ラブライダー   作:ACHA

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※一応まだ公式に乗っ取っている、花丸以外は・・・・・・


闘争

「また、数で押してきましたか」

 大量に敵はいる。

「昨日みたいに親玉を狙えばいいのか?」

「ええ。ですが、この能力、どこから」

「……どうでもいい。親玉を倒せばいいずら」

「花丸さん、落ち着きなさい」

「敵は全員、潰すずら。マルの命を燃やして!」

 花丸の腰に変身ベルトがつく。しかし、眼魂は何もこない。光を浴びない。

「どうして、どうしてずら!昨日も!」

「だから落ち着きなさいと言ったでしょう。今のあなたに英傑が力を貸してくれるはずありませんわ!」

「この!この!」

「……ルビィ、行きますわ」

 ダイヤが腰にベルトを巻くとルビィにも同じベルトがつく。そして二人はメモリを挿す。そしてベルトを開くとダブルの文字。周囲には風が吹く。半分は緑、半分は黒。

「ルビィ!私たちがいく間に花丸さんには反省してもらいますわ!みなさんも!」

 黒側が光る。

「待て」

 光太郎が言う。

「どうされたのですか?」

「炎を扱えるライダーはいないか?」

「私も可能ですが」

「……この戦い、俺とダイヤちゃんが前線でやらせてもらうよ」

「え?」

「だ、大丈夫なんですか?」

「強いって聞きましたけど……」

「問題ない」

 光太郎はすぐに変身をする。そしてフォームチェンジをする。

「俺は悲しみの王子!ロボライダー!さあ、ダイヤちゃん!頼む!」

「ふふ、光太郎さん、その認識は間違っていますわよ」

「私たちは二人で一人!仮面ライダーWです」

「ルビィちゃんもいるのか」

「では、どうすればいいですか?」

「この俺に最大火力の炎技を打ち込むんだ。遠慮はいらない」

「……わかりましたわ。でもお熱いですよ」

 メモリを二つ外して、赤と青のライダーに変身するW。武器の銃にメモリを挿す。

「お姉ちゃん、本気?」

「倒れれば、それまでの強さということですわ!」

 ダイヤは躊躇いもなく、『ヒート!マキシマムドライブ!』の雄叫びを聞いた後に炎を放った。最大火力で放った。それがロボライダーに当たる。ロボライダーは正面からそれを受ける。

「……ダイヤちゃん、もっと本気でやっていいんだぞ?」

「あなた、何ともないですの?」

 火炎放射のような技が切れた。

「……暖かいぐらいだ。だが、これでいける」

 ロボライダーは銃を構える。そして敵を一望し中心を見据える。

「そこだ!ボルティックシューター!」

 一撃を放つ。それは敵に当たりそしてその周囲がみるみると燃えていく。

「……はあ?」

 思わず、鞠莉が叫んだ。

「ロボライダーは炎の力を吸収する。俺の放った一撃はWのパワーで底上げした結果、当てた周囲の敵にも燃え広がった!これで大勢は決した!行くぞ!」

 ロボライダーからRXに戻り、ジャンプする。Wもすぐに飛んだ。

「では、こちらも行きますわよ」

 黄色と青のライダー。そして銃を構えてそれを放つと銃が蛇のようにうねり、相手に当たる。

黄色の幻惑のメモリだけ換えて緑のライダーへ。速い弾で相手を牽制する。そのようにして着地地点を作り着地。敵に向かっていつもの台詞を言う。

「さあ、あなたの罪を数えなさい!」

またメモリを変化させる。幻惑のルナと鋼のメタル。ロッドを取り出して鞭のようにしならせて攻撃する。相手を次々となぎ倒していく。

「お姉ちゃん、絶好調だね!」

「あんなものを見せられたら、こっちもやらねばなりませんからね!」

 ルナを疾風のサイクロンメモリに変化させる。そしてロッドにサイクロンのメモリを入れて『マキシマムドライブ!』という雄叫びを聞いて技を放つ。風を纏ったロッドは相手をどんどんとなぎ払っていく。

ちらっとRXの方を見る。彼は再びロボライダーとなって戦っていた。攻撃をものともせずに自分の攻撃を放つ。銃を使わず殴っていたが、それは敵を吹き飛ばすほどだった。ただのパンチだけで、奥にいる無数の敵も吹き飛ぶのだ。敵にとってこれだけの絶望を、たたきつける存在はこのライダーぐらいだろう。

