Dreamer of Drummer   作:ソウソウ

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 なんとですね。星4確定ガチャ引いたんですよ。
 そしたら!!あこちゃん(ネクロマンサー)と美咲(パワフル)の星4がダブルで来ちゃいました!!
 これは………投稿ものですね、ってなってこうなってます。はい。

 評価、感想、大歓迎。お待ちしてます。



麻弥大人編-3-『ストーカー事件』

 ◇◇◇

 

 これはまだ俺と麻弥が結婚する前の話。

 二人の恋人関係がまだ世間に公になっていない頃に起きた一連の事件の概要だ。

 発端は麻弥が俺へと話した相談。

 その内容はアイドルという芸能に身を置く麻弥がパスパレを通して、世間一般で有名になりすぎた。その代償で発生してしまったかもしれない問題の解消もしくは改善。

 

 これから語られるはその全容の一部始終。

 そして、俺と麻弥の関係が一歩進展する切っ掛けとなった事件である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 マンションのとある部屋。

 

「………それは厄介だな」

 

 麻弥と同棲生活して早ヵ月。

 久しぶりに二人揃っての晩飯だ。互いに仕事で忙しい時期なのでほんとに久しぶり。

 でも、ご飯を食べてる時に俺は麻弥が空元気に振る舞っている事に気づいた。

 悩みがあるなら話してくれと問いただす俺に麻弥は頑なに首を横に振る。

 粘りに粘って―――結果、一時間。

 麻弥の本人の口から語られたのは俺の予想とは全く違う有名人ならではの問題だった。

 

「まさか、()()()()()とは………それもここ最近になるにつれて、そんなに酷くなっとるんか?」

「はい………最初は人の視線を何処かで感じる程度だったのですけど、今は同一人物を何度も視界に捉える程度になりました」

「ふむ」

 

 酷いもんだ。

 視線などはアイドル業の麻弥には慣れもある。でも、何回も怪しい人を見掛けるとなるとそれはもう確信犯。

 熱心なファンという可能性もまたある。

 だが、それはそれ。そいつは麻弥の帰り道に出没するらしい。ファンだとしても、これはやりすぎだ。

 

「マネージャーさんには?」

「それとなく………だけです。パスパレメンバーのスケジュール調整に手がいっぱいいっぱいで余計に負担をかける訳には………」

「そっか、麻弥も立派にアイドルやってんだな」

「自分をどんな風に見てるんですか~?蒼真さ~ん」

「俺の可愛い彼女さん」

「………もぅ。そういうのは今は勘弁してくださいです」

「照れたな」

「照れてません」

「顔、真っ赤やのに其所は否定すんのね」

「………本当に照れてませんから」

「はいはい。俺の敗けで良いよ、もう」

 

 さて、茶番もここまで。

 

「ん………下手にそいつに注意しても、逆に麻弥愛好魂に火に油を注いで悪化しそうやしな………取り扱いには繊細さが必要か」

「何ですか、その………愛好魂って」

「言葉通りやけど?一応、そのストーカーも麻弥が好きって部分だけは俺と同じやし、そこだけは勘弁してやる」

「複雑ですね………」

「でも、珍しいよな。パスパレの中でもまさかの麻弥を選ぶなんて」

「むぅ………少しは自分にもファンの人は居ますよ、蒼真さん。流石に彩さんや千聖さんには負けますけど」

 

 人気急上昇、アイドルバンド。

 "Pastle*Palettes"。

 一番目立つボーカリストの彩。女優としても有名な千聖。独特なキャラが話題の日菜。元モデルとして注目を浴びるイヴ。

 だがしかし。

 麻弥だけがこれと言った肩書きを持たず。

 バンド加入以前はスタジオミュージシャンとして活動していた。でも、これでは世間一般に名は広まらない。

 眼鏡っ子の機材オタク。そして普段の丁寧口調と控えめな性格。

 これが麻弥の決まり文句

 人気になり始めたのはそれを凌駕するドラムの技術。演奏中の無双するその姿の魅力さがファンに浸透したお陰となる。

 でも時間がかかりすぎた。元々、ファンを獲得していた他メンバーとは一歩出遅れたスタート。ましてや、リズム隊としてライブはステージの後部に陣取るので観客からも視線が遠い。

 ファンを増やすのも一苦労だ。

 

「取り敢えず今は無闇に関わんな。もしまた出没したんなら、すぐ俺か、誰にでも良いから連絡するのが最善かな」

「はい………」

「ん?麻弥?」

「ふと思ったのですけど………自分と蒼真さんの関係を公表すれば、諦めてくれるのでは、と思いまして………」

 

