戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
シン「それわかる人いる?」
作者「え、じゃあまちのひとごみーのほうがいい?」
シン「ぬーべーも幽遊白書もいっとくがアンタの歳でやってなかったからな?」
作者「しゃあないとーきはーまーさにせいきーまつー」
シン「古くしてどうする!」
作者「もうシンは文句が多いな、ならこれ」黒タイツ着てかぼちゃ被り
シン「おい!まさか!」
作者「な ら な い 言 葉 を も う 一 度 描 い て ー 」
シン「ふん!」フルボトルバスターフルスイング
作者「ガンダムだと!?」
シン「作者はほっておいてメモリア4をどうぞ!」
sideシン 響 クリス 未来 切歌 調 セレナ 湊
シン「平和だなぁ」
響 「ですねぇ」
ファミレスでまったりする学生組
シン「あの戦いが嘘みたいだなぁ」
コーヒーを啜り窓から空を見上げる
響 「あ、そういえば」
シン「んあ?」
バックから何かを取り出す
シン「なんだこれ?」
響 「遊園地のチケットです!」
シン「へー」
響 「でもこれ男女ペア用なんですよ」
シン「(なんかこんなこと前にも…)」
響 「なのでシンさん!デートしましょう!」
シン「は?」
クリス「はぁぁ!?」
あまりの驚きに立ち上がるクリス
シン「なんで俺?」
響 「暇そうなのシンさんだけなので!」
切歌「理由が酷いデース…」
シン「いいぞー」
調 「いいの!?」
シン「受験終わったしな」
進路に悩んでいたシンだったが大学に進む事にした。一般で受けようとしたが推薦の2次募集がある学校だったらしく推薦で受かっていた
未来「珍しいですよね推薦の二次があるって」
シン「だなぁ」
湊 「でどこにしたんです?」
シン「クリスと同じとこ」
シンを除く一同がクリスの方に向きニヤニヤする
クリス「何ニヤついてやがる!!」
響 「いやぁなんでもぉ」
湊 「はい」
セレナ「良かったですね雪音さん」
クリス「は、はぁ!?何がだ!」
セレナ「言っていいんですか?」
くすくす笑うセレナ、珍しくセレナがクリスを翻弄している
シン「話しが脱線してんな…なんだっけ」
響 「デートです!」
シン「いつ?」
響 「えっと有効期限が…来週までですね」
シン「じゃ、今週の土曜とかでいいか?」
響 「はい!」
シン「OK」
シンは椅子から立ち上がる
未来「どこか行くんですか?」
シン「キラさんに呼び出しくらってたの思い出したから行ってくるわ」
欠伸をしながら店を出るシン
調 「なんだが少し気が抜けてる?」
切歌「デス」
セレナ「訓練の時はそんなことないんですけどね」
クリス「あんだけ大変だったんだ。少しぐらいいいんじゃねぇか?それよりバカ」
響 「え?」
クリス「なんであいつを誘ったんだよ」
響 「えー?もしかして嫉妬?クリスちゃん」
クリス「ば!馬鹿っ!んなんじゃねぇよ!!」
響 「いやーいいんだけどね!いい機会だからシンさんに皆の好感度図ろうかと思って!」
未来「どういう事?」
響 「そのまんま!ほらぁシンさん鈍感だからさ?好意を寄せてるクリスちゃん達にも気付いてないから…なら私が一肌脱ごうと!…まぁ本当に偶然チケット手に入ったからなんだけどね?」
切歌「で、具体的にはどうするデス?」
響 「うん、デート中にクリスちゃんや翼さん、マリアさんのことを聞いてみようかなって」
調 「シンの場合変な回り道するよりストレートに聞いた方がいいですね」
響 「ただどストレートだと勘ぐられちゃうから気をつけてやるよ!」
切歌「おお!響さんが策士に見えるデス!」
未来「(策士、策に溺れるって言葉が…)」
湊 「(言わぬが花って奴です、あまり期待せずに見守りましょう)」
響 「って事でみんなも来てね!」
クリス「は?」
響 「エルフナインちゃん特製の超小型マイクつけていくから皆に聞こえるようにするよ!」
sideシン キラ カナード
シン「キラさーん来ましたよー」
本部に足を運んだシン
キラ「遅かったね」
シン「響達に捕まってました」
キラ「はは、響ちゃん達なら仕方ないね」
シン「それで、なんで呼んだんですか?」
カナード「お前のからだを調べるためだ」
シン「調べる?なんで?」
キラ「…シンのあの姿、仮称でエボル化って呼ぶね。エボル化の影響がどれだけ出ているか弦十郎さんに調べるように頼まれたんだ」
シン「調べるって言われても…今ん所なんともないけど」
