空たんです!
今回はバレンタインの番外編です!
では投稿していきます!
【閑話5】
大学を後にした私は、ヒロミバーに来ていた
「あら、來香ちゃんじゃない?」
店のオーナーであるヒロミちゃんが私に気づいて声をかける
「・・・寂しい」
「・・・・・」
ヒロミちゃんは何かを感じ取ったのか店の”OPEN”を”CLOTHES”にかえ
私の隣に座った
「悩みがあるならこのヒロミちゃんが聞いてあげる」
っと胸を張る
いつの間にか私の分まで置かれているロックのウィスキーに
口をつけながらポロポロと感情があふれ出す
「・・・今日はバレンタインデーなのに、私は八幡と過ごせてない
この日は恋人と過ごす日だと聞いていたけど・・・八幡は用事があるって」
「うんうん、特別な日は大切な人と過ごしたいわよね」
「でも、何も言わなかった私も悪いかもしれない
・・・普段から口数が多いわけでもないし、最初からちゃんと伝えていたら」
「そんなことないわ、こういったことは恋人である八幡くんが気づかなきゃいけないこと
來香ちゃんは悪くないわよ?」
「でも・・・」
「來香ちゃんは良く頑張っているわ
昔は上手く話せなくて言葉足らずになっていたのに今なんてこんなに会話が上手くなってるじゃん!」
「・・・そういえばそうかも」
「この問題を解決するのは私の役目じゃなくて彼氏の仕事だよね」
そう言うと店の外から聞きなれたエンジン音が鳴る
「ヒロミちゃん!來香が変な客に絡まれてるって!」
扉を開けるなり、焦ったように声を上げる八幡が入ってくる
「・・・八幡」
「・・・・・?あれ?変な客は?」
「お早い到着で感心したわよ、八幡くん
さぁ、來香ちゃんを連れて帰ってあげてね?今日はもう店じまいだから」
2人仲良く外に放り出される
「え?あれ・・・え?」
ヒロミちゃんに、2人仲良く外へ放り出されてしまった
「・・・・・」
「・・・・・」
互に無言になってしまった
「とりあえず帰るか・・・」
「うん」
バイクの後ろに乗せてもらい力いっぱい八幡を抱きしめる
「お、おい当たってるんだが////・・・」
「当ててる」
「・・・さいですか」
肌に刺さるような寒さの中、凍ってしまいそうになる私を
八幡は溶かしてくれる
この時間がもっと続けばいいのに・・・
「來香・・・ごめんな?空との用事を優先しちまって」
信号に捕まっているとき、八幡の背中から謝罪が飛んでくる
「あの子たちのためだったら、できる限りやってやりたくてな」
「私も空ちゃんたちは大切だと思ってる」
「・・・でもな、あの子たちと同じくらい來香も大切に思ってる」
「?!はちまn」
そのこで信号が青に変わり、口を噤んだ
ただ、八幡の耳は臭いセリフを言ったことによるテレなのか寒さによるものなのか
真っ赤に染まっていた
ありがとうございました!
來香と八幡のバレンタインでした!
次回も番外編の予定なのでよかったら見ていってください!
ではまた次回お会いしましょう!