ダンガンロンパ 超高校級の幸運である苗木君の知能がレベルアップしました   作:からあげ8

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今回文量がちょい多めです

そして、苗木君が壊れるかも……?


五話 夕暮れ

 

 

ー前回のあらすじー

 

妹の桐花と買い物!

 

希望ヶ峰学園の事は忘れよう!

 

ーあらすじ終わりー

 

 

 

 

 

「やっと着いた……

 

…ここが城室市かぁー……」

 

電車に乗って20分、あと一駅乗れば都会に行ける場所に位置するのが今僕たちがいる城室市

 

…僕が通うはずだった高校の最寄り駅だ

 

 

駅付近は実は静かな住宅街なのだ

 

「お兄ちゃん、このバス停だよね?」

 

「うん、それで合ってると思うよ」

 

 

そう、駅からバスに乗って少しのところにアウトレットモールがある

 

あまり大きいとは言えないけど、小さくもないし、何より品揃えが良いと僕は思ってる

 

 

いつもは母さんと父さんが車で連れて行ってくれるのだけど、今日は

 

【あら?二人でどこか行くの?

昼前には戻ってくる?

 

…いいわよいいわよ、お金渡すから、これでお洋服とか昼ごはんとか済ませて来ちゃいなさい】

 

曰く母さん

 

父さんは、何か言う前に母さんに引きずられて行った

 

 

多分ろくでもないことを言おうとしたのを察したんだろうな…

 

…母さんの事だし

 

 

そんなこんなで今日は桐花と二人でショッピング、と言うわけだ

 

 

…ちなみに、この話はさっき桐花から聴いた話だから、僕自身はこのやり取りは全く見ていない…

 

まあ、いつもの事なので想像は付いてしまうけど…

 

 

 

 

 

「お兄ちゃん!

バス来たよ!早く乗ろうよ!」

 

「ああ、引っ張られてないで……」

 

 

何か僕も父さんと似た立場な気がしてきた……………

 

……いや、決してそんな事はないはず…

 

そんな事はあってはならない……

 

 

あっては……なら….ない……んだ

……

 

 

そうしてバスに乗車した僕たちは、二人席を確保してそこに座った

 

窓側は桐花、廊下側は僕だ

 

【次は、城室高校前、城室高校前ー、降りる方はボタンを押して下さい】

 

 

そんなアナウンスが流れてきた

 

忘れてた、駅の次が高校前のバス停だったんだ

 

 

…まだ昨日行ったばっかなのに、もう僕忘れてる……

 

……ってまあ、あんな封筒寄越されたせいで今日が濃密になり過ぎたからね

 

 

…うん、仕方ない………

 

そんな諦めをしていると、

 

 

「何でお兄ちゃんは城室高校に行きたかったの?」

 

と尋ねてきた

 

 

「そりゃ、設備良くて偏差値も良い、何よりも学費がその割には安くて、説明会の時に行って聴いた生徒会の話も良かったからかな?」

 

「…結構あるね…」

 

 

「まあ、本気になって頑張って目指した高校だったからね…」

 

 

そう返すと、桐花は少し表情を暗くした

 

何か、自信が無さげな、そんな顔……

 

 

「私も……、そんな高校見つけられるかな…?」

 

 

そんなの決まってる……!

 

 

 

「そんなの、分からない…けど、見つける事に意味があるんじゃない……

 

……探すことに意味があるんだ!

 

それに、今はまだ桐花も中一だから、じっくりと決めていけばいいと思うよ?」

 

途中叫んでしまったけど、その後僕はできるだけ諭すように言った

 

それに、本当にまだ中一だから時間はあるんだし、桐花なら大丈夫だと思う……

 

 

しかし、何故か桐花は顔を真っ赤にして俯いてる……

 

 

「桐花、どうしたの?」

 

 

具合でも悪いのだろうか?

 

すぐに桐花は、ボソッと言った

 

「お兄ちゃん、周り」

 

「へっ?」

 

我ながら気の抜けた声を出したと思った

 

 

…首を右に動かす

 

何かとっても視線を感じる

 

左に動かす……、てそっちは桐花がいた…

 

 

後ろを向く、視線

 

前を見る、やっぱり視線………

 

…何か僕は言っただろうか?

少し思い出して見よう

 

 

【そんなの、分からない…けど、見つける事に意味があるんじゃない……

 

……探すことに意味があるんだ!】

 

………………!!!!!!!

 

うわっ叫んでたよ僕!

