(メンバー)
蒼真
沙綾
とも(巴)
あこ
麻弥
花音
・グループ名《アークラっ!!》(4)
(メンバー)
蒼真
藍斗
光ん(光)
ルー(ルーズ)
◇◇◇
『ワンタムですか?ツータムですか?』
◇◇◇
とあるアプリの履歴から。
蒼真『犯人は名乗りを上げなさい』19:28
―――蒼真が写真を送信しました。
あこ『あぁぁ!!あこのぉぉですぅ!!』 19:32
蒼真『やっぱあこちゃんか。スタジオに置きっぱやったよ。今は受付にあるからまた今度取りにおいで』19:34
あこ『先輩、ありがとうございます!!』19:34
花音『それ、チューニングキー?』19:36
あこ『そーですよー』19:40
沙綾『凄い形してるね』19:41
麻弥『それは!もしかして!!』19:41
あこ『自慢ではないですが………なんと限定品です!!』19:42
花音『あこちゃん、ツーバスだから使う機会多そうだね』19:42
沙綾『ツーバスかぁ………難しくない?』19:42
あこ『ツーバス楽しいですよ!!』19:42
麻弥『ジブンもたまに使いますが、慣れたらフィルインの幅も広がって楽しいですもんね』19:43
花音『蒼真君と巴ちゃんもしてるの?』19:44
とも『アタシはツーペダでやってますね』19:45
蒼真『俺もツーペダ派やな』19:45
あこ『えー!!ソウマ先輩もやりましょうよー!!』19:45
蒼真『セッティングがめんどい』19:46
沙綾『ソウ君、ワンタムでもあるもんね』19:47
花音『蒼真君、ワンタムなんだ』19:47
蒼真『基本的にライブではそうやね。練習時とかは左寄りのツータムにすることもあるけど』19:48
とも『因みに蒼真先輩以外、全員ツータム?アタシはツータム』19:49
沙綾『うん』19:51
花音『私もツータム』19:52
あこ『あこもー』19:54
麻弥『皆さんと同じっすね』19:55
蒼真『くっ………ワンタムさん、此処までらしいっすわ』19:56
沙綾『そういうの良いから』19:56
蒼真『そんなぁ………せめてお慈悲だけでも』19:58
花音『個性が出て、良いんじゃないかな?』19:59
とも『だな。ちょっとやってみたい』19:59
あこ『ソウマ先輩!!どんまいです!!』20:01
蒼真『速報。我、ツータムのスパイなり』20:03
沙綾『だから、そういうの良いから』20:04
◇◇◇
『男子会~女子いたら社会的に死ぬ~』
◇◇◇
藍斗『貧乳より巨乳だわ』23:28
ルー『以上同文』23:28
蒼真『急になんやねん』23:30
光ん『いつも通りじゃないですか』23:31
蒼真『それもそうやな』23:31
ルー『二人とも酷いねー』23:32
藍斗『光はどっち?』23:33
光ん『どっちでも良いです』23:34
ルー『あー!!興味ない振りして、やり過ごそうとしてる』23:34
光ん『そんなことはないですよ?そもそもそんな機会に恵まれたとしまして、その時!相手の大きさにつべこべ言える立場に僕達はあるのですか!?ってお尋ねしたい』23:36
藍斗『俺、言うけどね』23:36
蒼真『彼女さんに殴られないか?それ』23:37
藍斗『おう。殴られた』23:38
光ん『………アホは別としてですよ』23:38
藍斗『おお!?』23:38
ルー『確かに………光の言う通りかもしれない。でも!!夢見ても良いじゃないか!!僕達は男だ!!』23:40
蒼真『好きにしとけよ』23:41
ルー『そんな蒼真はどうなのさ!?』23:42
蒼真『程よい感じで良い』23:45
藍斗『無難だ』23:45
光ん『どちらにも逃げれる答えを出すとは』23:46
ルー『他の皆に報告ものだね』23:46
蒼真『止めろ。命が足りない』23:46
藍斗『おー。モテる男はやっぱり違いますねー』23:48
蒼真『さてと………』23:50
藍斗『何か恐怖のメッセが来たんやけど!!』23:54
蒼真『んなことより、良いのか?』23:55
藍斗『何が?』23:56
蒼真『明日、小テストやぞ』23:56
ルー『What's!!!!???』23:56
光ん『僕達は明後日ですよ』23:57
ルー『それでもだよ!!』23:57
藍斗『ちょっくら逝ってくる』23:57
