次の文章はハンター向けの講座の抜粋である。以下の文章を読んで問いに答えなさい。
かつて、とある大異変が起こる前は完全にハンターと(1)は別々の世界を歩んでいた。それはハンターの常識として、モンスターとは危険な存在であり、人間との共存はできないという思想、あるいは獰猛すぎるが故に撃退するほかない、という思考が存在している。(2)もう一方の住人は、モンスターとは自然の中の一個体であり、結局は自分たちと何ら変わらない存在であるのにほかならない、という発想を持っている。だからこそ、意見の対立が生じ、彼ら独特の遺産を隠したがっているのだ。それはあの異変のときでさえそうだった。
逆を言えば、彼らはある意味で(ア)ヘイサ空間でしか存在できないのだ。周囲の(A)地域にはハンターがいる。つまり反対の意見を持つ者しかいない世界しか、外界には存在していないことになる。もし彼らがジンオウガの背に乗ることが判明したうえで、それが人に手を出すような状態に陥ったとき、それは紛れもなく反乱を引き起こす道具として呼び寄せたと見なされても仕方がない。一方で、押しつけと無礼さがそこに発生していると考えることもできる。本当にモンスターが攻撃してきたのか、あるいは何かに対する反対の意思を持って払っただけのことかもしれない。その判別は誰にもできないものであり、しかし剣士が取った行動がまるで自分を追い詰めようとしているように錯覚したならば、本来の行動に即して攻撃的な反応を見せることは当然のことである。
では、ハンターと呼ばれる人種は(1)にとって悪なのかというとそれはまた違う話となる。ハンターの行動原則の神髄は、自然に帰すことであると定義されている。当然、無意味な討伐の繰り返しは避けるべきであり、反対に暴虐を繰り返す生物に対してはじめて討伐命令が発生するのだ。そして適切に対処するためには(B)自然法則に則った判断が必須であるため、G級ランクに相当する者で且つ真の意味で腕の立つ狩人はその種の性質を理解しているのだ。(イ)ハンショク期のリオレイアは、他のリオレイアを縄張りに入れるのを特に嫌う時期であり、さらにすぐに撃退手段にかかるのも、自らの巣を荒らされないこと、産卵時に敵襲されることを回避するためであることは今では明白となっている。これは当然、原種と亜種でも基本的に共通する性質であり、他の種族でも一致することが多い。こうした知識は何度も現地で調査し、研究されてきたことで初めて判明したことであり、現在もさらなる追究がなされている。これは当然未開の地同然の世界では判然としていないことであり、ハンターはこの点では地の利を生かすことさえ可能である。
ただどちらの立場であっても、気を付けなければならないことは、相手は自然であること、生きていることの(ウ)オンギを持っているということである。これは所謂犬や猫のような動物も当然含め、相手の状況や環境に応じて行動を変えてくることがある。助けてもらった相手に対して(エ)ケイイを持った行動を返すことがその例に当たる。また、生物学的に重要な時期にも気を付けなくてはならない。最も簡単な例は、教育原論や自然動物教育学にも共通して出てくる事項だが、生まれたての乳幼児は、その発育環境のなかであらゆる行動を練習する。この点は、たとえどのような生物であっても基本的には変わらない。先のリオレイアでも、歩行や威嚇時の声、飛行などから始まり、体格による攻撃、毒性も徐々に親のリオスから学んでいく。他にもアイルーに関しては、小さいころから人の世界に関係があったアイルーは、(C)人語を理解し、(D)数学にも着手し、料理や物販まで行うものまでいる。だが、当然アイルーの世界のみで成長してきた場合は、人の世界に訪ねることは一切なく、基本的に姿は野良でしか見ることができない。このとき、人の手を介している場合は、人がいることが当然だと感じてしまい、親が本来の親ではないのにそれが自然なことであると考えてしまう。こうした状況は必ず避けるべき状態であり、現在の研究でも、絶対にこの状況にならないように細心の注意を払わなければならない。
あらゆる者は生きとし生けるもの全ての感謝と、時には恵みを、はたまた厳しさを見せる自然への順応が求められている。それは体現者を相手とすることで生業とする狩猟者にとって、最も深く意識するべきことであり、同時にこのことを無視した時、いかなる形であれども淘汰されゆくことになる。また、自然と対話し調和を望む操縦士も、その慣例のみに縛られることで、他の環境への対応が遅れることで絆に歪みが生まれうる。その時、抗う意思が最も生まれやすく、その時に適切に向き合う強さがなければ、放り出されてしまうだろう。そうならないように、日々の(オ)シュウレンが大切なのである。
問1 次のアからオのカタカナを漢字に正しく直した時に使われる漢字が含まれているのを記号で選びなさい。
ア ヘイサ空間
1 コウサ点に差し掛かる 2 レンサ反応を起こす
3 身体ケンサを実施する 4 キッサ店に入店する
イ ハンショク期
1 シハン薬を飲む 2 ハイハン置県
3 ハンカ街へ行く 4 ハンジツ仮想
ウ オンギ
1 オンシン不通となる 2 ヘイオンを装う
3 ギオン精舎の金の声 4 シオンを施す
エ ケイイを持った行動
1 トウケイ学を専攻する 2 ユウケイ文化財
3 研究心にケイフクする 4 ケイコウ牛後
オ 日々のシュウレン
