Fate/Advent Hero   作:絹ごし

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第29話「飼育箱の夢」

 甲高い金属音を上げ、頻りに揺れる青龍刀の刃と不可視の刃。上から加えられてゆく圧力に対抗して、龍騎は両腕に力を込める。

 だが、張り詰めた弦の音に背筋を刺衝され、瞬時に足を使ってセイバーを蹴り退けた。

 目前に迫る幾多もの矢を、左右に傾けた青龍刀で弾き返しながら、アーチャーへと駆け寄る。見切れる速度と軌道ならば、防御も最小限の動作でいい。

 

「行かせないっ!」

 

「だよなぁっ!」

 

 しかし、予想通りと言うべきか。龍騎の進行は、真横を並走するセイバーによって阻まれた。

 横薙ぎに振るわれた剣を寸前で飛び退いて躱し、二の太刀への迎撃に移る。

 袈裟、逆袈裟に互いの得物が衝突し、火花が飛沫のように弾けた。龍騎とセイバーは互いに一歩も引かずに、間隙の無い攻防を繰り広げる。

 

「貴方には、既に私の剣を把握されているようですね。……卓越した観察眼だ」

 

「褒めてくれるのは嬉しいけど、君と戦うのはこれが初めてじゃないし。結構、勘頼りなんだよな……っ!」

 

 小刻みな鍔迫り合いを生じさせながら、龍騎はセイバーの称賛に謙遜を返す。

 これで三度目なのだ。彼女との立ち合いは。風によって隠された得物に相反するかの如く、型の整った実直な太刀筋。

 脅威ではあるものの、意識を集中させれば互角に打ち合える。意識を集中させれば、であるが。

 

「———!」

 

 視界の端に映るアーチャーの姿に、龍騎は一瞬だけ気を取られた。その隙を見逃すセイバーではない。

 どうにか防げたが、大きく振りかぶって叩きつけられた剣の衝撃に、龍騎はたたらを踏まされる。

 そこに、容赦の無い弓矢の追撃が放たれた。空気を切り裂いて速度を増した矢が、龍騎の肩先を掠める。

 背後の直線上にあった落葉樹の何本かが、宙を舞って吹き飛んだ。直撃した獲物の姿を再現するかのように。

 

「あいつ、絶対殺す気だろ……」

 

【GUARD VENT】

 

 龍騎は即座に青龍刀を左手に持ち替え、カードを使用して盾を召喚する。

 あれ程の威力が込められた矢は、どうにか躱すか確実に防ぐしか無い。弾き返すのは危険だ。

 

「そうされたくないのならば、武器を捨てて命乞いでもしてもらおうか」

 

「嫌なこった!」

 

 続く第二射、第三射を堅実に防御。そして、地を蹴り抜いて疾駆する。再度、アーチャーへの突撃をセイバーが阻む。

 だが、龍騎の脚は回転を緩めず、寧ろ加速した。盾を構えた暴走特急さながらの突進は、不意を突かれたセイバーの華奢な身体を容易に撥ね飛ばす。

 

「———っ!? こんのっっ……」

 

 事は無かった。地面に擦った跡を刻みながら、盾と剣が拮抗する。青白く、目に見える程の濃密な力が、セイバーの身体から放出される。

 歯を食いしばって、龍騎は彼我の拮抗を崩そうとするが、瞬間的に強化された膂力を前に、その突進の勢いは完全に殺された。

 

「出鱈目、過ぎんだろ。その小さな身体の、一体何処にそんな力があるんだ」

 

「その質問には答えられませんね。いずれにせよ、この身を見くびった貴方の落ち度です」

 

 思わず漏れ出た龍騎の悪態を、セイバーは綺麗に切って落とした。一旦身を引いてから突き出された剣の切っ先を、龍騎は青龍刀で僅かに逸らす。

 そのまま、空いた隙間に捻じ込むようにして、盾の縁をセイバーの横腹へと叩きつけた。

 堅牢な鎧に阻まれるものの、衝撃を伝播する確かな手応えがあった。それを証明するように、セイバーは顔を苦悶に歪めて後ずさる。

 

「……っ、貴方は私を出鱈目だと言いましたが、私からしてみれば、十分に貴方も大概だ。そのような力を、一体何処で手に入れたのですか」

 

「そっちが答えなかったんだから、こっちも絶対答えないぞ。おあいこだ」

 

 意趣返しの機会は、随分と早々に訪れた。龍騎は盾と青龍刀を構えたまま、如何にしてセイバーの背に控えるアーチャーを捉えようか思案する。

 

「盾を持ち出された以上、ただの矢では効果が薄い。かといって、別の矢を持ち出して死なれては元も子もない……か」

 

