戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「今回かなり話が詰め込まれてます」

シン「たしかに…2転3転するかもな」

作者「これも全部風鳴訃堂ってやつの仕業なんだ」

シン「間違ってないのが困る」

作者「個人的には首ゴキで始末した今である」

シン「やめろ、草加ファンに殺されるぞ」

作者「それでは物語が動き出す52章を」

作者 シン「どうぞ!」



第52章 Rebellion

side ヴァネッサ ミラアルク エルザ

 

エルザ「灯台下暗しなのであります…」

 

ミラアルク「まさかここをあてがわれるとは思ってもみなかったぜ」

 

3人が身を寄せる場所、それは先の戦いで墜落したチフォージュ・シャトーだった

 

訃堂「護災法の適用以来国内における特異災害の後処理は全て儂の管理下にある。裏を返せばここは誰も簡単に手を出せぬ聖域に他ならぬ」

 

黒服を引き連れ現われる訃堂

 

訃堂「計画の最終段階に着手してもらおう。神の力を防人が振るう一振りに仕立て上げるのだ」

 

シェム・ハの腕輪が入ったケースともうひとつ

 

訃堂「ここにはそのための環境を整えてある。設備稼働に必要なエネルギーも事前に説明してある通り手筈は既に進めておる」

 

血清が大量に入ったケースを見せる、その中の一つを取り

 

訃堂「だが…儚きかな」

 

踏み潰した

 

訃堂「ろくに役目をこなせぬ者がいると聞く。おかげで儂の周辺で犬が嗅ぎまわるようになっているとも」

 

ヴァネッサ「それは…!」

 

言葉を返そうとした時ヴァネッサの脳裏にこうなった経緯が浮かぶ

 

ヴァネッサ『私達ノーブルレッドは蔑まれ物同然に扱われてきた。パヴァリア光明結社においてファウストローブの研究者であった私は不慮の事故にて瀕死の重傷を負ってしまう。失われた生体部分を自身の研究対象でもあるファウストローブに換装され命を取り留めたものの』

 

全身を機械化され無理やり存命させられたヴァネッサ

 

ヴァネッサ『完全なる命を至上とする結社においてこの事実は私の位階を下げるばかりか、データ採取用の臨床検体というさらなる辱めを受ける結果となってしまった』

 

来る日も来る日も実験台にされ続けてきた

 

ヴァネッサ『屈辱と苦痛の地獄…それでも耐えて来られたのは同じ検体として出会ったミラアルク、エルザの存在に他ならない』

 

辛い時を分かちあってきたからこそ耐えられたヴァネッサ

 

ヴァネッサ『やがて地獄に終焉が訪れた』

 

シンがアダムを倒した事でパヴァリアは崩壊しヴァネッサ達を縛る枷はなくなった、だが

 

ヴァネッサ『結社の崩壊は軛からの解放でもあった。だがこの身は特別な血液なくしてままならぬ不自由を抱えている。その時現れたのが風鳴訃堂。私兵を持たないこの男は血液の提供と願いの成就を条件に私達に計画の参加を呼び掛けてきたのだ…』

 

意識が過去から今に戻る。手渡された腕輪と血清

 

訃堂「怪物なら怪物なりに務めを果たしてもらうぞノーブルレッド、計画は走り出したのだ。最早何人たりとも止めさせはせぬ」

 

 

side弦十郎 八紘

 

本部から出た弦十郎はある場所に向かう、そこにあったのは公衆電話

 

八紘『そろそろだと思っていたが盗聴は大丈夫か?』

 

弦十郎「御用牙時分から昵懇の情報屋回線を使わせてもらっている、勿論念の入れようは十重に二十重だが」

 

八紘『お前の読み通りだ。今回の一件、正式な手続きの査察ではあるが担当職員の中に不明瞭な経歴の者が含まれてるようだ、そして功名に秘匿されてはいるが鎌倉の思惑と思しき痕跡が見受けられるな』

 

八紘は今回の査察に来た職員のデータ全てをキラに渡し正体を探してもらった。自分達で出来なくもないがこれでも矢面に立つ八紘、シン達は少しでも負担を減らすべく先手を切って協力を申し出ていた

