ダンガンロンパ 超高校級の幸運である苗木君の知能がレベルアップしました 作:からあげ8
ー前回のあらすじー
苗木君はテレビで自分がすでにニュースで報道されている事にプレッシャーを感じたが、希望で破壊する
地味に朝日奈さん登場(笑)
妹には自分のニュースを見られたので、その場で事情説明、そして泣かれる
ではどうぞー
そしてあの後、桐花は5分後くらいで泣き止んだので、一緒にソファー(別名:聖域)に座ってニュースを見た
相変わらず希望ヶ峰学園のニュースはどのチャンネルでもやっていたけど、一番頻度が低いNH○にチャンネルを回した
流石NH○、あまり芸能のニュースをしないだけはあるね
僕がそう感心してると、桐花はテレビのチャンネルを回したいらしく、僕の手元に置いてあったリモコンを右手で取りにきた
なんでもスッキ○が見たいらしい
もちろん僕としては、あまり希望ヶ峰学園のニュースは見たくないので、リモコンをさっと右手で持ち上げる
そうすると僕の右手を更に追撃してくる桐花
迂闊にも、僕はリモコンの先を桐花に持たれてしまった
仕方なく僕は観念して、リモコンを放して桐花に渡す
「やったー、お兄ちゃんに勝った〜」
と言いながら桐花はリモコンのボタンを弄る
その姿が可愛かったので、リモコンの件は良しとする、というか何か飴でもあげたい気分だ
そして、視線を桐花からテレビに移すと、そこには昨晩放送されてたドラマが映っていた
多分、予約したドラマだと思う
確か、主人公の決め台詞が
【実に面白い】
とか言うドラマだった気がする
そのドラマは、僕も桐花と一緒に一話から見てるから、二人で見る事が出来る
多分僕の気持ちを汲み取ってくれたんだと思う
本当にありがとう………!
そうして僕は桐花と一緒にドラマを見てると、父さんと母さんがリビングに帰ってきた
「おはようお母さん、お父さん」
もちろんこれは桐花だ
「おはよう、桐花ちゃん」
因みに母さんは自分の娘だと言うのにちゃん付けしている
母さん曰く、
「そこに真実があるのよ!」
らしいのだが、全くよく分からない
「おはよう桐花たnがぁっ!、っぐはっ!、え、ちょっまっtぉわぁぁぁぁぁ!!!」
……そして、今桐花をまるで二次元の人物に付けるような愛称で呼ぼうとして、母さんに三連コンボを決められたのは父さんだ
…いつもは違うんだ……
ただ、本人曰く
「父さんな、お母さんと真剣な話しを一時間くらいするとテンションがな、………いや、今のは忘れていいぞ誠」
……らしい
この話は中学一年の時に聴いたけど、この光景を見る限りやっぱり本気らしい
…まあ、僕もまだ三回しか見た事ないしね……
「…ふぅ朝から良い仕事したわ………」
そう言って台所に消える母さん
本当にさっきの三連コンボは凄まじかった
だってまだ父さん痙攣してるよ……
右手でストレートを放った後、いきなり振り向いて左で裏拳、トドメにバックステップで離れてからの回し蹴りは父さんの右頬に刺さった
…前見た時よりキレが良くなってる気がするんだけど、道場でも行ってるのかな?
「あ、私も手伝うよお母さん!」
隣に座ってた桐花は、立ち上がって台所へ歩き出した
…もちろん、途中に落ちている父さんはスルーだ
「……と…うか……」
フローリングに倒れながら娘の名を呼ぶ親…………
…よく考えるとシュールだね……
僕は父さんを無視してテレビを見ようと思った時、桐花が台所からひょっこり顔を出して、
「お兄ちゃん〜、それ以上ドラマ見ないで!
後で見ようよ〜!」
と言って顔をさっと引っ込めた
…まあ、他ならぬ桐花の頼みだからね、と思ってリモコンにある停止ボタンを押して、またNH○を見始める
それから更に数分が経ち、父さんが完全復活を遂げた頃に「朝ごはんよ〜」と母さんの声が響きわたった
僕も、ソファーから立ち上がって椅子に移動する
『いただきまーす』
家族みんなでハモらせてから食べ始めるのが僕の家の日常光景
今日の朝ごはんは食パンとスクランブルエッグとサラダの三点セット
バランス的にいえばとても良いと思う
朝ごはんが食べ終わると僕は歯磨きをして、服を着替える
そして、自分の部屋でゴロゴロしながらゲームするっと
全く何もない一日になりそうだなー…
昨日は金曜日で、合格発表の日だったんだけど、今日は特になし!
そして何より土曜日!
天気は曇りのゴロゴロ日和だ
まだ午前11時だけどね
取り敢えず机の引き出しからPSPを引っ張ってきて、FFでもやろうかな……
そう思って、即、行動に移そうとした時、コンコン、とドアが軽く叩かれる音がした
……コンコン
…コン、コンコン、コンコン、コ
ン
このリズムは何だろう?
