戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
シン「俺の誕生日まだ先なんだけど…」
作者「この世界ではすぎている!ならばやっても問題ない!」
シン「えぇ…怖」
作者「あと作者はクリス推しです!」
シン「いや、多分これ読んでくれてる人全員わかってると思うぞ」
作者「でしょうね!かなり贔屓が発生しますのでご容赦を!それではメモリア1をどうぞ!」
メモリア1 シンのバースデー
〜数ヶ月前〜
side 響 翼 クリス 奏 未来 湊
クリス「シンの誕生パーティーだぁ?」
響 「うん!」
パヴァリアとの決戦の後、響の誕生会をやった翌日の事だった。あの日シンの誕生日が過ぎてしまっていること知った響達
クリス「でもよぉ…過ぎたやるのってどうなんだ?」
翼 「そうだな、それにその頃はそれどころではなかったろう」
響 「そうですけど!だからこそ少し落ち着いた今やりましょうよ!」
奏 「まぁそれはいいけど…具体的には何するんだ?」
未来「とりあえずキラさんのお家でパーティにしようって話してあります。キラさんからはもう了解は貰ってますし」
響 「切歌ちゃんと調ちゃんはキラさんのお家に住んでるから用意も一緒にしてくれるって!!問題は…」
翼 「彼が…」
クリス「何を…」
奏 「欲しいか、だよなぁ」
響 「そうなんです!!なのでクリスちゃん!」
ドンとテーブルを叩きクリスの手を握り
響 「それとなーくシンさんが欲しいもの聞いてきてくれないかな!?」
クリス「はぁぁ!?」
未来「お願い出来ないかな?1番近くにいて聞くタイミングがあるのクリスだけなんだ」
湊 「私からだと勘ぐられそうで…」
クリス「ちょっ!お前!手を離せ!」
さらに逆の手を未来に握られる
未来「お願いクリス!」
クリス「っ〜!わかった!わかったから離せ!!」
ヤッターとハイタッチする響と未来、だが
クリス「だけどあんま期待すんなよ?」
翼 「では頼んだぞ、雪音」
奏 「よろしくな」
sideシン キラ カナード
シン「あっくしず!」
盛大にくしゃみをするシン、繋ぎを着てバイクのメンテナンスをしていた
キラ「え、今のくしゃみ?」
同じく繋ぎでサイドバッシャーを整備するキラ
キラ「誰かが噂してるんじゃない?」
シン「噂?なんでです?」
キラ「いや、何となく」
キラは誕生パーティーの計画を知っている為口に出さず濁す
シン「カナード、六角レンチとって」
カナード「ほら」
シン「サンキュー」
自分のバイクのパーツを組み立てていくシン、それを見てキラは
キラ「ホント君って多芸だよね」
シン「器用貧乏ですよ」
キラ「(器用貧乏はそこまで出来ないと思うんだけどなぁ)」
鼻歌を歌いながらカバーを固定しエンジンをかける。マフラーから吐き出される煙
シン「…よし」
キラ「いつも思うけどシンが整備するバイクっていい音するよね」
シン「そうですか?」
キラ「うん」
シン「じゃ、次はそっちやりますか」
キラが弄っていたサイドバッシャーに取り掛かるシン、だが警報が鳴り響く。整備室のモニターがつき
弦十郎『居るか!?』
シン「います!キラさんとカナードも!」
弦十郎『市街地でアルカノイズの反応!!行けるか!?』
シン「俺はバイクで!2人はヘリで向かいます!」
弦十郎『現場にはマリア君達が既に戦闘に入っている!』
シン「分かりました!」
通信を切りバイクに乗るシン
シン「ヘリで来てください!」
キラ「OK!」
カナード「俺達の分も残しておけよ」
シン「被害が出ない程度にな!」
side マリア 切歌 調 セレナ
街に出ていたマリア達。目的は勿論
切歌「さて!まずは何から見るデス!」
セレナ「食材はかさばるからあとからの方がいいんじゃないですか?」