「あ、あんなのに勝てるわけない!」

 戦闘員の一人がそう言うと、戦闘員たちは一斉に逃げ出した。

「逃がすわけないよね?」

 青の魔方陣。そこには指輪の魔法使いがたたずみ、そして拘束をする。そして剣で一閃。戦闘員を凪払う。

「曜さん!花丸さんは?」

「みんなが説得中だよ。私だけはここにいるんだ。……私は強くならなきゃいけないから」

「曜ちゃん……」

 どこからともなく戦闘員が現れる。

「なんて量……でもね、無駄だよ」

 曜の、ウィザードの途方もない魔力が周囲をいてつかせる。

一方、残ったものは抜け出た者の処理をしていた。

「行ける?」

 この問いかけに

「もちろん!」

 千歌はベルトを腰に巻いてスイッチを順番に押して行く。『3・2・1』とのカウントの後

「変身!」

 ビリと電撃が走る。それを千歌は耐えながら変身を行う。苦痛に歪みながら、スモークの中から宇宙の力を持つライダーが姿を見せた。かがんでから

「宇宙キタ―!!!!!!!!」

 と大の字になって叫ぶ。そして敵を目の前に

「仮面ライダーフォーゼ!タイマンはらせてもらうよ!」

 そう言うと敵陣に彼女は切りこんで行った。梨子はその電撃を見て、あることの確信をした。そうであれば止めなければならない。

「千歌―、タイマンは1対1だよ―?」

 果南はそう言うと前に出る。

「待て、果南。お前大丈夫なのか?」

 青年の姿になっているアンクは肩をつかみ言う。

「……アンク、ありがと。でもね、今は一人でも必要なんだよ」

 そう果南が言うと、アンクは舌打ちしながらメダルを3枚渡す。

「お前に死なれちゃ困る。だから今日はこいつ以外、コンボなしだ」

「死なれちゃ困るんでしょ?」

「あの程度でお前は死なないだろ」

 果南はメダルを受け取り

「乗った!」

 そう言うとメダルをベルトに入れる。『タカ・トラ・バッタ!タ・ト・バ!タトバ、タ・ト・バ!』とベルトが歌うとメダルのライダー、オーズが現れた。フォーゼと共に敵陣に乗り込む。梨子はその様子を見て

「全く、こっちには変身できない子が二人いるのに」

「あら、それは花丸と梨子かしら?」

 鞠莉が言う。

「鞠莉さん、暴走したって、ダイヤさんが」

「そうですね。また果南に危機が来たら暴走しちゃうかも」

 そうはぐらかすが、目は笑っていない。

「ベルトさん」

「もう暴走する車に乗るのはこりごりだ」

「残念ね。私がドライバーの時点でいつでもフルスロットルよ!」

「……ああ、梨子。これは大丈夫だ。非常に安定しているよ。そして彼女なら任せられるね。これも、昨日の特効薬のおかげかな?」

「特効薬?」

「果南の……」

 コンとベルトをたたく。

「無駄口叩かないの。いくわよ、ベルトさん」

 体勢を低くし、変身のポーズを取る。

『OK!ドライブ!タイプ・スピード!』

そしてドライブが現れた。

「さあ、ひとっ走り付き合いなさいよ!」

 その言葉と共に消えた。梨子は花丸の所に駆け寄る。そこにも敵の戦闘員が来た。

「もう、しっかり殲滅させてよね」

 ガシャンとベルトをつけ、そしてフルーツをつける。

『オレンジ・アーム!』

そしてそこには鎧を着たライダーが現れていた。

「地味は地味なりに、がんばりますってね」

 刀を一振り。それだけで周囲の敵は倒れた。

 

「あー!もういすぎ!」

 千歌は戦闘員を処理しながら叫ぶ。様々なスイッチを駆使して戦うが、その変身者も技術を要する。スイッチを差し替える。『エレキ・オン』と言うと、フォーゼは黄色くなった。電気を纏った剣を振り回す。敵を倒したが、まだいる。フォーゼはジャンプすると空中でスイッチを差し替えた。

「割ってさす!」

『マグネット・オン』。今度は図体が大きく、肩に砲がついている。敵を磁力で集め、そこに砲撃を放つ。そうして着地点を作ると『リミット・ブレイク』を放つ。

「今日は大盤ぶるまいだよ!」

『ランチャー』『ガトリング』のスイッチも押し、両足に火器を従えた。

「直線状に敵多数!行くよ!」

 引き金を引く。

「ライダー超電磁ボンバー!一斉射撃!」

 その火力は、周囲の敵を巻き込み、そして四散させた。前方に超電磁砲、足元のガトリング、そしてロケットランチャーのミサイルで大きな爆発を起こす。ふう、と言うがそれでも敵はまだいる。

「千歌、ちょっと休んでな!」

 オーズがフォーゼの肩に乗り、さらに高くジャンプする。そして剣を持ち、敵を一刀両断する。ブン、とその刀を振り回すと敵は距離を取る。その様子を見て剣をしまうと腕の爪でひっかきまわす。相手の攻撃をバッタの素早い身のこなしで避けると、

「千歌!磁力で敵集めて!」

「うん」

 千歌は再び周囲の敵を集めた。そこにオーズは必殺技を打ち込む準備をする。トン、トンと跳ねると、再びメダルをスキャンした。そして高く飛び上がり両足を揃えてキックをする。相手は倒れた。

「嘘!?成功した!?」

 この技の成功率は千歌が心配するほど少ないのだ。

「あれだけのおぜん立てがあれば、ね」

 迫る敵をかわし、攻撃をする。

「もう、きりがない」

 そう呟くと赤い影が高速で敵を散らしていった。

「お困りかしら?」

「うん、今、アンクにコンボ止められているから」

「じゃあ、このドライブの出番ってわけだね!」

「昨日は暴走しちゃったけど、今日は愛しの果南のために頑張るんだから!」

「お熱いねー!」

「敵にもぶちかましてあげましょう!」

 ドライブはシフトカ―を入れる。すると全身が変化する。

『タイプ!デッドヒート!』

 その姿になった彼女はさらに高速で動き、敵をなぎ倒していく。炎を纏い攻撃していく様子はまさしく何もないところを爆走する車のようである。

「無限に湧く敵ってどうすれば勝てるか知ってるかしら?」

「答えを聞かせてもらおう」

「それはね」

 ドライブはシフトカ―を入れる。今度はF1カー。

「それ以上のスピードで敵を叩くことよ!」

「OK!君ならではの解答だ!」

 この動きであるならば、敵をその通りにできる。そう確信している二人はさらに敵を倒して行く。

 その後ろでも梨子が戦闘をしていた。暴走気味のメンバーに冷静な判断をさせるのが彼女とダイヤの役目ではあるが、今回はそのダイヤもテンションが上がり、冷静なのは彼女一人のみだ。ただし、このような殿を務めるのは武士としての誉れである。梨子は花丸の前から一歩も動かずに攻撃をしている。ただし、それでも彼女はこの戦闘に勝利できる。

「変えなくてもいいわね」

 一振りで1つ、また1つと斬っていく。

 

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