクザスラングを喚く構成員の皆様でした。

「えっと、少し O☆HA☆NA☆SHI しましょうか?」

とびっきりの笑顔で言い放つ。

もう、構成員の皆様には死なない程度に無事は保証しない。

 

✽✽✽✽✽

 

1時間半後、私はお話(物理)を終わらせて、旭野さんに報告し、次の目的地に向かっていた。

「今回の達成報酬も凄かったね・・・」

依頼が終わり、私と2人なので、実体化した瑠璃(花梨)が話し掛けて来た。

「確かに。『女子寮新棟の建設(工事費等は旭野さんの会社持ち)とトヨタFT86(新車)の進呈』だっけ」

私がその依頼報酬の内容を思い出す。

「相変わらずの破格っぷりだね」

花梨が苦笑気味に言った。

「うん。言うな」

これ以上突っ込むなと言わんばかりに私は返した。

「・・・・で、次どこだっけ?」

「蘭豹とゆとり先生のところ」

「あ、そう・・・・」

そう言って花梨は押し黙ってしまった。

以前、実体化してたら知らぬ間に蘭豹に目をつけられていたからな。

出会う度に戦闘を申し込まれてるから、おそらくは苦手意識があるんだろう。

蘭豹のしつこさ的な面で・・・・。

 

✽✽✽

 

ぴんぽーん

蘭豹とゆとり先生が暮らすシェアハウスの呼び鈴を鳴らす。

「はいはーい。どちらさまですかー?」

「私です。水無瀬凪優です」

「あ、水無瀬さん。いらっしゃい」

私を出迎えたのは担任教諭の高天原ゆとり先生だった。

ほんわかして、武偵校の教師には不向きだと思う事無かれ。

その実、「血濡れ(ブラッディー)ゆとり」の異名を持つ元・凄腕傭兵なのだ。

過去に私もガチで闘った事があるのだが、あれ程の猛者は居なかったと断言できる。

「おう、来たか。さっさと作れや」

私の存在に気付いた蘭豹が「肴を早よ作れ」と催促する。

「了解です。キッチン借りますね?あ、あとゆとり先生これ・・・」

「あ、さっきの依頼の仮報告書ね?」

「はい」

「わかりました。これは預かっておきますね」

「おねがいします」

ゆとり先生に先程の依頼が随分早く終了し、時間が余ったのでその時に作った仮報告書を渡す。

その後、私は蘭豹先生の酒のつまみを作り、帰宅した。

そのおつまみは蘭豹とゆとり先生が取り合いになり、喧嘩に発展し、更に全部食われた怒りで乱入した綴で大乱闘が勃発する位に大絶賛だったそうな。

 

✽✽✽✽✽✽

 

続くんだよ。




葵  「さて、如何だったでしょうか・・・・っと」
理子 「前のリメイク版投稿した時からすんごい空いたね」
花梨 「ざっと、2.5ヶ月位は確実に空いてるよね」
理子 「その間って何してたのさ」
葵  「んーと、他の作品書いてたり、リメイク元の方に最新話投稿してたりしてた」
理子 「完全にサボってたわけじゃなかったんだね」
花梨 「それでも、筆は乗ってなさそうだけど・・・・・葵って気紛れ酷いし」
葵  「うぐぅ・・・・花梨の言うとおり何ていうかな。・・・・モチベの問題もあるわ」
理子 「やっぱりあったんだ・・・・・」
葵  「まーね。1話書き上げて投稿した後しばらくはモチベ上がんねぇのよ」
理子 「燃え尽きてんじゃんか・・・・ソレ」
花梨 「再点火(イグニッション)するのにも相当時間掛かるんだよね」
葵  「そうそう・・・・翌日ならかなり早いほうだしな」
理子 「それじゃあ・・・・この次のお話のリメイク作業、早めに完了頼むよ?」
葵  「・・・・・きっと、多分、めいびー」
花梨 「(゚Д゚)ノ」
葵  「ナンノコトカナァー(棒」
理子 「うわ、あからさまだ」
花梨 「駄目だ・・・・・早く何とかしないと」
葵  「そんなことよりミスラと・・・・じゃなかったわ」
理子 「何故にミスラ?」
葵  「タイプミスをそのまま使っただけ。意味はない」
花梨 「ねぇ・・・・謝辞行かないの?」
葵  「おっと。そうだった」
理子 「忘れてた(。・ ω<)ゞてへぺろ♡」
花梨 「酷いね。貴女達」
葵  「えっと・・・・この話を読んでくれて、更に評価してくれている読者様にも感謝感激雨霰です。皆のこの話を読んでの評価で私は執筆頑張れますので今回も、次回以降も読んでくれると嬉しいです!」
理子 「あおちーのモチベーションと集中力次第で次回の投稿時期が未定なんだけど、次回もなるべく間隔が空かないように頑張るからよろしくなんだよ!」
花梨「と、言う訳で、これからもよろしくお願いします」
理子「それでは、また次回」
葵 「このあとがきの場所でお会いしましょう。それでは・・・・」
3人 「「「ばいばいっ!!!」」]

この作品も3年目に突入して最初のあとがき⑦ 完

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