マリア「となるとまずは装飾から見に行きましょう」
調 「どんなのあるかな」
デパートに入りパーティグッズコーナーに向かう
切歌「こんなのどうデス!」
ほんじつのしゅやくと書かれたタスキを見つけた切歌
調 「こっちの方がいいと思う」
鼻眼鏡を取る調、つけたシンを想像し笑いをこらえるセレナ
マリア「あなた達ねぇ…」
小言を言おうとした瞬間建物が揺れる、マリア達は迷わず外に出る。するとそこには無数のアルカノイズが召喚されていた
錬金術師「パヴァリア光明結社が無くなった今!俺達を縛る鎖はない!!」
錬金術師「そうだ!これからは俺達の時代だ!」
切歌「もう!せっかくの楽しい気分が台無しデス!」
調 「八つ当たりさせてもらう」
マリア「行くわよ!」
ギアを纏いアルカノイズに向かっていく切歌と調、マリアとセレナは民間人の誘導を始める
切歌「切り刻むデスよ!」
鎌の一閃で三体のアルカノイズを纏めて真っ二つにする切歌
調 「やぁぁ!」
アームドギアでアルカノイズを一斉に絡め取り縛り千切る。2人の攻撃をすり抜けたアルカノイズが民間人に向かっていく
セレナ「させない!!」
盾でアルカノイズを吹き飛ばす
マリア「(前から思っていたけどあれって使い方合ってるのかしら…)」
妹の盾の使い方を心配し始めたマリア、蛇腹剣を結界のように張り近付けさせない
調 「細かく刻んであげる!」
切歌「マストダーイ!」
「α式・百輪廻」と「切・呪りeッTぉ」でアルカノイズを木っ端微塵にする、が
錬金術師「まだまだ!」
錬金術師「アルカノイズは沢山いるぞ!」
調 「くっ!」
切歌「守りながらじゃこの数は…!」
対策を考えようとした、その瞬間
レディーゴー!!
ボルテックフィニッシュ!!
ツイストラッシュアームでアルカノイズを掴み、BLDライトバルブショルダーから球電を発生させ感電、消滅させる
シン「間に合ったか!」
そこにはビルド・オクトパスライトフォームに身を包んだシンが立っていた
sideシン キラ カナード マリア 切歌 調 セレナ
切歌 調 「シン!」
シン「誘導は!?」
緒川『マリアさん達のおかげでもうまもなくで終わります!』
シン「分かりました!聞こえたな2人とも!」
切歌「了解デース!」
調 「うん!」
シンはドライバーに挿さっているボトルを抜き別のボトルを挿す
ライオン!!
掃除機!!
ベストマッチ
Are you ready?
シン「ビルドアップ!!」
鬣サイクロン!!ライオンクリーナー!!イエーイ!!
ライオンクリーナーフォームに
切歌「おおー!ライオンデース!」
調 「かっこいい」
シン「感想はいいからさっさと倒す!」
切歌「分かってるデス!」
調 「えい!」
シンが援護する形で切歌と調が前に出る、2人が切りこぼしたアルカノイズをシンが吸い寄せ殴る
シン「ったく!何体いるんだ!!」
無数に現れるアルカノイズ、2体が切歌と調の後ろを取る。発光部分が2人にぶつかる、と思われたが上から降ってきたものにアルカノイズが消滅させられる
キラ「遅れてごめんね!」
カナード「待たせた!」
シン「遅い!」
キラとカナードはボトルを振りアルカノイズを撃破し、タイミングをみはらかってスクラッシュドライバーを腰に当て
ドラゴンゼリー!!
ロボットゼリー!!
キラ カナード「変身!」
捻れる!!
溢れる!!
流れ出る!!
ドラゴンインクローズチャージ!!ブルゥァァ!!
ロボットイングリス!!ブルゥァァ!!
姿をクローズチャージ、グリスに変えるキラとカナード
シン「俺も!」
ボトルを抜きラビットタンクスパークリングを取り出しプルタブ部分を開ける
ラビットタンクスパークリング!!
Are you ready?
シン「ビルドアップ!!」
シュワッと弾ける!!ラビットタンクスパークリング!!イエイイエーイ!!
