戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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このままあるきつづけてる

今夜も真っ直ぐ一人の足跡たどって

果てしないだけどきみだけは

どこかで待ってる笑顔絶やさずに


第63章 君と約束したあの場所へ

side カナード 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ キャロル エルフナイン

 

弦十郎『間に合ったか!』

 

大統領『間に合わせたのだ。我々が!人類が!神の野放図に抗って!人類の力で!』

 

シェム・ハ「呪われた拳、神殺し。我の依代たる友の体を前に何とする?」

 

あの時答えを出せなかった響、だが

 

響 「誰かを困らせる誰かがいるのなら私は止める!この拳で!」

 

キャロル「俺達9人が揃った今なら神の摂理を覆せる!共に行くぞ!」

 

カナード「必ずお前の元にこいつを連れて行く!!」

 

飛び出すカナード、それに合わせ攻撃を開始する

 

BGM PERFECT SYMPHONY

 

フォルファントリーとシールドキャノンを展開キャロルの錬金術と合わせ放つ

 

シェム・ハ「声を重ねて力を増したか。だが!」

 

ダメージをなかった事にしようとする、だが

 

シェム・ハ「まさか!」

 

翼 「不条理の執行に無効化されない!?」

 

消し去ることは出来なかった、と言うよりキャロルの錬金術は消せたがカナードの砲撃は消し去ることが出来なかったというのが正しいだろう

 

シェム・ハ「ちっ!忌々しい禁忌の箱の力か!」

 

奏 「なに!?」

 

シェム・ハ「教えぬ!」

 

翼と奏がアームドギアを振るう。腕輪から発生させた光剣で受け止める、が全身を弦で絡め取られ動きを封じる。シェム・ハは背後に浮遊させている小型の鏡から閃光を放つ。翼と奏は寸前で避ける

 

調 「神獣鏡の輝きで!」

 

切歌「こっちが神殺しならあっちはシンフォギア殺しなのデス!」

 

カナード「ならばこれならどうだ!!」

 

パワーアームを振動させ走り出すカナード、シェム・ハはカナードを止めようと閃光を放つ

 

クリス「ちょっせぇ!!」

 

カナードに当たらないよう射撃支援をするクリス。閃光を全て避けたカナードと同じように閃光をくぐり抜けてきたマリアがシェム・ハの目の前に到達し

 

カナード「はぁ!!」

 

マリア「せい!!」

 

パワーアームと剣が障壁を破壊しシェム・ハに届く

 

クリス「ほんとに効いてやがる!これってエクスドライブの力なのか?」

 

マリア「違う…だけどまるで位相差障壁を突破するかのように!」

 

突如目の前に紫の光の柱が立つ

 

藤尭『検知エネルギー、振り切れました!』

 

友里『周辺脅威レベル増大!神話級特異災害、開闢します!』

 

調 「未来さんを依代とするシェム・ハは!」

 

切歌「ここからが本気みたいデスよ!」

 

光の中から巨大な装甲を纏ったシェム・ハが現れる

 

エルフナイン『言うなればシェム・ハ決戦体!まさしくデウス・エクス・マキナとなって!』

 

シェム・ハ「我が欲したのは権威や力などではない。その先にある未来だ!」

 

シェム・ハの刻印に呼応するように月にもいた浮遊物体が空を覆い尽くすように現れる

 

シェム・ハ「我らであっても独立した個を備える以上擦過して激突する」

 

シェム・ハの合図で一斉に向かってくる浮遊物体

 

カナード「邪魔をするなァァァ!!」

 

黄金の閃光が放たれ浮遊物体を薙ぎ払っていく。続くように翼は自身の髪を振って巨大な炎を放つ

 

シェム・ハ「それでは完全なる存在とは言えぬ」

 

巨大な分身を出現させクリスに合わせ銃の引き金を引く、大型のマグナムからエネルギーが発射され次々と撃ち落とす

 

シェム・ハ「故に我はこの実験場にて個の統合を試み夢と見た」

 

シェム・ハの閃光を4つの魔法陣でガードするキャロル、装甲を変形させ響に突撃してくる。響の前にカナードが割り込みアルミューレ・リュミエールを展開、直撃を避けるが勢いでカナード諸々突き上げられる

 

カナード「ぐぅぅっ!!」

 

響 「カナードさん!!」

 

シェム・ハ「誰もが痛みに傷付き分かり合えぬ夜に涙しない未来のために」

 

