干からびた枯れ葉と湿った腐葉土。根や枝を含む大小様々な木片。森を構成するありとあらゆる要素が、皆等しく爆風によって天高く吹き飛ばされてゆく。
やがて、地を揺らす轟音が鳴り止み、龍騎は風除け代わりにした尖塔の陰から顔を覗かせる。
つい先程までサーヴァント達の戦場だった場所には、隕石が降ったかのようなクレーターが出来上がっていた。
「な、なんつー……」
途轍もない威力だ。驚愕と畏怖に引き攣った喉は、後に続く言葉を発することを許さない。
眼下に広がる破壊の痕跡。それは、龍騎が知る限りで最も大きな殲滅力を誇る、ゾルダのファイナルベントに匹敵。或いは凌駕した規模だった。
「───うおおっ。あいつ、よく吹き飛ばされてなかったなぁ」
大きく姿を変えた景色を呆然と眺めていると、龍騎の視界を遮るように宝石の使い魔が横切る。
呆けている場合ではない。内心で己を叱咤し、首を横に振り意識を切り替える。そして、龍騎は尖塔から思い切って飛び降りた。
幅広く敷き詰められた灰色の煉瓦に、二足分の罅割れを走らせ着地する。
「……いってぇ」
着地の衝撃が爪先から伝播し、腹の打撲に染み渡った。それでも、足を止める理由にはならない。
龍騎は徐々に速度を上げて邁進する。真新しい爆心地を目指し、一本道を駆け抜けて行く。
「頼むから、死んでたりするんじゃないぞ……」
望みが薄いとは理解していながらも、無事を願わずにはいられない。たとえ、誰であってもだ。
やがて、真っ直ぐで平坦な煉瓦道は森の入り口を目前にして途切れた。龍騎の足は、凹凸混じりの悪路へと差し掛かる。
「大体、こっちのあたりか……?」
龍騎は不自然に飛散した土塊を目印に、進路を塞ぐ木々をかき分けて進む。
次々と湧き出る不安を一つ一つ踏み潰すような、我武者羅な歩調で。
だが、その歩みは何処からか聞こえてくる鼻歌によって止まった。
戦々恐々とした意識を削ぐような、ご機嫌な曲調だった。しかし、音に遅れて発せられた気配が、龍騎に戦慄を走らせる。
「……この、気配っ!」
黒い影。まだ、太陽が燦々と空を照らしている時間帯であるにも関わらず、想定外の存在が最悪のタイミングで現れた。
外気が氷点下に達したのか。そう錯覚する程の悪寒。それが三度目の邂逅を確信させた。
「………………」
しかし、あの黒い影は鼻歌などしていただろうか。朗らかな音色に耳を傾ける。
同時に、感じ慣れた悪寒が近づいて来る事実に対して疑問を覚える。
「───あれれ、どうして龍騎さんがお城の方から来てるんですか?」
その刹那、聞き覚えしかない少女の声が耳朶を打った。安堵を覚えるべきだというのに、どこまでも相反した怖気を覚えさせる声が。
決して振り返ってはならない。今すぐに逃げ出せ。本能と経験則が、けたたましい警鐘を打ち鳴らしている。
「き、君は───」
それでも、人違いの可能性だってある。龍騎は一縷の望みにしがみつくように、緩慢とした動きで声の主へと顔を向けた。
「──────」
そのか細い望みは、視界に映る桜の存在によって容易く断ち切られる。
首筋や左頬、袖口から肌を伝う赤黒い筋。前髪の隙間から覗く、赤く染まった左目の瞳孔。
そして、何よりも身に纏う黒い靄が龍騎に痛感させた。目の前に立つ少女は、あの黒い影に連なる存在なのだと。
「もう……そんなに怖がらないでくださいよ」
貴方にそんな目で見られたら、なんだか傷ついちゃいます。桜は言葉とは裏腹な微笑を浮かべながら、歩み寄ってくる。
愉快げに眦を緩めた双眸は、仮面の奥の感情を睨め付けているように思えた。