蒼真『早いな笑』23:58
ルー『GoodNight』23:58
光ん『もう一名追加です』23:58
蒼真『ずっと思ってたんやけどさ』23:58
光ん『はい』23:59
蒼真『藍斗の彼女ってそんなにあれよね』23:59
光ん『死にたくないので、黙秘です』23:59
蒼真『やね』23:59
◇◇◇
『シンバルって可愛くない?』
◇◇◇
麻弥『皆さんにご相談があるのですが』21:25
あこ『はーい!!何ですか~?』21:28
蒼真『あこちゃん』21:29
あこ『はい?』21:29
蒼真『相手はかのプロ様だ。生半可にかかると痛い目に遭うぞ』21:30
麻弥『いや』21:30
あこ『そ、そんな………!!』21:30
あこ『恐れ多いことを致しました』21:30
花音『こらこら、ダメでしょ』21:31
沙綾『麻弥先輩、馬鹿は無視で大丈夫ですよ。それで、相談と言うのは?』21:31
麻弥『分かりました。では、まずはこちらを』21:32
―――麻弥が写真を送信しました。
―――麻弥が写真を送信しました。
麻弥『皆さん的にどちらがお勧めなのかお訊きしたく』21:34
蒼真『またマニアックな代物や』21:34
とも『これは、どちらもチャイナですよね?』21:35
麻弥『はい。そうですよ』21:35
あこ『あこは上かな~』21:35
花音『どうして?』21:35
あこ『カッコいいから!!』21:36
花音『う、うん。そうだね』21:38
沙綾『どう違うの?』21:39
蒼真『前者はチャイナでも音の響きが顕著に鋭く表現されており、後者はふんわりした音が特徴的だと思うね』21:40
麻弥『そういうのが欲しかったです!!ありがとうございます!!』21:41
蒼真『どうもどうも。因みに俺は前者と同じメーカーを愛用しておる。ってことでそっちお薦め』21:42
沙綾『高そう』21:42
麻弥『確かに両方とも高校生では少し手が出しづらい値段ですね』21:43
とも『アタシはどっちも欲しいな』21:44
あこ『あこも!!』21:44
沙綾『バンドの曲調からして、私も少しは使ってみたいかな。どっちかって言われると分からないけど』21:44
花音『私はまだ買えるだけの余裕がない………』21:45
麻弥『なるほど』21:45
麻弥『皆さんのご意見、大変参考になりました!!』21:45
蒼真『にしても、好みが別れるな』21:46
とも『セッティングだけでも個性が出るのが凄い』21:46
花音『例えば、スタンドの高さとか?』21:47
あこ『それにタムやシンバルの配置とかですね!!』21:47
沙綾『巴、この前にポンポン鳴るやつ使ってなかった?』21:49
巴『カウベルのことか?』21:51
沙綾『あれ、何処にあるの?』21:52
巴『バスドラの上に組み込んであるぞ』21:53
沙綾『そんなところに………』21:54
蒼真『マイ機材だと愛着沸くよね』21:55
あこ『分かります!!』21:55
麻弥『あ、全員が何かしらの機材を持っている感じですか?』21:56
あこ『チャイナやペダルとかある!!』21:56
花音『私はスネアかな』21:57
とも『ツーペダ』21:58
とも『あ、カウベルも』21:58
沙綾『私もペダルがあるけど』21:59
麻弥『ジブンもシンバルにペダルとか。何かと多いですねー』21:59
沙綾『ソウ君は?』22:00
蒼真『チャイナとツーペダとスネア、カウベルも一応』22:03
とも『うわ。アタシ達の分、全部持ってる』22:04
蒼真『まだまだ。他にも、穴あきシンバルとかスプラッシュもある』22:04
沙綾『いいなー』22:05
麻弥『多すぎても持ち運ぶのが大変で実際はそんなに使わないですよ?』22:06
とも『そうなんですね』22:06
あこ『蒼真先輩、シンバルが好きなんですか?』22:07
蒼真『まあね。特に』22:09
花音『特に?』22:10
蒼真『スプラッシュって世界最強に可愛いくね?』22:10
蒼真『おーい』22:12
蒼真『あれ?』22:15
蒼真『………誰も反応してくれへん』22:22
短編集-1- 終
*『D・O・D』←小説名の頭文字ですが、どう見ても顔文字にしか見えなくなりました。