 

しかもバス内!

 

決めては、どこかのドラマにありそうな決め台詞!

 

 

…むちゃくちゃ恥ずかしい…!

 

 

…ああ、不幸だ

 

周りに注意しとけば叫ばなかったのに……

 

 

今度からはもっと周りに気をつけよう…………

 

 

そんな決意をしている時

 

「……お兄ちゃん、………ありがとう……」

 

 

なんて声が聞こえた気がした…

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその後も気まずいバス内を過ごして、やっとバスから降りるととても解放的な気分に包まれた

 

 

やっぱ外はいいね!

 

…にしてももう、12時半だよ……

…昼ごはん食べるか

 

「桐花、お昼にしようよ」

 

 

お腹が限界値まで達していた僕は、バスを降りて、アウトレットモールに向かう道の途中でそう提案をしていた

 

「もちろん!、何が良い?」

 

んー、お腹が膨れればいいからなー…

 

「僕は何でもいいや、桐花が決めて?」

 

「いやいや、昨日お兄ちゃん城室高校に合格したからそのお祝い、って事でお兄ちゃんが決めてよ!」

 

「いやいや、桐花だって中学のバトミントンの県大会でいい順位取ったんでしょ?

 

それのおめでとうっ、て事で」

 

 

「部活は部活だから関係ないって…、お兄ちゃんが決めてよ!」

 

 

 

うーん、これじゃ埒が明かないな……

 

うーん…、そうだね…

 

「じゃあ二人で決めよっか!」

 

「…そうだね、埒が明かないもんね」

 

 

 

 

こうして僕と桐花はアウトレットモールに着いたあと、途中に置いてあったパンフレットを二人で見た

 

 

そして、数分後、結局某有名なファミレスに居た

 

 

「桐花はここで良いの?」

 

「むしろ私としてはお兄ちゃんはここで良いの?」

 

 

そう言ってクスッと微笑む桐花は中一とは思えない程大人びてると思う

 

 

本当に、桐花は年齢をサバ読んでいるのでは無いだろうか…?

 

…っと気付くと桐花がジッとした目線でこちらを見ている……

 

 

「お兄ちゃん、今なんか失礼な事考えなかった?」

 

 

……⁉

 

我が妹ながらなんて鋭いんだ…!

 

 

「い、いや?気のせいじゃないの?」

 

出来るだけ動揺を顔に出さないよう、努力しながら答える

 

 

「例えば、私の年齢って実はサバ読んでる、とか…」

 

 

桐花凄っ!

大当たりだよ!

 

そこまで当てるとか、エスパーかよ⁉

 

 

まさか、これから始まる物語は超能力が人の手によって開発された世界で、実は桐花はその第一号サンプル機で、処分間近のクローン人間、そんな中桐花はこの超能力で腐敗したこの世界を革命に導こうとする世界の救世主で、僕は何も能力の無い一般人でいつも人質に取られてはその度に桐花に救われる、つまり桐花の足枷……

 

………そう考えつくとこころは重くなっていた

 

「…僕は……生きていていいのかな……?」

 

「えっ⁉どうしたのお兄ちゃん!

なんか目にハイライトが灯ってない上に魂が抜けかけてるよ⁉」

 

 

「桐花……なんか僕、頭から何かが抜けて行きそうなんだ

……それがとても気持ち良い」

 

ああ、意識が空に向かって飛んで行く……

 

 

「ええ⁉…、よしっ、こうなったら…、肘をコンパクト、かつ風を切るように素早く……、とりゃ‼」

 

 

 

ドズッ!

 

 

 

「うがぁぉ!な、何⁉ここはどこ⁉」

 

 

「あ、戻ってきたんだねお兄ちゃん」

 

 

気付くと僕はファミレスの中に居た

 

…何でいつの間に…………

 

 

ん?あれ?なんかあったような……

 

…。

 

……。

 

…………。

 

 

「…何で僕はこんなところにいるのかさっぱり理解できない…」

 

 

「戻ってなかった⁉

 

…じゃあもう一回、ね!」

 

 

 

ズゴン!

 

 

 

…………………。

 

 

「はっ⁉僕は何を⁉」

 

なんだなんだ⁉

 

さっきまでの記憶がない気がする……!