「怖がってなんか、ないよ。あれを操ってたのが君だったって事に驚いてるだけさ」
龍騎は後退りそうになる足を押さえ付け、虚勢を張って正面から向き合う。
約十年もの間、自分が何一つとして知らなかった魔術師としての表情を見せる彼女に対して。
「うーん、本当かどうか怪しいですね。だって、龍騎さんはとっても優しい人だもの。……倒さなきゃいけない敵でも、助けようとするくらい」
「………………」
すると、同情的な色が仄かに篭った瞳を向けてきた。そして、実際に見て知ったかのような口ぶりで語る。
自分自身が持つ、切っても切れぬ性分を。龍騎として戦った、これまでの葛藤を。
「それはそれとして。私、あそこのお城に行かなきゃならないので……」
意外にも黒い影とは異なり、桜は龍騎を標的としてはおらず。会話を唐突に切り上げて横を通り過ぎようとした
しかし、龍騎はそれを良しとしない。桜が過ぎ去る寸前で腕を横に突き出し、城へと続く道を塞ぐ。
「もうあの城に行っても、君の……その、お兄さんは居ない。危険なうえに無駄足だよ。…………大人しく───」
「───それ、時間切れって意味ですか?」
歯切れの悪い制止を遮る、底知れぬ憎悪と殺気に満ち溢れた声音。足元の影法師から湧き出る、真っ黒な泥濘。
質問の意味は分からないが、地雷を踏んだ。忽ちの内に本能が理性を打ち負かし、龍騎を後方へと飛び退かせた。
足裏が地面に触れた頃合いで思考が追い付き、結果的にその動作は正解であった事を把握する。
「……不安だなぁ、とっても不安だなぁ。あの人が居なくなったら、私の居場所が無くなっちゃう。生きてく甲斐が、無くなっちゃう」
両手で爪を立てながら顔を覆い隠し、桜は不鮮明な譫言を囁く。その囁きが重なる度に、湧き出た影が攻撃的な形へと変じてゆく。
最早、説得で解決する段階を超える脅威。桜の自我は肥大化する己の影によって搔き乱されていた。
絶対に通してはならない。通せば最後、誰かが傷つき命を落とす。無論、桜自身も含めてだ。
「慎二さん……、私の慎二さん……。絶対誰にも渡さない……」
「…………!」
慎二。連呼される名前を切っ掛けに、焦燥に麻痺した思考は自殺行為とも呼べる愚案を絞り出す。
腰に巻かれたベルトを、その中心のカードデッキを見下ろし、龍騎は手を伸ばした。
下手をすれば、生身であの影に取り込まれる。そんな躊躇に動きを鈍らせながらも。
「───あは、あはは……! だから、通せんぼしないでよ……!」
だが、その数秒にも満たない僅かな躊躇が、明暗を分ける事となった。
「まずっ───!?」
龍騎が変身を解除する寸前。自暴自棄な桜の哄笑が響き渡り、変貌を終えた影が牙を剥く。
まるで、呪われているかのような間の悪さ。大蛇の尾の如き鞭が振るわれる。
音速を優に超えた先端が龍騎の腹を捉え、空気の破裂音と共にその身を軽々と薙ぎ払った。
光る糸によって形作られた一対の巨大な剣。両腕を切断せんと突出するそれらを、手にした干将莫邪で受け流す。
軌道を逸らされた剣は、自生した花畑の中心に深々と突き刺さり。衝撃によって花びらを大きく舞い散らせた。
ひらひらと落ちてくる真っ白な花弁が、雪のような様相で士郎とイリヤの周囲に降り注ぐ。
「ふーん。デーゲンをもう一本増やしてみたけど、結構余裕そうだね」
生憎と、イリヤの軽口を肯定する余裕は無い。手の痺れを押し殺すように、双剣の柄を強く握りしめる。
今朝方見せられた記憶が真実である事を裏付ける、手に馴染んだ双剣。それは、士郎を一端の剣士に仕立て上げていた。