 アイドルと恋人関係。

 俺の現状をなす言葉がこれ。麻弥とは高校卒業前からそういう関係にある。

 知るのはパスパレとアークラのメンバー。両バンドのマネージャー。そして、両者ともに付き合いの長いスタッフも該当する。

 互いのファンには秘密。そう簡単に曝け出す物ではない。

 

「ダメやろ。それこそ逆効果やって。最近は熱愛スクープばっか取り上げられてるし、向こうは何考えてるか分からん。下手に賭け事はしてられん」

「………ですよね」

 

 しょんぼりする麻弥。

 

「分かっとるよ。麻弥とはこうやって、家に一緒にいるぐらいしか出来ひんのは。どっかデートスポットにでも二人で行ければ良いんやけどな」

 

 家デート。それが及第点。

 蒼真の借りるマンションの一室に麻弥がお忍びで訪問するのが限界であった。

 二人きりで観光地に出掛けて、その瞬間を写真に収められてしまうと一気にアイドルの熱愛発覚とされてしまう。

 そうなれば、パスパレ関係者全員に多大な迷惑をかけてしまう。それだけは避けなければいけない。

 

「そんなこと無いです。自分は蒼真さんと一緒にいるだけで幸せですから」

 

 ふへへ、と麻弥は笑う。

 一見、何事もないアイドルの隙を見せた笑顔。だけど、俺にはその笑顔が悲しそうに見えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 帰り道。

 

「蒼真さんと一緒に歩く………」

「そっか。久しぶりだもんな」

 

 今日の仕事を終えて。

 珍しくお互いに時間もぴったりかつ場所も近かかった為、俺と麻弥は帰り際に合流した。

 私服姿にマスクの麻弥。軽い変装したまま俺の隣を歩いている。

 こうして第三者から見てみれば、全盛期アイドルが普通に隣にいるなんて信じられないだろう。

 

「あっ折角ですし、公園に寄りませんか?」

「ん?そうやな」

 

 最寄り駅から徒歩で十分。

 その道中には子供達の集会所的な公園が存在する。この辺では、近所の皆さんは優しいのできっと大丈夫。

 公園に入る頃、日が沈みそうだった。

 ちょうど休憩出来そうなベンチがあったので一先ずは其所に。

 

「蒼真さん、飲み物いりますか?」

「お、欲しいな。麻弥はここで待っとってくれ。近くの自販で買ってくるよ」

「い、いえ!!ジブンが買いに行きますんで蒼真さんは待っててください!!」

「そ、そう………?なら、頼むけど」

「はい!!」

 

 あまりにも必死の形相で、つい任せてしまった。そこまで喉が乾いていたのだろうか。

 麻弥が早走りで飲み物を調達しに行った。

 アイドルにパシりなど随分と贅沢だ。

 

「………暇だな」

 

 無人の公園。

 普段なら小学生のちび達がぎゃーぎゃー騒ぐ声が側を通る度に聞こえてくるのだが、今日はやけに静かだ。

 

 ―――………さい!!

 

「ん?」

 

 麻弥の声が微かに聞こえた。

 ベンチへ戻ってくるのにはもう少し時間がかかる筈。

 でも。でも、だ。稲妻の如く脳裏を過ぎる。

 最近、麻弥との会話で話題に上がったストーカーの件。それが今まさに、彼女本人に危険な行為を仕掛けているとすれば―――

 

「麻弥っ!?」

 

 声の方へ駆け寄る。

 自動販売機のある公園の入り口付近。人影が見える。

 そして、俺はとんでもない光景を目撃してしまった。

 

「止めてください!!」

「五月蝿いぞ!!黙ってこっちにこい!!」

 

 一人の覆面男。

 そいつが麻弥の腕を掴んで、連れていこうとしていたのだ。

 

「麻弥!!」

「蒼真さん!!」

 

 非常に不味い。

 

「てめぇ!!麻弥に何やってんだぁ!!」

 

 もう何も考えられない。

 麻弥を助ける。その一心しかない。

 

「っち、見られたか。おい!!こっちだ!!」

「いやっ!!蒼真さん!!」

 

 男は女性にとって脅威の力で麻弥を無理矢理にでも連行しようとしていた。

 公園を出てすぐの道路。駐車された一台の車。あれに乗せられてしまえば、行方を追えない。

 

「そこの人!!助けてくれ!!」

 

 まるで男の背後に通行人が偶然いた。俺が助けを求めたかのように仕向けた。

 これに騙され、少しでも時間を稼げれば。

 男が後ろを振り向いた。誘導が効いた証だ。

 

「はぁ!?聞いてないぞ!?」

「………聞いてない?」

 

 麻弥の元へ走る。

 男の意味深な発言に若干引っ掛かるが、考えるのは後だ。

 麻弥が抵抗する。お陰ですぐに彼女の手まで届きそう。

 

 後、もうちょい―――

 

「麻弥っ!!こっちに!!」

 