 

 

「お帰りお兄ちゃん!」

 

「いや、お帰りって…」

 

 

なんでだろう、さっきとなんか会話の流れが違う気がする…

 

 

「だってお兄ちゃんまた飛んでたよ?」

 

 

「えっ、またかぁ……」

 

 

実はたまに僕は思考が180度ブッとんでからさらに720度くらい回ってとんでもない思考になる事がある

 

始めてなったのは中2の頃、家族で食事に行った時だったと思う

 

 

その時は母さんが頭を容赦無く殴り飛ばしたらしくて、何とか正気に戻ったんだけど、またあるかもと思って桐花にも肘で頭を殴るコツを教えたんだ

 

 

そして、またあの時みたいになったらこの技術使って殴ってくれ、っとも言ったら泣いちゃってなー………

 

 

いやー懐かしい……

 

 

 

「…で、メニュー決めた?」

 

「決めるの早いよお兄ちゃん⁉

さっき立ち直ったばっかでしょ⁉」

 

 

「だって煮込みハンバーグ以外頼む物は無いし………

 

……というか用が無い」

 

煮込みハンバーグ最高!

 

 

「いやいや、あるでしょ!

いくら煮込みハンバーグが好きだからってそれは無いってお兄ちゃん!」

 

「桐花も決まった?

 

ああ、煮込みハンバーグだね、よしオッケーだよ」

 

 

「何で勝手に決めちゃったの⁉

 

……もういいよ、私もお兄ちゃんと一緒のもので…」

 

 

観念したのか桐花も煮込みハンバーグを頼む事になった

 

「じゃあ押すよ?」

 

「うん、良いよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、美味しかった…」

 

最近のファミレスは舐めちゃダメだな…

 

 

「何で煮込みハンバーグなんて食べちゃったんだろ……

 

 

…量多すぎるよ……」

 

 

「確かに……ちょっと多かったよね……

 

…煮込みハンバーグだから食べれたけど」

 

うん、本当に量も味も値段にしてはリーズナブルだな……

 

特に量は恐ろしかった

 

「でも、煮込みハンバーグだから良いや」

 

「そう思えるのはお兄ちゃんだけだよ!

 

だって600gくらいあったよ!

 

私は残したんだよ!

なのになんでお兄ちゃんはいつも少食の癖に、煮込みハンバーグの時だけそんな食欲を発揮できるの⁉」

 

 

「煮込みハンバーグだから」

 

 

「そ の 理 由 は お か し い」

 

 

「えっ?えっ?、普通でしょ」

 

「部活やってた時もそこまでご飯食べてなかったはずだよね⁉」

 

 

「煮込みハンバーグは別腹」

 

「それはお兄ちゃんみたいな男が言う台詞じゃないし、それに【甘い物は別腹】でしょ言うなら…」

 

「気にしないでいいって」

 

「気になるから聴いてるんだよ!」

 

 

そう会話しながらアウトレットモールの中を歩いていると、目的の店が見えてきた

 

相変わらず休日のせいか、それまでにかなりの人とすれ違ってる

 

 

「そういや、やっと目的の店が見えてきたね」

 

「今露骨に話題逸らしたよね?」

 

さて、

「早く春物の服でも見に行こうよ」

 

 

「お兄ちゃんの発言がとても男とは思えないんだけど………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、僕と桐花はアウトレットモールを夕方まで回った

 

すべて回れはしなかったけど、久しぶりにすごい楽しめたと思う

 

現に両手にたくさんの袋を持ってるし…

 

そして、今は帰りの電車の中

 

「にしてもさ、」

 

「どうしたの、桐花?」

 

「お兄ちゃんの姿がテレビに出なくて良かったな、と思っただけだよ」

 

 

「それは確かに……

 

もしも僕の姿が公に晒されていたら、こうして普通に歩けないし……」

 

 

もしそうなったら、変装するしかない……

 

 

 

 

「……お兄ちゃん、また行こうね…!」

 

「うん、もちろんだよ」

 

 

そう答えた時の桐花の頬は何だか赤くなってる気がした……

 

 

 

 

そして、家の最寄り駅に着いた僕たちは電車を降りた

 

そして、両手に袋をたくさんもったまま、器用に右手にICカードを持つという無駄なテクを使って改札から出た

 

 

 

 

駅前ロータリーで、ふと上を見上げると、

 

「…綺麗だな……」

 

そこには紅く、水平線に沈んでゆく太陽の姿があった

 

 

そのつぶやきを桐花は聴いていたのか、目線を上に向けている

 

 

「また、来ようね、桐花……」

 

「…うんっ!」

 

 

そうして、僕たちのショッピングは終わった………

 

 

 

 

…と、綺麗に終わってさあ家へ帰ろうと自己完結したその10分後……

 

…午前中に寄ったコンビニの横でで、チャラチャラした服装の、ヤンキーっぽい奴が二人、制服を着た女の子に絡んでいた

 

 

そして、多分あの女の子の制服はうちの中学の物だと思う

 

「桐花、ちょっとコンビニの中で待ってて」

 

 

「えっ?お兄ちゃん、助けに行くの?」

 

 

「うん、だから桐花は少しこの荷物持ってコンビニで待ってて?