響 「未来!今度はちゃんと言葉にしたい!」

 

シェム・ハ「分かり合うことすらままならぬ不完全な言葉にか?」

 

シェム・ハの瞳から涙がこぼれ落ちる

 

シェム・ハ「その言葉で伝えられぬお前への想いを秘めていたからこそこの依代は刹那に我を受け入れたというのに!」

 

響 「未来が…!?」

 

カナード「勝手に…決めつけるなぁァァ!!」

 

アルミューレ・リュミエールを槍状に出力を調整し、面から点にして事でシェム・ハを逸らす。カナード達から離れたシェム・ハにマリア、切歌、調、セレナのアームドギアを合体させ巨大なロボを作り突撃させる。そのおかげで隙ができた

 

キャロル「今が好機だ!」

 

響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ「オーバーブレイク!!」

 

奏者とキャロルの全身から光を放ちシェム・ハに拳を向け突撃する

 

装甲を次々と破壊しシェム・ハの目前まで迫る、だが

 

未来『呪われた拳で私を殺すの?』

 

未来が言ったようにみせかけるシェム・ハ、響の動きが止まってしまう

 

シェム・ハ「ふん!」

 

装甲を爆発させ退避するシェム・ハ、奏者達は壁に叩き付けられる

 

シェム・ハ「無粋に足掻く!だが散り際は白銀に煌めくがいい!」

 

シェム・ハの閃光が響達に迫る、が

 

カナード「アルミューレ・リュミエール…全開!!」

 

光波防御帯発生装置を前面に全て向け攻撃から響達を守るカナード

 

響 「カナードさん!!」

 

カナード「立花響!!お前はどうしたい!!何を望む!!」

 

響 「私は…未来を奪いたい!人助けなんかじゃなく私の我儘剥き出しの!」

 

仮面の中でふと笑うカナード、光波防御帯発生装置が徐々に銀色に染まりアルミューレ・リュミエールを満足に張れなくなり始める

 

カナード「だったら迷うな!!手を伸ばし続けろ!!諦めるな!!」

 

響 「でも…繋ぐこの手は呪われて…未来を殺す力が!」

 

カナード「俺は知っている!!お前の伸ばし続けたその手は誰かの為に伸ばし続けた手だと言うことを!!」

 

バチバチとナックルからスパークが上がる

 

カナード「うおぉぉぉお!!!」

 

アルミューレ・リュミエールでシェム・ハの攻撃を弾き飛ばす。グリスのアーマーの一部がシェム・ハを掠める。だがグリスのアーマーが爆発を起こしフォルファントリーは壊れ右腕のパワーアームも砕け左肩のシールドキャノンもバラバラに砕け変身が解ける。ドライバーからハイペリオンナックルが落ちる

 

響 「カナードさん!!」

 

マリア「ここまでなの…?」

 

シェム・ハ「否!ここからだ!」

 

シェム・ハがユグドラシルに触れる。すると地面が大きく揺れる

 

友里『惑星規模の地殻変動確認!いえ!これは…』

 

藤尭『ユグドラシル球殻からの推進噴射によって地球の公転速度が加速しています!』

 

翼達の体が輝き瞳から光が消える、いや翼達だけでは無い。世界中の人間全ての瞳から光が消え動かなくなる

 

シェム・ハ「さぁ還るのだ。5000年前のあるべき形へ」

 

歌うように手を広げるシェム・ハ

 

シェム・ハ「太陽放射による接続障害を抑制。ここに生体端末のネットワークは構築される。全人類に忍ばせたすべての命と力を統合し一にして全なるシェム・ハにて凌辱してくれる」

 

だがここに動ける者がいた

 

シェム・ハ「神殺し…その力にて接続より免れたか!」

 

響 「私は未来を取り戻す!!」

 

シェム・ハ「叶わず!その拳は呪いの積層・神殺し!撃てばこの身を殺して殺す!」

 

ぶつかり合う響とシェム・ハ

 

響 「殺さない!お父さんが教えてくれた!呪いと祝福は裏表!あり方なんてどうとでも変えられる!変えてみせる!!」

 

シェム・ハ「断章の全てをこの身に集めたのだ!人に遅れる道理などありはしない!」

 

響 「だとしてもぉぉぉぉ!!!」

 

響の拳がシェム・ハを捉える。シェム・ハによって統合されていた意識が徐々に戻っていく

 

響 「私の想い!未来への気持ち!2000年の呪いよりもちっぽけだと誰が決めた!!」

 

