戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「前回までのお話!みんなが連れ去られてスマッシュにされてしまう!その事を知り絶望に染まるシンだがスマッシュの中で翼達の意識を垣間見る」






作者「あ、あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」

シン「タイミングおかしくないか!?」


第68章 想いを胸に

sideシン

 

シン「お世話になりました」

 

医師「…本当は私は命の前借りをするような患者を戻したくはないんだがな」

 

シン「すみません、でも行かなきゃいけないんです」

 

医師「…気をつけてな、本当だったら私なんかが忙しくする様なことはなしにして欲しい」

 

シン「出来るだけそうします」

 

苦笑して部屋を出る

 

看護婦「先生…野上君の体はどうなんですか?」

 

医師「…全て検査したが骨折、裂傷、その他の傷も完治していた」

 

看護婦「そんな事有り得るんですか!?」

 

医師「人間にそんな事は出来はしない…だが彼の中にはエボルトの細胞がある。あれは解析できていない所が多い…」

 

看護婦「では…」

 

医師「人を捨て…彼は…何になってしまうんだろうな…」

 

sideシン キラ カナード ローグ 響 未来

 

ローグ「討てないなら私が討つ」

 

響 「仲間なんですよ!?」

 

ローグ「だから?」

 

響 「だから!?」

 

ローグ「アイツらがあのままで居れば必ず誰かを殺す」

 

響 「そんな事みんながするはずありません!!」

 

ローグ「ならなぜシン・アスカを攻撃した?」

 

言葉につまる響

 

ローグ「アイツらの命と全世界の命どちらを取る?そんなもの決まっている」

 

響 「それは…!」

 

シン「そんな事はさせない」

 

扉が開きシンが入ってくる

 

キラ「え…?」

 

シン「なんですか、そんな幽霊みたみたいな顔して」

 

キラ「え、だって君…あの大怪我!」

 

シン「こういう時エボルトの細胞って便利でね。細胞を活性化させて全部治しました。それより今は翼達だ」

 

未来「でも、どうするんですか?」

 

カナード「エンプティボトルを使うことも出来ないだろう」

 

シン「ああ、成分は抜き取れない。でも抜き取らないで引き剥せるかもしれない」

 

キラ「え!?」

 

ポケットから金のラビットボトルを取り出す

 

シン「前ローグが言ってたでしょ。ハザードレベル7以上の(・・・・・・・・・・・)人間は1番繋がりの強いボトル(・・・・・・・・・・・・・・)変化させられる(・・・・・・・)変化したボトルはブラッド族(・・・・・・・・・・・・・)に憑依された人間(・・・・・・・・)又はスマッシュにされた人間を(・・・・・・・・・・・・・・)分離出来る(・・・・・)って」

 

キラ「あ…ああ!!??」

 

響 「それってつまり!!」

 

シン「可能性はある、スマッシュになってるなら俺達で分離させらせられれば」

 

カナード「助けられる!」

 

シン「うん、そういう事。まぁやってみないとだけど」

 

響 「私にも!っ!」

 

未来「響!」

 

未来に支えられる響

 

シン「響はダメだ。ボトルを使えるのは俺ら3人だけだしその状態じゃ足でまとい」

 

響の肩を叩いて

 

シン「翼達は俺達で助ける、だからちゃんとお前は治すこと」

 

響 「…はい」

 

未来に連れられ部屋を出ていく

 

キラ「シン」

 

シン「なんですか?」

 

キラ「傷は本当に治ったの?」

 

シン「はい」

 

キラ「じゃあいいね」

 

何がと聞こうとした瞬間

 

キラ「ふん!」

 

腹にキラの拳が突き刺さる

 

シン「カハッ!な、なにを…」

 

キラとカナードがタッチすると続いてカナードが顔面を殴る

 

シン「いっ!?」

 

立て続けに殴ろうとするカナードの拳を受け止める

 

シン「やりすぎだろ!?」

 

2度目以降を受けようとはしないシン

 

カナード「何故1人で行った!」

 

シン「だって1人で来いって…」

 

キラ「それでも!」

 

胸ぐらをつかみ

 

キラ「僕達は仲間だろ?そんなに頼りないの?」

 

シンは少し惚けて

 

シン「…すみませんでした。今度からはもっと頼るように…します」

 

流石に自分が悪いと思ったのだろう

 

キラ「よろしい、じゃあ翼ちゃん達を助けないとね」

 

カナード「まずは場所だ」

 

友里「あの後エボルトの反応はロスト、翼さん達もちりじりにどこかに移動したようなの」

 

