戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「今回はかなりビルド寄りな話をやります、がほぼオリジナルだと思ってください」

シン「本格的に動き出すのか」

作者「最近筆のノリが良くてな」

シン「あ、そう」

作者「そしてこのお話の展開はかなり好き嫌いが出るかもしれません。苦手な方はブラウザバックをどうぞ。それでもいいよ!イッテイーヨー!って人だけお読みください」

シン「じゃあ53章を」

作者「どうぞ!!」




第53章 bloody snow

sideカナード 湊 ベルナーシュ

 

カナード「邪魔だぁ!!」

 

シールドキャノンと腕部ビームガンでノイズを蜂の巣にし殲滅する

 

カナード「あいつらはどこだ!」

 

未来達が走っていった方に向かう。向かった先にいたのは緑色に目が輝いている湊、なにか動揺している様子だ。そして

 

カナード「ギルバート・デュランダル!?」

 

ギルバート「おや、これはカナード君久しぶりだね」

 

カナード「貴様!そいつに何をした!」

 

ギルバート「何もしていないさ、ただの親子の感動の再会を(・・・・・・・・・)果たしただけだよ」

 

カナード「親子…?何を!」

 

ギルバート「ふむ、邪魔が入ってしまったね。ここで立ち去らせてもらうよ」

 

カナード「待て!」

 

ギルバート「また会おう(・・・・・)湊」

 

湊 「待って!お父さん!」

 

ベルナーシュから湊に戻る。トランスチームガンから霧を発生させ消えるギルバート

 

カナード「どういう事だ、父さんと呼んだな」

 

湊 「分かりません…だって、お父さんは…」

 

湊の両親は既に他界している、シンからそう聞いていたカナード。だが目の前の湊はギルバートを父と呼んだ

 

カナード「…とりあえずその事は後回しだ、小日向未来達は?」

 

湊は顔を白くしながらも未来達の方向に歩き出す、そして惨状を目の当たりにする

 

湊 「なんで…どうして…」

 

そこにあったのは血溜まりと未来の鞄、画面の割れたスマホ

 

湊 「いや…いやぁぁぁぁ!!!」

 

叫びをあげる湊、そして糸の切れた人形のように倒れそうになる。それを何とか受け止めるカナード

 

カナード「おい!大丈夫か!おい!」

 

返事のない湊、カナードはS.O.N.G.本部に応援を頼んだ

 

 

side シン カナード 響 翼

 

現場に駆けつけたシンと響、翼。その目に映ったのは血溜まりと未来の物

 

響 「まさか…未来とエルフナインちゃんが…」

 

シン「カナード、どういう事だ」

 

シンはカナードに詰め寄る。カナードはシンの目を見て

 

カナード「待ち伏せをくらった。奴らの狙いはエルフナインだったらしい。査察官の男とノーブルレッドの奴が襲ってきた」

 

シンはノーブルレッドと査察官の2つを聞いた瞬間ある男に辿り着く。だがそれよりも

 

シン「じゃあなんで未来もいないんだ!湊はどうした!」

 

シンが気になったのはその2人のどちらも死体が無い事、そして湊が居ない事

 

カナード「俺はアルカノイズを殲滅してその後ここにたどり着いた。その頃にはもうこの有様だった。野上湊は今本部にいるはずだ、倒れた」

 

シン「倒れた!?なんで!!」

 

カナードはシンの首に手を回しシンにだけ聞こえる声で

 

カナード「多分精神疲労だろう、血溜まりを見て倒れたんだ。そして1つお前に確認しておきたいことがある」

 

シン「…なんだよ」

 

カナード「野上湊の家族は既に他界しているんだよな?」

 

シン「え?俺はそう聞いてるけど、なんで」

 

カナード「…驚かないで聞いてくれ、わかったな?」

 

シン「…わかった」

 

カナード「野上湊の父はギルバート・デュランダルだ」

 

シン「は?」

 

カナード「あいつがそう呼んだのを俺は聞いた。「お父さん」と呼ぶのをな」

 

