ダンガンロンパ 超高校級の幸運である苗木君の知能がレベルアップしました   作:からあげ8

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今回は、まあまあシリアス回ですね、はい


三話 決意

 

〜前回のあらすじ〜

 

 

苗木君はもしこれを拒否したら全国の希望ヶ峰学園に入りたかった人に恨まれるーー

 

ーーからの土下座で母親に赦しを貰おうと必死な苗木君(理由は前話参照)は、見事五体満足で赦しを貰い受け、朝の優雅なリビング(*苗木視点)で、テレビを見ていると、不思議な事に希望ヶ峰学園の入学する生徒の場所に自分の名前が書かれていた

 

 

(^O^)/>同姓同名だ、珍しいな

ー………

 

………⁉

 

僕の事かぁぁ!<(゚д゚lll)

 

 

てなわけで三話どうぞ

 

 

 

 

 

 

 

希望ヶ峰学園。

 

それは僕にとっては希望じゃない

 

絶望の学園だ…………(テレビ的な意味で)

 

 

僕は朝のニュースを食い入るように凝視する

 

まさか、こんな早くにテレビで発表されるとは思わなかった……

 

 

……せめて入学した後ぐらいに、発表して欲しかったな……

 

【えーっ、にしても今年も全国の高校生の憧れの的である、『超高校級の幸運』が発表されましたねー】

 

 

…⁉

 

 

【はい、そうですね。全国の高校生で一番、幸運と言っても過言ではないでしょう。苗木誠君には頑張ってもらいたいものです】

 

 

【私も、『超高校級の幸運』として、希望ヶ峰学園に泥を塗らないよう頑張って欲しいと思います】

 

 

 

………は?

 

ふざけるなよ……!

 

僕だって……好きでこんな学園に行きたかった訳じゃないんだ…‼

 

 

 

この二人のアナウンサーが言っていた事を思い出すと、腹が立つ……!

 

 

……何で僕はこんな立場にいなきゃいけないんだ‼

 

 

僕はその事を頭では理解出来ている

 

でも、受け入れられない

 

まさかここまでの立場だとは思いつかなかった…

 

世間の期待を一身に背負って……、超高校級の『何か』を僕は期待されている

 

歴代の『超高校級の幸運』はこんな事を毎回されていたのか…

 

 

 

……そう考えると、少し気が楽になった。

 

毎年僕みたいな、あまり突出した取り柄が無い人が入学しているんだ

 

中には僕と同じよう考えた人もいるかもしれない……

 

しかし、希望ヶ峰学園の入学を断ったと言う話は、全く聴いた事はない

 

 

…つまり、その人たちは、全員あの学園に希望を持って入学したんだ………

 

 

…そして、僕もそうあるべきなんだ…!

 

…僕流の希望を持って!

 

 

その考えに辿り着くと、一気に気分が軽くなった

 

もうアナウンサーのあの言葉を聴いても、さっきのような感情が湧き出る事はないと思う

 

 

目の前に付いているニュースでは、また希望ヶ峰学園のニュースをやっている

 

気づいたら、かなり時間が経っていたようだ……

 

 

さっきは8時20分くらいだったのに、もう50分を過ぎている

 

そりゃもう一回このニュースが流れてくる訳だね……

 

 

 

「はぁー、プレッシャー重……」

 

ついついそんな事が口から漏れてしまう

 

 

ついさっき追加された映像なのか、

【超高校級のスイマー、希望ヶ峰学園入学会見⁉】

と見出しを打ち出された会見が放送されている

 

映っていたのは、30歳を過ぎただろう、肉体系の人だった……

 

 

 

 

…な訳なく、普通に高校生くらいの体格に、麦色の肌をした少女だった

 

 

隣にいるのは、多分コーチだろう

 

 

苗字は「朝日奈」と言うらしく、何でもスポーツが好きで、中学時代は部活を七つも掛け持ちして、その中で特に水泳部では高校記録を塗り替えたりもしているらしい

 

そして、オリンピックの代表候補生にも選ばれた、とも書かれている

 

 

【…このような学園に入る事はとても良い経験になると思うので、学園でもスポーツを頑張りたいと思います】

 

ちなみにこの朝日奈のスピーチは多分だけど、カンペ付きだと思う

 

 