藤尭「ギアの反応を追うにもロストボトルが邪魔してるのか微弱すぎるんだよ」

 

シン「どうしたもんか…」

 

『エボルト』『なら気配探ってみるかぁ?』

 

シン「ん?皆『エボルト』がなんか言ってるから変わる」

 

赤い瞳が黄金へと変わる

 

『エボルト』『よォ』

 

キラ「何か用?」

 

『エボルト』『ああ、本体様はよ翼達を操ってるって言ったんだよ』

 

ローグ「ああ」

 

『エボルト』『てェことは多少なりとも本体様の力が入ってるはずだァ』

 

キラ「そうなの?」

 

『エボルト』『あァ俺とは違ってあれはまだ混ざりきってない細胞を使ったもんだろ。俺は人間の細胞と完全に混ざったもんだしたまたま感情を学び意志を持ったからな』

 

カナード「それはすぐに出来るものか?」

 

『エボルト』『あァ、やってみるか』

 

目を閉じる、体から赤いオーラを発する

 

『エボルト』『…あっちだな、2つ感じる』

 

友里「東ね…」

 

『エボルト』『距離は…15kmって所か…』

 

友里「そこには…」

 

カナード「…墓」

 

キラ「…ナスターシャ博士のお墓か!てことは切歌ちゃんと調ちゃんかな、あるいはマリアさんとセレナちゃんか」

 

『エボルト』『成程なァ…』

 

シン「(ありがとう、変わってくれ)」

 

エボルトからシンへと意識が変わる

 

シン「2人…きっとマリアとセレナじゃないな」

 

キラ「だね。あの二人はいつも一緒だったし」

 

シン「…まずは2人を助けよう」

 

キラ「だね」

 

シン「行くのは俺とキラさんで、カナードとローグは待ってて欲しい」

 

カナード「キラ、こいつの監視をちゃんとやれよ」

 

キラ「うん、じゃあ行ってくるね」

 

 

 

sideシン キラ

 

ヘリに乗りナスターシャの墓地に向かうシンとキラ

 

キラ「シン」

 

シン「なんです?」

 

キラ「どれぐらいの確率で戻せると思う?」

 

シン「…確率なんて関係ない。何があっても助ける、でしょ?」

 

キラ「…そうだね」

 

シン「今のあいつらはステラと同じだ。自分の意思じゃない」

 

キラ「あの子の様にならないようにしよう」

 

シン「はい!」

 

ヘリが現場の近くに降りる。徒歩で墓地まで向かう2人

 

シン「…ここか」

 

開けた場所に一つだけのある墓地の前に屈んで手を合わせる

 

シン「…」

 

キラ「…」

 

ガサガサと茂みが揺れる

 

シン「…切歌!!調!!」

 

現れたのは2体のスマッシュ、シンとキラはドライバーを巻きアイテムを装填する

 

 

マックス!!ハザードオン!!

 

ラビットタンクスパークリング!!

 

ビルドアップ!!

 

ガタガタゴットン!!ズッタンズタン!!!ガタガタゴットン!!!!ズッタンズタン!!!!!

 

ドラゴンゼリー!!

 

ボトルドーン!!!

 

クローズストライク!!!

 

Are you ready?

 

シン キラ 「変身!」

 

紡ぎ重なる心!!!!

 

ビルドクロスハート!!!!

 

スゲーイ!!!!

 

ツエーイ!!!!

 

ハエーイ!!!!

 

BreakupSoulburning!!!

 

Getset CROSS-Z STRIKE!!!

 

ドララララララァ!!!

 

BGM Paradise Lost

 

シン「お墓から離れますよ!」

 

キラ「うん!」

 

変身し左右に別れる、二手に分かれてこの場を離れようとするが切歌が変化したシザースロストスマッシュの両腕のハサミ・カウントレスシザースからハサミ状のエネルギーを複数生成し、一斉に射出する。円を描くように突き刺さりフィールドを形成する

 

シン「これは…」

 

キラ「逃がさないってことかな?」

 

シン「コロシアムってとこですか」

 

フルボトルバスター、ツインブレイカーを握る

 

シン「ちょっと痛いけど、我慢してくれよ!」

 

シンはシザースロストスマッシュに向かって跳ぶ、ビームを足元に放ちスパナロストスマッシュの気を逸らす

 

キラ「調ちゃんの相手は僕だよ!」

 

両腕のハサミでフルボトルバスターを受け止めかち上げ回し蹴りを入れようとする。フルボトルバスターから片手を離して蹴りをガードする

 

