ラブライダー   作:ACHA

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※この章、継ぎ足ししてたらワードで20ページ超えているんだが・・・・・・


怒れる仲間達

ヤミーは戦闘員を呼び出した。

「前哨戦だって」

「そんなので本気で止められると思っているの?」

「では、『そんなの』ぐらい」

 戦闘員はまとめて横に吹き飛んだ。攻撃したポイントには鎧武がいた。

「私に任せて」

「梨子ちゃん!」

 その武士は並々ならぬ殺気を漂わせていた。

「あいつら、全員倒したら、加勢していいよね?」

「その時には残ってないかもよ?」

「うん、じゃあ、速攻で片づけるね!」

 鎧武はロックシードをドライバーに入れる。『いざ出陣!エイエイオー!』との掛け声とともに姿が変化する。

「梨子ちゃん、その姿・・・・・・」

「私もね、一発入れたいのよ」

それは戦場に構え、カチドキをあげる将軍。戦場におもむき、勝負を決めるための将軍。仲間に笑みを浮かべて戦地に赴く。その橙色の甲冑はあらゆる攻撃を防ぎ、旗は戦火にいる武士たちの士気を高める。敵に怒りの眼差しを相手に向ける。

「これは曜ちゃんと千歌ちゃんとあの怪物の問題よ。貴方たちみたいな操り人形にかまっている暇なんて、あの3人にはないの。だから、相手してあげるわ」

将軍は背中の旗を取り

「私は狂わせたあなたたちを絶対に許さない!ここからは私のステージよ!」

 そう叫ぶと二本の旗を持ちぶんぶん降り回す。その振り回している周囲の敵がいなくなる。普段は冷静な彼女がここまで敵に固執するのは、めずらしい。彼女が本気になれば、こんな敵は一瞬。この姿であれば、暴走していたギルスさえも一瞬で捉えることができたはずだ。ゴーストは、手加減もできるということを知っている。ゴーストは将軍の近くに行き

「なんでいつも本気を出さないずら?」

 そう問う。

「私の力は怒りなのよ?」

 ゴーストはふんと言いながら、敵を倒していく。

「今回はね、マルも英霊さんも怒っているずら。闇につけこんでいく、あなたたちのやり方。仏様でも許さないずら!」

 剣を振り、相手を倒す。その一撃は閃光を放つ。そしてどんどんと歩きその通り過ぎた道には敵の山ができる。

「命燃やすずら!」

 

 3人には新たに召喚された、戦闘員に苦戦していた。

「どけ!雑魚ども!」

「はあああああああ!!!!」

 叫び声とともにダブルが敵に攻撃を仕掛ける。

「ダイヤ!」

「早く本丸を倒す!」

「わかった!」

 3人の道を作り、それを見送る。そしてダブルの目は怒りに燃えている。

「あなたたちは超えてはいけない一線を越えましたわ」

 ダブルのその一歩は力強く決意を表す。

「その1、千歌さんの弱さにつけ込んでたぶらかしたこと」

 ルビィが続く。

「その2、それを使って私たちに疑念を抱かせたこと」

 二人がその後に続く。

「その3!私たちの場所を壊そうとしたこと!」

「お姉ちゃん!今回はルビィも怒っているよ!絶対に許さない!場所を壊そうとして!」

「私たちも、反省すべきところはありますわ。でも、それ以上に!絆を壊そうとしたあなた達に!慈悲などないわ!」

 

「さあ、お前の罪を数えろ!!」

 二人の怒りは戦闘に現われる。

 

 その様子をドライブは見ていた。

「黒澤シスターズったら、鼻息がベリーハードね!とってもキュート!」

「では、手はず通りに行くぞ、マリー」

「OK!」

 敵陣に切り込んでいく。騒々しく暴れ回ることで敵の注意を引きつける。このメンバーの仲で最速を自負する彼女は、派手な武器と動き、スピードで相手の注意を引きつける。ベルトさんが先ほど考えた作戦だった。この状態のメンバーであるならば、ドライブが出なくても倒せる。むしろ問題は、彼女たちが本丸にたどりつけないことだ。そのために、派手な攻撃を使用して敵の注意を引きつける、これが今回のドライブの使命だ。

「ベルトさん、私ね、これでもアングリーなのよ?」

「私に、かい?」

「確かに一発ぐらいあのヤミ―をぶっ飛ばす作戦を考案してほしかったわ」

「ならば、時間と彼女たちを従わせる必要があるな」

「でも、それ以上に敵にアングリーよ!」

「知っているさ、マリー」

 剣を振り回し、周囲の敵を一掃する。砂埃と共に、相手が吹き飛んだ。そして肩肘をつき、前傾姿勢を取る。

「私たちのリーダーをたぶらかしたこと、後悔させてあげるわ!一走りつきあいなさいよ!地獄まで!」

「付き合うと我々も地獄に行くぞ?」

「地獄の果てまで倒しにいく、って意味よ!」

「OK!今日は暴走するぞ!マリー!」

「元から」

 ドライブの目は黒くなる。意図的に暴走状態に彼女は入った。ただでさえ速かった敵の処理が、さらに迅速になる。

「そのつもりよ!」

「私が理性を保てば暴走など取るにたらない!暴走しろ!マリー!私が許可する!」

「お願いね!ベルトさん!」

 彼女たちが編み出した暴走状態をコントロールする術。鞠莉に暴走させて、それをベルトさんがコントロールするというものである。理論的には可能であるが、ぶっつけ本番である。普段の彼女ならこんなことをしない。実験や実証を重ねて実践に投入するが、暴れ回るだけであるなら、ある程度のコントロールさえ聞けば、あとは何とかなるだろうという判断である。それは効果があり、暴走に近い状態で暴れ回っていた。鞠莉はギリギリで理性と怒りの狭間をコントロールする。そのスピードは非常に速い。