 

すぐに終わらせるし、それにあの女の子の制服、多分僕と同じ学校のだから」

 

 

「うーん、分かった!

気を付けてね!」

 

「ありがとうね」

 

僕は桐花に今日買った洋服などが入った袋を渡した

 

 

そして、僕は誰にも桐花が絡まれる事なくコンビニに入ったのを確認すると、すぐに不良二人の方へ向かった

 

 

一人は金髪耳ピアスが特徴の、こりゃあ不良だなって奴だ

 

革ジャン全開でいかにもちゃらそうと言った感じだ

 

もう一人は赤髪の口ピアス、Tシャツは髑髏のマーク………

 

……うわっ、なんかふるっ……

 

 

そんな感想を抱きながら、まだ絡んでる不良の前に女の子を隠すように立った

 

 

「ねえ、そんなにそんなに絡んで楽しいの?

 

そこの娘、なんか嫌そうだとは思わないの?」

 

最初は普通に話し合い、これは基本だ

 

誤解とかがあると大変だからね

 

まあ、絡まれてた女の子が僕の後ろに隠れた時点でもうこれは不良に非が有りまくるなとも思ってるけど……

 

「んあ?、誰だてめぇ?」

 

「そこどけよ、ナンパの邪魔だぜ?」

 

「そんなにしつこくナンパするのは僕はどうかと思うけど?

 

ねえ?金髪耳ピアスと赤髪口ピアス」

 

 

「…今なんつった?あんまり舐めてんと殺すぞ?」

 

お、なんか怒ってきたっぽいね……

 

「最近の若いもんはすぐに『殺すぞ』とか言ってキレてくるねー、馬鹿らしっ」

 

こんぐらいで挑発は十分だろう

 

「こいつ殺すぞ!」

 

「おう!」

 

そう言ってまず一人目が殴ってきた

 

右ストレート、顔面狙い…バレバレだね

 

僕はそれを避けずに、右手で掴んで、自分も後ろに下がりながら後ろ自分の方に煽って引き寄せる

 

「うお⁉」

 

そして、その間に相手の右腕に自分の左腕をしたから通して、右手を相手の拳から袖に移動させ、そのまましゃがみつつ相手に背を向ける

 

 

そして思い切り背負って、横に投げ、さらに自分も巻き込んで回転する……!

 

「ぐわっ!?」

 

一本背負い

 

 

これでこいつは10分は立てないと思う

 

 

そして、巻き込んで倒した後すぐに前回り受け身、立った瞬間にターンをして後ろを振り向く

 

 

そこには攻撃をするかどうか迷ってる不良の姿があった

 

「どうしたの?、来ないの?」

 

その言葉を聞いたら不良はすぐに向かってきた

 

…なんかちょろいね

 

 

それはともかく、不良は右手をストレートを繰り出してきた

 

 

それを避けて僕は不良の頭を左手でアイアンクローの要領で掴み、右手は不良の左腕の袖を掴んだ

 

そしてそのまま左足で相手の足を両方狩る

 

そして、その間に右手は自分の方に引いて、相手の頭を掴んだ左手は自分の体重を精一杯かけながら押し倒す………!

 

不良は思い切り後ろに倒れ、僕も追うように倒れ、前受け身をする準備をする

 

ただ、頭を掴んだ手は話さないけど…

 

 

そのまま不良は気絶した

 

 

それを確認した僕はというと、前受け身をしていた

 

 

……痛い…、コンクリートは硬いって………

 

 

頭を鷲掴みにしていた手は無事だったけど、袖を掴んでいた方の手のひらは皮膚が切れて、少し血で覆われてしまっている

 

 

「…大丈夫だった?」

 

僕は右腕を庇いながら立ち上がった後、忘れかていた絡まれてた女の子の事を思い出して、声を掛けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんか違和感……

次で苗木君の強さの秘密をネタばらし
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