シン「な、そんなはず!だって湊の親は8年前に死んで…墓もあるの知ってるぞ!」

 

カナード「俺もわからん、だがこのことはあまり他の奴らに言わない方がいいだろう」

 

シン「…後でキラさんに調べてもらう。でもその前に」

 

シンはカナードを殴る

 

響 「シンさん!何を!」

 

シン「お前がいたのになんであいつらを守れなかった!!」

 

カナード「…」

 

シン「答えろよ!!」

 

胸倉を掴み立たせるシン

 

響 「シンさん!やめてください!」

 

カナード「いい、止めるな立花響」

 

響 「でも!」

 

カナードは再びシンにだけ聞こえる声で

 

カナード「俺は」

 

シン「あぁ?」

 

カナード「俺は小日向未来は生きていると思う」

 

シン「…なんでそう思う?」

 

カナード「まだ完璧な確証はない、だがエルフナインを目的としているなら、従わせるには人質を取った方がいいはずだ。俺だったらそうする」

 

シン「じゃああの血溜まりは?」

 

カナード「事前に用意したものだとしたら?」

 

シン「…あのジジィならやりかねない」

 

カナード「ああ、だから」

 

カナードなりの気遣いだろう。シンにのみ聞かせたのは

 

シン「でも!それでも!!万が一の時は」

 

カナード「わかっている、俺が責任を取る」

 

カナードは強い目でシンを見る

 

シン「…わかった、ごめん…お前だって辛いのに」

 

カナード「いや…」

 

 

 

 

 

side弦十郎 緒川

 

 

緒川『現場周辺から遺体発見の報告ありません。近隣の病院に負傷者が運び込まれた記録もありません。ですがあの出血では…おそらくは偶発的に巻き込まれたのではなく』

 

弦十郎「ああ。敵の仕組んだ罠にかかってしまったと考えるべきだな」

 

緒川『保護レベル最高位指定の二人が揃って』

 

弦十郎「錬金術によるバックアップスタッフと神の力の依代足りうると仮説される少女…」

 

 

緒川『調査部にて警護に努めてきましたが査察による機能不全の隙をつかれてしまいました」

 

弦十郎「敵の狙いは未来君、またはエルフナイン君。あるいは…

 

緒川『その両方という線も考えられますね』

 

弦十郎「いずれにせよ今必要なのは情報だ。状況打開のためにも引き続きの捜査を頼む」

 

 

 

side シン カナード 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ

 

S.O.N.G.本部に戻ってきた響達、シンは手当の為に、カナードは付き添いで戻ってきた。手当を終えたシンはみんなが集まる食堂に向かった、そこでは落ち込む響をクリスが頭を撫でていた

 

響 「ありがとう、クリスちゃん」

 

切歌「それにしても…まさかというよりやっぱりの陽動だったデス!」

 

調 「あの時管制指示を振り切ってさえいれば…」

 

翼 「月詠と暁は私の状況判断が誤っていたとでも言いたいのか」

 

切歌「えと…そうじゃなくてデスね…」

 

翼 「ならばどういう!」

 

切歌に食ったかかる翼

 

シン「いい加減にしろ」

 

奏 「シン、もういいのか?」

 

シン「ああ、1番取り乱しそうな響が自分を抑えてるのにお前はなんだ!」

 

翼 「なんだと!!」

 

シン「じゃああの時の無意味な大技はなんだ?説明しろ!!」

 

あの程度のアルカノイズに使う程の技ではなかった、下手をすれば関係ない人達を巻き込んでいたのだから

 

翼 「無意味…?無意味だと!!」

 

シン「お前、なんかおかしいぞ」

 

翼 「おかしいのは君だ!!何故そんなに平然といられる!?」

 

不満を爆発させる翼

 

翼 「君は確かにたくさんの死を乗り越えてきたんだろう!だが私は!」

 

シン「乗り越えたはずないだろ!!」

 

食堂にシンの声が響く

 

