婀嗟烬我愛瑠〜assassin girl〜番外編 作:大岡 ひじき
その昔、
ある日、
そして数多の
「俺は
と思いました。
「
その答えを返そうとした
☆☆☆
「却下」
「どうしてですか!
何ひとつ間違っちゃいないじゃありませんか!!」
昨日の晩徹夜して作成した資料を取り返そうと手を伸ばしつつ、私は桃に食ってかかる。
だが私がぴょんぴょん跳ねて奪い返そうとするその紙束は、桃が軽く手を上げただけで、私の手の届かない遥か上へと持ち上げられた。
くそう、私よりちょっと……かなり背が高いからって。
「強いて言えば、おまえにシナリオを任せたのが最大の間違いだ」
と、悔しさに歯噛みしつつ桃を睨みつける私に、別方向から呆れたような声がかかる。
「酷い!!」
思わず振り返って言い返すと、その声に違わぬ呆れたような表情で、赤石が私を見下ろした。
おのれ、どいつもこいつも。
「そもそもこの男塾で、この演目は無理があるのではないか」
更に、いつも非常識なことしか言わない邪鬼様が、まるで常識人のような言葉を口にする。
それに続いて、死天王たちが次々に文句を言い始めた。
「そもそもさっきの説明には登場しなかったが、この資料を見る限り俺たちは『
「扱い雑過ぎんだろ…もう少しなんとかならなかったのかよ」
「むしろ姫役ならば、光がやった方がいいんじゃないか?
無理なら、百歩譲って飛燕とか……」
「邪鬼様を差し置いて主役など、誰であろうとあり得ん!」
最後なんか変なこと言ったやついるけど、それはさておき。
「私は、進行や企画を全て任されております。
役になど入っている暇はありません。
飛燕は…頼んだら笑顔で刺されそうな気がしました。
なので彼には、衣装の作成をお願いしています」
「一度は頼もうとは思ったのか…」
私のしどもどな言い訳に、全員が納得したように頷いた。
「というか、王子役の俺の気持ちを少しは考えてくれ、姉さん…!」
そして。
それまで黙っていた豪毅が、泣きそうな声で訴えてきて、私はプレゼンを失敗した事を悟った。
お客さんがあまりにも来ないので錯乱しました。