 だが、アーチャーは何故か弓を下ろしていた。そのまま、取り出した時と同じように弓を虚空へと消し去り、龍騎へと歩み寄ってくる。

 鋭く据えられた眼差しに、諦念などは微塵も含まれていない。遂に、アーチャーは距離の優位を捨てて、セイバーの隣まで来てしまった。

 

「お、お前、良いのかよ。アーチャーなんて呼ばれるんだから、弓が得意なんだろ」

 

「なに、一本の剣でお前を直ぐに切り崩せないのなら、もう少しだけ剣を用意してやるべきだろう。……セイバー、前に出てくれ。君に合わせる」

 

「……分かりました」

 

 不穏なやり取りを終えて、不可視の刃が躍り掛かる。身を捩って回避した後に、龍騎は反撃の一刀を振るおうと腕を引く。

 その迅速な動作に、一対の分厚い刃が挟み込まれた。反射的に青龍刀を叩きつける。半円を描く黒と白の軌跡を堰き止める。

 

「そら、私などに呆けている暇があるのか?」

 

「っ———」

 

 口元を微かに吊り上げ、アーチャーが龍騎の横合いを見やる。考えるよりも、驚くよりも先に、盾をそちらへ突き動かしていた。

 水平に振り抜かれた剣の威力に怯みながらも、大きく飛び退く。だが、息を吐く猶予は無い。

 

「———はあぁぁっ!」

 

 大きな踏み込みと共に、空気を引き裂いて肩口へと迫り来る透明な刀身。それが無理矢理に剣戟を再開させる。

 そこに、弓兵から転じて二刀流の剣士となったアーチャーが加わった。仕切り直す時間など一秒たりとも無い。

 絶え間ない剣閃の乱舞を前に、龍騎は回避と防御に比重を傾けざるを得なかった。

 

「ぐっ———うああっ!?」

 

 だが、それにも限界というものが有った。セイバーとアーチャーによる阿吽の呼吸の攻勢は、龍騎の処理能力を越えて、とうとう体勢を叩き崩す。

 そして、逆袈裟の一撃が龍騎の胴を捉え、その身を木っ端のように軽々と弾き飛ばした。

 数秒間の空中浮遊。その後に固い地面が、衝撃を伴って龍騎を猛反発に出迎えて来る。

 

「っ……く、そっ。そっちが、二人掛かりで来るってんなら、俺にも考えがあるぞ」

 

 勢い良く転がりながら右手の盾を手放す。そのまま、龍騎はデッキからカードを引き抜いて起き上がった。

 二人を迎え撃つ為に、手速くカードをバイザーへと差し込む。しかし、彼等からの追撃の気配は無かった。

 

「………?」

 

 一体全体何事か。怪訝を込めた視線で、龍騎は正面のセイバーを、隣のアーチャーを睨み付ける。

 彼らの見開かれた双眸は、一様に全く別の方向を向いていた。その愕然とした面差しに流されて、唐突に沸いてきた違和感に触発されて、視線を横に逸らした瞬間。

 

「———」

 

 周囲の空気が凍てつくような錯覚を、龍騎は覚えた。夜の闇よりも更に深い暗黒が静寂を彩る。

 そこには、真っ黒な影が立って居た。景色を侵食するかの如く、異質な存在感を放ちながら。

 対面のセイバーとアーチャー。遠巻きの士郎と凛。この場に居る誰もが、胸の内の秒針を押し止められたかのように硬直する最中。

 黒い影だけが頻りに揺らめいて、二騎のサーヴァントと龍騎の間に割って入ってくる。

 

「——————」

 

 どちらを向いているのか、どちらも向いているのか。漆黒に塗り潰された相貌からは判別が出来ない。

 だが、何故か龍騎の目には、黒い影の止め処ない揺蕩が、堪え切れない激情を表しているように映った。

 

「———下がれっ、セイバーっ!」

 

 根拠の無い直感を裏付けるかのように、影が一直線に龍騎の対面へと伸ばされる。

 いち早く我を取り戻したアーチャーの怒号が、沈黙を破って響き渡った。

 

 

 

 

○○○

 

 

 

 何の予兆も見せずに、一瞬にして十数メートルの地面が影に覆われた。足を取られてはならないと、二騎のサーヴァント達は後方へ跳躍して難を逃れる。

 だが、相対する黒い影は彼等を逃すまいと、触手のような薄い影を矢継ぎ早に伸ばしていった。

 

「な、なんで、あいつら反撃しないんだよ。触るだけでも不味いのか」

 

 龍騎は半ば呆然としたまま、着実に追い詰められて行くセイバーとアーチャーを傍観する。

 それを戦いと称するには、まかり間違っても言えない。まるで、捕食者と被捕食者の間に生じる追走と逃走だ。

 黒い影は二人の逃げ道を塞ぐために、多数の触腕を枝分かれさせ、網に見立てて変形させて行く。

 