キラ「いつ症状とか出るか分からないでしょ、君ほっとくと無視するしそういうの」
シン「信用ないな!?」
カナード「逆にどこに信用がある」
シンは病人服に着替え検査を行う
キラ「結果は3日ぐらいで出るよ」
シン「分かりました」
キラ「で、その結果はまず弦十郎さんに見せます」
シン「え」
キラはニコッと笑っているが明らかに怒ったオーラを放っていて
キラ「医務室の先生に2度も黙ってるように言ったよね?」
シン「う、それは…」
キラ「これは今までのシンがやってきたことのツケだからね」
シン「…」
言い返せなくなるシン
カナード「特に異常がなければそれでいい、だろ」
キラ「そうだね」
シン「好き勝手言いやがって…でも3日後となると響とのデートの日だな」
キラ「デートっ!?」
椅子から転げ落ちるキラ
キラ「な、なんで響ちゃんと?」
シン「なんか遊園地のチケット当てたとかで」
キラとカナードは視線を合わせアイコンタクトで会話を始める
キラ「(どう思うカナちゃん)」
カナード「(さてな、バカの考えることはわからん)」
キラ「(だよね…なんだろう)」
カナード「(可能性としてはあいつはお節介だからな、クリス達の好感度を測るとかじゃないか?)」
キラ「(あー有り得る)」
シン「検査結果分かったら俺にもメールくださいね」
キラ「はーい、響ちゃんとのデート楽しんでねー」
部屋を出ていくシン、キラとカナードは見送りすぐさま響に連絡を取る
キラ「僕たちに黙って何楽しそうな事してるの!?」
響 『乗ってくると思いました!』
sideシン 響
デート当日の土曜日が来た。リュックサックを担いだシンは待ち合わせ場所に着いていた。腕時計で時間を見ると予定の10分前、空を見上げて時間を潰す。数分すると響が走って現れる
響 「お待たせしました!」
シン「ん?時間通りだし大丈夫」
響 「じゃあ行きましょう!」
響がシンの腕に絡みつく
シン「おい…」
響 「デートなので!」
シン「…はぁ、行くぞ」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
クリス「あんの馬鹿…!!」
翼 「腕を組む必要はないだろう…!!」
マリア「戻ったらお仕置確定ね…!!」
未来「響ったら…」
切歌「クリス先輩怖いデース…」
調 「翼さんも」
セレナ「マリア姉さん…」
キラ「まさか全員で出歯亀るとは」
奏 「全くだねぇ」
キラ達がいるのは待ち合わせ場所の公園の中にある駐車場。ロケバスを改造した物の中で響の服に着いている超小型マイクとカメラ越しで映像と音声を拾っている。クリスと翼、マリアから怒りのオーラが放たれている
カナード「はぁ…」
未来「なんか疲れますね…」
カナード「唯一の救いはこの車は快適というところだけだな」
既に籠る予定で各々食べ物飲み物を買ってきている
キラ「移動するみたいだね。バス動かすよ〜」
side シン 響
バスに乗り目的地の遊園地に向かう
シン「なんかこんなこと前にもあったな」
響 「そうですねぇ」
シン「俺が言ったこと覚えてる?」
響 「はい」
シン「…そっか」
響 「シンさんこそ人にあの約束させといて自分は全然じゃないですか!」
シン「う…」
響は怒ってますと言わんばかりに腕を組む
響 「翼さんを助けた時もそうです!私は謹慎くらってましたけどね!でもマリアさんと奏さんにしか一緒に行ってないんですよね?」
シン「いやあれは…」
もしもの事があったらお前たちに翼を殺させなければならない。そんなことは絶対にさせられないから、と言えずにぐっと堪える
響 「その時にあのエボルトの力を使えるようになってたらしいじゃないですか!皆に内緒で危ない訓練したって覇道さんに聞いてますよ!」
シン「ローグめぇ…」
人知を超えた力を手にする為とはいえあれはかなり無茶をした、だがあの時はああする他なかったと今でも思っている。人外の風鳴訃堂を倒す為に
シン「…まぁ相談しなかったのは悪いと思ってるよ」
響 「そうです、十分に反省してください」
シン「なんかお前に言われたくないんだが…まぁ俺が悪いな」
響 「まぁそんなところがシンさんらしいんですけどね」
シン「バカにしてないか?」
響 「してませんよー」
シン「…」
響 「…本当に昔から変わらないんですね」
シン「そうか?」
響 「そうですよ!私と初めて会った時もそうだったじゃないですか!」
シン「あーあれは成り行きだろ?」