 

?「ああ、そうだ…それでいい!!」

 

声の方をむく響とシェム・ハ。そこにたっていたのはボロボロになったカナードだった

 

響 「カナードさん!?」

 

シェム・ハ「貴様…!!体に禁忌の箱の力を宿しているな!!」

 

カナード「ああそうだ。人間には全て貴様の一部が入っていると言った。だが俺は地球外の…パンドラボックスの力の一部を宿している!!人ならざる者ならばこの統一支配にもかからない!!」

 

シェム・ハ「その身に原罪を越える禁忌を負いネットワークの干渉を避けたか!」

 

響を蹴り飛ばすシェム・ハ

 

シェム・ハ「ならば貴様から始末してくれる!!」

 

カナード目掛け飛んでいく

 

カナード「そちらから来てくれるとはな…」

 

ロボットゼリー!!

 

光剣が振るわれた瞬間、カナードの腕がグリスのものとなり受け止める

 

捻れる!!

 

溢れる!!

 

流れ出る!!

 

ロボット!!イン!!グリス!!ブルゥァァ!!!

 

グリスに変身し右腕を掴んで投げる

 

響 「カナードさん!」

 

カナード「諦めるなよ、立花響」

 

ボロボロの体に鞭をうって立つカナード、ふらつく体を響に支えられる

 

カナード「俺が必ずあいつの元にお前を連れて行く」

 

響 「でもそんな体で!」

 

カナード「ボロボロなのはみんな同じだ。ギリギリのところで踏ん張っているのは俺達だけじゃない」

 

 

 

side シン キラ 『エボルト』ローグ

 

ブラックホールを避けシンとキラは左右から回し蹴りを入れる。両腕で蹴りを受け止めるエボルト、そのまま弾く

 

ローグ「おぉぉ!!」

 

2人の間からローグがタックルするようにぶつかる、ローグの背中にに両手をつき跳び箱のように使いドロップキックする『エボルト』

 

エボルト「ぐっ!」

 

シン「はぁぁ!!」

 

キラ「でぇい!!」

 

2人の拳がエボルトに突き刺さる

 

シン「これが人間の力だ!」

 

エボルト「下等生物風情が…!!」

 

押し切れる、そう感じたシン達。だが突如地面が大きく揺れる

 

キラ「な、なに!?」

 

ローグ「っ!バラルが解かれたか!?」

 

焦るローグ、その隙を見逃すエボルトでは無い。ブラックホールを出現させシン達に放つ。ブラックホールはシン達に直撃し壁へと叩きつける

 

ローグ「ぐっ!…これまでか…?」

 

シン「つつ…ローグ、大丈夫だ」

 

ローグ「なに?」

 

シン「シェム・ハは響達が止めてくれる、それにカナードもいる。だから大丈夫」

 

キラ「そう、だね…皆がいるから大丈夫ですよ」

 

『エボルト』『根拠の無いのが人間のいい所だ、そうだろォ?ローグ』

 

瓦礫を蹴飛ばし立ち上がるシン達

 

ローグ「…ふ」

 

エボルト「何がいい所だ!!脆弱で無力な人間風情が!!」

 

シン「たしかに一人ひとりは無力かもしれない。けど、みんなが力を合わせれば、不可能は可能に、絶望は希望に、敗北は勝利に変わる!!」

 

シンの前に『エボルト』ローグ、キラが集まる

 

シン「勝利の法則は決まった!」

 

BGM Low of The victory

 

『エボルト』が姿を「ブラッドスターク」へと変えローグと共に走り出す。ローグはドライバーのレバーを回す

 

レディーゴー!!

 

オールクラックフィニッシュ!!!

 

右腕にエネルギーを貯め拳を振るう、『エボルト』も左腕に力を込め殴る。左手でローグを、右手で『エボルト』の拳を受け止める

 

ローグ「やれ!!」

 

『エボルト』『おらァ!!』

 

空いた右腕にもエネルギーを込め「エボルトリガー(・・・・・・・)」を殴る

 

エボルト「なっ!」

 

『エボルト』『いくらお前が強かろうが力の源を絶たれればそれも止まる!!』

 

何発も殴る『エボルト』、これを提案したのはローグだった。前にシンが弦十郎にハザードトリガーを殴られ動けなくなった事があった。ならば姿形が同じエボルトリガーならば同じ事が可能では無いのか?その役目をおったのは『エボルト』。エネルギーを両腕に集中させる為に体に使うエネルギーを最小限にする為にスタークの姿まで絞ったのだ

