あれから俺は海を渡り終えると日本の新潟県へと着いた。昔 閻魔から地名を教えられたからある程度は覚えている。
「着いたはいいが…鬼太郎とやらはどこだ…?取り敢えず東京とやらに飛んで行ってみるか」
俺はそこからまたジャンプしいくつもの山を越えた。
(取り敢えず妖気は抑えておくか…感じられて低級どもに寄られちゃ厄介だからな)
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やぁ。人間の皆さん 僕は『ゲゲゲの鬼太郎』です。皆さんは妖怪を信じていますか?信じない方が多いと思います。信じる信じないは自由ですが……見える人には見えるそうですよ…?ほら…貴方の後ろにも…!!!
「鬼太郎なにやってるの?」
「あ……いやぁ…これは……そのいつものやつで…」
「だったら人のいないところでやりなさいよ。今通りかかった店員さんに「お連れさん……誰とお話してるんですか…?」って聞かれて凄く恥ずかしかったんだから!」
「あはは…ゴメンゴメン」
この娘は僕の仲間の一人である「猫娘」。いつも明るく元気な女の子です。
「ほほほ。まぁ猫娘、そう怒るな」
「父さん…」
今 僕の髪から出てきた目玉は僕の父です。皆は『目玉親父』と呼んでます。僕らは猫娘に誘われて新しくできたスイーツ店に来ております。なんでも選んだスイーツに30種類ものトッピングが出来るんだとか…さすが東京ですね。
「ほほほ。こりゃあ美味じゃわい!ほっぺたが落ちそうじゃ!……わし、ほっぺた無いんじゃがね♪」
…………………………
時間が一瞬止まったかと思うけど無視しよう。父さんは満足そうにスイーツを頬張っていた。猫娘も頬を赤く染めていた。
その時、僕は何かを感じ取った。
ピンッ!
「ッ!」
「お?どうした鬼太郎?」
「い……いえ…なんでもありません…」
「そうか。それにしてもやめられないの〜♡この甘い味!鬼太郎、お前も食わんか?」
「え?あ、はい。いただきます」(一瞬感じたあのバカでかい妖気はなんだったんだ…?)
そう思いながらも僕はスイーツを頬張った。
「あ……甘い♡」
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「よっと。ここが東京か?」
俺はいくつもの山を越えると東京へとたどり着き、一際大きいビルの上に着地した。
「すげぇビルの数だな。さすが日本の首都だな」
俺はそこに座ると辺りを見回した。妖気や姿を見えなくさせる妖術を身体に纏わせているから俺がいることには誰も気づかない。
グゥゥゥ〜……
いきなり俺の腹が鳴った。そりゃそうだ。朝から果物しか食べてないからな……取り敢えずメシだ!!!
俺はそこから東京の街中へとダイブした。
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「よっと。へぇ〜。人がいっぱいだな〜」
俺が降りた場所は東京都の渋谷だ。
「なぁ、あそこ寄ってかね?」
「いいねいいね!」
「行こ行こ!」
「明日の7時にニューヨーク行きの便に乗らないと!君!書類は?」
「はい。全てチェックしました!」
耳を傾けるだけでいろいろな人の話し声が俺の耳に入ってきた。
「賑やかでいいもんだな。取り敢えずメシメシ♪」
俺は腹を空かしながら近くのファミレスへと入った。
_____美味かった♪
あれから俺は食べ終えると会計を済ませた。なんでも閻魔が俺の親父の残した財産を全て日本円に変換してくれたのだ。だいたい2.300万ぐらいかな?
俺は空を見上げると辺りは少し暗くなっていた。
「こうなったら……近くの路地裏で寝るっきゃねぇな」
もうすぐ日が暮れるので宿を取るのも面倒だから近くの路地裏で寝ることにした。
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「ッ!!」
何かを感じた鬼太郎はすぐさま後ろを振り向いた。
「ん?どうした鬼太郎?」
「い…いえ…何でも…(なんだ?今の気配は…?)
すると目玉親父はあることを鬼太郎に教えた。
「そうじゃ。鬼太郎、閻魔大王様から聞いたのじゃがお前の元に助っ人を派遣したらしいぞ?」
「助っ人…ですか?」
「そうじゃ。少し変わった奴じゃが腕が立つらしくてな。なんでも妖怪の対処に苦戦するお前への手助けをしてくれるようじゃぞ?」
「そうですか。閻魔大王様が派遣したってことは地獄のものでしょうか…?」
「いや、中国の様でな。名前や姿は会ってからのお楽しみだそうじゃ」
「まぁ誰であろうと一緒に闘ってくれる仲間ができるのは嬉しいですね!」
「ウム!」
鬼太郎と目玉の親父は会話をしながらゲゲゲハウスへと向かっていった。
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ガサ………ガサガサ………
「ん?」
突然の物音に俺は目を覚ました。辺りは真っ暗になり、歩く人も限られてきた頃だ。
「なんだよ。ロクなもんが入ってねーじゃねぇか」
声からするに男……か?俺は目をパチクリさせ視界をハッキリさせた。すると目の前には奇妙な男がゴミ箱を漁っていた。
なんだ?コイツ…
その男は服は着ていないのかふろしき一枚で身を包んでいた。
取り敢えず……消えてもらうか。
俺は術を解きその男に近づき声を掛けた。
「おい」
「ん?なんだい?お嬢ちゃん?おじちゃんは今忙しいんだぞ?」
「忙しい…?」
「そうだよ。ッたく…鬼太郎に少しでも奢ってもらおうとしたら猫娘にやられちまって結果また拾い食i……ヒュンッ!!!
スパァ…
驚きのあまり俺はそいつの顔の左右にあるネズミのようなヒゲを切ってしまった。
「え…?ど……どうしたの?お嬢ちゃん……?」
「いま……“鬼太郎って言ったかぁ…?”
「ヒ!?ぎ…ギャアアア!!!!!!」
俺は興奮し目を極限まで開かせその男に詰め寄った。当然その男は叫びながら腰を抜かした。だが、そんなことはどうでもよかった。
俺はまたその男の胸ぐらを掴むと顔を近づけた。
「お前…いま鬼太郎って言ったよな?まさかお前、知り合いなのか?」
「し…知り合いですとも…!!はい!大親友でございます!」
俺が質問するとソイツは手を横に合わせながら言った。
「へぇ〜大親友か〜。なら大親友であるお前をここでボコボコにすれば鬼太郎は出てくるのか?」
「へ…へんッ!そんなことをしなくても!お前が俺をボコる前に必ず来るやい!それにいいのかい?鬼太郎と闘ったら人間のアンタはただじゃ済まねぇぜ?」
「急に強気になったな。その鬼太郎とやらはそんなに強いのか?」
「そうだよ!これまでだってどんな奴でもアイツは倒して来たんだよ!今じゃ日本妖怪で知らぬ者はいないとされてる程の有名人だ!!」
「なら……試してみるか!?」
俺は胸ぐらをさらに掴むとそいつに向かって拳を構えた。
「お…おい!まさか本気でやんのか!?」
「当たり前だ…!!!」
「ひ…ヒィィィィィィィ!!!!助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!鬼太郎ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁンッ!!!!!!!」
俺の拳がソイツに当たろうとした瞬間
ガンッ!!
「ん?」
一足の下駄が俺の拳に当たった。
俺はすぐさまソイツを離すと下駄が飛んで来た方向を見た。そこには、シマシマのチャンチャンコを着た子供がいた。
「誰だお前?」
「ゲゲゲの鬼太郎」