シン「俺だって守りたかったさ!!俺の力で全部を!!でももう過去は変えられない!!今できるのは未来を守る事だろ!!もうあの頃の俺の様な思いをさせたくないんだよ!!!お前達にも!!!あんな気持ち、たくさんなんだよ…!!」

 

クリス「シン…」

 

シン「なぁ翼、今のお前はあの女の子に胸を張って何かを言えるか?」

 

翼 「何を…」

 

シン「お前のあの戦い方はいつか犠牲を出すぞ」

 

翼 「な…」

 

シン「昔、俺の上司に言われたことがある「お前の欲しかった力は本当にそんな力か」って…あの時俺は答えられなかった、どこかで間違ってるってわかってたから。でも今ならわかる、俺が欲しかった力はあんなものじゃなかったって」

 

翼 「何が言いたい!」

 

シン「翼、お前の欲しかった力は本当にそんな力か?」

 

翼は顔を曇らせ食堂を出ていこうとする

 

マリア「待って!まだ話は…」

 

マリアの制止を振り切り出ていってしまう

 

調 「何だか様子が…」

 

切歌「ギザギザハートになってるデス…」

 

マリア「そうね…でもこれ以上責めないであげて。翼自身わかってるはずよ」

 

セレナ「わかってるよ姉さん、でも…」

 

シン「はぁ…俺も言い過ぎたな。分かるんだ翼の言い分も、でもあの焦りはいつか大きな失敗になる。それだけは絶対させない」

 

カナード「…(プレア、俺はどうすればいい?)」

 

 

 

 

 

side シン 湊

 

食堂を後にしたシン、医務室に向かうと既に意識を取り戻していた湊と目が合う

 

湊 「あ、兄さん」

 

シン「よ、とりあえず大丈夫そうだな」

 

椅子に腰がける

 

湊 「…はい」

 

シン「…カナードから聞いた」

 

湊 「…はい」

 

シン「その…」

 

湊 「…あまり覚えている訳では無いんです。8歳の頃にあの施設に送られて沢山のことがあったから」

 

シン「…そっか」

 

湊 「でも、お父さんはすごく優しい人なんです」

 

シン「…知ってるよ」

 

湊 「え?」

 

シン「あの人は…昔、C.E(あっち)の頃にすごくお世話になったんだ」

 

湊 「そう、なんですか」

 

シン「うん、本気で世界から争いをなくそうって頑張ってた。ただあの頃は少しやり方を間違ったんだと思う。未来を決めてそのレールを走らせる、そんな世界にしようとしてたから」

 

湊 「…」

 

シン「…そうだ、湊。こっちの世界の議長、じゃなかった、お父さんよ話聞かせてくれよ」

 

湊 「え?でも」

 

シン「辛いならやめてくれて構わない、でも知りたいんだ。湊の口からこの世界のあの人の事を」

 

湊 「…お父さんはすごく優しい人でした。テストを頑張れば褒めてくれて、運動会で1位を取ると喜んでくれて」

 

シン「…はは、なんか目に浮かぶかも。議長親バカっぽそうだもん」

 

湊 「その代わりお母さんは少し厳しい人でした、宿題はやったのか、片付けしたのかって…でもお母さんも優しかった」

 

シン「…そっか」

 

湊 「そういえば良くお父さんは本を読んでくれました、沢山の動物が出てくる絵本です」

 

シン「へー」

 

湊 「兎やゴリラ、ライオンとかが助け合って生きていく世界のお話でした」

 

シン「兎…ゴリラ…」

 

湊 「でも8年前…お母さんは病気でこの世を去りました、それならすぐです。お父さんが少し長い仕事で家を出て失踪して死んだって知らされたのは」

 

シン「失踪…」

 

湊 「そしてあの施設に送られて…このバングルをつけられて、兄さんに会って」

 

シン「…ありがとう湊、話してくれて」

 

湊 「…兄さん」

 

シン「ん?」

 

湊 「もし、もしお父さんが皆を傷付ける事があったら」

 

シン「…なぁ湊」

 

湊 「は、はい」

 