 

八紘『こちらも米国と例の交渉が佳境だった故後手に回らざるをえなかったのだが…』

 

弦十郎「兄貴…結社残党のノーブルレッドを擁してるのやっぱり…」

 

八紘『早まるな弦。全てがつまびらかとなるまでは疑うな。私とて信じたいのだ。風鳴訃堂は曲がりなりにもこの国の防人。何より私達の父親ではないか』

 

現状の全てが風鳴訃堂に繋がっているとすれば全てが合致する、だがそれでもと八紘は言った

 

弦十郎「ああ…だがしかし…」

 

八紘『私は人を信じている。最終的に信じ抜く覚悟だからこそいかなる手段の行使すら厭わない、だから私は政治を自らの戦場としているのだ。今は関係悪化している米国とも協力体制を必ずしてみせる。月遺跡共同調査の提案もその膳立てに過ぎん。なおもこじれるなら我が国への反応兵器発射事実を切り札に国際社会からの孤立を恫喝させてもらうさ』

 

弦十郎「そいつは堪える。やっぱすげぇな八紘兄貴は。兄貴の中でも一番おっかない」

 

八紘『それにこれはシン君達への感謝を表していると私は考えている』

 

弦十郎「ああ、シン君達がいなければ今頃この世界は終わっていたかもしれん」

 

八紘『彼等には返せない程の恩を私達は受けた。それに少しでも報いる時だ…まだ20歳そこそこの少年達はS.O.N.G.を離れてまで、ましてや犯罪者として扱われても戦ってくれると言ってくれたからな』

 

弦十郎「現状のS.O.N.G.の指揮権は今の俺から剥奪されている、だからシン君達はそれをどうにかする為にあんな行動に出てくれた。S.O.N.G.が元に戻ったらたっぷり感謝せねばな」

 

八紘『前線は託すぞ弦。計画が綻びを見せるのはいつだって走り始めてからだ。この先にチラつく尻尾を逃さず掴めば必ず真実は明らかになる。疑うのはそれからでも遅くない』

 

そういい通話が切れる、すると店の中の老婆に何かを弦十郎が返す

 

弦十郎「ばぁちゃん。ありがとね」

 

老婆「またいつでもおいで」

 

老婆に返したのは盗聴防止チップだった

 

 

side 響 未来

 

1度解散した奏者達、響は未来と風呂に入っていた

 

未来「折角お休みを貰ったのにしょんぼりな感じね」

 

響「いろいろありすぎてさ…」

 

解散する前の出来事を思い出す

 

響「一部を除く関係者に特別警戒待機って…」

 

クリス「物の言いようってやつだ!とどのつまりは査察の邪魔をするなって事だろ」

 

マリア「ますます以て気に入らない」

 

翼 「だがそれが正式な申し入れであるならば私達に拒否権がないのも文民統制の原則だ」

 

セレナ「それが嫌でキラさん達は飛び出したんでしょうね」

 

奏 「あいつらは動きたい時に動けない悔しさを知ってるからな」

 

マリア「例え犯罪者とされてもね」

 

調 「休息を取るのは悪い事じゃないと思うけど…」

 

切歌「だからってはしゃぐようなお気楽者はここには誰一人いないのデス!」

 

そんなことを言う切歌だが手には旅行雑誌が握られている

 

切歌以外「じー」

 

切歌「違うのデス!この本はたまたまそこにあっただけで…まったくもって無関係デス!」

 

響 「エルフナインちゃんってお休みはいつも何してるの?」

 

エビフライのマークが書いてあるマグカップを煽るエルフナイン

 

エルフナイン「お休みの日は気晴らししてます」

 

これは意外だと思った響、だが

 

エルフナイン「ダイレクトフィードバックシステムを応用して脳領域の思い出を電気信号と見立てる事で…」

 

響 「あ~!今はやめてとめてやめてとめて!それは気晴らしじゃなくて割としっかりめのお仕事か何かだよ多分!」

 

エルフナイン「なんと!だったら僕はお休みの日に何をしていいかわからないがっかりめの錬金術師か何かです多分…」

 