「……どうしてもやめる気はないのか。さっきの大きな爆発、お前のバーサーカーも巻き込まれたんだぞ」
先程、遥か上空の薄雲を切り拓いた一筋の光は、三騎のサーヴァントを狙った他の陣営のものなのだろう。
剣を構えながら左手の令呪を見やり、士郎はなし崩しで離れ離れとなったセイバーの無事を確認する。
「なんでやめる必要があるの? あの程度じゃバーサーカーは殺しきれないわ」
相手取るのが一騎増えても、結果は揺るがない。士郎の言葉に首を傾げ、イリヤは肩に垂れ下がった髪を払う。
すると、七本の剣が彼女の頭上に展開された。再三再四の説得は掠りもせず、攻防が再開されようとする。
「寧ろ、私と戦うつもりも無いシロウの方が降参するべきよ。トオサカを味方に付けたのは予想外。でも、そっちは追々仕留めればいいし」
だが、イリヤは剣を番える前に、士郎の説得を跳ね返してきた。サーヴァントや他のマスターは見逃せないが、士郎や間桐の兄妹だけは特別なのだとも。
「………………っ」
お前が自らの理想を取るならば、目の前の少女を切り捨てろ。そう言わんばかりに、手に構えた白と黒の双剣が鈍い光を反射する。
事実、どれだけ言葉を尽くしても線と線は平行のまま。いずれ、限界が訪れるのは明白だった。
「駄目だ、出来ない……!」
目の前のイリヤに向けて、自らが投影した刃に向けて。士郎は拒絶の意を示す。
平行線だとしても、どうしても諦めたくない。切嗣の忘れ形見を切り捨てられない。
士郎の返答を受け、イリヤは浅い溜め息をつく。そして、七つの切っ先全てを一斉に向けてきた。
「それじゃあ、いっそのこと芋虫になっちゃえ」
「……くそっ!」
ままならない、本当にままならない。何故、家族になれるかもしれない少女と争い合わなければならないのか。
敵意を覗かせる吊り上がった双眸。僅かな慈悲をかなぐり捨てた言葉を受け止めながら、士郎は臨戦態勢に移り始めた。
「──────」
だが、戦闘が再開される直前。二人の間に張り詰めた空気を断ち切るような、そんな破裂音が響き渡った。
遅れて、人間大の何かが木々を薙ぎ倒しながら横断。地面を擦り削って、その何かは停止する。
派手に飛び散った土埃が目に入らぬよう、士郎は腕で顔を庇いながらそちらを見やった。
「っ───龍騎!」
視界を塞いでいた土埃が晴れてゆき、龍騎の姿が露わとなる。地面に倒れ伏したまま、彼は微動だにしていない。
幾度も窮地を救ってくれたヒーローの無残な姿に、思わず士郎は自らの状況を忘れて駆け寄った。
双剣を投げ捨て、声をかけながら龍騎を抱え起こす。途切れ途切れの荒い呼吸と腹部に刻まれた擦過痕が酷く痛々しい。
顔を覆う仮面の所為で意識の有無が確認できない。どうにか外せないものかと、士郎は仮面に手をかけようとする。
「……げ、て」
「おい、何を言いたいんだ?」
しかし、その前に龍騎は何かを呟いた。上手く聞き取れず、口元に耳を向けながらもう一度聞き返す。
逃げて。士郎がその言葉を反芻した瞬間。空中を浮遊していた光糸の剣が一本、勢いよく射出された。
士郎たちにではなく、木々が倒れた事によって出来上がった即席の道を目掛けて。
「───危ないなぁ。当たってたら死んじゃってましたよ」
真っ直ぐな光の軌跡は何も捉える事無く、ある地点を境に途絶した。真っ黒な闇に塗りつぶされたかのように。
やがて、鬱蒼とした森の奥から見知った少女が現れる。その時点で、士郎は龍騎の言葉の意味を理解した。
桜。彼女が龍騎をここまで薙ぎ飛ばした張本人であり、龍騎が自分たちを逃がそうとしている原因なのだと。
「さ、桜……。なんで、お前が……?」