 

『エボルト』『俺の力は元々お前のものだった!!ならお前と同じ力ならエボルトリガーに干渉できる!!』

 

何度も殴り付ける『エボルト』

 

『エボルト』『ぶっ壊れろォ!!』

 

懇親の拳がエボルトリガーにヒビを入れ突き飛ばす。それは小さな、本当に小さな希望の可能性。エボルトを倒す為の小さな楔。そして奇跡が起きる

 

エボルト「なん…だと!?」

 

トリガーが壊れブラックホールフォームを維持出来ずフェーズ1の姿に変化し思うように動けなくなる

 

ローグ「いけ!!」

 

シンとキラは自分のドライバーのレバーに手をかける

 

シン「これで!!」

 

キラ「終わりだ!!」

 

ラビット!!!!!

 

タンク!!!!!

 

スパークリング!!!!!

 

ハザード!!!!!

 

クロス ハート!!!!!

 

レディーゴー!!!!!

 

クロス ハートフィニッシュ!!!!!

 

ストライクフィニッシュ!!!

 

SEEDが弾けるシンとキラ、満足に動けなくなったエボルトに向けトリコロールと蒼炎のダブルライダーキックを放つ

 

キラ「もう誰の涙も流させない為に!!」

 

シン「未来を決めるのは俺達だ!!」

 

エボルト「巫山戯るなァァァ!!!」

 

シン「うおぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

エボルト「俺が…負ける!?人間如きに!?認めん…認めんぞォォォ!!」

 

2人のキックで吹き飛び爆発するエボルト

 

シン「はぁっ!はぁっ!!」

 

キラ「やった…?」

 

黒煙が晴れ爆心地には何もいなかった

 

ローグ「…ああ、やっと…やっとだ!!勝ったんだ!!「俺」達は!!!」

 

吠えるローグ、シンとキラはへたり込み変身が解ける

 

キラ「いぃやったぁぁぁぁ!!!」

 

大の字に倒れるキラ

 

シン「マジ疲れた…でもまだですよ」

 

キラ「だねぇ…」

 

ローグ「ああ、まだ終わってはいないな」

 

シン「ああ、明日の地球を…皆の明日を取り戻さなきゃな」

 

 

 

side カナード 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ キャロル エルフナイン

 

ツインブレイカーを出しシンとキラから預かったボトルを取り出す

 

BGM METANOIA

 

カナード「俺達で取り戻すぞ、俺達の明日を!この星の明日を!」

 

シェム・ハ「ネットワークに障害が!なれど!」

 

キャロル「掴み取れ!!その手を!!」

 

エルフナイン『響さんなら出来ます!!』

 

調 「きっと…取り戻すんだ!」

 

切歌「それはきっと大切な…」

 

セレナ「明日を!」

 

マリア「本能が求め叫んでる!」

 

奏 「明日の為に!」

 

クリス「誰にも等しくあるために!」

 

翼 「その手に束ねるんだ立花…お父様が教えてくれた人の価値を!輝きを!!」

 

輝き出す響

 

カナード「俺があそこまで連れて行く。ついてこれるな…響」

 

響はカナードの背中を見て

 

響 「はい!!」

 

カナード「小日向、いや未来!!約束を果たす!!」

 

ツインブレイカーにゴールドラビットとシルバードラゴンのボトルを挿す

 

ツイン!!

 

ツインフィニッシュ!!

 

さらにドライバーのレバーを倒す

 

スクラップフィニッシュ!!

 

ヴァリアブルパックからヴァリアブルゼリーを噴射しながシェム・ハに向かって飛ぶ。シェム・ハは閃光を放つ、カナードもツインブレイカーから黄金と白銀の閃光を撃ち出す。拮抗する2つの光、だがカナードの放った光からビルドとクローズの幻影が現れ押し出す

 

カナード「お前ら…」

 

一瞬2つの幻影はカナードの方を見る、そして

 

シン『踏ん張れよ』

 

キラ『後一歩だよ』

 

そう言い残し霧散しシェム・ハの閃光を打ち消す

 

カナード「ああ!!」

 

ツインブレイカーを投げエネルギーを貯めた右腕のパンチを放つ

 

シェム・ハ「この程度!!」

 

カナードのパンチを陣を作り自身を守る、がカナードの勢いが強まっていく

 