スナップライドビルダーがシンを挟み込みラビットタンクスパークリングを吐き出す
ドリルクラッシャーとホークガトリンガーを取り出しキラとカナードはツインブレイカーを左腕に装備する
シン「はぁ!」
ドリルクラッシャーでアルカノイズの腕を削りゼロ距離でホークガトリンガーのトリガーを引く、蜂の巣にされ塵と化すアルカノイズ
キラ「うりゃ!」
ツインブレイカーをビームモードにし次々と撃ち抜く
カナード「ふっ!」
ツインブレイカーのパイルがアルカノイズの胴体に直撃し灰になる。3人の見事な連携を見た切歌と調は
切歌「はえー流石シン達デスなぁ」
調 「背中に目でも着いてるんじゃないかな、あの動き」
ツインブレイカーを降った反動を利用し回転蹴りを入れるカナード、その下をくぐってドリルクラッシャーを振り上げるシン
切歌「連携なら負けないデス!あたし達もいくデスよ!調!」
調 「うん!」
2人も負けじと戦闘に参加する
シン「全っっっっっ然減らないんだけど!?」
押し寄せる大軍にシンは流石に愚痴を零す
キラ「てかさ!!もうさ!!術者止めようよ!!」
カナード「とは言うがあそこまで行けるのか!?」
錬金術師の姿は遥か遠く
シン「だったら一気に数減らしてあそこまで行こう!」
ハザードトリガーを取り出しビルドドライバーに挿すシン、キラとカナードもナックルを取り出しボトルを挿してゼリーの上に叩き込む
マックス!!ハザードオン!!
ラビットタンクスパークリング!!
ビルドアップ!!
ガタガタゴットン!!ズッタンズタン!!!ガタガタゴットン!!!!ズッタンズタン!!!!!
ボトルドーン!!!
クローズストライク!!!
グリスハイペリオン!!!
Are you ready?
紡ぎ重なる心!!!!
ビルドクロスハート!!!!
スゲーイ!!!!
ツエーイ!!!!
ハエーイ!!!!
Breakup Soulburning!!!
Getset CROSS-Z STRIKE!!!
Getset GREASE HYPERION!!!
ドララララララァ!!!
ビルド・クロスハートフォーム、クローズストライク、グリスハイペリオンに姿を変える3人。拳を地面に叩きつけ爆発を起こしあっという間にアルカノイズを殲滅し
カナード「シン!キラ!乗れ!!」
シン「頼んだ!」
キラ「よろしく!」
パワーアームに2人を乗せ
カナード「飛べええ!!」
投げ飛ばす、錬金術師達は新たなアルカノイズを召喚しようとするが首根っこを捕まれ地面に叩きつけられる
シン「降参しろ」
キラ「ここまでですよ」
シン「あーなんか疲れた…」
キラ「強くはないんだけど…数がねぇ」
カナード「人海戦術とはまさにこの事だな」
錬金術師をS.O.N.G.の黒服に預けぼーっとしている3人
シン「そういえば…」
キラ「んー?」
シン「なんでマリア達ここにいたんだ?」
一瞬ドキッとするキラ
カナード「買い物でもしていたのだろう、あいつらは同じ施設の育ちだろ」
シン「あーなるほど」
カナードがサラッと躱す
キラ「(ナ・イ・ス・カ・ナ・ちゃ・ん)」
アイコンタクトを促すキラ。すると
カナード「(死・ね)」
とアイコンタクトで返した。そんなことをしているとマリア達がこちらに来る
シン「お疲れ」
マリア「そっちもね」
切歌「凄いデス!あの連携!なかなか出来ないデスよ!」
調 「息ぴったり」
セレナ「そうですね」
シン「そうかぁ?」
カナード「俺は好きに動いているが」
キラ「僕も」
シン「俺もかなぁ、まぁ2人の破天荒な動きを見ながらだけど」
キラ「破天荒て…平気で無茶する君に言われたかないんだけど…」
カナード「お前は鏡を見た方がいいぞキラ」
シン「ブーメラン刺さってるぞーカナード」
マリア「いや、全員よ」
シン「あい…さーせん」
キラ「っす、さーせんした」
対して反省していないシン達、キラに妙にイラッとしたので足を踏む。ヒールで
シン「何買い物してたんだ?」
切歌「それはデスねーむごっ!?」
調 「夕飯のお買い物だよ、ね?きりちゃん」
切歌「むごむごっ!」
口を塞がれる切歌はうんうんと頷く
シン「?」