「ど、どうすればいいんだ。あのままじゃ……」

 

 セイバーとアーチャーは、忽ちの内に影に呑み込まれてしまう。敵対関係になったとはいえ、龍騎に彼等を見捨てる事など出来ない。

 がら空きの背後から、黒い影を攻撃するか。バイザーに入ったままのカードを切れば倒せるかもしれない。そう思い、龍騎は左手に嵌めた龍の手甲を見やる。

 

「………………っ」

 

 それは、違う気がした。生物かどうかも定かではない、不可解な形をしているが、あの影はこちらに一切危害を加えていないのだ。

 現れた瞬間からして、自分を庇おうとしているのか。都合のいい憶測が、龍騎に攻撃を躊躇させる。その僅かな逡巡の間に、黒い影は最後の詰めに入った。

 

「やめろっ! そいつらに手を出すなっ!」

 

 数秒先の未来を幻視した龍騎は、思わず影へと駆け寄って声を張り上げる。

 これで止まらなければ、如何に危険だろうが無謀だろうが直接しがみついてやろう。そんな無謀な画策をしながら。

 

「——————」

 

 だが、本当に止まった。これまでの勢いが嘘のように。黒一面に地表を遮断していた影が、潮引きの如き様相で本体へと収縮してゆく。

 そのまま、黒い影は身を翻して龍騎を見つめてくる。無貌であるが故に、見ているかは定かでは無いが。

 

「お、おお……。初めてかも、俺の言う事聞いてくれた奴」

 

 ライダーバトルを経てからでは考えられない。対峙した者たちの中で、自分の制止に聞く耳を持つ者は誰一人として居なかったというのに。

 言葉が通じるかも怪しい相手だったが、諦めないで良かった。龍騎は感慨深い思いで胸が一杯になる。

 

「———戯け! 次の標的がお前に変わっただけだ!」

 

 しかし、その思いも長くは続かなかった。アーチャーの警告と同時に、黒い影の本体が目前まで迫り来る。

 出来の悪い頭は狼狽しながらも、警戒を解かずにいた身体は危機の回避を選択した。

 横っ飛びで黒い影を躱し、龍騎は転がって受け身を取る。振り向きざまに触腕が突き出された。

 

「………………?」

 

 たった、二本だけ。先端から五つに浅く縦裂した二つのそれは、見方によっては人の手を彷彿とさせる。故に、逃れるのは容易だった。

 

「……なんで、急に動き鈍くなってんだ」

 

 何故か、影は殆ど伸びて来ない。黒い影自身が、態々龍騎へと這い寄って来るのみ。

 サーヴァントたちを追い詰めた先程迄の攻勢は、既に途絶えてしまった鈍間な追従。

 緩慢と低空を羽ばたく蝶を、素手で傷付けずに捕まえるかのような。そんな悠長さを感じた。

 

「あのような手合いに、加減の物差しなどあり得るのか……。だとしても……」

 

 この手の類と対峙した経験があるのか、喫驚したアーチャーの呟きが耳に入る。

 セイバー共々、龍騎と黒い影の間に手出しは出来ない様子だったが、寧ろそれは僥倖である事に龍騎は気づいた。

 

「…………そうだ」

 

 この影と付き過ぎず離れ過ぎずの距離を維持して、鏡がある場所まで行けば、安全な撤退が可能になるのだ。

 強く地面を蹴り抜いて、龍騎は大振りな触腕の交差を飛び越える。そのまま、遠巻きの二人の隣に降り立った。

 

「なあ。あいつ、俺に夢中みたいで丁度いいし、ちょっと引きつけておくからさ、早くあの二人連れて逃げろよ。……あんたら、あれに触るだけでも不味いんだろ」

 

 保身からの提案だったが、セイバーは異なった解釈をしたようだ。唇を小さく噛んで、苦しげに龍騎を見つめてくる。

 

「リュウキ。何故、貴方はそうまでして……」

 

 自らの願いを阻む邪魔者に心を砕くとは。武器を持つべきでないのは、彼女も同じではないのか。

 胸の内に浮かんだ反論を口の中に含んだまま、龍騎はアーチャーの様子を窺う。背中を射抜かれては意味が無い。

 

「……取るに足らん目的の次は、烏滸がましい自己犠牲か。見下げ果てた精神だな」

 

 口を開けば、当たり前のように皮肉が飛んでくる。だが、龍騎は平坦な心持ちで、淡々と視線を戻した。

 戦闘を続行する意思の有無。それだけを把握出来れば、問題ない。そのまま、前方の影を注視する。

 

「別に、こんなとこで犠牲になるつもりなんか無いよ。……一回死んだくらいじゃ受け入れられない事が有るってのは、まあ認めるけどっ!」

 