1 心理学をセンシュウする 2 ホウシュウを受け取る
3 お金にシュウチャクする 4 シュウソを使う実験
問2 (A)地域に関連して、以下の文1と2についての正誤判定として適切なものを選びなさい。
1 瀬戸内の気候は、降水量が少ない傾向であり、讃岐平野では溜め池が多く存在している。
2 ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアが含まれる地域はオセアニア州である。
1 両方とも正しい。
2 1は正しいが2は誤りである。
3 1は誤りだが2は正しい。
4 両方とも誤りである。
問3 (B)自然法則に関連して、以下の文1と2についての正誤判定として適切なものを選びなさい。
1 地層の調査において、火山灰などの時期が周辺で共通と判断できるなどの手がかりとなる層を鍵層という。
2 塩化銅水溶液を電気分解するとき、電極に付着した物質を擦ると光沢が出る。
1 両方とも正しい。
2 1は正しいが2は誤りである。
3 1は誤りだが2は正しい。
4 両方とも誤りである。
問4 (C)人語に関連して、以下の問いに答えなさい。
① 以下の会話文の流れに沿って、空欄に当てはまる文として適当なものを選びなさい。
A: I'll eat out with my friend today. ( )
B: Thanks, but I have to finish my homework because the due day is approaching.
1: What should I buy if we go to a Italian restaurant which lately opens?
2: Do you know what color does your friend, Lee, like the best?
3: Where is your favirote place to wait for people I want to meet?
4: Why don't you come with us and enjoy traditional Spanish food?
② 手紙の一部を抜粋したものを下記に示す。下記の日本語文になるように、整序しなさい。
お返事を楽しみにしております。
( looking / to / you / I / from / hearing / forward / am / .)
問5 (D)数学とあるが、以下の問いに答えなさい。
① 二点A( -2, 4 ) B( 6, 0 )を通る直線mがある。二点A,Bと原点Oを直線で結んだとき、三角形OABの面積を求めよ。
② 直線m上を動く点Pで構成される三角形OPBがある。三角形OPBの面積が18となるとき、点Pの座標を求めよ。
問6 (1)は空欄であり、(2)はそれを言い換えた言葉である。(1)に入る語句として最も適当なものを選びなさい。
1 古龍観測隊 2 ライダー
3 ギルド 4 一般人
問7 本文の内容として適当でないものを選びなさい。
1 モンスターと呼ばれる存在も自然の中にいる動物種のひとつであり、その点では人間と何ら変わりはないという思想がある。
2 本来、生物の成長にはその親が生きていく術を子に教えるが、そこに他の存在が干渉するのは、その成長を阻害する恐れがある。
3 あらゆるモンスターの中で、人間の世界に興味を持つものの、その探求への困難さゆえに未だに他種から我々の状況は把握されていない。
4 ハンターはむやみにモンスターへ攻撃を加えてはならず、それはかえって自然の調和を乱す行動である。
回答
問1
ア 2 閉鎖 / 交差 連鎖 検査 喫茶
イ 3 繁殖 / 市販 廃藩 繁華 反実
ウ 4 恩義 / 音信 平穏 祇園 私恩
エ 3 敬意 / 統計 有形 敬服 鶏口
オ 1 修練 / 専修 報酬 執着 臭素
問2 1
問3 1
問4 ①4
4のみがその後のBの反応が自然となる。 "Why don't you" 「~しませんか」
② I am looking forward to hearing from you.
楽しみにしている人は私であることが推測される。したがって、「私はあなたからの返事が来ることを楽しみに待っている」という内容の英文にすればよい。
問5 ① 12
OBを底辺としたとき、三角形の高さは点Aのy座標となる。したがって、面積は6*4*1/2=12
② ( -6 , 6 ),( 18 , -6 )
二点A,Bより直線mの式はy=-1/2x+3
①より三角形OPBの面積はOBを底辺としたとき、点Pのy座標の絶対値が高さとなることで求まる。点Pのy座標をtとする。
面積 = 6*t*1/2 =18
3t = 18
t = 6
このとき、高さとなり得るy座標の数値は負の値でも問題ないため、t= +-6
このtはy座標のことであり、y=+-6を直線m:y=-1/2x+3に代入する
問6 2
モンスターは危険な存在であるという認知がなされやすいのはハンターや一般人の体験からきており、一方で「ジンオウガの背に乗る」などの行動ができる彼らとは、もう一方の住人であるライダーである可能性が高い。また、ハンターとライダーで齟齬が生じていた歴史的背景も存在している。(MHST2)
問7 3
アイルーは人間の世界に溶け込んでいるため、この内容の反例となる。
計13問