もうすぐ入社試験か…
シン「ふぅ…。これで異変は解決か…。」
やっと終わったな。少しやり過ぎたか?
咲「お嬢様!?」
咲夜が戻ってきたか。ん?もう一人いるな。あれが例の博麗の巫女か?
レミ「咲夜…。ご覧の通り、無様に負けちゃったわ。」
咲「いいえ、無様なんかではありません。少なくとも私には立派に見えます。」
シン「ああ、俺が勝てたのはギリギリだった。」
レミ「ウソ仰い。私の推測ではまだ本気では無いのでしょう?」
こいつ、意外に鋭いな。
シン「……さぁな。」
霊「お話し中悪いんだけど、この霧を消してくれない?いい加減目障りなのよ。」
レミ「全く、失礼な奴ね。この霧の素晴らしさが分からないなんて。」
そう言い、レミリアは紅い霧を消した。今の時間帯は夜だから、吸血鬼も問題なく活動できるな。
霊「そうだ。貴方に聞きたいことがあるのだけど。」
シン「大体予想はつくが、何だ?」
霊「貴方は一体何者なの?」
正に予想通りの質問だった。答えは一つしかない。
シン「………只の人間だ。」
霊「……そう。」
シン「今ので納得したのか?」
霊「これ以上問い詰めても答えは変わらないと思ったのよ。」
意外と冷静なのか?まぁ、その方が此方も楽でいいのだがな。
レミ「そう言えば、貴方の望みは何?」
シン「望み?」
レミ「さっき言ったでしょう?私に勝てたら言うことを聞いてあげると。」
ああ、あれか。正直考えてなかったから何でもいいんだが…。あ、あれにしようかな?
シン「じゃあ、この館の執事にしてくれませんか?」
「「「っ!?」」」
あれ?俺何か変なこと言ったか?
レミ「何故執事になろうと思ったの?」
シン「暇だからかな?」
咲「ずいぶんあっさりした理由ね。」
シン「そうか?」
霊「変わった人間ね。こんなお子様吸血鬼の下につきたいなんて…。」
レミ「誰がお子様よ!」
霊「あんたよ、あんた。」
何か口論を始めちまったな。だけどその前に…。
シン「皆は待避していろ。中から何か凄まじい力を感じる。」
「「「えっ?」」」
そういった矢先、中から白黒の魔法使いのような少女と、紅い服を着た少女が出てきた。
魔「っ!?これならどうだ!」
――恋符『マスタースパーク』
フラ「残念だけど無駄だよ。」
――禁忌『レーヴァテイン』
紅い服を着た少女は、燃え盛る剣のような物で、魔法使いのような少女のスペルを打ち消した。
魔「なっ!?私のマスタースパークが!?」
フラ「あれ?もう終わり?まぁ、少しは楽しめたからいいかな?」
ヤバイな、あのままじゃ死んじまうかもしれないぞ。仕方ねぇ…。
――氷壁『ブリザードウォール』
俺のスペルにより、魔法使いのような少女の周りに氷の壁が出来、彼女を守った。
フラ「……貴方は誰?」
シン「俺は八神シンジ。只の人間だ。」
フラ「私はフランドール・スカーレット。ここの主、レミリア・スカーレットの妹だよ。」
レミリアに妹がいたのか。だが、この子からは悲しみのような何かを感じる。
レミ「やめなさいフラン!早く地下室に戻りなさい!」
フラ「また……何だ。」
また?
フラ「また…私から自由を奪うんだ…。」
……自由。
フラ「私だけ……仲間外れにして……酷いよ…お姉さま……。」
…………俺と似ている。皆から突き放され、家族を失い、頼りに出来る友人もいない。あるのは……孤独だけ……。孤独以上に……悲しい事なんてない。
シン「フランドールだったか?俺が遊んでやる。」
フラ「ホント!?」
レミ「やめなさい!危険すぎるわ!」
咲「そうですよ!例え貴方が強いとしても、流石に妹様には勝てませんよ!」
シン「こいつは、俺に似ている。だから、放っておくことなんて出来ない。」
フラ「ハハハ♪簡単には壊れないでよ♪」
シン「当たり前だ!」
こうして、俺とフランの戦いが始まった。
つづく?
フランちゃんウフフ☆