クリス「働く僕は~…じゃないだろまったく!そういうことなら暇潰ししてくれるうってつけについてくっついて数日過ごしな」

 

うってつけと言われ一同響を見る

 

響以外「じー」

 

響 「うってつけって私~!?」

 

と、そんなことがあったと思い出す響に水鉄砲を放つ未来

 

未来「ちょせぇ!ちょせぇちょせぇ!」

 

響 「わ~!無体な!」

 

未来「クリスの真似」

 

響 「そうだっけ?クリスちゃんってそんなんだっけ?」

 

やられっぱなしにならないよう反撃する響

 

響 「ちょせぇ!ちょせ~ぇ!」

 

ひときしはしゃぎ終える

 

未来「で、折角のお休みどうする?」

 

響 「どうって…どうしよう」

 

未来「久しぶりのお休み、響は何がしたいの?」

 

響 「私がしたい事かぁ…ん!」

 

何かを閃いた響だった

 

 

 

side シン キラ カナード 湊

 

とりあえずやる事がないのでシンと湊は上に上がり店を片付けていた。そこそこ出入りがなかったようで埃が溜まっていたりした為だ

 

シン「場所悪いよなぁここ」

 

湊 「内装はすごく私好きなんですけどね」

 

シン「ああ、わかる」

 

箒と箕出ゴミを集めていく2人、すると湊のケータイが震える

 

湊 「あ、響からです」

 

シン「なんだって?」

 

湊 「明日暇かって」

 

現状出歩くのはあまり得策では無い、だがここで無理に制限するのは無理やり巻き込んだ湊が可哀想だ

 

シン「行ってこいよ」

 

湊 「ですが…」

 

シン「こっちは気にすんな、どうにかなるさ。ヤバくなったら呼んでくれ」

 

一応許可を取るために下に降りるシン

 

シン「キラさ〜ん」

 

キラ「どうかした?」

 

見向きもせずパソコンに齧り付いているキラとカナード

 

シン「いや、明日響に湊が遊ぼうって誘われてるらしくて」

 

キラ「いいんじゃない?」

 

シン「一応言っとこうと思って」

 

キラ「ハハ、そんな気にしなくてもいいよ。ただ帰ってくる時だけ気をつけてくれれば」

 

シン「じゃあ湊にはそう伝えときます…で、さっきから2人してなにやってんの?」

 

キラ「パンドラボックスの調査だよ、普段こんなもの解析できないからね!楽しくなってきた!!」

 

シン「あ、はい…邪魔になりそうなんで上戻りますね…」

 

キラ「…あ!ちょっと待って!」

 

シン「はい?」

 

キラは作業してた手を1度とめシンの方にむく

 

キラ「頼まれてたあれ、全部調べ着いたよ」

 

シン「…」

 

キラ「君が予想した通りだった」

 

シン「そう、ですか」

 

 

 

side シン カナード 響 翼 未来 エルフナイン 湊

 

次の日、響に集められた翼、未来、エルフナイン、湊、そしてシン

 

シン「いや、なんで俺まで…昨日の今日だぞ」

 

カナード「何故俺まで…」

 

響 「何時でも呼んでいいって言ったじゃないですか」

 

頭を抱えるシンとカナード、一応響達を監視していた奴らは片付けた為大丈夫なはずだが

 

シン「寒い、どこ行くんだよ?」

 

響 「色々です!!」

 

そう言ってまず入ったのはスイーツバイキングの店。エルフナインはワタワタしていたが湊が一緒に取りに行った為問題なくスイーツをゲットしてきた。シンはあまり甘いものが得意では無いのでコーヒーを注文

 

シン「うっ…よくそんな食えるな…」

 

響 「甘いものは別腹です!!そんなこと言ったらシンさんのコーヒーだってブラックじゃないですか、私飲めませんよ」

 

湊 「ふふ、昨日は珍しく兄さんがコーヒー失敗しましたからね」

 

シン「言わないでくれ」

 

未来「珍しいですね、師匠が失敗なんて」

 

シン「俺だって人間なんだから失敗ぐらいするよ」

 

カナード「その辺にしておけ」

 