シン「今でも議長の事、好きか?」

 

湊 「え?」

 

シン「もしまた会えるとしたら会いたいか?」

 

湊 「……そんなのは決まってます、会いたいです。会って色んな事話したいです!」

 

シンはふと笑い頭を撫で

 

シン「わかった」

 

そう言い残し医務室を後にする、廊下に出るとケータイを取り出しキラに電話をかける

 

シン「キラさん」

 

キラ『そろそろかかってくると思ったよ、頼まれてた事全部調べたよ』

 

シン「どうでしたか?」

 

キラ『議長の本名は野上秀一、既に死亡。職業は…宇宙飛行士?結婚はしてたみたい』

 

シン「奥さんの顔写真とかありますか?」

 

キラ『うん、今送るね』

 

送られてきた画像を確認するシン

 

シン「この人…」

 

キラ『気がついたみたいだね…奥さんの名前は野上茉美…こちらも死亡してる、死因は病死って書いてあるね…僕らでわかりやすく言うと』

 

シン「タリア…艦長」

 

キラ『…うん』

 

シン「…昔きいたことがあったんです。議長と艦長は付き合ってたって。でも子供が出来なくて別れたんだって」

 

キラ『そう、だったんだ』

 

シン「でも、あの時…メサイアで戦死した2人はこの世界で結ばれて、湊が生まれた。湊から聞いたんです、優しい両親だったって」

 

キラ『幸せだったんだね』

 

シン「キラさん、今の議長の情報は?」

 

キラ『ギルバート・アズナブル、天体物理学の第一人者。遺伝子工学にも秀でてるって』

 

シン「遺伝子工学…キラさんもうひとつ調べて欲しい事が」

 

キラ『最近多いね、何?』

 

シン「俺と湊が居た施設の事です」

 

キラ『そこの何を調べるの?』

 

シン「なんの為の施設か、そして誰が出入りしていたか」

 

キラ『出入りまで?』

 

シン「予想が正しいならあいつに踊らされてた可能性がある」

 

キラ『あいつ…ってまさか』

 

シン「全部憶測です。間違ってるならそれでいい」

 

キラ『わかった…あ、シンパンドラボックスの事でわかったことがあるんだ』

 

シン「え?」

 

キラ『ベストマッチの事、なんでベストマッチなのかって事がね』

 

 

 

sideヴァネッサ

 

チフォージュ・シャトーの施設を使い腕輪の覚醒を急ぐヴァネッサ

 

ヴァネッサ「腕輪から抽出した無軌道なエネルギーを拘束具にて制御…これで私達は…」

 

『ヴァネッサ。ミラアルクの帰還を確認。お客様も一緒であります』

 

ヴァネッサ「ご苦労様。こちらの準備も順調よ。早速取り掛かりましょう」

 

エルザ『ガンス!』

 

ヴァネッサ「神の力は私達の未来を奪還するために…」

 

 

 

 

sideシン 翼

 

シンはパンドラボックスの秘密を知った。だがこれをまだ湊に知らせる訳には行かない、そう思って来たのは格納庫。たまにはバイクの手入れをしようと道具を持って辿り着く、作業服に着替え格納庫に入ると先客の翼が

 

シン「あ…」

 

翼 「…」

 

先程のことがあった為少し顔を合わせずらい、一瞬翼がシンの方を見る。すると少し場所を開けてくれた

 

シン「あ、ありがと…」

 

翼 「…済まない、先程はあたってしまって」

 

シン「俺も言い過ぎた、ごめん」

 

背を向けあい己のバイクをメンテする

 

シン「その、さ」

 

翼 「?」

 

シン「もっと周りを頼ってくれよ、翼」

 

翼 「…」

 

シン「すぐにどうしろってのは難しいと思う。俺もそうだったから…でもさそれを見てる周りの事も少しだけ考えてやってくれ。お前はひとりじゃないんだから」

 

翼 「…私は」

 

言葉を言いかけた時翼の端末に連絡がはいる

 

翼 「翼です…」

 