響 「そんなことありませんよ!あの時シンさんが来てくれなかったら私も奏さんもノイズにやられてたかもしれませんよ!」
シン「あ、そっちか。俺あの女の子抱えてた時かと思った」
響 「そちらでもお世話になりました!」
シン「あの子元気かな〜」
響 「どうですかねぇ」
side キラ カナード 翼 クリス 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
クリス「本題にさっさと入れよ!」
切歌「ストップデス!」
調 「暴れないでください」
クリスを宥める2人
キラ「響ちゃん目的忘れてないかな…」
運転するキラがボヤく。未来がインカムをとり
未来「響?話がズレてるよ」
と響に伝える
sideシン 響
未来からの連絡が入りハッとなる響
響 「そ、そういえば!最近クリスちゃんとはどうですか?」
シン「は?クリス?」
響 「はい!」
シン「どうって?」
響 「え、いやぁ…」
何も考えずに口にした響、どうしようと内心焦るが
シン「んー最近ねぇ…2人でよく出かけるようにはなったか?」
響 「え!そうなんですか!」
シン「エボルトを倒してから暇な時間が増えたからな、荷物持ちにさせられてる」
響 「へっへー」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
マリア「へぇ…」
翼 「なるほどな…」
クリス「い、いやっ!その!!」
ワタワタするクリスと責める視線を送る翼とマリア
キラ「これはこれは…」
カナード「アドバンテージを活かせているな」
sideシン 響
響 「どんなもの買うんですか?」
シン「んー服が多いかな」
響 「おー!まさかクリスちゃんに選んだり?」
シン「ああ、頼まれるからな。変なのは選んではないはずだけど」
響 「(クリスちゃん押せ押せだね!ん?)あれ、シンさんそんなネックレスしてましたっけ?」
シンの胸元の指輪が通されたネックレスに気付く響
シン「ああこれか?誕生日にクリスがくれたんだよ」
響 「え?ハンカチじゃなかったんでしたっけ?」
シン「もう一個貰ってたろ?あれに入ってた」
響 「(確か指輪って…しかもネックレス…)」
じっと指輪を見つめる響
シン「な、なんだ?」
響 「いえいえ!誕生日プレゼントでしたか。だからクリスちゃんの誕生日プレゼントも指輪だったんですね!」
シン「ああ、お返しにな」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
運転しているキラを除く全員がクリスに視線を向ける。右手の薬指には指輪が輝いている
マリア「抜け駆けとはいい度胸ね…!」
翼 「ああ、全くだ…!」
クリス「こ、これはあいつのセンスだろ!?あたしのせいじゃ」
シン『あ、あと俺がよく着てた赤のパーカーも奪われた』
切歌「パーカーデスか…」
湊 「赤いパーカー…」
クリスが着ている上着は赤のパーカー、つまり
未来「それって…」
クリス「ち、ちがっ!?」
みるみる赤くなっていくクリス
sideシン 響
響 「(クリスちゃんが1歩リードかな?)翼さんとはどんな感じですか?」
シン「翼?んー特に…いや、最近は一緒に鍛錬は多いかな?」
響 「へー!どんなことやるんですか?」
シン「組手やったり木刀で打ち合いしたり…」
響 「(お、女らしいことない!)」
シン「でも組手だなんだってやる時によくコケるのか倒れてくるんだよな」
響 「倒れる?」
シン「倒れるってよりもたれ掛かるって感じか?裸足でやるのが苦手なのかな」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
マリア「あざといわね」
翼 「な!あざとくない!」
調 「しなだれてボディタッチですか?」
翼 「月読!?わ、私はそんなことは!」
奏 「で、シンの体はどうなんだい?」
翼 「細く見えるがかなり筋肉質…はっ!?」
一同「じー」
sideシン 響
シン「八紘さんにも最近よく会うな」
響 「翼さんのお父さんですか?」
シン「うん、なんか近いうち翼と2人で来いって言われてる」
響 「2人だけですか?」
シン「そうなんだよ、なんでだろ」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
未来「外堀から埋めてますね…」
奏 「翼の親父さんもシンのこと気に入ってるしな」
