夢オチばかりの夢宮くん   作:FAKE MEMORY

1 / 5
 良くわかんない作品に出来るかどうかが勝負の分かれ目です。


夢オチばかりの夢宮くん

 いつも通り朝早くに、俺は起きる。

 俺はその時少しの違和感に疑問を持ち。窓の外を見る。

 

 そこには今まで見たこともない悲劇が広がっていた。

 

 町が真っ赤に染まり。マンションはどこも崩れていた。

 

 そして驚いたのはここからだ。空には見たことが一度もない。しかし、どこか見覚えのあるものが辺りを飛行していたのだ。

 

 

 いくつもの巨大な円盤の飛行物体。俗に言うUFOだ。

 

 

 俺は自分の力が見いだされ、特別な防衛施設へ入所した。

 最近モンスターと呼ばれる怪物が出現し。防衛施設で特別攻撃隊としてエースを張っていた俺は、その撃破にあたっていた。

 今まで何度も何度も強力な怪物とは戦ってはいたが、今回のような空からの侵略者ははじめてだ。

 

 俺の親しんだ町がみるみる内に破壊されていく。

 

 今までこんなことなんて無かった。被害なんてそんな広いものは無かったし。戦うにしても相手は一体だ。こんなの話しにならない。

 

 悲鳴が聞こえるが、次第に少なくなっていく。

 

 俺の顔は恐らく真っ青になっていることだろう。

 

 「チクショォォォ!」

 

 気付いたら脚は動いていた。近くにいたUFOに向かって物凄い速さで駆け抜ける。

 

 「ウォラ!」

 

 勢いに身を任せ、思い切りパンチを叩き込む。

 不意からの一撃だからか。バランスを崩したUFOは体制を整えられずそのまま地面へ激突する。

 飛び上がる気配はない、どうやらやれたようだ。

 

 しかし今の激しい衝撃で周辺のUFOが幾つも駆けつけてくる。

 そして、レーザーが土砂降りのように降り注いでいく。

 

 「くそったれ!」

 

 何百、何千、という数のレーザーが降り注ぐ。

 それを俺は紙一重で避けていく。

 走って、跳んで。数分間のやり取りで、俺はなんとか隙を見つけ、懐へ飛び込む。

 一か八かの飛び込み、これが功を成し、拳を叩き込むことに成功する。

 すると、簡単に吹き飛び、爆発を起こす。

 攻撃は激しいが、装甲は堅くないようだ。

 

 それなら勝機はある!

 

 「もう一機!」

 

  先程の攻撃で動揺したのか一瞬攻撃が止んだ。その時を見逃さず。おれはさらに突っ込んでいき、一機、もう一機と潰していく。

 UFOも流石に不味いと思ったのか、徐々にワープを開始していく。

 

 

 

 

 そして静かになった大地、日が昇り、辺りは煙が上がるだけとなった。

 

 「もう...誰もいねぇのか。」

 

 辺りを見回しても何も声が聞こえない。そして誰も存在しない。

 他に誰もいない。こんなところにいたとして。何の意味があるのだろうか。

 

 俺は無力だ。反吐がでるくらい無力だ。自分の身は守れても。他人なんて守れやしなかった。

 そんな自分に嫌悪感が沸いてくる。

 

 この町には沢山の思い出が詰まっていた。友達とバカやって。家族とご飯食べて、時にラブコメして、大切な時間を過ごしてきた

 

 それなのに。

 

 「それなのに...全部...全部無くなっちまったのかよぉぉぉ!」

 

 「確かに。確かに!最近物騒になって。ヤバいのかなとか思ってたさ!だとしても...こんなのってねぇだろうがよぉぉぉぉぉ!」

 

 泣き叫ぶ。一人になったこの世界で。ただただ泣き叫ぶ。

 こんなに泣いたのはいつ振りだろうか。

 涙は抑えることができなかった。

 

 俺は悔しかった。

 

 この町に誰一人も守れず。こうして俺だけ生きていることが。

 

 

 

 悔しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし時間は待っていてはくれなかった。

 

 

 

 

 突然、空を覆うようにして現れたのは、何百ものUFO。

 そして武装も先程とは比べ物にならないくらい強力そうだ。

 

 「チッ、もう来やがったか。しかも、容赦する気はもう無いらしいな」

 

 俺はそう言い放ち。ポケットから煙草取り出す。

 

 そして一回ふかし、その場に捨て、踏みつける。

 

 どうやら相手は全力で俺を潰しに来るらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、俺もここで一つ意思表示として。あいつらに一つ言おうじゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「来いよ侵略者(インベーダー)。俺がまとめてぶっ潰してやるよ!」

 

 相手も何かを察したのか、一斉に射撃を開始する。

 

 そして俺はそれを真正面から猛ダッシュで突撃していく。

 

 「ウオォォォォォォォ!!!!」

 

 レーザーの爆発音と、少年の叫びが交わる。

 

 

 これは一人の少年が、全てを背負い、戦う物語である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ていう夢を見たんだけど。面白くね?」

 

 「いや、まあおもしろいけどさ。いろいろ言いたいことありすぎるんだが」

 

 ところ変わってここはとある高校。

 

 二人の男子高校生が、何やら楽しそうな会話をしていた。

 

 一人は心底楽しそうに。もう一人は、微妙な表情をしているが、こちらも楽しそうにしている。

 夢を見たと言っていた少年は、良い反応が得られず少し微妙な表情をした。

 

 「そんなに変だったか?」

 

 「...わかった。一番気になったとこだけ簡潔に言おう」

 

 「来い!誉めろ!称えろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「自分を美化しすぎなんだよコノヤロォォォォォ!!なんなのその夢の中のお前!臭い!お前らしくなくて臭い!」 

 

 「え、それは酷くね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  夢オチばかりの夢宮くん。これは、日々変わった夢を見る、少し変わった少年の、一般的な日常の物語である。

 因みに夢見てる方が夢宮で、もう片方は鈴木な。




 何がしたいんだろうな。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。