書き散らす、短編集?   作:B-in

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第3話

 

(赤龍帝と呼ばれているモノなんだが、どうしたらいいか分らない)

 

「・・・しかし、今代の相棒は前世持ちか珍しいな。」

 

しかも、俺の姿を見ても全くの動揺も見せないとは・・・

 

「その反応を見るに、これは夢では無い。と、言う事で良いのか?」

 

「そうだ。話が名はドライグ。二天龍と呼ばれし神をも超える者だ。」

 

次の瞬間、今代の相棒は気を失った。

 

(・・・どうしろと言うのだ?)

 

精神世界で気を失うとか器用ってレベルじゃないぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、話を戻そう。兵藤一誠は頭を抱えるどころの精神状態ではなかった。

大体からして、赤龍帝って何?

何でドラゴンが居るの? 夢じゃないって、ちょっとどこのソースよ?!

 

と、言う具合にてんやわんやしていた。

 

「つーか俺ってば前世でも今世でも悪い事してねーぞ!! 神様なんて大嫌いだー!!」

 

気絶から回復してのセリフがこれである。

 

「聖書の神なら死んでるぞ? 大分前に」

 

「ふぁっ?!」

 

因みにドライグの一言で一周廻って平静に成ったのは言うまでもない。

 

そして、自分がどう言った状況にあるのかを説明され落ち込むのである。

 

「あのさぁ」

 

「諦めろ、これも運だ。」

 

お互いに言い分はある。どちらも正しいのだろう。だが、お互いに堪ったものではないのだ。

 

ドライグは良いのだ。長い時を過ごし、楽しみ方を知っている。

 

だが、一誠はそうもいかない。殺されて、生まれ変わって、でも殺される未来しか見えない。

 

「大体からレーティングゲームって馬鹿じゃないの!! 人間から転生させるとか神器持ちが不遇過ぎるだろ!!」

 

「人間からしたらそうだろうさ、だが、メリットもデカイ。」

 

反論は出来ない。寿命に力、力には様々な意味も含まれる。欲深い者には魅力的であろう。上司に成るモノとの相性が良ければ更にだ。

 

「悪魔の誘惑ってか? はぁ、天使も同じ事しそうだなぁ。そして、お前達みたいに代理戦争させんの」

 

「ソレは無理だろうな。」

 

「互いに疲弊仕切ってるから?」

 

「あぁ、そして、堕天使達は絶対的に数が少なく中途半端だ」

 

一誠の言葉にドライグが返す。

 

そして、確認を取る為の会話が続き

 

「俺が強く成るしか生存方法が無いでFA?」

 

「あぁ、どこかの神話や悪魔や天使達の勢力に保護して貰うと言う手もあるが・・・」

 

「ダメ。俺は決めたぞドライグ。今世は両親に親孝行する!! ライバルさんはノータッチで!!」

 

「まぁ、これまでも白いのとは出会わずに、次の代に移ると言うのは何度も在ったからな。それで良いだろう。」

 

ドライグのそのセリフを最後に一誠は居なくなった。正確には現実に帰ったのだ。

 

ドライグの言葉は続く。

 

「まぁ、龍と言うのは様々なモノを引き寄せる。女然り、宝然り、災厄然り・・・それにしても」

 

面白い人間が宿主に成ったモノだ

 

ドライグは鼻から息を抜く様にフッと笑い、その巨大な尾を何かに叩きつけた。

 

「あぁ、本当に面白く成りそうだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づけば朝だった。そんな一誠が目にするのは何時も通りに中の良い両親だった。

 

「はい、行ってらっしゃい」

 

「おう、行ってくる。」

 

何気ないあいさつにも愛が籠もっている。そう感じれる。そんな感性が在る事に自分自身で驚いた。

 

「それじゃぁイッセーもお母さんとご飯にしまちょうねー」

 

抱きかかえられる。温かさに包まれる。何というか幸せだと思う。

 

(うん。これから頑張ろう)

 

前は情熱が無かった、関心が無かった。だから協調性にも欠けた、人と関わる事が・・・

 

(怖かった? だろうなぁ)

 

「イッセー、あ~ん」

 

「あー」

 

だがちょっと待って欲しい。自分で食べれるから!! 大丈夫だから!! ちょ、ピーマンなんて嫌いだー!!

 

 

 

 

 

口の中が苦みで満ちている。この世なんて滅びれば良いのに

 

まだ、三歳にも成っていない俺の行動範囲は、親と買い物に行き時に外に出るか、家の中でTV見るか寝るかだ。

公園はチョット道路を幾つか挟むのでまだ危ないんだ。親と一緒なら行くけど。

だが、それ以外のイベントと言うモノがある。

 

ピンポーン

 

インターフォンがなる。

 

(来たか)

 

これから始まるのは戦争だ。互いの維持と維持を賭けた戦争なのだ。

 

「イッセー、お出かけするわよー」

 

「はーい」

 

滑り台の頂点は渡さんぞ!! パツキン幼女!!

 

 

 

 

そうして、一日が過ぎ、夜の7時には眠ってしまう。

 

「寝ると此処に来るのね」

 

「どうやらその様だな。普通は違うんだがな、俺から語りかかけない限りは・・・」

 

「まぁ、害は無いっぽいから良いんじゃない?」

 

「そうだな、で、どうする?」

 

どうする? なんて聞かれたらこう返すしかない。

 

「俺を強くしてくれ」

 

戦いのいろはなんてのは知らない。

 

そも、力がない。体力も何もない。

 

だから身につけるしかない。

 

「本当に・・・お前は面白い奴だよ。相棒」

 

そう言うと、ドライグは尾を地面に叩きつけた。




やっちゃったぜ。私から俺に成っているのは再スタートする為のケジメみたいなものです。
てか、この時間に電話してくんじゃねー糞上司。
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