くすくす笑われるシン、ちょっとだけまゆが下がる。続いて向かったのは洋服屋。エルフナインを着せ替え人形のようにして皆であれやこれやと着せ替えていく

 

シン「…混ざらなくていいのか?」

 

缶コーヒーを飲みながら外で待つシンとカナード、その横で同じようにコーヒーを飲む翼

 

翼 「私は単なる付き添いだ」

 

シン「同じだな…」

 

翼 「君達は…何故S.O.N.G,を離反したんだ?」

 

シン「は?」

 

翼 「元々君達は組織に属するタイプでないが」

 

シン「酷い言われようだな…!これでも元軍人なんだが!?」

 

カナード「傭兵はそんなものだ」

 

翼 「何故なんだ?」

 

シン「…もう誰にも泣いて欲しくないから…今のS.O.N.G.はあの査察の奴らが牛耳ってる。それじゃ誰も守れない…俺は嫌なんだ、あの時の…家族を守れなかった、ステラを守れなかった頃の俺になるのが…だから例え憎まれようが蔑まれようが俺は俺の守りたいものの為に戦う」

 

カナード「俺は親友との約束を果たす為だ、あいつがいなければ今の俺はいない。誰かを思う心をあいつがくれた」

 

翼 「守りたいもの…思う心…」

 

 

 

着せ替えが終わったようで店から出てくる響達、次に向かったのはカラオケボックス。エルフナインが熱唱している中翼の表情は曇ったまま

 

未来「響…何がどうなってるの?」

 

響 「おかしいなぁ…最近しょげてる翼さんを一緒に盛り上げるつもりだったのに…」

 

翼 「すまない…突然予定が空いたが故申し出を受けはみたが…私も余裕がないのだろうな。今は歌を楽しむよりも防人の技前を磨くべきだと心が逸る。焦るんだ…」

 

シン「…」

 

現場の有様を見ていたシンも表情が暗くなる

 

翼 「あの日以来震えが止まらない…弱き人を守れなかった自分の無力さに…全ては自分のせいなのだと…」

 

エルフナイン「楽しいです!これもまた休日の過ごし方!たまにはいいですねこういうのも!」

 

翼の抱えている闇がシンにもわかった

 

未来「響は勝手すぎるよ!」

 

響 「何もそこまで言わなくても…」

 

エルフナイン「って…あれ…」

 

翼「ちょっと待て…二人がどうして…」

 

湊 「2人とも落ち着いて…」

 

未来「翼さんの事私にも相談くらいしてくれてもよかったじゃない!それにもっと別の方法だって…」

 

響 「私だって私なりに考えて…」

 

未来「私なりにじゃなくて!翼さんの事も考えたの!?」

 

響 「じゃあ未来は翼さんの気持ちが分かるの!?」

 

未来「…わかるよ。だって私ずっと自分がライブに誘ったせいで大好きな人を危険な目に遭わせたと後悔してた、それからずっと危険な目に遭わせ続けてる自分を許せずにいるんだよ!ごめんって言葉…ずっと隠してきた。それがきっとその人を困らせてしまうとわかってた、から…だから!」

 

シン「そこまでだ」

 

未来「師匠…?」

 

シン「1度口から出しちまった言葉は、もう元には戻せないんだぞ…言葉は刃物なんだ。 使い方を間違えると、厄介な凶器になる…言葉の擦れ違いで一生の友達を失うこともあるんだ…。1度擦れ違ったら、2度と戻れなくなっちまうかも知れない」

 

それはシンの後悔だった。もう会えない人達に放った言葉。何気なく言った一言で一生の別れになってしまうかもしれないのだからと

 

シン「だがらよく考えるんだ、その言葉は誰かを傷付けないのか、悲しませないのかって…俺はもうあいつに言葉をかけることが出来ないから…だからみんなにそうなって欲しくないんだ」

 

テロメアという呪縛と世界を破壊するという呪いからもしかしたら救い出してやれたんじゃないか、そんな言葉が浮かんでは消えた

 

喧騒とした雰囲気が一気に静まり返る、それと同時に響の通信機とシンのケータイがなる

 

響 「響です。翼さんとエルフナインちゃんも一緒です」

 