訃堂『聞いたぞ。失態であったな』

 

通話の相手は風鳴訃堂だった。シンは悪いと思いつつ声に耳を傾ける

 

翼 「言葉もありません…ですが次こそは必ず防人の務めを果たしてみせます」

 

そしてシンは耳を疑った

 

訃堂『刻印、掌握』

 

振り向くシン

 

訃堂『翼。はたしてそこはお前の戦場か?そこにいて何を守る?何を守り切れる!』

 

翼 「!」

 

訃堂『道に迷うことがあらばいつでも訪ねよ、お前は風鳴を継ぐ者であり天羽々斬は国難を退ける剣であること、ゆめ忘れるな!』

 

そう言い残し通話が切れる。頭の中が混乱する翼

 

翼 「ここではない…私の戦場…」

 

目じりに涙が溜まる、それを拭おうとした瞬間シンに引っ張られ抱き締められる

 

翼 「な、何を…」

 

シン「…昔、泣いてた妹にこうしてやると泣き止んだから」

 

翼 「私は、泣いてなど」

 

シン「じゃあそういう事にしておくから、とりあえず好きなだけ泣いていいよ。俺は何も聞いてない事にするから」

 

翼「っ!」

 

声を殺し涙を流す翼、それを優しく抱きしめるシン

 

シン「(もう、翼にこれ以上辛い思いはさせない)」

 

決意を胸に翼が泣き止むのを待った

 

 

 

side キラ

 

キラ「最近僕ばっか調べ物させられてるなぁ」

 

高速でタイピングしていくキラ

 

キラ「よしファイアーウォールを抜けた。まずは」

 

キーワードを入れて絞り込んでいく。そして辿り着く

 

キラ「これだね、えっと群蜘蛛(むらくも)遺伝子研究所?遺伝子工学を軸に生物学、地質学?なにこれ…生物学と遺伝子工学の組み合わせは分かるけど地質学いるの?」

 

キラはこの施設の事を調べていく、すると

 

キラ「研究所所長は風鳴訃堂!?」

 

さらに調べを進めていくと風鳴訃堂と最悪の組み合わせとなる人物の名が出てくる

 

キラ「遺伝子工学部教授…ギルバート・アズナブル…!!」

 

急いでシンに連絡するキラ

 

キラ「もしもしシン!?」

 

シン『その慌てようじゃやっぱろくでもない結果ってことですか』

 

キラ「ろくでもないどころじゃないよ…最っ悪!」

 

 

 

 

sideシン キラ カナード

 

1度nascitaに戻ったシンとカナード

 

シン「戻りました」

 

キラ「…おかえり」

 

シン「覇気がないですね」

 

キラ「当たり前でしょここの所驚きの連続で疲れちゃったよ」

 

シン「確かに」

 

苦笑するシン

 

キラ「未来ちゃん、無事だといいね」

 

カナード「生きているなら助け出す。俺がな」

 

キラ「やる気満々だね」

 

カナード「ふん」

 

シン「これでも責任感じてんですよ、きっと」

 

カナード「あいつのと約束もまだ果たしていないからな」

 

キラ「約束?」

 

シン「カナードと未来が?」

 

カナード「…忘れろ」

 

シン「何それ気になる!」

 

キラ「教えてよカナちゃん!」

 

カナードに絡んでくる2人

 

シン「おーしーえーろーよー」

 

キラ「かーなーちゃーんー」

 

カナード「ええい鬱陶しい!!」

 

絡んできた2人を振りほどく

 

カナード「別に特別言うことは無い、ただ」

 

シン「ただ?」

 

カナード「もし、あいつが他の奴とすれ違ったら俺が取り持つと言っただけだ」

 

シン「…あの喧嘩か」

 

カナード「ああ」

 

シン「…そっか、カナードがどうにかしてくれるんなら大丈夫そうだな」

 

シンは立ち上がりコーヒーメーカーに手を伸ばそうとしたらカナードに手を捕まれ

 

カナード「俺がやる」

 

シン「信用無くした!?」

 

