アマゾン細胞
それは日本最大の製薬企業『野座間製薬』によって作られた物
名前では細胞とついているが実際は細胞では無く、ウィルスサイズの人工生命体である
そこから培養し、人間ほどの大きさにしたのが『アマゾン』である
この生命体は本能的に
しかし、そのタンパク質は普通の牛、豚、鳥等の肉では無く、力を発揮することが出来る程のタンパク質を持つのは
そう、アマゾン……いや、アマゾン細胞は別名『人喰い細胞』とも言う
その為、野座間製薬はその人食を抑えるために期限はあるものの、特殊な薬物を含んだ腕輪、『アマゾンレジスター』を培養したアマゾンたちにつけていた
その腕輪の薬物により、底がつくまで理性を保ったままでいられる
そんな中、一人の研究者が一匹のアマゾンを使って改造を行っていた
場所は野座間製薬の地下極秘研究部屋
ここはその人物以外は入ることが許されない特別な部屋であった
その中で一匹のアマゾンは巨大な培養槽の中で静かに眠っていた
眠っているアマゾンのイメージカラーは藍黒色、腹は白で、足は鳥の趾、背中には小さいながらも翼を持ち、頭は恐ろしさと同時に何かから守ってくれそうな雰囲気を出していた
そのアマゾンは『ツバメアマゾン』
ツバメは昔から米などを食い荒らす害虫を食べ、さらにその家の壁に巣を作るとその家に住む人は縁起が良くなるなど人々から有難い存在でもある鳥類
そんな幸福の存在であるツバメが人間を食らう怪物の一匹になっていた
そんなツバメアマゾンを改造しているのは一人の女性『水稲未来』
若くして、IQ600という驚異の知能を持っていた
そして彼女はこのツバメアマゾンの管理を任されていた
そんな彼女は今、ツバメアマゾンを培養槽に入れて、ある部分の改造を行っていた
それは『人食衝動の除去』であった
彼女は他に生み出されたアマゾン等を「穢れた生命」と言って憎悪を出しているのだが、このアマゾンだけは何故かそんな感情を出さずに逆に愛情を与えていた
そして彼女は、アマゾンの持つ『人食衝動』を取り除く為に、長い時間改造していた
そしてついに……
未来「ついに完成した……私の愛しき人が……」
そんな感想を述べながら、人食では無くなったアマゾンを眺めていた
ツバメアマゾンも培養槽の中で静かに眠りから覚めようとしていた
しかし……それから5日後、野座間製薬の不祥事によって4000匹ものアマゾンが外に解き放たれてしまった
ここから、アマゾンによる悲劇が起きてしまう事は今は誰も知らなかった
また、その中に不人食のツバメアマゾンも紛れて脱走してしまった
その行方は誰も知らない……