「鞠莉さん!」

「ダイヤ!止められなくなったらお願いね!」

「わかりましたわ!」

 二人のライダーは怒濤の攻撃を加えた。

 

 最強の武将の前にただの戦闘員は手も足も出ない。鎧武は旗から機関銃に持ち替え、近距離で連射する。

「もうこれで終演よ!」

 その銃に剣の柄を差し込み。大型の刀を用意する。そしてエネルギーをチャージした。

「これで終わり!火縄大橙無双斬!」

 剣撃が相手に飛ぶ。それに触れたものから次々と吹き飛んだ。それでもまだ残っている敵がいる。将軍は剣の柄だけしまい、武器のダイヤルを回して大砲にする。そしてエネルギーを再びチャージする。

「持っていきなさい!!」

 砲撃を前方に発射。目の前の敵は散った。しかし。それは目の前だけ。背後から敵が襲撃してきた。しかし、それはゴーストによって阻止させる。

「どこまでも卑怯な奴らずら。消え去れ、悪霊!」

 赤い眼魂を出しドライバーに刺す。

『一発闘魂!』

『闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!』

 ゴーストの姿が変わる。黄色い状態から紅蓮の炎を身に纏った姿となる。パーカーのフードをゆっくり取る。それは変身者の怒りの状態を表しているようだった。ベルトから炎に包まれた剣をゆっくりと取る。

「命、燃やしてもらうずら!」

 圧倒的な攻撃力に、敵はひるむ。敵は撤退しようとする。それをブーストしたゴーストは見逃さない。飛び上がると、背後に紋章が出る。『オメガドライブ!』そのかけ声と共に自身が赤い弾丸となり敵に向かう。ただその間を通り過ぎただけ。たったそれだけで敵は爆発した。砂浜に片膝をつく。足の炎は徐々に弱くなる。ふう、と息をつき周囲を見渡した。

 その先でドライブが怒濤の攻撃で敵をなぎ払っていた。発生した竜巻の中心にドライブはいた。

「だああああ!」

 その戦闘はまさに喧嘩。スピードを生かして相手を封殺しているが、とにかく乱暴である。

「マリー!そろそろ!」

「・・・・・・」

 ベルトのかけ声と共に、シフトカーを入れ替える。ギリギリで意識を保つ彼女には、しゃべる気力も体力もない。無数のタイヤで敵を囲み、その中にいたものをキックで蹴り飛ばした。巻き込まれた敵は爆発。相当な数の敵が吹き飛んだ。ドライブから煙が出る。そしてそのまま変身が解除され倒れ込む。その目の前にダブルが立つ。

「ダイヤー、動けないー」

 いつもの鞠莉の声。

「無茶するから、ですよ。でも、あとは任せてください」

 風の超人は敵に向かっていき殴る。途中でヒートジョーカーになり、強烈なパンチを繰り出す。炎を纏ったパンチは敵を複数巻き込み、砂浜に倒す。背後から襲ってきた敵には瞬時にメタルへ変えて、ヒートメタルのシャフトを当てる。

「全く、次から次へと!」

「お姉ちゃん!無限にわく敵を倒す方法って何か知ってる?」

「何ですの?」

「それ以上のスピードで倒すか、圧倒的な力の差を見せつけることだって!」

「・・・・・・スピードは無理ですわ。だから、飛んで来なさい!ルビィ!」

「うゆ!」

 ダブルの頭上に飛行物体が飛んでくる。ダブルはサイクロンジョーカーにメモリチェンジした後に飛行物体はベルトに着地する。そして開くと『X』の文字。『エクストリーム!』との叫びと共に、ダブルの中央が割れる。そして銀の中央ラインが出てくると、ダブルの究極の姿が現われた。右と左、究極のバランスで創る、その姿はエクストリーム。盾に4つのメモリ、ヒート、メタル、ルナ、トリガーを挿入して、そして剣を盾から取る。

「ルビィ、敵に有効な攻撃は?」

「防御力があるわけじゃないから、何でも大丈夫だよ?」

「じゃあ・・・・・・」

 剣で斬る。ダブルの姿が消えると、相手がばたばたと倒れた。何をされたか、わからない。その恐怖が周囲の敵に恐怖を植え付ける。そして逃亡しようとした。その先にはゴーストと鎧武がいた。

「恐怖って伝染するのよね?」

「希望からの転落が一番の恐怖ずら」

 逃亡した敵兵を次々と討つ。ダブルはその様子を見て鞠莉を担いだ。

 

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