夢オチばかりの夢宮くん   作:FAKE MEMORY

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 ラブコメっぽくする予定です。
 果たして本当にラブコメになるのかどうか...


一人一つの星々

 今回も登場!夢宮だ!昨日は激しい戦闘(夢の中)を行ったからか、疲れちまったぜ...

 

 今は授業が終わり、昼休みに入って飯も食い終わっているから寝るところだ。

 やっぱ眠くなるんだよな。飯食ったあとって。

 俺は教科書を重ね、さっさと寝る体制に入る。

 学校での一番の至高の一時だ。おらは早ぐ寝るだ。

 そう思い早速顔を伏せ、ゆっくりと夢の中へ沈んで行く。

 ドリームインザファイヤー...意味は良く分からない!!

 ...行を稼ぎたいんだよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 フッ今回も仕事で疲れちまったぜ。今日はどこへ寄るとしようか。

 

 やはりいつもの所か?そう思い、すぐさま行き付けのバーへ直行する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 カランカラン。ドアを開けるとベルの音がなる。やはりここのベルは心地の良い音を鳴らす...実に良い。

 

 「いらっしゃい...なんだ、夢宮か。カウンターで良いか?」

 

 マスターがグラスを拭きながら声を掛ける。

 

 そして俺は答えを言うまでもなく、カウンターへ向かい、腰を掛ける。

 

 「フッ、なんだ、か。他の客が良かったのか?」

 

 「何を今更。俺とお前の仲じゃないか」

 

 HAHAHA、とお互いに軽く冗談を良いながら超イケメンな笑い方をする...

 フッ俺超超イケメンだ。

 さて、ここに来たんだ。今日もあのウイスキーでも頼むとしよう。

 

 「マスター、いつものをロックで頼む」

 

 「ほう、畏まりました。...なんか良いことでもあったのか?」

 

 「フッ、分かるか?」

 

 マスターの問いに、俺はニヤリと笑みを浮かべる。

 ここに来れば年の差は関係ない。皆が家族のようだ。

 マスターは家族のことは何でもお見通しなんだ。

 

 「君がそれをロックで頼むということは、そういうことでしょう?」

 

 俺の問いに、マスターも笑みを浮かべる。

 俺はそれを見て今日の出来事について語り始めた。

 

 「可愛い子に目をつけられたのさ。先にその女の子から話し掛けられて、そのまま連絡交換をねだってきた。勿論応じたよ。優しくて良い子だ。」

 

 「なるほど、確かにフラれてばかりだった君にはかなりのビックニュースだ」

 

 「フッそれは言わない約束だろ?」

 

 HAHAHA、と笑い声が響き渡る。

 この曜日の夜はほとんど俺しか来ることはなく、そして今日も俺しかいない。

 こういう日にはいつもマスターと世間話をして楽しむ。

 成人になる前はここがアルバイト先で、悩みごとがあるとすぐに相談してくれた。

 

 

 「しかし、改めて思うが、大分大人びたな。アルバイトしていたときの元気にはしゃぐ姿が嘘のようだよ」

 

 「あのときは青春に全力で命を注いでいてね...今思うとあれから三年、口調は大分変わったが、まだ学生時代が抜けきらないな」

 

 「良いじゃないか。まだ若いのだから。青春...俺にもそんな時代が有ったな」

 

 マスターの突然の言葉に、俺は少し驚いてしまった。

 

 「マスターも?」

 

 「HAHAHA。当たり前じゃないか。青春、それは誰もが見ることができる。そして、心の中でも永遠に輝き続ける。俺達の一人一つしか持てない星なのだから」

 

 「星、か。俺の星は輝いていたのだろうか」 

 

 「フッ。勿論君も輝いていたはずだよ。心の星は、どれも皆等しく、明るく輝けるものだよ。どんなことがあろうとも、自分の星は絶対に否定してはいけない。それは星の光を飲み込む一つの暗闇となりえるからだ。輝きを信じれば、これからの苦難だって乗り越えられるはずさ。俺はそうやって生きてきたからな」

 

 やはりこの人は凄い。単純にそう思う。

 こんな美しくも力強い人間に俺は少しでも近づきたい。

 素直にそう思った。

 

 ここに来る人たちは皆口を揃えて言うんだ。

 

 困ったらあそこへ行ってみろ。マスターは人生を変えてくれる、と。

 

 「やはり美味いな、二杯目はどうも迷ってしまう」

 

 「私の目はまだ衰えるつもりはないからね。ふむ、昨日仕入れた良いやつがあるのだが、一杯どうだね」

 

 「ほう、ならそれを頼む」

 

 「畏まりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 駅から少し離れた、隠れた名店。

 訪れる人は多くはないが、訪れた人は皆、笑顔になって帰っていく。

 俺のお気に入りの場所だ。

 

 ふむ...今日の夜はまだ長そうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「...あれ、もうすぐ昼休みも終わりか。良く寝たし、次の授業の準備しねーと...それと、マスター。俺、頑張るよ。俺の星、全力で磨いていくぜ」

 

 外を見つめ、そう呟く。

 

 ふと、マスターが笑顔になる姿が頭に浮かんだ。

 夢の中の話ではあるが、マスターの言葉は俺の心に響き渡った。

 俺もあの人のようになりたいと。そう思った。

 だって超イケメンだし。俺も髭生やしたい。

 ただそれとともに、大人になるという虚しさを感じる。

 いつまでもこうやってはしゃいでいることができないのだ。

 大人になれば我慢しなければ、耐えなければいけないことがたくさんあるはずだ。

 今でしか出来ないことも、きっとたくさんある。

 今のうちに、やりたいこと色々やっておかないとな。

 

 

 チャイムが鳴り、授業が始まった。

 いつも通りの授業だが、今日は何か輝いて見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 そして授業中、鈴木はずっと渋い顔をしていた。

 恐らく寝言でも出てたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 ついでに言うと授業終了後。

 鈴木は、てめぇにハードボイルドは似合わねぇよ!!、とか言って殴って来やがった。

 怯まずにお前はマスターを知った上で言ってるのか!!と叫んだらいや、知らねーよ!!とか言ってまた殴られた。解せぬ。




 今度はもうちょっと長くします。
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