Dreamer of Drummer   作:ソウソウ

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 どうも~ソウソウです。
 久しぶりなんて言いません。毎回言ってる気がするので!はい(←こいつが犯人です)
 話は変わりますが、いよいよガルパも三周年ですね!って事で皆さんにこの小説のヒロインに関してアンケートがあるのでご協力よろしくお願いいます!



-5の2-

 ◇◇◇

 

 生放送、配信中。

 

「うわぁ!!負けたぁ!!」

 

 あこの悲鳴。

 イヤホンから伝わる不意打ちな大音量に軽く鼓膜の無事を確認しながらもパソコン画面と懸命に向き合う。

 そして、その数秒後―――

 

「終わりました………!!」

「やったぁ!流石、りんりん!」

「ふぅ………どうにかなったもんだな」

 

 画面に表示された勝利の証。

 銃弾が飛び交う戦場を見事に征した者のみが与えられる。

 あくまでゲーム内、での話だが。

 

「次はどうする?まだやる?」

「私はどちらでも………」

「なら、もう一回ですね!!」

 

 最近流行りのバトルロイヤル。

 概要は簡単に纏めると、同じフィールドに数十人のプレイヤーが降り立ち、互いに体力を削り合い、最後の一人もしくはチームになるまで戦い続ける、以上。

 ただこのゲームはFPS、つまり一人称視点の画面を視て操作する物である。熟練であればあるほど、戦場では脅威的な強さを誇ってしまう。

 その点、今のパーティーは強力と言えるだろう。何たってゲームにおいて大ベテランの燐子がいる。

 

「流石、フォローがいるといないでやり易さが全然違うなぁ」

「こちらこそ………ソウさんが欲しい場面で援護してくれるので凄く助かります」

「あこは~?」

「すぐにダウンしないように」

「えぇ~そんなぁ~」

「頑張ろうね、あこちゃん………っ!」

 

 画面越しにぐっと拳を握ってそうな燐子。

 基本、三対三の銃撃戦。一人でも戦闘不能となれば形勢は一気に不利となる。

 加えて、このゲームはバトルロイヤル。漁夫を狙う別のパーティーも参戦する場合もあるので、敵を倒す力よりも生き延びる力が大切だ。

 となれば、無闇に突撃するあこの現状況はあまり好ましくない。

 

「あの、ソウさん………」

 

 次の試合へ向けて。

 順番に使用キャラを選択している最中、燐子がそっと声を出した。

 

「どうしたん?」

「ソウさんの事が話題になってます………」

「ん?」

「コメント欄で………」

 

 バンド関連かな、と考えた。

 投稿した動画の一つが誰かのコメントで火が付いたかもしれない。このご時世、どんな些細な物でも知名度が上がる切っ掛けと成りうる可能性を秘めている。

 知らない内に動画が大勢の目に留まっていたなんてざらだ。

 と、生放送のコメント欄でも燐子の発言と似たような指摘が相当な頻度で浮上しているのをチラ見する。

 いや、燐子はこれを見て、即座に本人に伝えたのだと判断した。内容が内容だけに。

 

「ふむふむ………アイドルと浮気説が浮上中?俺が?」

「ふぇ!?ソウ先輩、浮気しちゃったんですか!?」

「んな訳あるか。てか、そもそも結婚もしてへんっつうの。まだそんな歳やないし」

 

 真偽を問いたい旨のコメントがざっと沢山。

 流石に短い文だけで全容を把握するのは難しい。意図的な文の省略は時に世論を間違った解釈へ誘導してしまう。

 ゲームの途中だが、詳細を検索しようか迷ったその時に丁度良いタイミングで長文のコメントがふと目につく。

 

『アイドルと二人っきりの写真が雑誌で大きく取り上げられている。どちらも人気急上昇中のバンドなので、ネット民の食い付く餌となった』

 

「ふむ。アイドルってそんな人が俺の知り合いに居るかっての………いや、居るな」

「ソウ先輩、凄ーい!!」

「あこも知ってる。というかほぼ身内ってレベル」

「はへぇ?」

「元凶っぽい写真、見つけましたので送ります」

 

 スマホの着信音。燐子からだ。

 

「ちょっと、マッチは一旦抜けるけど構わんかな?」

「はい」

「うん、良いよー」

 