査察官『現在査察継続中につき戦闘指令は査察官代行である私から通達します』

 

響 「え、どちら様ですか!?」

 

シン「キラさん!」

 

キラ『その付近でアルカノイズの出現を確認した!!』

 

査察官『第32区域にアルカ・ノイズの反応検知。現在当該箇所より最も近くに位置するSG-r01とSG-r03'はただちに現場へと急行し対象を駆逐せよ』

 

カラオケボックスを出る一同

 

シン「カナード!未来達を頼む!」

 

カナード「わかった」

 

響 「また、後で」

 

未来「うん…響も気を付けてね」

 

カナードが3人を連れ戦闘範囲から離れていく。シン達はアルカノイズの出現したポイントに向かう

 

sideシン 響 翼

 

 

翼 「行くぞ立花!刃の曇りは戦場にて払わせてもらう!」

 

響 「はい!」

 

翼 「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

響 「Balwisyall nescell gungnir tron」

 

マックスハザードオン!!

 

ラビットタンクスパークリング!! 

 

ビルドアップ!!

 

ガタガタゴットン!!ズッタンズタン!!ガタガタゴットン!!ズッタンズタン!!

 

Are you ready?

 

シン「変身!!」

 

紡ぎ重なる心!!!!ビルドクロスハート!!!!スゲーイ!!!!ツエーイ!!!!ハエーイ!!!!

 

BGM Defender'Z Brand!

 

フルボトルバスターを出しバスターキャノンモードで次々とアルカノイズを撃ち抜く、撃ちこぼしたアルカノイズを一振で切り伏せる翼「千ノ落涙」で一気に数を減らす

 

響 「ぶっとべぇぇ!!」

 

竜巻を起こしノイズを打ち抜く響

 

響 「本部!付近一帯の調査をお願いします!アルカ・ノイズがただ暴れてるなんてことおかしいです!きっと!」

 

査察官『現在装者周辺にアルカ・ノイズ以外の敵性反応は見られません。SG-r03'はこちらの指示に従ってアルカ・ノイズの掃討に専念されたし』

 

シン「はぁ!?ふざけんな!!操るやつが居なきゃ動く訳ないだろ!!そんなこともわかんないのか!!」

 

まさかここまで無能だとは思わなかったシン

 

翼 「立花!避難誘導が完了するまでは本部からの管制に従うのだ!」

 

響 「でも…!」

 

査察官『SG-r03'。これ以上指示に従わない場合は行動権を凍結し拘束されることに…』

 

弦十郎『査察は中止だ!令状はここにある!』

 

本部に弦十郎が現われる、その手にはこの査察に対する中止礼状が握られていた

 

シン「やっとか!」

 

昨日から仕込みの手伝いをしていたシンは安堵する

 

緒川『該当査察官見当たりません!』

 

弦十郎『くっ…鼻が利く』

 

拘束しようもするが既に逃げていた査察官

 

友里『戦闘管制引き継ぎます!』

 

藤尭『天羽々斬、敵中心部へと突貫!』

 

シン「なっ!あの馬鹿!追うぞ響!」

 

1人で突撃し蹴散らしていく翼

 

翼 「剣たる者には使命がある!弱き人を守るべき強い力を備えている!もう二度とあのような惨劇を…!」

 

翼の目がステンドグラスのように輝き瞳に「ミラアルク」が映る、その瞬間爆発する感情

 

翼 「そこにいたか…貴様ァァァ!!!」

 

「蒼ノ一閃」を乱射する、ミラアルクが消えたかと思えば後ろに現れる。再び「蒼ノ一閃」を放つがビルに直撃

 

シン「何やってんだ!!」

 

響 「翼さん…!?」

 

ミラアルクを別の場所に見つける翼、脚部ブースターでビルに沿って飛び炎を纏った剣を回転させ巨大化、両刃の剣「炎乱逆鱗斬」をミラアルクに投げつける

 

シン「っ!?やばい!!」

 

フルボトルバスターを1度しまうシン、そして走り出す

 

響 「シンさん!!」

 

剣はミラアルクに迫っていく

 