シェム・ハ「なんだ…これは!?」

 

カナードの手にはブロンズロボットボトルが握られていた。受け止められた衝撃でフルボトルの使い方の初歩たる「振って使った」状態になる。陣が破壊され

 

カナード「行っけぇぇぇ!!!」

 

響をシェム・ハに投げる。勢いを無くしたカナードは変身が解け落ちていく

 

カナード「約束は果たしたぞ…未来」

 

響 「バラルの呪詛が消えた今!隔たりなく繋がれるのは神様だけじゃない!」

 

カナード「響ぃ!!心火を燃やせぇぇえ!!!」

 

シェム・ハ「束ねているのは人の…想い!」

 

響 「神殺しなんかじゃない!繋ぐこの手は私のアームドギアだ!」

 

拳を開き

 

カナード 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ キャロル エルフナイン「未来を!!」

 

響 「未来を!奪還するためにー!!」

 

シェム・ハ「まさか!本当に呪いを上書いて!」

 

響は未来を抱き締める。神殺しの力を使い未来からシェム・ハを引き剥がす。神獣鏡のファストローブが解け響の両手の中に収まる

 

響 「おかえり…未来…」

 

 

sideキャロル エルフナイン

 

〜仮説本部〜

 

キャロル「まさかこのまま生き残るとはな」

 

エルフナイン『どういうことですか?』

 

響に未来を預けられたキャロルは仮説本部に向かった

 

キャロル「シェム・ハが放ったあの攻撃、本来であれば俺が受け止める気だった。黄金錬成でな」

 

エルフナイン『でもあの規模の攻撃に黄金錬成を使ったら…』

 

キャロル「ああ、俺の記憶は燃やし尽くされ消えていたろうな」

 

エルフナイン『そんな…!』

 

キャロル「だがグリス…カナード・パルスは大規模な錬金術も無しにあれを止めた。想いの力、と言うやつか」

 

エルフナイン『想いの力…』

 

キャロル「奴は余程小日向未来を好いている様だな」

 

エルフナイン『え!?そうなの!?』

 

キャロル「ニブチンめ」

 

キャロルはダウルダブラを纏う

 

キャロル「奴らの戻る場所は守ってやる、楽しみが増えたからな」

 

エルフナイン『楽しみ?』

 

キャロル「感情は時に思い出を凌駕するとわかった。奴がどこまで強くなるか…久しぶりに楽しくなりそうだ」

 

エルフナイン『キャロル…人の恋路は邪魔しちゃ行けませんよ?』

 

キャロル「邪魔などするか。観察するだけだ」

 

エルフナイン『それ、出歯亀と言うやつでは?』

 

 

 

 

sideシン キラ カナード 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ ローグ

 

友里『惑星環境の改造速度、元に戻ってる!』

 

藤尭『状況の報告お願いします!』

 

ユグドラシルの上空を飛ぶ響達、カナードはドラゴンのボトルをディスチャージし銀竜に乗りついて行く

 

マリア「目視にて状況確認」

 

クリス「本部。シェム・ハが倒れてもユグドラシルはまだ生きている!」

 

そう、ユグドラシルは止まっていなかった。世界中のユグドラシルを止めるために動いていた処理施設が次々と汚染されていく

 

藤尭『世界各地の演算汚染進行中!』

 

友里『論理防壁、突破されるまで7分と予想されます!』

 

弦十郎『潜航したユグドラシルをメインシャフトと仮定!中枢部を破壊して惑星環境の改造を食い止めるのだ!』

 

ユグドラシル内に侵入する響達、だが目の前に

 

緒川『敵性反応!?』

 

クリス「しゃらくさいのが雁首揃えて!」

 

マリア「だけど今のコンディションでは…」

 

ラビット!!!!!

 

タンク!!!!!

 

スパークリング!!!!!

 

ハザード!!!!!

 

クロス ハート!!!!!

 

レディーゴー!!!!!

 

クロス ハートフィニッシュ!!!!!

 

ストライクフィニッシュ!!!

 

オールクラックフィニッシュ!!!

