仮面ライダーディケイド
世界の破壊者であり、通りすがりの仮面ライダー。
激情態を経て仮面ライドをしなくても各ライダーのアタックライドが使用可能になった。ただし、龍騎のミラーワールド移動などフォームライドしなければできない能力もあり、またフォームライドをしない場合の技の威力は落ちる。
仮面ライダーブラックRX
太陽の神秘なる力を得たブラックの姿。
太陽があればどこでも体力を回復することができる。また、銃を使うロボライダーや、液状化になるバイオライダーなどにも派生はできるが、南光太郎の状態からでは一度RXを経由しなければならない。
漂流者
少女は触れてはいけないものに触れてしまった。少女は憧れてはいけないものに憧れを抱いた。やがてその少女たちはうとまれた。災厄をもたらす者達……仮面ライダーとして。
「ごめんなさいね、あなたが白の状態でもこちらは関係ないの」
「がは・・・・・・」
白の戦士は体が非常に重く感じた。無理はない。連戦につぐ連戦で、その戦士の体は消耗されていた。立てないぐらいには。そこに強敵。普通なら体制を整えるが、この戦士には引けぬ理由がある。だが、もう限界。意識がどんどんと暗くなっていく。ああ、この攻撃を受ければ、と感じ変身は解けた。そこには茶色の髪をサイドテールにした、まだ若い子が倒れていた。
「死ね、忌むべき者よ」
「この世界は随分面白いな」
一人の男が姿をみせる。長身で茶髪。そしてまとわりつくような、印象深い声。首からはカメラをぶら下げていた。その姿に敵の攻撃態勢も一時的に止まる。
「クウガに変身できる女子高生がいるとはな。世界は広い」
「お前は一体!」
男はカードをかざす。
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ」
そのカードをベルトのバックルに入れた。ベルトは唸る。
「仮面フォームライド、ディケイド!」
戦士が姿を現した。マゼンダのカラーにつつまれたその戦士は緑の目にバーコードの目をしている。その瞳に映るものは眼前の敵。その旅人はカードを取りだした。
「お前はディケイド!」
「ほう、俺を知っているとは、な」
ディケイドは嘲笑した。
「俺は究極を既に超えている」
カードを入れると彼は消えた。
『ファイナルアタックライド!ディディディ、ディケイド!』
そして敵陣のど真ん中にカードが出る。そのカードを突っ切って彼は再び登場した。その衝撃波のみで戦闘員はほとんど倒れた。彼はすっと立ち上がり
「どうした?もう終わりか?」
敵は震えた。本能で理解したのだ。この者には勝てない。この全てを破壊する者には、どうしても勝てない。そして先程の一撃は、ジャブに過ぎないのだ。
「なら、こちらから行くぞ」
剣を構えて一回り。ただそれだけだった。それだけで周囲の敵はいなくなった。わずか行動としては二つ。それだけで敵は蜘蛛の子を散らすように逃げた。
「逃がすとでも?」
カードを入れる。
『アタックフォームライド:クロックアップ!』
ディケイドは消えると敵の前に現れる。いや、正確には爆発した敵の目の前に現れたわけだが、当然彼が何かをやったことは、明白だった。
「……何、あの強さ」
「それよりほのかを。邪魔するようなら私が止めるわ」
複数の少女がクウガに変身し倒れた少女に駆け寄る。赤髪の少女は破壊者に敵対する。
「安心しろ。俺は通りすがりの仮面ライダーだ」
「嘘よ。あなたのようなライダー、見たことないわ。キバット!」
少女の前にコウモリが現れる。それを掴むと、自分の手を噛ませた。
「変身!」
少女はコウモリの力を借りたライダーとなった。仮面ライダーキバ。上品で、気品高く、美しい。
「少なからず、さっき倒したやつらは破壊者たる俺のことを知っていたようだがな」
男は変身を解く。
「これでいいか?」
変身を相手が解いたのならば、手出しはできない。少なくとも明らかな敵でない限り。これはこの世界のライダーの共通の認識であった。キバはちらっと友達の方を見る。回収には成功した。キバはこのピンク色のライダーと戦うことは得策ではないと思った。
「ほのかに手を出さないなら、ね」
そう言い、彼女も変身を解く。
「ああ、そいつが起きたらこいつを渡しとけ」
赤髪の少女はその男から500円を受け取る。赤髪の少女は不思議そうな顔をする。
「これは?」
「パンのお礼、と言えばわかるはずだ。元々はこれを届けにきたんだがな」
男は去った。去り際に1枚の写真が落ちていた。
「ピンク色のライダーですか?」
「はい」
ほのかを運んで行った者は、仲間と合流し彼のことを話す。
「それ、浦の星の子たちじゃないのよね?」
ツインテールの小柄な女子高生が声を発する。
「うん。違うと思う……」
「かよちんも見た事ないライダー、ってなると誰かにゃ……」
「なんか、ほのかに礼を言いに来た、なんて言っていたわよ。あとこれ落としていったわ」
赤髪の女子高生は写真を置く。そこにはクウガになった少女、ほのかが写っていたが、その写真はぐにゃりと歪んでいる。
「なんかすごい写真やね」
その時、一人の携帯の電話が鳴った。金髪の少女は自分の携帯に目を落とす。そして電話を受ける。電話の主は黒澤ダイヤ。
「はい、綾瀬です」
『ああ、絵里さん。花陽さんの携帯にかけたのですが、つながらなくて』
「え?花陽、ダイヤから着信なかった?」
「え……あ、気付きませんでした」
「気が付かなかったって」
『では、そのまま花陽さんにお尋ねしたいのですが』