sideシン クリス
シン「ただいまー」
クリス「んー」
家に戻るとクリスがソファに寝転びシン特製ブルーベリーソースケーキを食べていた
シン「まーたそうやって寝っ転がって食べて…散らかすなよー」
クリス「んー」
だが時すでに遅し、口の周りはカスだらけでテーブルの周りにも散乱している
シン「はぁ…ほらこっち向け」
ハンカチで口の周りを拭おうとするシン
クリス「い、いいって!」
シン「よかない、ほら!」
暴れるクリス、それを抑え付け口の周りを拭う
シン「はぁ、全く…前よりは綺麗に食えるようになったと思ったらこれだ」
前程散らかしてはいない、ナイフフォークもちゃんと使えるようになりテーブルにもほぼこぼさなくなった。が相変わらず顔はソースやカスだらけにするし洋服にもつく時がある
シン「ソースは落ちづらいんだから気をつけて食べろよ…」
そして今食べているのはブルーベリーのソースが掛かっている
クリス「わーってるよ」
と言ったそばからソースが落ちそうになる、慌てて持っていたハンカチでソースを受け止める
シン「言ったそばから!!あーあ…」
ソースの着いたハンカチを見て溜息をつく
クリス「わ、悪い」
シン「はぁ…」
とりあえず浸け置きする為に洗面台にお湯を貼り洗剤を入れハンカチを投入する
シン「(多分落ちないなー)」
ま、しょうがないと自己完結させ台所に向かう
シン「今日はカレーにしようと思ったけどお前こぼすからドライカレーに変更」
クリス「えー!カレーにしようぜ」
シン「やだ」
食事の用意を進めていくシン、そんなシンを見つめてクリスは響達に頼まれていた事をそれとなく聞くことにした
クリス「そういや、さ」
シン「んー?」
クリス「お前今欲しいもんとかないのか?」
口に出してからクリスはやらかしたと思った、なんでどストレートに聞いてんだあたしはと
シン「欲しいもの?なんで?」
クリス「え、いやその…そ、そう!今度クラスの奴が誕生日でよ!参考までにお前の聞こうかなぁって!」
シン「えぇ…それ女の子だろ?俺に聞くの間違ってないか?」
クリス「いいから!」
シン「お、おう…うーん」
作業の手を止め考えるシン
シン「んー欲しいもの…あ、俺は包丁かな」
クリス「包丁?」
シン「今まで使ってきた奴研ぎすぎてだいぶちっこくなっちゃったんだよ」
手に持ちクリスに見せる、それはかなり年季の入った包丁でよく見かけるものより一回り程小さい
シン「後圧力鍋とかあると料理の幅が広がるんだよなぁ」
クリス「キッチン用品ばっかかよ!」
シン「だって欲しいもんってそんなものばっかだぞ、まぁプレゼントなんて気持ちが籠ってればいいんじゃないか?」
クリス「気持ち…」
シン「ああ、さて!出来たぞ〜」
料理を運び椅子に座る
シン クリス「いただきまーす」
side 響 翼 クリス 未来 奏
〜翌日〜
響 「どうだったクリスちゃん!」
クリス「えっと…あいつ、包丁と圧力鍋欲しいって…」
響 「そうじゃないよぉぉおシンさぁぁん!!」
未来「師匠らし言っていば師匠らしいけど…」
頭を抱える響、その横で苦笑する未来
翼 「包丁か、ならば私の知り合いに掛け合ってみよう。名刀を打つ鍛冶師だ」
奏 「いや、そうじゃないだろ翼…欲しいもんが主婦だろ?どう聞いても…」
響 「これじゃあプレゼントが買えないよぉ」
クリス「…シンが」
未来「師匠が?」
クリス「気持ちがこもってればプレゼントなんてなんでもいいって言ってた」
響 「え!?クリスちゃんシンさんに話しちゃったの!?」
クリス「誤魔化したにきまってんだろ!!」
ファミレスに響とクリスの声が響き客が一斉にこちらを見る、すごすごと座り
響 「じ、じゃあ皆自分が考えたものを送るってことにしようよ!」
未来「そっちの方が師匠喜ぶだろうね」
奏 「そうだな」
翼 「パーティは3日後、それまでに各々プレゼントを用意しよう」
sideシン キラ カナード
〜3日後〜
弦十郎の頼みで機密文書を届けた帰り、キラの運転で本部に向かっていた
シン「…キラさん」
キラ「なに?」
シン「最近皆に避けられてる気がするんですよ」
