Dreamer of Drummer   作:ソウソウ

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 どうも~!アイム、ソウソウです!

 もうすぐ投稿数も50話を突破するのでここらで一息、何かをしたいかとちらほら考えております。
 コラボなんかも面白いですけど(勿論、そんなお話があればぜひやりましょう)、この際です。良ければ皆さんの方から―――

 ・蒼真(他のキャラOK)と○○(ヒロイン勢)が○○する所を見たい!

 ――的な、リクエストを募集してみようかなと思っております。短編、またはガッツリ長編として執筆するかは内容次第ですがお気楽にご参加ください。
 リクエスト箱は活動報告にありますので、ご応募する際はそちらでお願いしますね。



-2の2-

 ◇◇◇

 

 目的、炎王龍の討伐。

 

『なんかこいつ観てるだけで汗かきそう』

「余計なこと言っとらんと黙って攻撃しとけ」

 

 藍斗のぼやきに俺の文句が跳ぶ。

 先程の戦闘から一変して、今回は全員が戦闘経験のあるモンスターを選んだ。それでも、古の龍と分類される種族が相手であるので油断はもっての他である。

 

『来ますっ………!!』

 

 燐燐さんの注意が来た。

 

 ―――"スーパーノヴァ"。

 

 敵の必殺技みたいな攻撃。鎧のごとく纏った火の噴煙を一気に爆発させ、全方位を攻撃するヤバイ技だ。

 これに当たれば、体力はがっつり持っていかれる。回復が間に合わないと、勿論あの世行き。

 

『えぇ!?ムリムリですって!!』

『あーやっべーぞ!!』

 

 あこの慌てる声がマイクから伝わる。

 藍斗は藍斗で何故かボケが入るが無視。ここで味方の体力を確認すると、俺と燐燐さんは八割以上あるが、あの二人は五割を切っている。

 つまり、敵に殺られる絶好の的。

 ただ、敵のその必殺技を放つ直前に隙が生じる。そこに閃光玉と言うアイテムを投げて、敵の目を眩ましさえすれば、敵の大ダウンを誘える事が可能。

 言わば、ピンチがチャンスとなるのだ。

 前者に言った隙がまさに今。俺は閃光玉を投げようと画面下をチラ見したが、残念なことにそのアイテムを事前に使えるようにセットしていなかった。

 

 ―――と、なると。

 

「すまん、閃光は間に合わん」

『ふわああぁぁ!!??』

 

 ―――大魔王あこ、が倒れました。

 

『おお!?ぎり残った!!』

 

 ガンナーの俺は無事。燐燐さんも距離を取ってまだまだ余裕そう。藍斗だけは殆ど体力ない様子だけど、生存は生存。

 唯一倒れてしまったあこ。無念である。

 

「燐燐さん、行きましょうか」

『は、はい!!』

『オレもいるけど、ね!!』

 

 戦力外が何言ってんだが。

 おっと、ここでモンスターがエリア移動を開始。その際、足を引きずる仕草を見せた。

 これは体力が残り少しの証拠。もう一踏ん張りでハンター側の勝利が目前と迫る。

 

『あれ?移動しました?』

『うん。あとちょっとだよ、あこちゃん』

『えっ!?今、装備変えてるのに~!!』

 

 リスポーン地点のキャンプ地から目標のモンスターまでの道のりは結構遠い。古龍は討伐のみを目的と設定されるので、素材を入手する剥ぎ取りが手っ取り早い。しかし、クエストクリア後の僅かな時間のみでその剥ぎ取りをする必要がある。

 キャンプ地待機のあこには時間オーバーで出来ない可能性があるのだ。

 クエストクリア対象のモンスターを発見した。

 

「寝てるな」

『どうしましょう?』

『ちょっと待ってください!!あこもすぐ行きますから!!』

 

 瀕死のモンスターがお気に入りの寝床で睡眠中。体力を回復してる。

 あこの必死の頼みに仕方なく俺と近くにいた燐燐はあこの到着まで待つことに。

 せめてお目覚め用の巨大爆弾をモンスターの頭付近にセットして、弾のリロードを確認して、と―――

 

『あっ』

 

 ―――ドカーン!

 

「藍斗が爆発させたぞ」

『なんでですか!?』

『操作をミスって、爆弾が起動しちゃった。てへぺろ』

『………いきます………!!』

 

 どうにかラストバトルが開始。

 と、意気込んだは良いもののモンスターの体力は殆んど空だったようで俺のボウガンが放つ貫通弾がヒットした、その瞬間に―――

 

 ―――クエストクリア!!

 

『おっしゃぁああ!!』

『あああ!!やっぱりこうなるんですねー!!』

「すまんね、あこちゃん」

『あこちゃん………ファイト』

 

 一応、報酬は別枠で貰える。

 が、それだけでは剥ぎ取りを放棄する理由にはならない。折角苦労して狩ったのに、成果として素材を剥ぎ取らないのは勿体無い。

 コントローラーでキャラを動かしているので、トップスピードは固定だがあこのイヤホンから通じる声には執念が籠っていた。

 

『あこ、全力ダッシュします!!』

 

 結果―――間に合いませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 報酬画面。

 

『あっ、宝玉!!』

『オレは特にないな』

「俺も特には」

『あこちゃんだけみたいかな』

『やった!!』

 

 貴重性が一番高い素材をあこが入手したお陰であこの機嫌も良くなりつつ、俺のゲームキャラはロビーに戻り、次の狩りに向けてアイテムの整理をしようとしていた。

 

『先輩~』

「ん?」

 

 あこの呼び掛けに答える。

 