 俺の手を伸ばす。男も俺が来た事で諦めたのか逃げの体勢へ移ろうとしたのを確認した。

 

「と………どく!!」

 

 最後の一歩を大きく踏み出し、彼女の伸ばした掌をしっかり掴もうとして―――

 

 刹那―――足元の地面が()()

 

「え?」

 

 視界が真っ暗へと染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 巨大な穴。

 

「な?………どうゆうこと?」

 

 身体が宙に浮かぶ感覚。その直後に落下したのだけはどうにか理解した。

 だけど、こんな公園にそんな場所なんて―――

 

「じゃーん!!蒼真君!!」

 

 頭上から。

 視線を上げると、見えたのは夕焼けに染まった空と一人の少女。

 身体を動かそうとする。そして、気付いた。落下の衝撃を緩和させる小さいクッションが大量にあったのだ。

 まるで仕組まれたかのよう。丁寧に落下者が怪我をしないように配慮、設置されていた。

 

「なんと!!ドッキリでした~!!」

「………は?」

「だ~か~ら~!!ドッキリだって!!」

 

 ―――まん丸お山に彩りを。

 

 "丸山彩"が『ドッキリ大成功』と書かれた看板を片手に俺のいる穴を覗いていた。

 つまり、俺は落とし穴に嵌まったのか。

 でも腑に落ちない部分が多い。麻弥の無事がどうなったのか。何処までがドッキリなのか。

 

「ネタバラシしたいけど………その前に蒼真君を引き揚げないとね」

 

 彩とスタッフの方々に穴から救助された。

 その時に気付いたが、パスパレスタッフ以外にもまさかのアークラスタッフが数人紛れていた。

 今回のドッキリ。ターゲットは俺。

 パスパレ側だけでなく、アークラ側も全面協力したとなるのか。分かるぞ、スタッフ全員、絶対にノリノリで参加しただろうな。

 なんだか、とっても悔しい。

 

「何処から説明しようか?」

「全部」

「あれ?怒って………ます?」

 

 こちとら真剣なんだぞ。

 

「えっと………まず、麻弥ちゃんが蒼真君に話したストーカーの件だけど、あれは全部嘘です」

「なんだ、嘘なんか………って!?まさか!?麻弥もそっち側!?」

「うん。というか、知らないのは蒼真君だけだよ」

「マジか………」

 

 俺は頭を抱えた。

 これは一本取られた。麻弥の相談も全て演技だったという訳なのか。

 

「蒼真君、滅多にドッキリに引っ掛からないからこっちもそれなりに沢山、試行錯誤して挑んだんだからね!」

「へぇ………そうなんやぁ」

「やっぱり、怒ってるよね………?」

 

 お好きに解釈はどうぞ。

 

「さっきのストーカー役は番組のスタッフさん。勿論、麻弥ちゃんは無事。すぐに此処に戻ってくるはずだよ」

「番組?てか、番組なのか?」

「うん。私達パスパレがメイン番組のスペシャル回に放送予定」

「良いのか?」

「え?」

「俺と麻弥のやり取り、全部撮ってるって事だよな?」

「う、うん」

 

 隠してきた秘密が全てカメラのレンズに。

 恋人関係を内密にしてきたのは彩だって知っている筈。それを無下にするような行為に出るなど考えられない。

 

「そこからは私が代わりに説明するわ」

 

 会話に乱入したのは千聖。

 側には麻弥が付いていた。彩の言う通り、無事みたいで良かった。申し訳無さそうにする彼女の姿しかなかった。

 

「そもそもこのドッキリをすることになったのは他でもない麻弥ちゃんの提案からなのよ」

「………そうなのか?麻弥」

「はい。番組でドッキリ企画をする、と話を聞いたとき、自分から言い出しました」

「なんで?」

「………今の生活も十分満足してます。パスパレのバンド活動に蒼真さんと過ごす時間。どれも大切にしていきたいと思ってます。

 でも、不思議とこのままで満足してはいけない。そう思うようにもなりました」

「私達も麻弥ちゃんの意見を尊重しようと考えたの。でも、蒼真君の事だからそう易々と麻弥ちゃんの決めた改革に協力してくれるとは限らない」

「それは………言ってみないと分からんだろ」

「いいえ。貴方は確実に拒否するはず。麻弥ちゃんはパスパレとアークラのファン皆さんに蒼真君と正式なお付き合いをさして頂いていると言うつもりだったのよ?」

「………なるほどね」

 

 確信にしたのはこの前の会話の中。

 麻弥が告げた、ストーカーを諦めさせるのにむしろ自分達の関係を公にすれば良いのではないかと。

 そして、俺はそれを一蹴した。

 

「勿論、蒼真君の考えも理解出来るわ。というよりむしろアイドルとしてはそちらが正解なのかもしれないわね」

 