シン「ビルドギアエンゲージ!!絶刀!!!」

 

一振の刀に変わるビルドウェポンの集合体、翼が「蒼ノ一閃」を放つ際の巨大な剣に変形させ「炎乱逆鱗斬」を受け止める

 

シン「ぐうっっ!!!」

 

エボルトにやられた傷が開く、それでも何とか翼の剣と拮抗する。剣に纏った炎が街を焼く

 

シン「とま、れぇぇぇ!!!」

 

「炎乱逆鱗斬」が勢いをなくし大きな音ともに地面に落ちる

 

翼 「何故止めた!!!」

 

シン「この、馬鹿野郎!!!!あのままにしたら避難が終わってないポイントまで焼き尽くす所だったんだぞ!!!!」

 

翼の剣の先、それはビル1つを隔ててまだ避難が終わっていないポイントだった

 

マリア『翼…何を…一体…』

 

戦闘終了、響は素早く未来に電話するが

 

響 「なんで…なんでつながらないの!?」

 

 

 

 

sideカナード 未来 エルフナイン 湊

 

未来「あの、カナードさん!」

 

カナード「なんだ」

 

未来「さっきの師匠が言った言葉…」

 

カナード「それがどうした」

 

未来「言葉は人を傷つける、って言いたいことは分かります。でも言わなきゃつわらないことだってあります!」

 

カナード「何故それを俺に言う」

 

未来「カナードさんなら師匠がなんであんなこと言ったのか分かるんじゃないかなって…」

 

カナード「…あいつにあるのは後悔だ」

 

未来「後悔…?」

 

カナード「知っているだろう、俺達の世界の事は」

 

未来「はい…」

 

カナード「昨日笑っていた仲間が今日死ぬ、そんなのは当たり前の世界だ。だからこそあいつには後悔ばかり残る、それを貴様らに背負わせたくない。だからああ言ったんだ、よく考えろと」

 

未来「…」

 

カナード「小日向未来」

 

未来「は、はい」

 

カナード「俺はシン程甘い事を言う気は無い、言いたければ言ってしまえ」

 

未来「え、でも」

 

カナード「お前が言った言葉1つでお前と立花響の関係が崩れるのか?お前達の絆はその程度か?」

 

未来「そんなことありません!」

 

カナード「ふっなら答えは出ているだろう。ぶつかり合え、そして分かり合え。俺も親友とそうして分かりあった」

 

未来「…出来るでしょうか、私にカナードさんみたいに」

 

カナード「俺からはやってみろとしか言えん、気持ちをぶつけるしか俺はやり方を知らん」

 

未来「…カナードさん優しくなりましたね」

 

カナード「は?」

 

未来「前は誰の気持ちも考えないのかなって思ってました」

 

カナード「…俺を変えたのはお前だぞ」

 

未来「え?」

 

カナード「お前は俺の事を「人間」と言ってくれた。壊す事しか出来ない俺をな」

 

未来「そ、そんな」

 

照れる未来

 

カナード「だから、もしなにかあったら俺がどうにかしてやる」

 

未来「どうにかって?」

 

カナード「もしも立花響とすれ違ってしまったら俺がお前達を繋ごう。何度でも何度でもだ」

 

未来「カナードさん…」

 

戦闘範囲から出た3人、だが

 

カナード「っ!止まれ!!」

 

カナードが制止するとアルカノイズが現われる

 

未来「こんなところにも!」

 

カナード「エルフナインを連れて下がれ」

 

ロボットゼリー!!

 

ボトルドーン!!

 

グリスハイペリオン!!

 

カナード「変身」

 

Breakup Soulburning!!!

 

Getset GREASE HYPERION!!!

 

ドララララララァ!!!