ただ、一つ言える事は僕の部屋はこんな暗号みたいな叩き方をしなくても良いと言う事だ
「人の部屋のドアで遊ばないでよ……、桐花……」
呆れ交じりで返すと、
「あっ、ばれた?」
「そりゃもちろんだよ、てか桐花以外こんな事やる人いないよ」
父さんは知らないけど……
「…あ、確かに!」
しかし桐花はその考えには行かなかったのか、自分以外いないと結論付けたっぽい
「それで、どうしたの?」
「うん、買い物付き合って欲しいんだ」
買い物かぁ〜、十中八九、荷物持ちだね…
そう思ってため息でもつこうとすると、
「いやぁ、お兄ちゃんに服選んで欲しいんだけど…」
少し斜め上に答えはずれていた
「うーん、良いけど、少し準備する時間が欲しいんだけど……」
「ok、10分後ぐらいで良い?」
うん、了解と返すと、桐花は部屋を急いで出てしまった
どうしたんだろ?
でも余り気に留めずに僕は財布を持ったり、鍵を持ったりと準備をする
そして、スマフォをポケットに放り込もうとして、電源が入ってない事に気づく
「電源は付けとくか……」
独り言をそうつぶやいて電源を入れたのが失敗だった
「うわっ、なにこの量!」
LINEの通知が300件以上あって、そのほとんどは個人チャット…
……絶対希望ヶ峰学園のせいだ………
…にしても、これを全部返すとしたら骨が折れそうだ、というか折れる……
一瞬電源を消そうかな、とも思ったけど
……そうだ、既読付けなければ良いんだ……、良いよね……?
と思ってやめた(つまり通知無視)
電源付けないとメール見れないし…
後持ってくのは本買った時に入れる為のバックかな…?
そう思って肩がけの少し小さいバックを手に取る
…にしても久しぶりだなー、こんな緩やかな気分でお出かけだなんて……
昨日までは城室高校が受かったかどうかで気を張り詰めてたし………、
…希望ヶ峰学園についてはノーコメントで…
そんな事を考えてると、準備が整った
「お兄ちゃんもう良いー?」
そんな桐花の声が扉の前から聞こえてくる
「うん、もう大丈夫だよ
……行こうか!」
そして僕はドアノブに手をかけて、
…精一杯捻ってドアを開けた
今日の天気は曇り、最高気温は25度、最低気温は18度
それが今日見たニュースのこの地域の気温だけど…
「なんか、予想以上に寒くない?」
「うん、少し肌寒い……」
なんか15度以下はありそうなほど、肌寒い……
このままだと風邪になると思った僕は、近くにコンビニを見つけたので、
「ちょっとあそこのコンビニ寄らない?」
と声を掛けた
「うん、別にいいよ」
まだ家を出たばかりなのだけれど、またもう一回家に戻るのは……と思ってしまう
それにここら辺にはあまり店がないのに、もう11時半を過ぎようとしてるから、早く駅に行かなければならない
そうしないと昼ごはんが遅くなってしまうから
だからコンビニ、妥協してコンビニ
そんなくだらない考えを巡らせていると、コンビニの前までついていた
「お兄ちゃん、早く!
…入っちゃうよー?」
「あっ、ごめんごめん、今行くよ!」
そうしてコンビニの中に桐花と一緒に入ると、暖かい空気が出迎えてくれた
「らっしゃいませー」
…相変わらずここのコンビニはなんか愛想がないな……
実はこのコンビニは去年からバイトの人が変わってなく、更にその全員が愛想がない事で僕の中学では有名なんだ……
「私は買うもの無いんだけど、お兄ちゃん何買うの?」
「いや、ちょっとね?」
そう言いつつ僕は日用品コーナーに足を向ける
それを桐花も黙ってついてくる
そして僕は、携帯カイロのお得用を一つ買って、レジに持って行った
店員は黙ってお得用カイロのバーコードに読み取り機をかざす
すぐに、ピッという音が鳴った
ついでに僕は、
「あ、すいません
後肉まん二つもらえますか?」
とオーダーをした
「へい、肉まん二つですか…」
店員は保温庫から肉まんを二つ取り出し、紙にそれを挟んだ
…無愛想だけど手際良いよな、この店員……
そう思いつつ、その後無言の店員にお金を渡しつつコンビニを後にする
コンビニを出てすぐにお得用カイロの袋を破って、二個……
…自分の桐花のを取り出す
「はい、桐花の分だよこれは」
そう言って肉まん一つと一緒に僕は手渡す
「うん、ありがとう!」
やっぱまだ桐花は中学一年だし、純粋で素直だよなー…
同じ学校の女子の一人なんて、
「も、貰ってくれるだけありがたいと感謝することねっ」
とか言ってたし………
…そうか、分かったぞ!
あれが中学二年の時にクラスメイトの山田君の言っていた『ツンデレ』というやつか!
(*決して超高校級のほうではありません)
そんな事を思ってると、駅に着いた
「お兄ちゃん、早く乗ろうよ!」
桐花に手を奪われて、僕は引っ張られてしまう
「次の発、二分後だって!
早くお兄ちゃん!」
何でこんなにも元気なのだろうか?
「やっぱ若いって素晴らしいよね……」
「お兄ちゃんもまだ十分若いよ!
というかそんな事はどうでも良いから早く走って!」
そう桐花から言われたので、仕方なく目的の電車へ走る
気づくと電車の発車する時の音楽が流れ始めていた
しかし、その時には僕と桐花は既に電車の中に入って席に座っていた
「はぁ、少し疲れた……」
「お兄ちゃん…、本当に元運動所属だよね……?」
そんな事を言われても疲れたものは疲れたんだ……
桐花のそのつぶやきを無視して少し荒れた息を整えていると、電車のドアが閉まり、ガタンゴトンと走り出そうとしていた
今日の一番の捏造設定:苗木君は元運動部
何部にしよーかなー?