 千聖は告げた。

 

「でも、麻弥ちゃんや私達はアイドル以前に一人の女の子でもあるの。女の子には幸せを求めるものなら例え、全てを犠牲にする覚悟だってあるんだから」

「………その結果が、これ」

「えぇ。そしてファンの皆さんに認めて貰うにはまず普段の貴方達の姿を見せる必要があった。それに蒼真君本人にも承諾して貰わなくては話にならない」

「全てを一重に可能にしようと試みたのがこのドッキリってことです………すみません、蒼真さん」

 

 麻弥が謝罪する。

 本当にこれで良かったのか。自分の愛しい人にここまでやらせてしまって、男としてはどうなのだろうか。

 

 ―――良いわけがなかろうよ。

 

「OK。宣言する。俺は麻弥のこと、好きだ」

「そ、蒼真さん………!?」

「むしろ、愛してる」

「っ!?………ふへへへへへ」

「ひゅー!!ひゅー!!」

「彩ちゃん、五月蝿いわよ」

「千聖ちゃん!?そんなぁ………」

 

 外野が騒々しい。無視、決定。

 どうせ全てを白状させられるのなら吹っ切れてやる。なんなら、盛大に宣言でもかましてやろうか。

 カメラは何処に………あった、あれか。

 

「視聴者の皆さん、喜ばしいことになんと正式に許可が降りました。つまり、パスパレドラム担当の麻弥は俺が個人的に頂くことになった訳なんで………ファンの皆様、お疲れ様で~す」

「蒼真君が暴走した!!」

「これは………蒼真君も色々溜まってた物があったのね」

「蒼真さん!!恥ずかしいので止めてください!!」

 

 ―――以上より。

 

 後日、俺と麻弥の交際は番組の放送を機にネットやニュースの話題に上がることになる。

 観た人の反応は様々であった。祝福の声を上げる者、興味のない者、逆に二人に関心を寄せ始める者。

 でも、意外な事に炎上する、なんてのはなかった。

 むしろ、今更かよ的な雰囲気があちこちで流れていたらしい。元々隠していたつもりが共演した時の会話シーンなどで薄々分かっていた、とのこと。

 

 ―――まさかの努力が無念へ。

 

 とまぁ、ダラダラと並べたものの。

 今では羨ましい芸能人カップルランキング上位にランクインする程、麻弥との恋人生活は上手くいっている。

 

「蒼真さ~ん、ご飯出来ましたよ~」

「分かった。すぐ行く」

 

 "ストーカー事件"。

 ならぬ"パスパレ麻弥のストーカードッキリ告白"は大成功で幕を閉じるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 麻弥大人編-3-『ストーカー事件』 終




*麻弥大人編は何故か書きやすい。


『crowsongがマジで楽しみな補足シリーズ』
・麻弥の演技
→基本的に素のままなのだが、女優魂に火の付いた千聖の熱血指導がちょくちょく入っている。
 公園では蒼真にベンチで待たせて、麻弥が飲み物を買いに行かないと台本が進まなくなるのでつい麻弥は慌ててしまっている。


・「はぁ!?聞いてないぞ!?」
→台本では人払いされており、通行人が目撃するなんてことはない。が、蒼真の作戦に見事に引っ掛かってしまった。


・時系列
→ドッキリの撮影を終えたこの後での二人の晩餐の最中で蒼真がポツリと結婚の話を漏らす。
 麻弥がそれを受諾。
 あっさりしすぎた告白劇に男として歯がたたないと考えた蒼真は結婚発表&記念ライブの実施を決意する。そのライブでの様子が(大人麻弥編-1-)。
 その後にメディア出演の依頼が多数来るが、二人は結婚した後に初めて出る番組は既に決めてあった。それが(大人麻弥編-2-)。

・作者のぼやき
→FG◯のBOXガチャ、40箱目。今回は100を目標にしていきたいなー。


・おーまーけ

 ◇◇◇

『俺の可愛い彼女さん』
『………もぅ。そういうのは今は勘弁してくださいです』
『照れたな』
『照れてません』

 モニタリング中の彩と千聖。

「ここまで二人が熱々だったなんて………想像以上だよ………」
「そ、そうね。私達が見ない所で麻弥ちゃん、見事に女の子の顔になってるわ………」
「これはもう決定だよね?千聖ちゃん」
「えぇ。本人達は気付いて無いようだけど、どうせ二人の熱愛疑惑の噂はもうあるのだからようやくかって感じもするけど………これは決行確定ね」
「やった!楽しみ!………にしても蒼真君も案外こういうのには鈍いんだ」
「彩ちゃん、男ってのはそういう生き物よ」
「………千聖ちゃん?」
「何かしら?」
「な、何でもないよ~………」
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