避けられてる、シンはそう言ったがキラからすればボロが出ないように必死に逃げているようにしか見えない
シン「俺なんかしたかなぁ」
キラ「さぁ?」
ここで自分がボロを出してしまっては意味が無い、なので分からない振りをする
シン「あ、そうだキラさん」
キラ「なに?」
シン「今からキラさんの家に行っていいですか?」
キラ「はぇ?」
シン「あそこに置きっぱなしもの取りに行きたくて」
キラ「い、今じゃなきゃダメかなぁ!?」
思いっきり動揺するキラ
シン「?だってここからなら家近いですよね?」
現在地から車なら10分で着くところにいるシン達
キラ「いやー今はちょっと…」
シン「まさかアンタ…また汚くしてるんじゃないでしょうね?」
明後日の方向に答えを導き出すシン、だがどちらにしろまだ準備が終わっていない為家には向かえない
キラ「(ど、どうしよう!)」
内心焦るキラ、すると
カナード「だがこちらは任務の帰りだ、私情は後にしろ」
カナードが助け舟を出す
シン「んーそれもそうか、じゃあ後で向かいますね」
キラ「わかった」
キラはカナードの方を見て
キラ「(あ・り・が・と・う・カ・ナ・ちゃ・ん)」
アイコンタクトを送るキラ。すると
カナード「(死・ね)」
と返される。車は本部へと向かった
side 響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ エルフナイン
響 「切歌ちゃ〜ん!これってここでいいのぉ?」
マリア「翼!!貴方はこっちの手伝いをして!!料理は調と未来にまかせなさい!!」
奏 「エルフナインそれとってくれー」
セレナ「湊さんハサミどこですかー?」
クリス「おいバカ!それはそこじゃねぇ!」
現在絶賛キラの家の中を装飾中の響達、料理はシンの弟子たる調と未来が作っている
未来「これなら間に合いそうだね、調ちゃん!」
調 「シンをあっと言わせる料理を作れそうです」
弟子は師を超える事こそ最大の恩返しと昔の人は言った、ならばそれが今だ。が奏のケータイに着信が入る
奏 「どうした?キラ」
キラ『そっちの用意は!?』
着信の相手はキラ、しかもなんだか焦り気味だ
奏 「後1時間もあれば終わるはずだけど…」
キラ『1時間…やばいかも』
奏 「どういう事だ?」
キラ『シンが今からそっちに行こうとしてる!』
奏 「なんでぇ!?」
キラ『なんか忘れたものがあるんだってさ!』
奏 「ちょ、何とか引き止めろ!!」
キラ『頑張ってやってるけど!ん?カナちゃん?』
sideシン キラ カナード
シン「じゃ行きますか」
渋滞にもはまらず本部に戻ってきたシン達、今日はこれで終わりの為キラの家に向かおうとする。だがこの時間ではまだ準備は終わっていないだろう。慌てて奏に電話するキラ
奏 『どうした?キラ』
キラ「そっちの用意は!?」
奏 『後1時間もあれば終わるはずだけど…』
キラ「1時間…やばいかも」
奏 『どういう事だ?』
キラ「シンが今からそっちに行こうとしてる!」
奏 『なんでぇ!?』
キラ「なんか忘れたものがあるんだってさ!」
奏 『ちょ、何とか引き止めろ!!』
キラ「頑張ってやってるけど!ん?カナちゃん?」
カナード「シン、俺と戦え」
シン「…はい?」
カナード「俺と戦え」
シン「なんで?」
カナード「俺達は新たな力を手にした、ならば誰が一番強いか決めておきたい」
シン「えぇ…」
キラの方に視線を一瞬送るカナード
キラ「(さ・す・が・カ・ナ・ちゃ・ん)」
カナード「(死・ね)」
シン「今じゃなきゃダメ?」
カナード「ああ」
シンは溜息をついて
シン「あーもうわかったよ」
トレーニングルームに向かう2人、中に入る。外ではキラがトレーニングルームの風景を変える為コンソールを弄る
シン「そういえば」
カナード「なんだ」
シン「こうやって戦うのも久しぶりだな」
カナード「…そうだな、つい最近まで色々ごたついていたからな」
シン「手加減はなしだぞ」
カナード「当たり前だ」
ビルドドライバーを取り出し腰に当てる、ベルトで固定されハザードトリガーを挿す
マックス!!ハザードオン!!