ダイヤの言った言葉を絵里はそのまま口にする。
「花陽、RXってライダーわかる?」
ほのかの襲撃とほぼ同時刻
「せいやああああああ!」
そのライダーは48体に別れて敵を撃退していた。それでも足りない。少しのダメージでも相当な負荷がかかる。彼女が時間を稼いでいる間に皆逃げてくれればいい。そのライダーは決死の想いで戦っていた。
「おい!果南!お前も逃げるぞ」
浮遊している腕が言う。
「まだ……時間をここでもっと稼げば……」
三つのメダルを用意して戦う。彼女の手は震えていた。基本の形態に代わると剣にメダルを入れて、それを降る。その剣筋は遠くの敵をも巻き込んだ。
「アンク、もうみんな逃げたかな」
「ああ、だからお前も」
「いや、もう動けないや……アンク、ごめん」
ライダーは膝をついて変身が解かれた。倒れてはいないが、立てそうにもない。浮遊している手は敵を見る。
「まじかよ」
一掃したはずの敵がもういる。彼女が動けないことを知って、一気に距離を詰めてきた。
「おい!果南!お前、あいつのようにあいつらを引っ張るんだろ!だったら目を覚ませ!立て!」
「ははは……ごめん、無理……」
かろうじて気は取り戻したが彼女の足は力が入らない。その時だった。車のエンジン音が聞こえた。
「あいつだ!」
赤い車は果南の目の前に止まり攻撃を受ける。その車はスピンをして止まった。中の運転手が叫ぶ。
「動きなさいよ!」
「落ち着くんだ鞠莉!今のトライドロンでは走れない。とにかくここを何とかするんだ!」
「わかってるわよ!」
運転手はドアを荒々しく開けるとベルトを持っていた。しかし、敵は果南に次の攻撃をしかけていた。すぐに変身しようとするが間に合わない。
その時エンジン音が聞こえた。それは果南の目の前に止まり、全ての攻撃を受け切った。そしてその場で敵に向かい方向転換する。ドアが開く。中から現れたのは、白のジャンバーを着た青年だった。
「ライドロン!」
そう叫ぶと車は敵に向かい、敵をはねた。
「大丈夫かい?ライドロン!」
一瞬で敵陣に行った車が戻ってきていた。青年は彼女をそこに乗せる。
「ライドロン。安全な……いや、あの車の近くで待機だ。途中危なくなったら退避するんだ」
車はさきほどの赤い車の所に行儀よく止まった。
「おい!お前は何だ?何ものだ?どうしてあいつを助けた?」
「困っているものを助けるのに理由はいるかい?」
「ち……おい、お前時間稼ぎはできるか?」
「……」
「俺達が退避する間に時間を稼いでくれ!」
「時間を稼ぐ必要もないさ」
「ああ?」
「君達は俺が守るからな」
青年はそう言うと、敵と対峙した。手を上に構えそれを視線の先に持ってくる。その右手を半回転させると手を大きく振り回し、そして叫ぶ。
「変身!」
彼の身が変わっていく。その姿は仮面ライダー。黒いボディを宿す。アンクも仮面ライダーであることを悟った。真っ赤な目。右手を斜めに高々とあげその名を叫ぶ。
「俺は太陽の子!仮面ライダーブラックRX!この俺がいる限り!悪を栄えさせたりはしない!」
RXは飛ぶと一気に敵陣の近くまでいく。パンチだけ、しかも地面にパンチをした衝撃で敵を彼方まで吹き飛ばした。それを見ていた他の敵は震えあがる。
「何をしている!ライダーが一人増えたぐらいで!かかれ!」
「……」
物量でせまる敵に対してRXは圧倒的な強さを見せる。まだ技らしい技は一つも出していない。敵にはわかる。この歩いているだけで威圧感を放つライダーは恐ろしい力、王たる威厳をもっている。
「何千でも何万でもかかってこい!」
そう言うと、相手の陣地へ飛び込む。彼が通ったあとは、倒れた戦闘員の山ができていた。
「全く、使えない」
戦闘員とはレベルが違う怪物が現れた。RXは身構える。
「貴様は何ものだ。いつ顕現した?」
敵も構える。
「お前らこそ、彼女たちを狙って、何が目的だ!」
「ライダーは一掃する。それが俺の任務だ」
「何?」
「ライダーは全人類の敵だ!行くぞ!」
怪物はRXに飛びかかる。それをひょいとかわしパンチを捌く。RXはしばらく攻撃せず避けることに専念していた。そして相手のパンチにあわせてRXの方が先にパンチをする。ただのパンチだ。それで相手は地面に倒れる。
「諦めろ。貴様では俺には勝てん」
「ふん!」
怪物は足をドンと地面に思い切りけると、そこから戦闘員がわき上がった。
「何億いようが同じだ!」
そこに敵を囲むように黒いタイヤが現れた。その中で敵は何度も蹴られている。戦闘員が倒れそれが止まると赤いライダーがいた。
「ナイスドライブ!」
「まだまだ!ひとっ走りつきあってもらうわよ!」
タイヤを襷にしているライダーは膝に肩肘をつきそういった。
「OK。ところで、黒いライダーはどうする?」
ベルトにそう聞かれると
「助手席にでも乗ってもらうわ」
と返した。
「そうか。俺は仮面ライダーブラックRXだ」
「仮面ライダードライブよ」
黒と赤。二人のライダーは並んだ。
仮面ライダーピックアップ
仮面ライダークウガ
古代の戦士。変身者は高坂穂乃果。
彼女自身、クウガの能力を全て把握しているわけではないため、基本的にはマイティで押す。各フォームへのライジングとアメイジングまで変身可能。
仮面ライダーキバ
ファンガイアの王。変身者は西木野真姫。
基本的にガルルセイバーとバッシャ―フォームで戦闘することが多い。
エンペラーにはなれるが、そこまで彼女を本気にさせた敵はいない。