だって、ずっと読んでる最中下を向いてたから…

 

しかし、このスピーチが終わると、隣にいたコーチのような人に密かに足を小突かれていた

 

 

朝日奈が少し顔を横に向けて、何かを言っていた

 

多分、朝日奈のさっきのスピーチの中に、少しコーチの思う所と違う部分でもあったんだろう

 

例えば、スピーチの後半の

【学園でもスポーツを頑張りたいと思います】

と言う部分

 

 

…実は【スポーツ】ではなくて、カンペには【水泳】と書かれていたとか………

 

 

…まあ、そうするとあのカンペはコーチが書いたことになるけど……

 

 

と僕が暇潰しに考えていると、また僕のニュースが始まった

 

内容はさっきとほとんど一緒だけれども、聴いていて気分の良いようなものじゃない………

 

 

僕はチャンネルを変えようかなと思って思った時

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん、この話本当なの?」

 

 

 

 

……いきなり後ろから声を掛けられた

 

この声は………

 

 

 

「……桐花…」

 

 

ソファーから立って、後ろを振り向くと、見慣れた妹の姿が目に入った

 

……ところどころ髪の毛が跳ねているけど、今は関係ない…

 

 

そして桐花は僕の目を見つめていた

 

 

 

「…実は、そうなんだ」

 

 

それから気づけば僕は早朝に母さんに話した内容とほとんど同じ事を話した

 

 

…もちろん、僕や桐花、母さんや父さんが襲われる可能性も含めてだ……

 

その話を、桐花はじっと静かに聞いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

全てを話し終わると、桐花は堪えてたものを吐き出すかのように質問して来た

 

「お兄ちゃんは、それでいいの?

そんな大人の都合で振り回されても良いの?

 

…私は、お兄ちゃんは城室高校に通って欲しいと思ってる…

 

…お兄ちゃんには自分のしたい事をする権利があるんだよ⁉」

 

 

その言葉は、初めて僕の決意をとても大きく揺るがした言葉だったと思う

 

確かに僕は城室高校に入学したかった

 

そして、そこで普通の生活を送りかった

 

……だけど、そんな事はもう許されない………

 

僕には、…家族を護る義務がある

 

僕のせいで、こんな事になってしまったんだ

 

それなら、僕は出来るだけ家族に被害が届かないようにしなければいけない……

 

そして、僕はその責任感と同時に家族を護りたいという気持ちもある

 

 

桐花も、父さんも、母さんも……

 

だから、入学する

 

僕は、入学するんだ!

 

 

この事は、家族にも知って欲しい気持ちだと僕は思った

 

 

だから、僕は正直にこの事を話すことにした

 

 

 

「実は、言いたい事があるんだ、

 

…僕は、確かにあの高校に未練が無いといえば嘘になるんだけど……

 

…だけど、僕は家族を護りたいと思ってるんだ!

 

桐花も、母さんも、父さんも、

…この家庭を壊したくないんだ!

 

だから、行かせてくれないかな、希望ヶ峰学園に……。」

 

そう締めくくって、なんか希望ヶ峰学園がとても悪い印象ばっかだと思った僕は慌てて、

 

「そ、それに希望ヶ峰学園だって悪いところじゃないし…

 

….むしろ国内トップの有数の高校だよ!

 

設備も良いし、何よりも学費はただだし…

 

だからそんなに僕の心配は要らないから、ね?」

 

と付け足した

 

 

 

 

「やっぱお兄ちゃんは……

 

……優しいんだね」

 

そこまで桐花は言ったけど、その後堪えられなかったのか、桐花はその場で涙をこぼし始めた……

 

僕は少し戸惑ったけど、桐花に近づいて、抱きしめてあげた

 

 

そうすれば安心するかな、と思った僕なりの行動……なんだけどな…

 

安心してくれると、僕はうれしい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




面白いっ!

と思ってくれたら何よりです

そして何気に朝日奈初登場(テレビ内だけど…)


追伸:サブタイトルに「三話」と付けるのを忘れたので修正しました

更に追伸:すいませんでした!m(_ _)m

三話内容がタブってました!
訂正しましたが、その前に読んでくださった方本当にすいませんでした!

もう一つ、訂正があります!
朝日奈の事を『朝比奈』と書いていました!

すいません!m(_ _)m
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