シン「切歌!こんなところで戦うな!」

 

足を掴んで投げ飛ばす、空中で回転して着地する

 

シン「ナスターシャさんがいるんだろ!?」

 

ナスターシャの墓を攻撃範囲にしないように立ち回るシン、そのせいか動きが制限され思うような立ち回りが出来ない

 

キラ「シン!」

 

ビームで牽制しその隙に距離を取ろうとするがキラの背後にスパナロストスマッシュが襲いかかろうとしている。左足で強く踏み込んでキラの方に飛び胸部アーマーを掴んで引っ張り振り下ろされた拳をフルボトルバスターで受け止める

 

キラ「はあ!」

 

横からツインブレイカーで殴るキラ、パイルを捕まれ空に投げ飛ばされる

 

キラ「なら!」

 

ビームモードにしトリガーを引く、ビームはスパナロストスマッシュに直撃するが煙をあげるだけ

 

キラ「だったら!」

 

ナックルを外し掌に押し付けナックルから炎を発生させる

 

ストライクナックル!!

 

スパナロストスマッシュにナックルを振り下ろす、腕の巨大なスパナでナックルを掴み

 

キラ「いっ!?」

 

ネジ部分が回転しナックルをピッタリと挟む、ぶらんとしたキラの体を殴る

 

キラ「うっ!このっ!!」

 

ツインブレイカーで殴ろうとするがこちらも挟まれてしまう。腹部を頭部でガンガンとぶつける

 

キラ「がっ!うぐっ!し、調ちゃんは僕になんか恨みあるのかな!?いだぁ!」

 

シン「かもしれませんね!」

 

横からキラを蹴飛ばして拘束を外す

 

キラ「僕を蹴る意味あったかな!?普通あっちだよね!?」

 

シン「調蹴ったなんてマリアにしれたら怖いんで」

 

キラ「でもさぁ!」

 

立ち上がって構えるキラ

 

キラ「で、どうする?ジリ貧だよ。こっちは満足に攻撃を出来ない、あっちは好き放題」

 

シン「…ボトルを使ってみましょう」

 

キラは頷きシルバードラゴンフルボトルをナックルに叩き込む、シンもフルボトルバスターに入れる

 

フルボトルアタック!

 

フルボトルナックル!

 

刀身に金色の光を纏うフルボトルバスターと銀色の炎がストライクナックルを包み込む。左右に跳びシンはシザースロストスマッシュを斬りキラはスパナロストスマッシュを殴る。すると切れ込みと殴った部分が光一瞬だけ2人の体が見える

 

シン「切歌!」

 

キラ「調ちゃん!」

 

手を伸ばそうとした瞬間傷が治りシンとキラを殴り飛ばす

 

シン「ぐっ!くそっ!」

 

キラ「でも一瞬だけ戻った!」

 

シン「でもあんな一瞬じゃどうしようもないですよ!」

 

キラ「考えるから待って!」

 

だがそんな事はお構い無しにシザースロストスマッシュのエネルギー刃が襲いかかる。キラの前に立ちフルボトルバスターを盾に攻撃を凌ぐ

 

キラ「(考えろ!なにか、なにかあるはずだ!)」

 

ロストスマッシュの2人をじっと見つめるキラ

 

キラ「(何が悪い?)」

 

両腕を振ってエネルギー刃を射出するシザースロストスマッシュ、それに合わせてスパナロストスマッシュも六角状のエネルギー弾を撃つ

 

シン「ぐっ!!キラさん!」

 

キラ「(何が…何が!)」

 

シン「スマッシュになってもこいつらの波状攻撃は辛い!」

 

キラ「(波状攻撃…波…そうか!!)シン!!」

 

シン「!ふっ!」

 

ステップを踏んで攻撃を回避しエネルギー弾を2人の足元に撃ち煙を立てる

 

シン「なにかわかったんですね?」

 

キラ「うん、まず僕たちの攻撃は通りが悪いのは分かってるよね?」

 

シン「はい」

 

キラ「それはきっと波長が合ってないからだと思う」

 

シン「波長、ですか?」

 

キラ「うん、シンフォギアにはアウフヴァッヘン波形ってのがあるよね?」

 

シン「聖遺物の固体周波数みたいな…まさか」

 

キラ「そう、周波数が合えばこっちの攻撃も通るはずだ。彼女達はギアを纏ったままロストスマッシュになった。そして君にはその周波数を合わすことが出来るものがあるでしょ?」

 

シン「ビルドギア!」

 

キラ「そういう事!」

 

煙を振り払い2人を探す

 

シン「行きますよ!」

 

キラ「うん!」

 

シン「ビルドギア・エンゲージ!獄鎌!塵鋸!」

 

シンの手に大鎌が、キラの背後にボックス状のユニットが接続され脚部にローラーが装備される

 

BGM Ready〜Go!