 

響達の頭上から3つの閃光が浮遊物体を撃破する

 

カナード「お前ら!!」

 

シン「間に合ったみたいだな」

 

キラ「おまたせ皆!」

 

ローグ「遅れた分はきっちりと働こう」

 

クリス「シン!」

 

奏 「キラ!」

 

マリア「ローグ!」

 

3人のライダーが響達の窮地に現れた。だが3人とも装甲にかなりのダメージを負っている

 

シン「カナード!約束果たせたか?」

 

カナード「ああ!お前らのおかげだ!」

 

シン「そっか、良かった」

 

キラ「てかなんでカナちゃんノーマルのグリスなの?」

 

カナード「ナックル壊れた」

 

キラ「えぇぇぇ!?壊したのぉ!?」

 

カナード「すまん、シェム・ハの攻撃をアルミューレ・リュミエールで受け止めた」

 

キラ「…じゃしょうがない!許してあげよう!」

 

浮遊物体はカナード目掛け接近してくる。ドラゴンがブレスで焼き払うが多勢に無勢、体当たりをくらいユグドラシルに落ちていく

 

シン「カナード!!どけぇ!!」

 

カナードを追いかけようとするが浮遊物体が邪魔をする、響は一直線にカナードに向かっていく。そんなシン達の周りに紫の閃光が落ちる、紫の閃光は次々と浮遊物体を撃ち落とす。その光を操っていたのは

 

響 「未来!!」

 

BGM 永愛プロミス

 

sideシン キラ カナード 響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ ローグ

 

未来「私これ以上響の背中を見たくない!響の見てるものを一緒に並んで見ていきたいの!だから!」

 

神獣鏡のファストローブを纏った未来がシン達を通り抜け響と2人でカナードの手を掴む

 

未来「やっと言えた!」

 

響 「未来!」

 

未来「ありがとう響…私を助けてくれて」

 

響 「ううん、私一人じゃきっとダメだった。皆が背中を押してくれて、カナードさんが未来の所まで連れてきてくれた!」

 

未来「あ…もしかしてあの約束」

 

カナード「約束は果たしたぞ」

 

未来「はい!」

 

キャロル『聞こえるかお前ら』

 

響 「キャロルちゃん!?」

 

キャロル『ああ、この先にある中枢部を壊しても増殖したユグドラシルのいずれかが管制機能を獲得し稼動は止められない』

 

クリス「つまり新たなメインシャフトが誕生しそいつがどれかわからなくなるのか!」

 

キャロル『ここがメインシャフトと仮定できる今中枢をフォニックゲインで制御し全ての幹を同時に爆破伐採するしかない!』

 

翼 「フォニックゲインで?だが私達は一度チフォージュ・シャトーの起動にも失敗して…」

 

エルフナイン『だからキャロルは未来さんを救おうとしていたのです。七つの惑星と七つの音階、世界と調和する音の波動こそが統一言語。アガートラームとガングニールを使っていたセレナさんと奏さんの歌も7つの音階に含まれます!9人の歌が揃って踏み込める神の摂理。世界を知れというパパからの命題に対するキャロルなりの回答です!』

 

キャロル『ええい、急に出てくるな!つまりはそういう事だ!それにそこには「星狩り」がいるだろう!』

 

星狩りと言われ一斉にシンを見る

 

シン「え、俺?」

 

ローグ「成程、こいつの中のエボルトの「吸収」の力を使いエネルギーを圧縮し一気に爆発させるということか」

 

シン「俺そんなのやったことないぞ!?てかそんなこと出来んのかよ!?」

 

ローグ「エボルトはどうやってあの体にあれだけのエネルギーを貯めていたと思っている。それにやらなければ全員死ぬ、それだけだ」

 

シン「ぐっ…わかったよ!やるよ!『エボルト』!力の使い方を教えろ!」

 

『エボルト』『はいよォ』

 

全員がシャフト最下層に降り立つ

 

キラ「僕とカナちゃんはデュランダルとゲイボルグでフォニックゲインを作る!」

 

カナード「マリア、アガートラームでフォニックゲインの制御を頼む」

 

マリア「OK」

 

クリス「あとはお前次第だ」

 

奏 「いっちょ頼むよシン!」

 

セレナ「全部終わらせて帰りましょう!」

 

全員がシンを見る、大きく息を吸い吐き出す

 

シン「…やるぞ」

 

響 「何も迷わない!信じよう!胸の歌を!」

 

未来「私も響と!みんなと一緒に!」

 

BGM Xtreme Vibes

 

未来「(バラルの呪詛…繋がりを隔てる呪いさえなくなればこの胸の想いは全部伝わると思ってた。だけど…それだけじゃ足りないんだ)」

 

部屋にフォニックゲインが満ちていく

 

藤尭『七つの調和…まさか統一言語を求めた了子さんはそのつもりで七つのシンフォギアを作っていたんじゃ…』

 