カナード「あそこまで不味いものがお前からできるとは思わなかったからな」

 

キラ「あーね」

 

シン「えぇ…」

 

キラ「そういえば湊ちゃんは?」

 

シン「一応1日あっちでお世話になることになってます」

 

キラ「そうなんだ、まぁあっちの方が安全かもね」

 

和やかな雰囲気、それを一撃でぶち壊す連絡が入る。シン

ケータイが鳴る、非通知だ

 

シン「…もしもし」

 

エボルト「よォシン、久しぶりィ…でもないか」

 

シン「エボルト!」

 

エボルト「お前らに取っておきの情報をくれてやるよ」

 

シン「情報だと?」

 

エボルト「奏者を連れて指定の場所まで来い」

 

そういい通話を切る

 

シン「罠、ですかね」

 

キラ「十中八九そうでしょ」

 

カナード「だが行かなければ被害は出るだろう」

 

シン「だよなぁ」

 

シン達はバイクに乗り弦十郎に奏者を集めてもらい現場へと向かった

 

 

 

sideシン キラ カナード 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ

 

 

現場に到着するシン達、すると黒い霧からエボルトが現れる

 

エボルト「よォ集まったなァ」

 

シン「なんで全員呼んだ」

 

エボルト「なぁにサプライズの為だよサ・プ・ラ・イ・ズ」

 

シン「サプライズ…?そんな事より呼んだ理由をさっさと答えろ!」

 

エボルト「焦んなよ」

 

エボルトはドラム缶の上に座り

 

エボルト「小日向未来とエルフナインは生きている」

 

シン「っ!?」

 

響 「っ!」

 

涙を流す響

 

カナード「どこにいる!!」

 

エボルト「ここにはいないが、そうだな…ヒントをやろう。お前たちも知ってる場所だ」

 

シン「俺達が?」

 

エボルト「さて、情報はここまでだ」

 

エボルトがアルカノイズを召喚する

 

エボルト「情報料を貰おうか」

 

カナード「そっちから呼んどいてよく言う!」

 

ギアを纏おうとする響達だが

 

エボルト「おっとそいつらにはオーディエンスでいてもらわねぇと」

 

エボルトは何かを響達に投げる、投げたものはガスを放つ

 

マリア「これは!?」

 

奏 「まさかanti-LiNKERか!?」

 

エボルト「BINGO!そのお通り!」

 

シン「こいつ!」

 

エボルト「さすがのお前らも守りながら戦うのは辛いだろ?」

 

シン「ちっ!!キラさんとカナードは皆を!!エボルトは俺が!!」

 

キラ「…わかった!気をつけて」

 

カナード「脱出の時間は俺らで稼ぐ!急げ!!」

 

エボルト「おっと?誰が逃がすって?」

 

トランスチームガンを構えるエボルト

 

BGM Evolution

 

シン「アンタの相手は俺だろ!!」

 

変身しフルボトルバスターを振り下ろす、スチームブレードを取り出し受け止めるエボルト

 

エボルト「大変だったぜェお前をここまで育てるのは(・・・・・)

 

シン「育てるだと!?」

 

エボルトを蹴り飛ばしキャノンモードに変形させエネルギー弾を放つ。スチームブレードでエネルギー弾を切り裂く

 

エボルト「ああそうだ!!」

 

シン「アンタなんかに育てられて覚えはない!!」

 

エボルト「そいつはどうかなァ?思い出してみろ!」

 

トランスチームガンとスチームブレードを連結させ弾丸を放つ

 

エボルト「お前のハザードレベルはどうやって上がって行った?感情の起伏で上がってきたはずだ!!」

 

シン「だからなんだ!!」

 

エボルト「それを仕向けてきたのは誰だと思ってる?」

 

弾丸を撃ち落としながら接近しフルボトルバスターとトランスチームガンが火花を上げてぶつかる

 

シン「つっ!アンタだって言いたいのか!?」

 

エボルト「bravo!!そのお通りさ!!」

 

シン「何でそんなことをする!?」

 