さらにラビットタンクスパークリングをドライバーに装填する
ラビットタンクスパークリング!!
ビルドアップ!!
ガタガタゴットン!!ズッタンズタン!!!ガタガタゴットン!!!!ズッタンズタン!!!!!
カナードもスクラッシュドライバーを装着、ロボットゼリーを叩き込む
ロボットゼリー!!
グリスハイペリオンナックルにアブソーブロボットフルボトルを挿してドライバーに叩きつける
ボトルドーン!!!
グリスハイペリオン!!!
Are you ready?
シン カナード 「変身!」
ビルドクロスハート!!!!
スゲーイ!!!!
ツエーイ!!!!
ハエーイ!!!!
Breakup Soulburning!!!
Getset GREASE HYPERION!!!
ビルドとグリスに変身する2人、キラはこの間にこの試合をライブ中継できるようにセッティングする
キラ『制限時間は20分、ルールは変身解除及び参ったと言わせた方が勝ち。いいね?』
シン「はい」
カナード「構わん」
キラ『それじゃ試合開始!!』
キラの号令と共に走り出すシン、ドライバーからフルボトルバスターを取り出す
シン「はぁ!!」
先に仕掛けたのはシン、フルボトルバスターを全力で振り下ろす
カナード「ふん!」
フルボトルバスターを片腕で受け止めるカナード、もう一方の腕をシンの目の前に向け
シン「いっ!?」
ビームを放つ、寸前で顔を逸らしフルボトルバスターから手を離し回し蹴りを入れる。蹴りはフォルファントリーに当たりカナード本体にダメージは与えられない。バックステップで距離をとるシン
カナード「そこは俺の距離だ!!」
フォルファントリーとシールドキャノンを展開しビームを発射する、シンはそれを回避しながら間合いを詰めに行く。カナードの足元に落ちているフルボトルバスターを文字通り腕をのばし自分の元に引っ張ってくる。バスターキャノンモードにモードチェンジさせ負けじどエネルギー弾を放つ
カナード「その程度ではグリスハイペリオンの装甲は貫けないぞ!!」
シン「分かってるよ!!」
そう、シンの狙いはそこでは無い。放たれているエネルギー弾はカナードに向かっているが全て直撃する訳ではなく角度を変え落ちたり明後日の方向に飛んでいくものもあった。そしてその結果が現れる。時計回りで動いていたシン、自ずとカナードも時計回りに回りながら砲撃していた。そんなカナードの足が
カナード「なんっ!?」
シン「はぁぁ!!」
左足で踏み込み一気にカナードに接近しフルボトルバスターを叩きつける。腕でガードするカナード
シン「確かに新しいグリスは硬いし接近戦も遠距離戦もできる!!でもなぁ!!」
フルボトルバスターを振り抜きその勢いを利用して回転斬りする
シン「今のカナードの弱点は
そう、強固な装甲、爆発的な火力を手に入れたグリス。だがそれでも弱点はある。バランスだ、全体的に重くなったグリス、さらにフォルファントリーを着け背後に方にシールドキャノン、腕にはパワーアーム。はっきりいって上半身が重くなりすぎている。だがそれは下半身のアーマーもそれを補う為にパワーシリンダーやバランサーが強化されている。がそれは
シン「まだ慣れ切ってない今のカナードなら絡め手でどうにでもなる!!」
マシンやシステムはどうにかなってもそれを使用する者はそうは行かない。新たなグリスに合わせたトレーニングをまだしきれていないカナードはバランスが悪い。このグリスを使うならばまずは体幹を強くしなければならない
シン「俺は元々左右のバランスが悪いビルドを使ってきた!!だからビルドが強くなってもそこはかわらない!!」
ビルドのシステムにより違和感なく使えるようになりはなっているがそれでも左右で威力が違う。クローズやグリスのように均等にバランスが取れいない
キラ『バランス悪いとかに言わないでくれる!?』
シンは強化されているとはいえ左右のバランスはバラバラ。それは変わらない、ならば
シン「体が慣れている俺の方が今のカナードより強い!」
一閃、文字通り振り抜かれた一撃はカナードの腕を弾く
シン「でぇい!!」
カナードを蹴り飛ばしフルボトルをフルボトルバスターに挿入する
ラビット!!
タカ!!
トラ!!
ミラクルマッチデース!!!
ミラクルマッチブレイク!!!