マリア「くっ!アドバンテージを使ってきたわね…!」
sideシン 響
シン「マリアも最近一緒に出かけるぞ」
響 「マリアさんとどこ行くんです?」
シン「ドライブだな、て言っても何故か車じゃなくバイクの後ろに乗るけど…あいつ免許持ってるよな…なんでだ?」
響 「あ、あはは〜なんでですかね?(絶対背中に抱きつきたいだけだ)」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
クリス「ほーん?」
翼 「なるほど、バイクの後ろか」
マリア「あ、あれはたまたまよ!たまたま休みがあってそれで!」
シン『あいつ自分のメットは持ってるのにな〜バイクはないのかな?』
翼 「ほう、メットはいつでも使えるように持っていたようだな?」
クリス「随分用意がいいんだなぁ?」
sideシン 響
シン「そろそろだな」
次の駅で降りる予定の場所になる。立ち上がる2人ドア付近に移動しようとするがバスが急ブレーキをかける。コケそうになる響を受け止めるシン
シン「大丈夫か?」
響 「ありがとうございます!へいきへっちゃらです!」
ふと気になったのでシンの筋肉を触る
響 「おー服の上からでは分からない筋肉」
シン「おい…」
腕、胸、腹と触っていく
シン「響?」
響 「あ、すみませんつい…いやぁすごい筋肉…」
シン「鍛えてればこんなもんだろ」
目的地付近の駅で下車する、歩く事数分目の前に巨大な遊園地が現れる
シン「おーデカイな」
響 「ですね!」
なかなかの人気らしく人で溢れかえっている
シン「行くか」
響 「はい!」
入場券を渡し中に入る
響 「どれから行きます?迷っちゃうなぁ!」
シン「パンフレット貰って正解だな」
地図を広げるシン
シン「観覧車、ジェットコースター、コーヒーカップ…普通のは一通りありそうだな」
響 「シンさん!あれあれ!」
クイクイっと裾を引っ張る響、顔を上げ響の指さすものを見る
シン「なんだあれ…俺には垂直に急上昇して垂直に急降下してるように見えるんだけど」
響 「あれここの1番人気らしいですよ!」
シン「ふーんってすげー行列だな。整理券貰っとくか」
係の人から番号券を貰い別のエリアに向かう
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
バスを降りてシンと響を尾行する一行
湊 「これが噂のやつですか」
未来「高いね」
キラ「そう?」
カナード「そうか?」
奏 「おめーらの感覚と一般人を一緒にすんなバーロー」
翼 「だな、2人は私達とは違う感性を持っている」
奏 「いや、あたしらも大概だからな?」
キラ「まぁMSだと垂直に急上昇なんてザラだったしね」
カナード「ああ、なんなら急な機動変更などしょっちゅうだ」
キラ「ホントホント、動き回らなきゃ死ぬからね」
ケラケラと死んだ目で笑うキラとカナード、なんだコイツらという目で見る湊と未来
sideシン 響
響 「まずあれに乗りましょう!」
響が指を指す
シン「海底2万キロ?」
響 「暗がりに落ちて言って地下を巡るんです!」
シン「へー」
待ち時間を見ると10分のプラカードを持った人が立っている
シン「すぐっぽいし乗るか」
響 「はい!」
シン「しっかし」
響 「?」
シン「平和だな」
響 「ですねぇ」
シン「エボルトも消えたし、最近は錬金術師も出てこないし」
響 「出てきても小規模ですしね」
シン「あいつと…レイとの約束果たせたかな」
響 「約束、ですか?」
シン「ああ」
手を空に掲げる
シン「あいつが生まれ変わったら生きたい世界にする」
その手を強く握る
シン「あいつとの…最後の約束だから」
響 「シンさん…」
シン「今のこの世界ならあいつとバカ笑い出来るかもな」
と笑うシン、その顔には少しだけ翳りを感じる。響は笑い
響 「きっとレイさんとの約束守れてますよ!」
シン「…そうだな、そういや響は未来と流れ星見に行けたか?」
響 「はい!見れました!すごい流星群みたいに!」
シン「それはすごいな」
響 「今度は皆で見ましょうね!」
シン「ああ、約束だ」
指切りする2人、そして丁度2人の番になる
シン「乗るか!」
響 「はい!」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
キラ「…ホントシンってそういう所あるよね」
響のマイクから拾った会話を聞いていた一同