 ゲームも待機スペースに移る。

 燐子から送信された画像を見れば、これは確かに俺ともう一人女の子が明確に写った写真だ。

 

「あっ、日菜ちゃんだ。あれ?って事は相手はパスパレ?」

「………だな。しかもこれ、インタビュー仕事があった日の帰り道の途中やん」

「捏造されたのでしょうか?」

「どうやろ。写真だけじゃ何ともねぇ………」

 

 判断が難しい。

 アイドルと言えど、パスパレはまだまだ発展途上。人気もボチボチだし、俺のバンドも知名度は全国規模ではない。精々、地元で有名な程度だ。

 故にこんな平凡なスクープを盛大に取り上げるメリットがあまりない。実際にやられようが、炎上するような世間からの注目度は浴びないと思える。

 

「配信は………どうしますか?」

 

 そうだ、配信中だった。

 視聴者は数百程度の小規模なので、どちらでも構わないのが本音だ。

 ちらっと視界の端に見えたそれに俺の眉が潜まった。

 

「………今日はここまでかな」

「え?ソウ先輩、終わっちゃうの?」

「ごめんな、あこちゃん。ちょっと急な用事が出来たから」

「あこちゃん、二人で続きしよっか?」

「はーい!!」

 

 スマホの画面が光っている。

 表示されたその文字に俺は配信を断念せざるを得ないと思った。

 二人がゲームのパーティーから離脱する。

 後でお詫びに何かしないとな、と脳内を過らせつつ、改めてスマホと対面した。

 

 ―――"大和麻弥"からの着信です。

 

「出ないといかんよなぁ………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 カフェテリア。

 

「遅れてすみません!!」

 

 あれから数日後。

 麻弥との電話では、直接話した方が良いとお互いが納得する形となり、こうして待ち合わせをしていた。

 慌てた様子で駆け寄る麻弥だが、まだ時間まで幾らか猶予はある。

 

「別に遅れてへんよ?」

「へ?あっ、本当ですね。てっきり過ぎてる物かと」

 

 危惧はしている。

 日菜との写真が話題に上がる今、同じバンドメンバーの麻弥と二人きりで会うのは危険性が高いのでは無いかと。

 でも、麻弥本人がそれはほぼ無いと言い張った。プライベートでは、そんなにファンから話し掛けられる事は無いから、今回もバレないと。

 ライブとプライベートでの麻弥の相違点は眼鏡の有無だけなのだが、見慣れて無いと気付かないものかと感じる羽目に。

 

「今回の騒動について、蒼真さんは何処まで把握してますか?」

「把握って言うかなぁ………多少、あの写真のせいでちやほや言われてるのを知ってるぐらい?」

 

 早速、本題に入る麻弥。

 この数日で軽く検索はしたが、やはり知名度の低いバンド同士、多少の盛り上がりはあったが言ってしまえばそれだけ。既に鳴りを潜めている。

 

「今回は早期の対処と日菜さんの性格を理解してくれているファンの皆様のお陰もあって、大事には至りませんでしたけど………」

「あっ、そうなんや」

「はい。ですが、こういう事態は二度と引き起こしてはならないと思うのですよ」

「確かに」

 

 偶然の賜物とは言え。

 どれが油に火を注ぎ、注目を集めるのか予想に厳しい世界で生きるパスパレ。色んな方面で対策を入れるのは必然と言える。納得も出来る。

 

 ―――だがしかし。

 

 次の麻弥の一言に、俺の理解力はどうやら追い付かなかったらしい。

 

「そこでですが………今回を機に、蒼真さんとは一旦距離を置こうかと………考えています。下手をすれば、もう会えないかもしれません」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 -5の3- へ続く。




*新ヒロインについて
→この小説って、ヒロインはドラマー全員じゃないですか~。お察しの良い方は分かると思うのですが………

『新バンド"Morfonica"追加!!』←え?

 となれば、ドラマーも増える………。つくしちゃんでしたっけ?個人的にはドジっ娘委員長的な印象ですけど、彼女をヒロインとした話って需要ありますかね?ぶっちゃけ、完全な予想外の登場だったので今のところノープランです!!(ん?って事はラスは………)

新ヒロイン、どうしましょ?

  • つくしちゃん、あり!
  • マスキング………|д゚)チラッ
  • どっちもやらんでええんやない?
  • 両方書いちまおうぜ!
  • お好きにどうぞ~
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