空たんです!
(っ´∀`)╮ =͟͟͞͞ 原稿
では投稿していきます!
【閑話6バレンタイン2】
多摩文学院大学のテニスサークルには天使が存在する
絹糸のような白銀の髪をなびかせ
背には大きなラケットリュックを背負い
少しダボっとしたジャージを羽織っている
『なぁあの子可愛くね?』
『おい、あの子に聞こえるだろ!声量おとせ!』
『お前もおうるせぇよw』
すれ違う人々はその美貌に思わず振り返ってしまう
そう”彼”こそが多摩文学院大学が誇る天使”戸塚彩加”である!!
わたしこと菅谷ミキは何を隠そう戸塚彩加が好きなのである
そして今日はバレンタイン好きな人に想いを伝える絶好の機会だ
「おはよーございまーす」
テニスコートに到着した彼はテニスサークル会長に挨拶する
「あら早いわね」
「えへへ、練習が楽しみで早く来ちゃいました!」
「かわい!!ん”ん”!それは嬉しいわね」
会長とたわいない会話をしつつ練習の準備を済ませていく
「そうだ戸塚君、今日なんだけど個人練習が終わったらミキの練習を見てくれないかしら?」
「か、会長!そんな急に・・・」
全国大会に出るような選手の時間をわたしなんかに
彩加先輩は入学1年目にして全国大会に出場し準々決勝まで進んでいる
しかし2年目は惜しくも全国を逃してしまった
そんな貴重な時間を・・・
「いいですよ!」
彼は会長からのお願いを快く承諾する
「よろしくね菅谷さん!」
「よ、よろしくお願いします!」
「そうそう上手上手、そうやって腰を使って腕をりぬいて!」
「はぁはぁ、こ、こうですか?」
「そうそう」
全国にいっているだけあって教えるのもすごくうまい
わたしのフォームや癖なんかを見抜いて一つ一つ改善点を教えてくれる
「菅谷さん少し休憩しようか」
「はぁ、はぁ、、あり、がとう、ございます!」
ラリーを続けてわたしのスタミナが尽きかけてきたタイミング
彩加先輩が休憩をはさんでくれる
「だいぶ上手になってるね最初の頃とは見違えたよ」
「もーさすがに1年たてば少し上達しますよ」
「そんなことないよ、僕なんて高校からテニスをしてるけど
1年でここまでは上達しなかったよ」
「そうなんですか?」
「うん、八幡のおかげで僕は変われたんだ~」
「八幡?」
どこかで聞いたことのある名前に首をかしげる
「ああ、八幡っていうのはね・・・」
八幡について語り30分経過
「っていうことなんだ~
だから僕にとって八幡は1番大切な親友なんだ」
「あはは、そうなんですね~」
な、ながい
さすがにここまで語られるとは思わなかった
「ところで、練習が終わったら、これからどうするの?」
「今のところ予定はないですが、彩加先輩は?」
「僕もないかなぁ」
というか誘うチャンスじゃ?
「もしよろしければどこか遊びに行きませんか?」
「いいよ!準備出来たら部室棟前でいい?」
「わかりました!」
やったぁぁぁ!!!!!思わぬチャンスに心の中で叫ぶ
一時的に解散し準備を進めることになりました
部室棟前
「服装よし!ヘアピンよし!・・・」
鞄の中を確認し昨日の夜に作ったチョコを撫でる「チョコもよし!」
「ごめーんお待たせ!待ったよね?」
「いえいえ、わたしも今来たところです」
「それでどこに行くの?」
「ふっふっふ、それはですね・・・」
「動物園です」
移動中なんてキングクリムゾンで大丈夫です
「そういえば近くにあったね動物園」
「そうなんです!近くにあるのに中々行く機会がなくて」
「わかるわかる!」
「では、さっそく行きましょう!」
園内を2人で見て回り楽しい時間んを過ごせました!
途中、記憶が飛んでしまったところもあるが今は気にしないでおく
時間もいい感じになってきたし、そろそろわたしの想いを伝えなければ
ベンチで休憩している彩加先輩の隣に座り、そっと袖をつまむ
「・・・どうしたの?」
心配そうに顔を覗き込んでくる
どうしようか、勢いで袖をつまんじゃったけど
心の準備ができていない
「えっと、ですね・・・」
「うん、ゆっくりで大丈夫だよ」
どんどん顔が熱くなってくるのを感じる
「えっとわたし、ね・・・彩加先輩にこれを渡したくて」
鞄を探り、チョコを取り出す
「わたしの本命チョコです!受け取ってください!」
目をつむりチョコを前に突き出す
「・・・・・」
「・・・・・」
「ありがとう・・・ありがたくいただくよ」
チョコを受け取ってもらえたことで顔を上げる
「じゃあ、」
「けど、すぐに答えを出すことはできないかな・・・」
「え、どうして・・・」
「去年は後一歩のところで全国を逃してしまった
他の選手と違い小柄な僕は人一倍機動力でカバーしないといけない
そのスタミナが足りずに最後の一歩が踏み出せなかった」
「はい、わたしも観てました」
彩加先輩を好きになったきっかけでもあるから
「今回の大会は全力で頑張りたいんだ
寄り道をせずにまっすぐ目標だけを追いたい、だから今は答えを出せない」
「・・・」
「だから、待っていてくれるかな?」
まっすぐこちらを見てくる
いつものような愛らしい面影はなく、凛々しく決意を固めた男の顔だった
とある一コマ
「ねぇねぇ!ウサギとの触れ合いコーナーがあるよ!」
「そうですね!」
はしゃぐ先輩を見れただけでとてもラッキーだ
「可愛いな~」
「はい!可愛いです」先輩が
ウサギを抱き寄せ微笑む姿は、本物の天使が舞い降りたようだった
その光景を携帯のカメラで連射するのであった・・・
ありがとうございました!
ちょくちょく更新するかも・・・