ロンゴミニアドとキャメロットはキラが作ったギア。それ以外は了子、いやフィーネが作ったものつまりは…

 

友里『真実を継げないまま言葉を奪われてしまった了子さんはあらゆる方法で隔たりを乗り越えようとした…』

 

そして奇跡は起きる。満ち溢れるフォニックゲインがエンキの魂とフィーネの魂を引き合わせた、いやエンキやフィーネだけでは無い。ナスターシャやウェル、サンジェルマン達錬金術師、ノーブルレッド

 

緒川『そして生み出されたのはノイズ、歌、様々な異端技術』

 

弦十郎『それはアヌンナキからの脱却、人類の独立だ!』

 

調 「9人の歌で」

 

切歌「みんなの歌で」

 

セレナ「私たちが起こした奇跡」

 

マリア「この奇跡は私達の奇跡だ」

 

奏 「あたしたちの手で」

 

クリス「繋いだ手だけが紡ぐもの」

 

翼 「強く、尊く、儚いもの」

 

未来「未来に響き渡らせるために!」

 

響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ「Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el baral zizzl Gatrandis babel ziggurat edenal Emustolronzen fine el zizzl」

 

キラ「僕らも!!」

 

カナード「ブースター代わりだ!!」

 

デュランダルから黄金のオーラが、ゲイボルグから赤いオーラが発せられる

 

シン「ぐっ!!」

 

全てのフォニックゲインがシンの元に集まり

 

シン「おぉぉぉぉお!!!!」

 

ユグドラシルに凝縮したエネルギーを叩き込む。するとユグドラシルは爆発を起こす

 

藤尭『地球中心各域より高エネルギー反応!ユグドラシルの自壊を確認!』

 

友里『世界各地でも呼応しています!』

 

シン「脱出だ!!いけ!!」

 

飛び上がる一同、カナードはキラに抱えられ飛ぶ

 

緒川『ですが!』

 

崩壊し始めるギア、シン達のアーマーも砕け始める

 

調 「このままじゃギアが!」

 

切歌「持ちそうもないのデス!」

 

最下層から何が現れる

 

マリア「まさかあれは!」

 

クリス「シェム・ハなのかよ!」

 

巨大なシェム・ハの思念がシン達を襲う。逃れようと飛ぶ響達、だが1人だけシェム・ハに向かっていく者がいた

 

カナード「シン!?何を!!」

 

シェム・ハに向かって降下するシン、腕を伸ばし

 

シン「うぉぉぉぉ!!」

 

シェム・ハの手にシンの手がぶつかる

 

 

 

sideシン シェム・ハ

 

シェム・ハ『答えよ。なぜ一つに溶け合うことを拒むのか』

 

真っ暗な中シンはシェム・ハに対峙する

 

シン『アンタだって分かってるんだろ?俺達は簡単に分かり合えないからこそ誰かを大切に想い好きになることができる。その気持ちは誰にも塗りつぶされたくはない』

 

シェム・ハ『それが原因で未来にまた傷付き苦しむことになってもか?』

 

シンは強く手を握り

 

シン『俺達はこれからも迷って立ち止まって傷付いて…傷つけるかもしれない。でも生きていれば癒える、傷痕は残るかもしれないけど…俺達は傷付きながらも自分の足で歩いて行ける。神様も知らないヒカリで歴史を創っていけるから』

 

シンは笑いかけるように

 

シン『俺達の未来は運命に縛られない。俺達の未来は俺達が切り開く!』

 

シェム・ハは笑い

 

シェム・ハ『ならば責務を果たせよ。お前達がこれからの未来を司る…』

 

シェム・ハは光の向こうへと消えていく

 

 

 

sideシン キラ カナード 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ ローグ

 

ユグドラシルの最下層の爆発はシン達を巻き込もうと登ってくる、だがシェム・ハの両手がシン達を包み込み爆発から守る。そして投げ飛ばされるシン達

 

シン「づっ…」

 

弦十郎「大丈夫か!」

 

弦十郎達が車で現れシン達を起こす

 

響 「シェム・ハさんが…繋ぐ大きな手が私達を…」

 

シン「響、シェム・ハから最後にある言葉を預かった」

 

響 「え?」

 

シン「未来を頑張って生きろってさ」

 

響に手を伸ばすシン、その手をしっかりと握り起き上がる響

 

弦十郎「ああ。みんなが繋いだ明日の世界だ!」

 