エボルト「簡単な話だァ!器を手に入れる為だ(・・・・・・・・・)ァ!」

 

シン「器を…!?何の話だ!!」

 

エボルト「言い換えてやるよ、お前を器とする為に育ててきた(・・・・・・・・・・・・・・)って言えばわかりやすいかァ!」

 

シン「俺が器…?」

 

響 「器ってどういう」

 

一瞬シンの力が弱まる、エボルトはそれを見逃さずフルボトルバスターを弾きあげゼロ距離でスチームアタックを放つ

 

シン「ぐっ!」

 

咄嗟に腕でガードするシン、それでも勢いまでは殺せず飛ばされてしまう

 

エボルト「そうだな、器って言うと少し語弊があるな…そうだな、半身(・・)と言えばいいか?」

 

クリス「半身だぁ!?」

 

エボルト「ああ、ベルナーシュとの戦いで俺はパンドラボックスに封印された、だがその前に俺の一部を地球に落としたのさ。地球に落ちた俺の一部はシンの、野上真の母親に寄生した。その時こいつの母親は妊娠していてなァ?体の中を伝ってまだ胎児の状態の体とひとつになった」

 

あっけからんと言うエボルト、シンは衝撃を受け身動きを取れなくなってしまう

 

エボルト「お前は2ヶ月で生まれた。だがお前は普通の子供と変わらぬ姿で産まれてきた、少しだったその頃だァ。パンドラボックスが地球に持ち込まれたのは」

 

パンドラボックスを火星から持ち帰ったのはギルバートとパトリック

 

エボルト「アイツらが来てくれたおかげで俺達は肉体を手に入れた、そして地球に向かいお前を見つけた。お前の親を殺して施設に預けるように仕込んだのさ」

 

シン「俺は…」

 

切歌「聞いちゃダメデス!!」

 

調 「全部はったりだよ!!」

 

エボルト「はったりなもんかァ、今語ってる事は全部本当さ」

 

シン「じゃあ俺は…本当に…」

 

膝をつき戦意喪失していくシン

 

エボルト「ああお前は俺だ(・・・・・)

 

キラ「シン!!」

 

キラはシンに向かってかけ出す、が既に遅い

 

「さぁ、今こそひとつに

 

エボルトがシンに手を伸ばした、その瞬間シンの体から何かが出てきて(・・・・・・・・・・・・・)エボルトの腕を掴む。そして

 

エボルト「なんっ!?」

 

? 『なァんちゃってェ!!』

 

ラビット!!!!!

 

タンク!!!!!

 

スパークリング!!!!!

 

ハザード!!!!!

 

クロスハート!!!!!

 

レディーゴー!!!!!

 

クロスハートフィニッシュ!!!!!

 

立ち上がりエボルトの腹に全力のクロスハートフィニッシュを叩き込む

 

シン「ふぅ、芝居打つのも大変だな」

 

? 『まぁいいんじゃねぇのォ?上手く行ったんだからよ』

 

シンの体から出てきたものはシンから切り離され形を創り出す。その姿は

 

響 「え、えぇ!?」

 

マリア「嘘でしょ…」

 

切歌「こ、これは悪い夢でも見せられてるのデスか!?」

 

奏 「な、なんでシンの中から」

 

クリス「エボルトが出てきやがった!?」

 

そうその姿はまごうなきエボルトだった

 

エボルト『よっ!』

 

 

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




シンの中から現れた者…それはエボルトだった。破滅の力がもたらすのは絶望か、あるいは

次回 第54章 奇跡の復活

その銀腕で掴み取れ!!マリア!!







シン キラ カナード「絶唱しないシンフォギア劇場〜」

シン「物語もかなり加速してきましたね」

キラ「そうだね」

カナード「何を駄べるんだ?」

シン「いや特に」

キラ「シンフォギアのcm風な?」

シン「あれ面白いよな」

キラ「そんな感じで今後は駄弁るか用語解説とかやってくよーそれじゃあ」

シン キラ カナード「まっ種ー!」
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