 

変身するカナードパワーアームで地面を割り持ち上げ押し潰す。それでも残るアルカノイズ、後ろに行かせないように戦うカナード。だが

 

ミラアルク「手間をかけさせやがるぜ」

 

ミラアルクが現われる、その横には追われいる査察官が

 

カナード「不味い!」

 

ミラアルク「エルフナインってのはそっちのどんくさい方だろ?それでもちょこまかと逃げ回ってくれたもんだぜ」

 

湊が手を広げ盾のように体を出す

 

ミラアルク「あん?なんの真似だ?」

 

湊 「2人は逃げてください」

 

未来「湊!!」

 

湊は目を瞑りバングルに念じる

 

湊 「(お願い、力を貸して!!)」

 

バングルが輝きだし湊の瞳が緑色になる。「湊」から「ベルナーシュ」へと意識がシフトする

 

ベルナーシュ「不敬だ、下がれ」

 

見えないフィールドに弾かれるミラアルク

 

ミラアルク「急になんだぜ!!あいつ!!」

 

査察官「あ、あんな奴のデータはなかった!」

 

ベルナーシュ「我が名はベルナージュ、火星の王妃…」

 

エルフナイン「湊さん…!」

 

ベルナーシュ「下がっていろ、小娘共」

 

フィールドを再び発生させ攻撃するベルナーシュ、だが

 

エボルト「おっと、そこまでだベルナーシュ」

 

黒い霧からエボルトが出てくる

 

ベルナーシュ「っ!エボルト…」

 

エボルト「よっ!久しぶりだなァ」

 

ベルナーシュ「走れ、小娘共」

 

エボルトがトランスチームガンから弾を放つ、それをフィールドで弾く

 

ベルナーシュ「走れと言った!」

 

2人は走り出す。空を飛んで追うミラアルク、行かせないようにフィールドを貼ろうとするがエボルトに邪魔されてしまう

 

 

side未来 エルフナイン

 

走ってミラアルクから逃げるがエルフナインが躓いてしまい追いつかれてしまう。次は未来が立ち塞がる

 

未来「友達には手を出させない!」

 

エルフナイン「駄目です!未来さん!」

 

査察官「フフフ。こうも簡単にお前を本部の外に連れ出せるとはなぁ」

ミラアルク「確保を命じられたのはエルフナインただ一人。さ~てあんたの扱いはうち一人決めあぐねるぜ」

 

どういたぶってやろうか迷うミラアルク

 

ヴァネッサ『ピンポンパンポン。ミラアルクちゃんに連絡です』

 

未来「逃げて!エルフナインちゃん!」

 

エルフナイン「未来さん!いけません!」

 

ミラアルク「…ああ。了解したぜ。悪く思わないでほしいぜ」

 

鋭い爪を伸ばすミラアルク

 

未来「エルフナインちゃん!」

 

エルフナイン「逃げてください!未来さん!」

 

鮮血が吹き出す

 

 

 

 

side ベルナーシュ エボルト ?

 

ベルナーシュ「エボルト…!」

 

エボルト「アイツらの邪魔しないでくれるかァ?」

 

ベルナーシュ「邪魔は貴様だ!」

 

フィールドに弾かれるエボルト

 

エボルト「魂になってもこれだけの力があるかァ!」

 

ベルナーシュ「ここで消す!」

 

エボルト「そりゃ嫌だねェ!」

 

ギルバート『エボルト、変わってくれないか?』

 

エボルトの中でギルバートが意識を変われ言ってくる

 

エボルト『あァ?珍しい事言うな、なんか出来るってのか?』

 

ギルバート『ああ』

 

エボルト『…じゃあここはお前に任せるとしよう』

 

意識が「エボルト」から「ギルバート」に変わる。するとエボルドライバーからボトルを抜き変身を解く

 

ベルナーシュ「何…?」

 

変身を解いたギルバートに驚愕するベルナーシュ、そしてそれ以上に衝撃を受ける事になる

 

ギルバート「やあ、久しぶりだね(・・・・・・)湊」

 

ベルナーシュ「久しぶり…?何を言って」

 

湊 『嘘…』

 

精神世界で驚愕する湊、そして発せられた言葉は非常に残酷なものだった

 

湊 『お父さん(・・・・)…!?』

 

 

 

 

to be continued




明かされた真実…それは悪夢への階段の序章に過ぎなかった。果たして未来とエルフナインはどうなるのか

次回 第53章 bloody snow

その弾丸で悪を撃ち抜け!!クリス!!







今回は絶唱しないシンフォギア劇場はおやすみです☆まっ種〜!
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