 

シン「行きますよ!」

 

キラ「切歌ちゃんは任せたよ!」

 

シン「そっちこそ調をちゃんと助けて下さいよ!」

 

背部ユニットから小型の丸鋸を放つ、二手に分かれて避けるがシザースロストスマッシュを鎌で引っ掛け引き剥がす

 

シン「行くぞ切歌!」

 

空中に飛び回転しながら刃を振り下ろす、腕のハサミで受け止めるがピシピシと音を立てて破壊する

 

シン「キラさんの読み通り!」

 

逆の腕のハサミからエネルギー刃を乱射する、鎌を回転させ全て弾き

 

シン「おぉぉ!」

 

刃に備えられたブースターを吹かし縦に回転しコマのように連続で刃を振るう。一方のキラはローラーを回転させ縦横無尽に移動しながら丸鋸を放つ。スパナロストスマッシュも負けじとエネルギー弾を撃ち相殺する

 

キラ「(視線誘導は便利だけど決定打にならないな…調ちゃんはどんな事に使ってたっけ)」

 

調の戦法を思い出しながら次の手を打つ。再び丸鋸を先程よりも多くを発射し目眩しにし

 

キラ「これで!!」

 

弾幕に紛れ飛び上がり背部ユニットから接続式の大型の丸鋸を振り下ろす。丸鋸はガリガリと音を立て装甲を削る

 

キラ「予想通り!ならァ!」

 

装甲を蹴って離れ背部ユニットを連結させ「禁月輪」の形にし轢き逃げアタックを何度も食らわせる

 

キラ「シン!」

 

シン「やりますよ!!」

 

大鎌にフルボトルを挿す、キラは背部ユニットにボトルを填める。シンの大鎌の刃に黄金のエネルギーを纏いキラの円型の鋸から銀の炎が発生する

 

シン キラ「おぉぉぉお!!」

 

柄で地面を突き飛び上がり刃でシザースロストスマッシュを斬る。斬り割いた部分から切歌の身体が出て来る

 

シン「切歌!!」

 

腕を引っ張りロストスマッシュから分離させる

 

キラ「行っけええ!!」

 

地面を削りながら回転し先程のように何度もぶつかっていく。徐々に装甲が割れ調の腕が露わになりすれ違いざまに引きずり出す

 

キラ「調ちゃん!!」

 

2人を助け出し息を確認する、幸いな事に呼吸はしている

 

シン「キラさん!一気に終わらせますよ!!」

 

キラ「うん!」

 

 

ラビット!!!!!

 

タンク!!!!!

 

スパークリング!!!!!

 

ハザード!!!!!

 

クロス ハート!!!!!

 

レディーゴー!!!!!

 

クロス ハートフィニッシュ!!!!!

 

ストライクフィニッシュ!!!

 

無数の黄金の斬撃と銀の炎を纏った丸鋸がロストスマッシュに突き刺さり爆発する、跡形もなく消え残ったのは黒くなったロストボトルだけ。変身を解いて切歌と調の元に向かう2人

 

シン「切歌!調!」

 

切歌「う…」

 

調 「シ…ン?」

 

シン「ああそうだ!俺だよ!」

 

切歌「やっぱり…シンは…ヒーローデス…」

 

調 「ちゃんと…助けてくれた…」

 

シン「喋んなくていい!弦十郎さん!医療班を!」

 

近くで待機していた医療班に運ばれヘリに乗せられ飛び立つ。残されたシンとキラは膝の力が抜けたのかその場に座り込む

 

シン「はぁ…どっっっっと疲れた…」

 

キラ「精神疲労が…あ、そうだ」

 

落ちていたロストボトルを拾う

 

キラ「なんか…真っ黒になってるね」

 

シン「なんでですかね?爆発したからかな?」

 

キラ「とりあえず持ち帰ってみよう」

 

シン「…徒歩で?」

 

キラ「…あ」

 

この後ヘリが戻って来るまでまちぼうけを食らう2人だった

 

 

 

 

sideシン キラ カナード ローグ

 

弦十郎「2人ともよくやってくれた」

 

友里「切歌ちゃんと調ちゃんだけど今は眠ってるわ、身体には以上は無いけど相当疲労が溜まってたみたい」

 