 去り際に否定と肯定を言い残し、この場から脱兎の如く逃走。龍騎の狙い通りに、黒い影は覚束ない動作で後に続いて来た。

 

「ほら、こっちだこっち。急がないと置いてくぞ! 早くついてこい!」

 

 諦めぬように、標的を移さぬように。絶えず声を掛けて気を引く。

 声を掛ける度に、執念じみた意思が増してゆく気配を背中に受けながら、龍騎は公園を後にした。

 

 

 

 

○○○

 

 

 

 様々な物音で満ち溢れていた昼間の光景が、白昼夢だったかのように静寂とした新都の大通り。その道を行く者は、龍騎と黒い影のみ。

 足に力を込め、塀の壁を蹴り登って飛び跳ねる。伸ばされた触腕は、何処も掠らずに空を切った。

 黒い影は依然として距離を縮める事が出来ずに、龍騎の背後に追い縋る。この有様では、捕まる可能性など万に一つも無い。

 

「———、———」

 

 路地を右に曲がって、龍騎は突き当たりのアンティーク店へと真っ直ぐ駆け寄る。後を追う影を突き離して。

 目当ての代物はショーウィンドウの中身ではなく、ショーウィンドウそのものだ。一面に貼られたガラスが、誘うようにして龍騎の姿を反射していた。

 

「………………」

 

 もう既に、それなり以上の距離と時間は稼いだ。撤退の頃合いだろう。

 龍騎の思考を汲み取ったのか、黒い影が目に見えた狼狽を示して追い掛けて来る。首だけを回して後ろを向いた。

 

「お前が、一体何なのかは分からないけど、お前のお陰で結構簡単に逃げられたよ」

 

 ミラーモンスターやサーヴァント以上に、龍騎の理解の範疇から外れた存在だったが、結果的に助けられた。

 セイバー達に見せた苛烈な凶暴性も、一切感じられない。随分と大人しいものだった。逃げている最中も、カードを使う必要すら無かったのだから。

 

「……じゃあな」

 

「———」

 

 黒い影へと手短な別れの挨拶を告げて、龍騎はショーウィンドウ越しの安全圏に飛び込む。

 鏡の中の世界は、現実の世界と同様に静寂に浸し尽くされていた。自らの発する呼吸だけが、唯一の音源だ。

 

「家、どっちだったっけ。結構適当に逃げてたからなぁ……」

 

 左右が反転した空間では、土地勘も上手く働かない。どこかに目立つ物が有れば。そう思いながら、龍騎は家路を探そうと歩き出した。

 

「……うん?」

 

 しかし、右手だけが前進を拒絶するかのように、後ろ手に吊り上がった。何事かと振り返り、龍騎は呑気にそちらを見やる。

 

「っ———!」

 

 右手を覆う違和感の元凶を知覚した途端。家への帰り道の心配は、己の身の安全への心配に成り代わった。

 手首から肘にかけて、幾重にも巻かれた真っ黒な帯。その帯の先に、ショーウィンドウから半身を透過させる黒い影が居た。

 

「う、嘘だろっ!? なんでお前までこっち来れんだよ……っ!?」

 

 この世界を行き交う者など、自分以外にはあり得ない。唐突に降りかかった理不尽に、龍騎は抗議を喚き立てる。

 だが、そんなものが聞き入れられる筈もなく、身体は黒い影へと引き寄せられて行った。

 途轍も無い引力に両足を踏ん張って抵抗するが、焼け石に水だ。少しずつ、確実に彼我の距離が縮まる。

 それに付随して、実体の存在しない何かが此処ではない何処かに接続される感覚が、龍騎を激しく苛む。

 

「———、———、———」

 

「意味、分かんねぇ……っ」

 

 瞳の中にある照明の電源が、断続的に連打されるかのように。視界が止め処無く明滅を繰り返す。

 置いてかないで、こっちに来て、一人にしないで。龍騎の頭蓋を直に揺さぶる、嗚咽混じりの少女の声音。

 幻聴などではない悲痛な嘆願は、龍騎から踏み堪えようとする気概を削いでゆく。

 

「………………!」

 

 間近まで迫る捕縛者。熱い抱擁の予備動作のように、影が大きく広げられる。

 露わになった深淵の奥底。現実世界でも、この鏡の世界でも無い、もう一つの未知の世界。虚ろな光景の中に、龍騎はそれを垣間見た。




龍騎のピンチに駆けつけたのは、ドラグレッダーではなく黒いタコさんウィンナーでした。ピンチに更なるピンチを重ねてたら世話無いですけども。
忘れていたり読んでいないだけかもしれませんが、他のFateの二次創作では殆ど見かけない気がしますね。

感想、アドバイス、お待ちしております。

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