『蒼真先輩と藍斗先輩って、アークラのライブはしないんですか?』

『おー?来月の二十日にするぐらいかぁ?なぁ?蒼真』

『それって!!もしかして、あれですか!?結構大規模なフェスじゃないですか!?』

「あーそんなんじゃないよ。後輩が企画したライブやね」

『へ?そ、そうですか………』

 

 あこの言うフェス。それはRoseliaが目標としているフェスに比べ、人気がある訳ではないがそれでも出場するバンドは実力派として並々ならぬ強者が集う。

 

『でもさ蒼真、確か………そのフェスから出演依頼っぽいの来てなかったか?』

「そか?」

『え!?断っちゃったんですか!?』

「スケジュール管理とか俺はまったくしてないからな。何とも言えへんけど、来てたんなら断ったと思うよ」

『勿体無いです!!』

『あこちゃん………!!落ち着いて………ね?』

『りんりん………』

 

 もし、出演を承諾。会場でライブをすれば、知名度アップにフェスに出演した肩書きもセットで付いてくる。

 あこちゃんにとって、正確にはRoseliaからしてみれば喉から手が出てしまう絶好の好機には違いない。

 ただ、アークラは後輩の企画ライブを優先した。二つのライブの日程が被ってしまったので、残念ながら苦渋の選択をさせて貰ったのだ。

 

「今日はどうする?」

『オレ、レオちゃんの宝玉欲しい』

『ご一緒します』

『おっ!あんがと!!リンさん!!』

『っ!?は、はい………』

「あこはどうする?」

『行きますよ!!』

「んじゃあ、行くとしたらこの調査クエストになるんかな―――」

 

 ―――ゲームは深夜まで続いた。

 

 あこが途中で寝落ちしてしまい、それを切っ掛けにその日はあっさり解散してしまうがそれもまた一興というやつだろう。

 チャットしながらプレイと言う珍しいプレイスタイルを体験したが、なかなか楽しい物ではないかと改めて感じた一日であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 後日談。

 

「う~ん………」

 

 あこは唸る。

 

「あこちゃん?どうしたの?」

 

 向かいの席に座る燐子がそれに気付く。

 

「りんりん………この前、先輩達とゲームした時にライブの話があったでしょ?」

「うん………後輩さんのライブに出る話?」

「何でフェス出演を断ってまでそっちを選んだのか分からなくて………」

「それは………」

「何々~?何の話してるの~?」

「リサ姉!!」

 

 燐子の隣に居たリサが会話に参加。

 リサに以前での蒼真、藍斗との一連のやり取りを簡単に説明した。

 聞き終えたリサはうんうん、と頷く。

 

「ライブの日程が被って、アークラは規模の小さい方を選んだ………なるほどねぇ。なかなか難しい話かな………とは言え、アタシ達にはまだ経験のない話だけど、他人事ではないし………う~ん」

「やっぱり、多くの人に観て貰いたい気持ちが大切かなぁ………ってあこは思います」

「あこの考えは分かるよ。ただ………アークラはアークラでアタシ達とはまた違うモットーがあるとアタシは思うんだ」

「モットー?」

 

 あこのそれに答えたのはリサではない。

 

「簡単な話よ」

「友希那さん………」

「友希那?聞いてたの?」

「えぇ。一部始終、聞かせてもらったわ」

 

 ここで友希那はドリンクを口にする。

 

「私達"Roselia"は実力を認めざるを得ない音楽を目標としていることは確かね?」

「はい」

「頑張ります!!」

「片手にオレンジジュースを持つ友希那に言われても、説得力はないけどね」

「リサ、一言余計よ………対して、アークラは観客との一体感を楽しむ音楽を求めていると私は思うわ」

「つまり?」

「演者と観客、二つの関係性を大切にする表現方法が特に私達と全然違うのよ。アークラはコール&レスポンスをメインの曲もライブで披露するぐらい、ライブでは盛り上がりに重心を置いてるわ。今回、フェスを辞退したのもその後輩の企画ライブとやらがアークラにはきっと魅力的に見えたのね」

「な、なるほどです?………ふぇ?」

「後は本人にでも直接聞いてちょうだい」

「はいぃ………」

 

 あこの頭がオーバーヒートしそうだ。

 

「ねぇ、友希那?」

「何?」

「それにしても、よくアークラのライブ曲の傾向とか知ってたね。誰かから聞いたりでもしたの?」

「………」

「あれ?友希那?」

 

 友希那は頬を赤く染め、視線をそらした。

 リサに指摘されて友希那はようやく気付いた。自分の失言に。

 このままでは水面下で密かにアークラをライバル意識していたとバレてしまう。特にバレても困る事態にはならないが、なんだか無性に恥ずかしくなってきた。

 そう危惧した友希那は咄嗟に―――

 

「偶然よ」

「偶然、ねぇ………」

 

 冷や汗丸出しの返答。

 誤魔化し感ぷんぷんの幼馴染みにリサはそれ以上の追及はしなかった。この道を選択した理由は至極単純。

 

「な、何?」

「ううん。気にしないで?」

 

 ―――面白そうだからに決まっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 -2-『狩猟のゲーム』 終

 

 

 




*感想は感想欄で、リクエストは活動報告にてお待ちしてます!

『一狩り行こうぜ補足シリーズ』
・燐燐さん
→蒼真が燐子を呼ぶときのあだ名。あこがりんりんと言いまくるお陰で自然とそうなった。燐燐さん本人も知らずの内に納得している。
 ひらがな表記だと蒼真に合わないので、漢字表記にしてます。


・燐子×藍斗
→案外、いい感じ?
 ………え?そんなことないって?

 そうだね。


・友希那の力説
→作者本人も途中、何を言いたいのか分からなくなってますね。


・最後のシーン、紗夜は?
→ポテト食べてる。
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