ガンゲイルオンライン 大学生は銃の世界で最強の人でした   作:ならや

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全然更新せずに申し訳ないです
それではどうぞ!


大会開始!(戦闘があるとは言ってない)

「シュウ〜何か他に必要な物あったっけ〜?」

「ねぇぞ。サンキュ〜カイ」

「いえいえ〜どういたしまして!僕も酒場で見てるから頑張ってね!」

「そうなんか?じゃあ一緒に行くか?」

「そうするよ」

SJ2当日のカイの武器屋では、大会のかなり前から2人が持ち込む物の最終確認をしていた

全てをストレージへと詰め込むと大会の待合室になっている酒場へと2人で向かう

大会まで時間がある為、参加者も観覧者もほとんど居なかった

貸し切り部屋へと入る2人

「シュウ、何飲む?」

「ん〜、カイの奢りで」

「リョーかい!」

2人はしばらくそれぞれのお気に入りを片手に今日の事を談笑していた

大会に参加するチームが少しずつ集まり始めた頃、シュウは酒場に見知った顔を見つけた

「お、デヴィッドじゃねーか。カイ、ちょっと挨拶に行ってくる」

貸し切り部屋から出るとMMTMの元へ向かう

近付くと気付いたリーダーが軽く会釈してきた

「よう、元気か?デヴィッド」

「シュウさんこそ、準備万全の様で」

「当たり前だ。今日はよろしくな。早々に当たっても容赦しねぇぞ」

「そんな事は承知ですよ」

笑って部屋に戻ろうとする

が、キリト達が入って来たのでそっちに挨拶に行った

「調子は?アファシス」

「絶好調なのです!マスター!」

「そりゃ良かった」

近寄って来たアファシスの頭をわしゃわしゃ撫でながらキリト達にも声を掛ける

「お前らも準備出来てるか?」

「勿論。今日の為に色々準備したからな」

「シュウはちゃんとリンクス準備してるかしら?」

「教えられない〜、なんてな。ちゃんと準備してあるよ。スナイパー対決なら受けて立つぜ、シノン」

「あら、宣戦布告されたら逃がせないわよ?」

「元々逃げる気なんてねぇよ」

気付けば人が多くなった酒場

次に入って来たのはレンの今日のターゲットだった

「........来たか」

挨拶に行くのはまずい気もしたが、一応知り合いなので行く事にした

「この大会出るって聞いてたけど、私の所に挨拶に来るとは思ってなかったわ!」

「うるせぇ、こっちだって悩んで来てんだ。久しぶりに見たが何も変わってねぇ様だな、ピトフーイ」

ピトフーイとはかなりの期間会っていなかった

「そうかね?でも、今日はシュウが居るなら退屈せず済みそう!」

「安心しろ、今日の相手は俺じゃねぇ」

「シュウ以外に誰が居るっての?」

シュウが答えたのと2人のプレイヤーが酒場に飛び込んだのは同時だった

「凶暴なピンクのウサギ、だな」

ピトフーイは歪んだ笑みを浮かべ、シュウは背を向けカウンターで1杯頼み、グイッとグラスを傾けた

「よっしゃ、やるぞ」

そう1人で呟いた瞬間、姿は消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備用の空間に飛ばされた3人は早速準備を始めた

特にシュウは色々な武器の準備が必要で大変なのだ

「レン、来るの遅かったが大丈夫か?」

「あはは....フカが入る前にアイス食べてお腹壊しちゃったらしくて.....」

「いやー、申し訳ない」

「まぁ間に合ったからいいさ」

M417の初弾を装填し、トーラス・レイジングブルに.454カスール弾を入れて腰のホルスターに収める

更にいつも使っているM1911は身体の前にあるホルスターに

マルチカム迷彩のタクティカルベストにマガジンを収め、腰には複数の手榴弾がある

ヘルメットではなく黒一色のキャップを被り通信装置を耳に着けて準備完了である

「よし、準備完了だ」

「ねーねーシュウーこの大会終わったら海外に連れてってよー。実際に射撃してみたいー」

「ちょ、ちょっとフカ!?迷惑だよ!」

「別にいいぞ?ハワイあたりの射撃場でいいか?」

「ホントに!?よっしゃー!俄然やる気出てきた!」

「シュウさん、ホントに良いの?」

「ああ、3人で行こうぜ。P90もあるからな」

開始の時間を待つ3人

準備が多いシュウと言っても時間は十分、余る程であった

「レン」

「ん?どうしたの?シュウさん」

「お前の目的はピトだが........俺にも逃げられない奴らが居る」

「!」

シュウの言う逃げられない奴ら、もちろんシノン達のチームの話だ

だが、シノン達の話はレンとフカにはしていなかった

「シュウにもそんな相手が居るんだね〜。でも余裕でぶっ飛ばせるっしょ?」

「いや、正直言うと運だな。勝率は良くて6割って所だ」

「シュウさんでも勝率6割なんて相手が居るんだ......ちょっとどんな人達か気になるかも」

「大会終わったら紹介するよ。きっと仲良くなれるはずだ」

そんな話をしながらも417にスコープを取り付け覗き問題が無いことを確認する

流石のシュウでもジャベリンやRPG-7等のランチャー類は持ち込んでいない

シュウが持ち込んだのはM417、リンクスGM6、トーラス・レイジングブル、M1911A1、秘密兵器が一丁である

M37も持ち込む予定だったが、グレネードを撃ち落とす用に持つのは面倒と言う理由で外された

「そういえばシュウ、なんか秘密兵器あれば持って行くって言ってたじゃん?見つかった?」

「あったぞ。だから今回持って来てる」

「どんなの?」

「秘密兵器だからな。秘密にしとかないと楽しみがないだろ?」

「え〜、教えてよ〜」

「ヒントをやる。拳銃だ」

そんな話をしながら装備類の確認を終えれば開始まであと数分

シュウも初めての大会なのでどんな感じとか、どんな戦い方がいいとかは殆ど手探りの状況だ

前回大会の映像は見たが初回という事もあって戦術や作戦といった物は特には見られなかった

ただ、心配はない

「よし、正直前回大会は戦術をしっかり立てているチームなんてレン達やらアマゾネス、MMTMくらいでほぼ無かった。ただ、今回は第2回だしちゃんと作戦を立てているチームがあってもおかしくない」

「そうだね。シュウさんは作戦あるの?」

「そりゃあ何千プランとあるし、その中から最適な物を見つけるのも慣れてるが....それを覆す相手が1番面倒だ」

一息区切ってから続けた

「いつの時代、どんなゲーム、どんな大会にも1人はそういう奴が居る。だから、重要なのは作戦じゃない。」

「じゃあ、何が重要なの?」

「最適解に限りなく近い答えを見つける能力、実績に基づく判断、自己犠牲の信念だ」

転送までもう間もなく

「行くぞ!!」

声を残して3人は消えた




いかがでしたか?
これからも不定期更新ですので空き時間にサラッと目を通して頂けると幸いです
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