そうして撃たれたビームこそが、古代の見た光だった。まるで巨大なエボシ貝といった形の砲台が、まさにその種の生物が隠れ棲むような岩の隙間にある台座から飛び出させた光線は、行く手の宇宙空間に浮かぶまるで四ツ葉のクローバーのような人工衛星を直撃した。
いや、当たったわけではない。その奇妙な〈四枚貝〉は受けたビームを反射して別の方向へ
〈鏡〉と言っても、むろんガラスの板を磨いて銀を塗りつけたようなものではないが、〈空間磁力メッキ〉とでも呼ぶべきような技術によってによってそれがある前の〈
地下に置かれた砲台から撃ち出された一本のビームは、まず最初の反射衛星によって
〈反射衛星砲〉の利点は、砲台の位置を隠しながら敵を狙い撃つことや、地平線の向こうの敵を狙い撃てるだけではない。敵の急所をひと突きにする最もいい角度を探してそこに衛星を送ることにより、不意を突いての必殺の一撃を放ちうるのだ。馬に乗った武士を待ち伏せ首の高さの宙に針金を張り渡すようなもの。あるいは、藪に潜みながら、武士の鎧の隙間めがけて槍を突き出す
対艦ビーム攻撃は敵の艦橋を狙うが基本――とは言え、それは通常ならば決して
そうだ、〈ヤマト〉の艦橋など、普通ならば簡単に狙って当てられるようなものではなかった。だが、〈反射衛星砲〉にとっては違う。敵が懐に入り込み、星の丸みを味方につけたと思うまさにそのときを狙って背から首を獲る。不意を突くことでそれを可能ならしめることこそ、この奇想天外とも言える兵器の
ゆえに〈ヤマト〉に、これを