カナード「あいつのあまっちょろい戯言に付き合う事になるとは思ってなかったがな」
クリス「…なあ」
カナード「なんだ」
クリス「レイって奴はどんな奴なんだよ」
キラとカナードは互いを見て少し困った表情
キラ「えと…ごめんね、僕達もよくは知らないんだ」
カナード「ああ、俺はC.Eではそもそもシンとの面識もなかった」
キラ「僕も彼の最後しか知らないんだ。戦ったことはあるんだけどね」
奏 「確かシンとお前って敵、だったんだよな?じゃあその時の仲間って事か?」
キラ「うん、そうなるね。そのレイって子はある人のクローンでその人の呪いから抜け出せなかった…そうシンは言ってたよ」
クリス「呪い…」
キラ「それには…僕も関わってる。カナちゃんも、かな」
翼 「どういう事だ?」
キラ「…いい機会だから皆に聞いてもらおうかな、どうせいつかは話すつもりだったし」
シン達の会話を聴きながら飲み物を買い席につく
キラ「コーディネーターの事は皆に教えたよね?」
マリア「ええ、確か遺伝子を人工的に弄った人、よね?」
キラ「そう、マリアさんはシンから聞いた?」
マリア「ええ」
キラ「人為的に遺伝子を弄り産まれてくる子供を思いどおりにする。そういった人達が僕たちを作った」
静かに耳を傾ける一同
キラ「でも大人達が考えている程コーディネートは上手くいかなかった。それはそうだよね、人は自然に生まれるのがいいんだから」
調 「じゃあ、コーディネーターは失敗してるの?」
キラ「どこかしら思った通りにはなってないだろうね。僕を除いて」
翼 「貴方は成功しているのか?」
キラ「うん、唯一のね」
クリス「唯一って…」
キラ「僕の親は沢山のコーディネーターを作った人なんだ。でも上手くいかなくて…そんな時僕がお腹にいるってわかって使われたんだ」
セレナ「酷い…」
キラ「そうだね、僕を生み出す為だけに何人ものコーディネーターが生まれた。研究資金を、お金を稼ぐ為だけに」
カナード「こうして生まれたこいつは唯一の成功作「スーパーコーディネーター」と呼ばれるようになった。俺もこいつの失敗作だ」
未来「だから、あんなに自分を失敗作だって言うんですね」
コクリと頷くカナード
キラ「そんな時だった。ある人が自分のクローンを作って欲しいって僕の親に頼んだんだ」
切歌「その人がレイさんの親デスか?」
キラ「ちょっと違うんだけどね、全ての元凶とは言える」
切歌「んー?どゆことデス?」
キラ「その人のクローンのクローン、っていうのがレイなんだ」
クリス「クローンの、クローン…」
キラ「C.Eの技術じゃ完全なクローニングは出来ない。テロメア…寿命が短いんだ」
翼 「クローンからのクローン…となれば」
キラ「うん、相当大変だっただろうね」
カナード「元となった男、ラウ・ル・クルーゼは世界を滅ぼそうとした」
マリア「滅ぼす!?」
カナード「ああ、俺達の世界では核が使えなくなっていた。それを使える装置をザフト…コーディネーター達が作り上げた、だがラウ・ル・クルーゼは連合、対立する組織に流した」
マリア「なら核を使えるように…」
カナード「ああ、連合は核を使いコーディネーターを根絶やしにしようとした。世界を混沌に落とし全てを壊そうとしたんだ」
クリス「そんな奴のクローンって…」
カナード「生まれながらに決められていた…」
キラ「そんな彼でも友達は居た。でもシン達は僕達に負けて…最後にシンが通信を送った時に約束をしたんだって」
クリス「それが、あれか…」
意気消沈してしまうクリス達
キラ「(やば、ちょっとヘビー過ぎたかな?)」
カナード「(だろうな、というか俺の出生やら語ったらもっと落ち込むぞ)」
とヒソヒソ話す2人
sideシン 響
一方その頃シンと響は
シン「思ったより面白かったな」
響 「そうですね!」
とアトラクションを満喫していた。その後乗り物に乗りながら銃で的を撃つアトラクションや謎解き等をする
シン「そろそろ飯の時間だな」
響 「お腹ぺこぺこです!」
シン「だろうと思って」
バックを開けるシン、中にはお弁当が入っていた
響 「わー!美味しそう!!」
シン「ここは公園のコーナーがあるからそこなら持ってきたもの食べていいらしい」
移動しシートを広げる
響 「いただきます!!」
と大きな声でいい弁当を食べ始める
シン「今日は少し暖かくて良かったなぁ、はい味噌汁」
魔法瓶から味噌汁をコップにだし渡す
響 「ありがとうございます!」