砲身からフルボトル3つ分のエネルギー弾が吐き出される。エネルギー弾はカナードに目掛け飛んでいき爆発する
シン「…」
カナード「成程、バランスか…参考になった」
煙が晴れていく、そこには
シン「光波防御帯…!」
カナード「現存する兵器でこれを抜く事は出来ん!」
故にゴリ押し。アルミューレ・リュミエールを展開したままシンに向かっていく。絶大な力を持つ光波防御帯の利点、それは外からの攻撃を通さず内側の攻撃を通す。これに限るだろう
シン「くそっ!」
対応力が桁外れのシンでも直ぐに対処は出来ない、後方に飛びフルボトルバスターを撃ち続ける。カナードは内側からフォルファントリー、シールドキャノン、腕部マシンガンを放ちシンを追い詰める
シン「(光波防御帯を抜く方法、それは)」
冷静にカナードを観察するシン、ただがむしゃらに撃っている訳では無い。アルミューレ・リュミエールの強度、持続性を測っている
カナード「どうした!この程度か!?」
黄金の砲撃がシンを掠める、その瞬間
シン「見えた!!そこだァァ!!」
フルボトルバスターから放たれたエネルギー弾が
カナード「ちぃ!!」
シン「これでぇぇ!!」
フルフルフルボトルをフルボトルバスターに装填する
フルフルマッチデース!!!!
フルフルマッチブレイク!!!!
エネルギーが溜まり後はトリガーを引くだけ、その瞬間ブザーがなる
キラ『はい!20分たったよ!そこまで!!』
シン「えぇ…」
結果は引き分けに終わった
シン「ブザーならなきゃ勝ってた!」
カナード「どうだろうな、俺にはまだ攻撃する事は出来た」
キラ「そーこーまーでー」
キラの運転でキラの家に向かうシン達、不完全燃焼で終わった為かなり不貞腐れている
キラ「はい到着〜」
車に揺られ数十分後キラ宅に着く
シン「ここに来るのもいつぶりだろ」
キラ「あーたしかに」
カナード「とりあえず入れ」
玄関に入るシン達、だが家の中は真っ暗。リビングに入り灯りをつけると
響 翼 クリス 奏 未来 湊 マリア 切歌 調 セレナ「遅くなっちゃったけど誕生日おめでとう!!」
クラッカーが鳴り響達が出迎える
シン「……は?」
間抜けな声を出してしまうシン
sideシン キラ カナード 響 翼 クリス 奏 未来 湊 マリア 切歌 調 セレナ エルフナイン
響 「ふっふっふ〜驚いてますね!」
翼 「頑張った甲斐があったというものだ」
クリス「間抜け面しやがって」
奏 「はは」
未来「遅くなってすみません」
マリア「お誕生日おめでとう」
切歌「今日は沢山ご馳走も用意してるデース!」
調 「うん、自信作」
セレナ「さぁ早く早く!」
湊 「こっちにどうぞ」
エルフナインに手を引かれ中に入るシン
シン「え、なにこれ」
マリア「見ての通り誕生日会よ」
シン「いや、でも俺…」
響 「まぁ遅くなっちゃいましたけど今日は盛り上がりましょう!まずはこれです!」
未来と調がケーキを持ってくる
未来「調ちゃんと一緒に作りました」
調 「火を消して」
ケーキはシンプルなショートケーキ、それゆえ味が奥深いもの
火を消し拍手が鳴る
シン「なんか照れるな、この歳になって祝われるとは」
切歌「何言ってるデス!お誕生日なんデスから楽しむデース!」
食事を食べ談笑する一同、すると
響 「えーそれでは!みんなからシンさんにプレゼントがあります!まずは私と未来から!」
未来「はい師匠」
シン「これ…エプロン?」
腰巻の赤いエプロンだった
響 「はい!2人で話し合ってこれにしたんです!美味しいご飯いつもありがとうございます!」
未来「またお料理教えてください」
シン「ありがとな、2人共」
湊 「私はこれです」
シン「ジャケットだ」
湊 「似合いそうなのを選びました」
シン「かっこいいな、ありがとう湊」
切歌「続いてはあたし達からデス!」
シン「クッション?」
大きいクッションが置かれる
調 「ただのクッションじゃない、座ってみて」
言われた通り座ると
シン「うお…沈み込む…気持ちいいな」