「……あれが、サクラなんだ。この街に来た時から嫌な気配は感じてたし、トオサカかマキリのどっちかが模倣したんだとは思ってたけど」
私と同じでまだ空っぽの器のくせに、大した力ね。イリヤは不快げに顔を歪めながら新たに一本の剣を編み上げ、計七本の剣全てを桜へと向ける。
「器? 何を言ってるのか分かりませんが、貴方がイリヤスフィールさんですよね。私、貴方にどうしても───」
「───気の合う子だったらシロウと一緒に連れてってもいいかなと思ってた。でも、私の存在意義を揺るがすような奴は生かしちゃおけない」
会話を一方的に打ち切り、一斉掃射。イリヤの思念に従った剣たちが、我先にと桜へ向かって殺到する。
一本一本、人体を容易く破壊する凶刃が七つ。だが、その刃は桜に到達する事なく、彼女の前に出現した影の膜へと消えて行った。
「………………!」
「どうしても、謝らせたい事があるんですよ」
桜は何事も無かったかのような振る舞いで、遮られた言葉を再び紡ぐ。喫驚するイリヤを嘲るように口角を吊り上げながら。
「……シンジを、貴方のお兄さんを捕まえて閉じ込めた事かしら」
「ええ、その事も勿論あります。だけど、それだけじゃなくて。……ええっと、そうだ───」
───生きてる事もです。
赤い左目の瞳が見開かれる。氷のように冷ややかな殺意が、周囲を浸してゆく。
再び虚空から滲み出た影の膜。それを突き破る八つの黒く染まった切っ先。
不規則で出鱈目な直角軌道を描きながら、かつての主人を目掛けて直帰した。
【STRANGE───】
【───CONFINE VENT】
だが、イリヤへと鏡写しのように跳ね返された攻撃は、龍騎の切ったカードによって無効化された。八つの黒い剣が罅割れ、甲高い音を立てて砕け散る。
「───逃げて、早く……っっ!!」
そして、喉の奥から絞り出した龍騎の一喝が、茫然自失していた士郎を再起動させた。
自分はどう動くべきなのか。そんな事など考える間もなく、足を突き動かして駆け出す。
自分と同じように立ち竦んでいたイリヤの元へと。士郎はそのまま彼女を横抱きに抱え上げ、脱兎の如く逃げ出した。
「ちょ、ちょっと、下ろしてよシロウ! 私はまだ───」
「───嫌なこった! 絶対に下ろすもんか!」
たった一人残された家族を、ほったらかしにする兄貴が何処に居るってんだ。士郎はそう叫び、手先に力を込めて走り続ける。
投影魔術という新たな力を手に入れてなお、イリヤを咄嗟に庇えなかった自分自身を。
もう一度助けてくれた龍騎を見捨てる自分自身に、無力感を覚えながら。
「イライラ、するなぁ……。まるで私が悪い事をしてるみたいじゃないですか」
「っ……っっ……」
鈍い痛みを訴え続ける腹を手で抑えつけ、龍騎は覚束ない足でどうにか立ち上がる。
士郎たちを逃がし、再び一対一の状況を作り出す事は出来た。
後は、正体を明かして桜の暴走を止めるだけ。しかし、それだけの事が何よりも困難だった。
「私はただ、謝って欲しかっただけなのに……」
桜を起点に広がる黒い影。それに曝された白い花々が、萎びて枯死してゆく。周囲の生命が徐々に萎縮してゆく。
最早、この場所は尋常の生命が存在を許される領域では無くなっていた。
彼女の前で変身を解ける唯一の機会は、先ほどの躊躇によって失われたのだ。
「……でも、仕方ないですよね。龍騎さんは皆を守ろうとして嫌々戦ってるんだもの」
「嫌々、なんかじゃない」
「もう、いいじゃないですか。貴方が此処に居るって事は、貴方が止めたかった本当の戦いは……