渡された味噌汁を息をふきかけ冷まし飲む
響 「ふぅーあったまるぅ〜」
シン「まだ1月だしなぁ」
響 「…もう、1月なんですね」
シン「ん?」
空を見上げる響
響 「なんて言うか…ちょっと寂しいなぁって」
シン「寂しい?」
響 「3月にはシンさんとクリスちゃんは卒業して、4月には私と未来、セレナちゃんは3年生…なんかそう考えると時間の流れが早いなって。翼さんが卒業した時もこの気持ちになっちゃって…」
シン「そうだな…なんやかんや忙しい高校生活だったかもなぁ」
響 「そういえばシンさんってリディアン来る前はどうしてたんです?」
シン「ん?普通に高校行きながら戦ってたけど」
響 「1人で大変だったんじゃないですか?今ですら大変なのに」
シン「…あの頃は」
箸を置き遠くを見つめるシン
シン「俺しか戦えないんだって全部背負って…周りの人を頼らないようにしてたから」
響 「…今もそのけはありますよ?」
シン「ぐぅのねも出ない…でもあの頃の方がもっと酷かったと思う」
響 「そんなにですか?」
シン「ああ、うん。今思い返してみればまず入学式もやばかった」
響 「に、入学式?」
シン「1人だけ同じ中学の奴がいてな、俺とそいつはよく喧嘩吹っかけられてて入学式の時学校の不良に目をつけられた。んで俺とそいつでぶっ飛ばしちゃってな…」
あれはやりすぎたかもなーと呟く
響 「えぇ…」
シン「そのせいで生活指導の先生に捕まって変な部活にも入れられて大変だったわ」
響 「へ、変な部活、ですか」
シン「その名も奉仕部…名前危ないでしょ?」
響 「そ、それは…どういう意味の?」
シン「安心しろいかがわしい意味じゃない。自己変革を促させるための部活ってのが一応の目標かな、部長曰く「魚を取ってやるんじゃなく取り方を教える」って感じ」
響 「なんか難しそうですね…」
シン「難しいってか…部活の先輩達はかなり拗らせてたからなぁ…一々理由を無理につけないと動けない人とか」
響 「あーシンさんは理由なしに飛び込みそう…」
シン「…ま、まぁ何でもじゃないぞ」
side キラ カナード 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ 湊
未来「響…そんなこと考えてたんだね」
キラ「寂しい、か…」
クリス「あのバカ…」
クリスは嬉しい気持ち半分寂しい気持ち半分と言った表情
翼 「立花はそんなふうに思ってくれていたのか」
マリア「それにしても私たちの知らないシン、ね」
切歌「湊さんは知ってるデスか?」
湊 「私も受験勉強があったので詳しくは分かりませんが結構大変だったみたいですね。何度かその部の方にあったことはありますけど…皆さん変わってます」
キラ「それにちょっとしたこともあったしねぇ」
調 「どんな?」
キラ「それはまた今度」
sideシン 響
響 「ご馳走様でした!」
シン「お粗末さまでした」
昼を食べ終え移動する2人、そろそろ先程の絶叫マシーンの時間だ
響 「ワクワクするなぁ!」
シン「はいはい」
列に並び整理券を渡す。程なくして2人は絶叫マシーンに案内される
シン「なになに、頂上から落ちるタイミングで写真を撮ります、だって」
落ちないように固定具を嵌められる。ふと横を見ると少し青ざめた響
シン「…大丈夫?」
響 「だ、大丈夫ですよ!」
徐々に上昇していく。それに合わせ響も青ざめていく
シン「…やめとく?」
響 「は、ハハ、ダイジョウブデスヨ」
シン「あ、上がる」
シンの一言と同時に一瞬で頂点まで突き上げられる
響 「きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!?!?」
シン「まぁまぁだな」
響 「なんでそんな普通なんですかぁぁぁぁぁぁあ!?!?」
一瞬空中で止まり一気に降下する
響 「いやぁぁぁぁぁぁあ!?!?」
シン「ふーん」
とシンは平然としている。何度か浮き沈みを繰り返しマシーン止まる、ケロッとしているシンとグロッキーな響
シン「なかなか楽しかったな!」
響 「そ、ソウデスネ」
シン「…また来ような」
響 「はい!今度は皆で!」
シン「ああ」
デートとか言っておきながらただシンの心を分かろうの回でした。駄文を失礼しました、勘のいい読者様達ならこの先分かるんじゃないでしょうか。それでは!まっ種〜!
P.Sクリスのパーカーのくだりは公式のお財布の時に来てるやつを勝手に妄想ぶち込んだだけです