 

 

 

 

〜1週間後〜

 

シンはある場所を訪れていた

 

シン「片手じゃやりずらいな…」

 

シンの左腕は包帯をまかれ肩から吊るされている、水を墓石にかけ汚れを落とす

 

湊 「兄さん、お花買ってきました」

 

シン「ありがと」

 

湊 「兄さんなんでお母さんが好きな花を知ってたんですか?」

 

シン「ん?ああ、昔あっちの世界でお世話になった時にたまたま聞いたんだ。この花が好きだって」

 

湊が持ってきた花はネリネの花、その花言葉は

 

シン「ネリネの花言葉は「また会う日を楽しみに」って意味だって言ってた」

 

湊 「お母さんが?」

 

シン「意外?」

 

湊 「ふふ、はい。私の記憶だとお花を愛でていた事はなかったと思います」

 

シン「まぁ本来供える花じゃないけど…」

 

墓石を綺麗にしたシンは花を1輪受け取り供える

 

シン「もしかしたら…タリア艦長、いや湊のお母さんが俺達をこっちに呼んだのかもしれないってもおってさ」

 

湊 「…」

 

湊も花を供え手を合わせる、シンも片手が使えない為片手だけ

 

シン「議長は湊を守る為にエボルトから湊を守って艦長が俺達に湊の大切なものを守るために俺達に祈ったんだと思う、2人の、その祈りが奇跡を起こして…湊と真が出会って俺と出会って…」

 

湊 「…そう、ですね」

 

シン「ま、勝手な俺の想像だけど」

 

湊 「私は合ってると思います。お母さんは間違った事をする人じゃなかったから」

 

シン「そうだな」

 

湊 「はい!」

 

桶を戻し階段を下りていくシンと湊

 

湊 「あ…」

 

シン「ん?」

 

湊が指を指す、そこには響達と弦十郎達S.O.N.G.のオペレーター、そして八紘が待っていた

 

シン「皆…なんでここに」

 

響 「湊ちゃんから聞いたんです!今日はお墓参りするって!」

 

シン「へー、でなんでみんな揃ってんの?弦十郎さん達だけじゃなく八紘さんまで」

 

八紘「なに、たまたま時間が取れてな」

 

弦十郎「それでたまには皆で飯を食おうって事になってな!迎えに来た!」

 

藤尭「今日は司令の奢りだってよ」

 

友里「沢山食べましょ」

 

緒川「僕もお供させて頂きます」

 

切歌「美味しいもの沢山食べるデス!」

 

調 「何があるかな?」

 

セレナ「プリンもあるかな?姉さん」

 

マリア「きっとあるわよ」

 

キラ「僕は激辛カレーがいいな〜」

 

カナード「そんなものあるわけないだろう…」

 

奏 「あたしは肉がいいな、肉」

 

翼 「もう、奏ったら」

 

響 「湊ちゃんも行こう!」

 

未来「ほら!」

 

手を引かれ走り出す湊

 

クリス「お前も!」

 

シンの手を取り引っ張るクリス

 

シン「お、おい!」

 

クリス「行くぞ!」

 

先を歩く皆を見るシン

 

シン「(俺達は歩き続ける、たまに後ろを見たり止まったりするかもしれないけど…きっとまた歩き出す。それがあいつとの約束の未来へと続いているはずだから…)」

 

 

 

 

 

sideカナード 響 未来

 

未来「(八千八声 啼いて血を吐く 不如帰。人が人である以上傷付けあわずに繋がることは難しい。だけど繋がれないもどかしさに流した力はたくさんの尊い光が生まれている…)」

 

星の見える丘まで来た響と未来、それを木影に体を預け見守るカナード

 

未来「あのね響…ずっと自分の言葉で響に伝えたいことがあったんだ…」

 

響 「うん。私も」

 

未来「え!」

 

響 「私の伝えたいこと、未来と同じだったら嬉しいな」

 

手を繋ぎ夜空を見上げる2人、そこには満天の星空が広がっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side ?

 

? 『俺は認めん…』

 

何かが蠢く

 

? 『必ずこの世界を壊しお前らを絶望に落としてやる!!』

 

 

 

to be LASTSTAGE…

 

 

 

 

 

 




第5部!!完!!









ここまで応援して下さりありがとうございます!まだまだこの小説は続く予定です!!拙い文章ではございますが今後ともよろしくお願いします!!
それではまっ種ー!!
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