切歌「人をダメにするクッションデス!」
調 「たまにはこれでお昼寝でもして」
シン「ありがとう」
セレナ「私からはブランケットです、まだ暑いので出番は無いかもしれませんが涼しくなったら使ってくださいね」
シン「ありがとなセレナ」
マリア「私はこれよ!」
マリアは四角い箱を取り出す中を開けると
シン「時計か?」
マリア「ええ」
シン「うわ高そ…」
革の時計のようだ。少しゴツめだが男にはちょうどいいのかもしれない
マリア「大したことはないわ、それが似合う男になりなさい」
シン「頑張ってみるよ」
奏 「じゃああたしだな、ほい」
奏が手渡したのは手帳とボールペン
マリア「なんか渋いチョイスね」
奏 「被りずらいだろ?」
シン「わ、このボールペン書きやすい」
奏 「喜んでもらえて良かったよ」
エルフナイン「では次は僕が!お誕生日おめでとうございます!」
エルフナインはポケットからなにかの結晶を渡す
シン「これは?」
エルフナイン「記録映像保存結晶です!」
切歌「なんか難しそうデス…」
エルフナイン「この結晶の中には指定したものを映像として保存出来き解析などできる優れ物です!」
シン「んと…ようは色んなことが出来るカメラって事か?」
エルフナイン「簡単に言うとそうですね、画質もいいですよ!」
手のひらサイズのデジカメとでも思えばいいかとシンは思った
翼 「では私からだ、受け取ってくれ」
翼は木箱を渡す、開けてみると
シン「包丁だ」
クリス「まじで包丁にしたのかよ!」
翼 「私はそういうものに疎いからな、喜ばれるものがあるのならそれにした迄だ」
シン「すげー切れ味良さそう…ありがとな!」
今のところ1番喜んでいる様子
クリス「…」
響 「ほらほらー!クリスちゃん!」
未来「せっかく選んだんだから渡さないと」
クリス「わ、分かってるよ!」
モジモジと響と未来に押されシンの前に出てくるクリス
クリス「え、えと…そ、その…た、誕生日おめでとう…これ…」
クリスは薄い紙袋と少し厚い小さな箱を渡す
シン「2つも?」
クリス「そっちのちっこいのは家で開けろ」
シン「え、でも…」
クリス「いいから!!」
シン「あ、はい…じゃあこっちは…ハンカチ?」
クリス「その…前にソース零したやつ落としきれてないだろ?」
シン「気にしてたのか?」
クリス「そりゃ、なぁ」
シン「くく…ありがとうクリス、大切に使うよ。まぁ食べ方綺麗にしてくれれば汚れずに済むんだけどな」
クリス「うぐ…」
シン「じゃなきゃ嫁に行けないぞ?」
クリス「う、うるせぇ…お前といれればあたしは…」
シン「?最後の方聞こえなかったんだけど」
クリス「いいんだよ!さっさと食っちまえ!」
sideシン キラ クリス
シン「食った食った〜」
クリス「お前よくあんな食えたな…バカ並だったぞ」
キラ「いやぁあんな騒ぐのは久しぶりだったね」
キラの車でプレゼントを乗せシンとクリスの家に向かっている
シン「…いつか」
クリス「ん?」
シン「いつかこんな騒げる日が普通になるように頑張らないとな…」
クリス「…だな」
sideシン
シン「ふう」
あれから風呂に入り自分の部屋に戻るシン、既にクリスは寝ているだろう
シン「あ、そうだ」
先程クリスから渡され家で開けろと言われたことを思い出す
シン「さて何が入ってるのやら」
小箱を開けるシン、中には
シン「これは…指輪のネックレス?」
チェーンが通った指輪が入っていた、繋ぎ目に翼の形が象られていた
シン「シンプルだな」
だがシンは知らなかった。指輪を送る意味を
side クリス
クリス「(…今頃あいつ開けたかな)」
布団の中で顔を赤くするクリス、本命は指輪の方
クリス「(どーせあいつはわかんねぇだろうけど…)」
指輪を送る意味、それは「ずっと一緒にいよう」
to be continued
作者「どうでしたでしょうか?クリス可愛ええやんけ(周知の事実)当分はこんな感じでお茶濁しつつ話を進める準備します!よろしくお願いします!それでは!」