対面に居る相手の出方を窺いながら、必死に最適解を手繰り寄せる最中。
易々と核心に触れる言葉が、龍騎の思考を金縛りのように硬直させた。
折角最後まで生き残ったのに、その命を無駄遣いしてはならない。そう桜は続ける。
「っ……まだだよ、まだ俺の戦いは終わってないんだ。……自分の都合で終わらせちゃ、駄目なんだ」
違う、何処でそれを知ったかは分からないが、自分はとっくに死んでいる。
龍騎はその間違いを正そうと口を開くが、出てきたのはそれとは異なる拒絶の言葉だった。
「……何を言っても否定ばっかり。可哀想だから見逃そうとしてあげてるのに退きもしない。……私、とっても悲しいです」
何の予備動作もなく飛ばされた影の飛沫が、龍騎を捉えようと迫り来る。
瞬時に身を捩って回避。続く第二射、第三射も同様に躱してゆく。そして、先ほどは不覚を取った横薙ぎの鞭も屈んで凌いだ。
「───」
ここだ。微かに見開かれた桜の瞳が、一瞬の空白を示している。その空白に、龍騎はカードを引き抜く隙を見出した。
即座に応戦へと切り替わった意識は、身を守る盾を求めて突き動く。
「───ふふ」
カードの縁に指が触れた瞬間だった。龍騎を見据える瞳が赤く瞬いたのは。
躱した筈の飛沫が三つ、背後に生じた死角を縫って舞い戻って来る。
咄嗟に躱しきれた攻撃は二つまで。最後の一つが軸足に付着し、体勢を縺れさせた。
「ぐ───、うあ……っ!」
これ以上にない、致命的な隙だった。間断なく繰り出された追撃の鞭が、龍騎の腰を打ち据えて絡みつく。
桜の元へと、大口を広げた影の沼へと引きずり込んでゆく。
深々と浸かった身体。取り込まれてたまるかと、龍騎は全力でもがき続けるが、それは先延ばしにするだけだった。
「だから、悲しいのはもう嫌だから」
やがて、桜は四つん這いになって龍騎に這い寄ってくる。ゆっくりと、相手の反応を楽しむように。龍騎の姿を名残惜しむように。
「皆を守るヒーローじゃなくって。……私を、私を守るヒーローに染まっちゃえ」
そして、泥だらけの手のひらで龍騎の胸に触れ、一緒に倒れ込む形で押し倒した。
影の侵食によって視界が明滅する。僅かな隙間に入り込む汚泥が、抵抗しようとする意思を摩耗させる。
「くっ……そっ……」
この状況を打開できるカード。これまで、無意識に使用を憚っていた生存の一手が脳裏をよぎる。
しかし、無理矢理にあのカードを引き抜けたとしても、迸る烈火は目と鼻の先に居る少女を火傷させてしまうかもしれない。
ここまで追い詰められながらも、龍騎には傷つける可能性がある行為を選べなかった。
「…………?」
故に、龍騎はカードデッキではなく、赤黒い筋が走った左頬へと右手を伸ばした。
桜は微かな困惑の面持ちを浮かべ、視線を仮面の奥の瞳に向けてくる。
その行動の真意は悟られる事はない。時間切れだと言わんばかりに、影の沼は龍騎を引き寄せてゆく。
「──────」
手先から離れてゆく冷たい頬。その感触を忘れぬように握りしめる。
絶対に、絶対に這い上がってみせる。その誓いを胸に秘めながら目を閉じる。
そして、龍騎の意識は自身の身体と共に、深海のような闇の、底の底へと沈んでいった。
一度目は弓道場。二度目はミラーワールド。そして、三度目の正直、アインツベルンの森にて。真司は影に取り込まれてしまいました。
次回からの展開は、ちょっとしんどい感じが続くと思われます。
しかし、胸糞悪いだけの展開は避けたい所存であります。
ついでに週刊更新再開です。書き溜め次第で早々に途切れるかもしれませんが。
感想、アドバイス、お待ちしております。