藤尭「それもそうでしょ、あんな化け物にされて何日も居たんだから」

 

シン「良かった…」

 

カナード「それにしてもビルドギアがこんな形で役に立つとはな」

 

シン「前に使うとその聖遺物の反応に似てるとは言われたけど」

 

キラ「まぁ?僕が天っ才ってことでしょ」

 

シン「いやほんと、珍しくキラさんの発明が役立つなんて!」

 

キラ「珍しく!?」

 

シン「まぁ冗談はさておき後は5人です。サクッと皆助けよう」

 

切歌と調を助けた事でいいムードの中1人だけ暗い顔をしているカナード

 

シン「カナード?」

 

カナード「…あいつらはなぜ響だけ逃がした?」

 

友里「なぜって…」

 

藤尭「それはあれじゃないか?響ちゃんには「神殺し」があるからとか」

 

キラ「有り得ますね、ネビュラガスを打ち消すとか」

 

カナード「ならばなぜあそこで始末しない?俺にはわざと逃がしたようにしか考えられない」

 

シン「わざと?なんで」

 

カナード「それが分かれば苦労はしない」

 

ローグ「…今は彼女達の救出を優先しろ。後のことは後考えればいい」

 

シン「だな、とりあえず俺医務室覗いてきます」

 

そういい部屋を後にするシン

 

 

 

 

sideシン 響 未来 湊

 

シン「響起きてるか?」

 

響 「あ、どうぞ」

 

返答を聞き中に入る

 

シン「落ち着いたか?」

 

響 「はい…」

 

シン「…そう気を落とすなって、切歌と調が戻ってきたんだ。いつもの元気な響でいないと起きた時心配するだろ?」

 

響 「…はい!」

 

シン「うん、それでいい」

 

未来「あ、師匠」

 

湊 「兄さん」

 

シン「未来、それに湊も。お見舞いか?」

 

湊 「はい、響が元気になるようにと思ってこれを持ってきたんです」

 

肩掛けのバックからおにぎりを取り出す

 

未来「湊にお願いしておにぎり沢山作ってきてもらったんだ」

 

響 「ごはん!」

 

湊 「先生、食べても大丈夫ですよね?」

 

医師は苦笑し

 

医師「まぁ今の立花さんなら病院食よりそっちの方が回復早そうだからね」

 

響は湊からおにぎりを受け取り頬張る

 

シン「じゃあまたな」

 

響 「ふぁい!」

 

湊 「たまには顔見せてくださいね」

 

未来「さようなら」

 

 

医務室を出るシン、扉を閉めると壁に背中を預け何かを決意した顔になる

 

 

 

 

 

sideシン

 

医務室を後にしたシンはある部屋に向かう。ロックを外し中に入る

 

『エボルト』『本当にやる気か?』

 

シン「ああ」

 

目の前にあるのはシン達が色々な所から回収した聖遺物

 

『エボルト』『今ならまだ引き返せるぞ』

 

シン「いい、やろう」

 

パソコンを起動させ聖遺物のロックを外しデータを改竄する。そのままカメラをoffにする

 

シン「これでいい」

 

『エボルト』『…』

 

シン「心配するなって」

 

『エボルト』『だがな』

 

シン「これ以上誰も悲しませたくない。その為には力が必要なんだ…皆を守る力が」

 

『エボルト』『「これ」をやれば確かに力を手に入れられる、だが…』

 

シン「今更体の負荷とか気にしてないし、痛みは慣れた」

 

『エボルト』『…何言っても無駄な様だなァ』

 

シンの体に赤いオーラがまとわりつく。聖遺物に手を翳し

 

『エボルト』『喰うぞ』

 

掌から渦が発生し聖遺物を飲み込む。膨大なエネルギーを取り込むその途端に全身に痛みが走る

 

シン「っ!?ぐっあぁぁぁ!!!」

 

目と口から血が溢れ出す

 

『エボルト』『耐えろ!打ち勝て!』

 

痛みが徐々に引いていく。荒れた息をゆっくりと整える

 

シン「はぁ、はぁ…」

 

『エボルト』『今日はここまでにしておけ』

 

シン「まだ、だ…」

 

別の聖遺物を掴もうとするシン、実体化し『エボルト』が止める

 

『エボルト』『やめろと言っているだろうが!』

 

シン「こう、してる間に…クリス達は…苦しんでるんだ…立ち止まってなんか…いられ、ないだろ」

 

『エボルト』『今ここでお前が死んだらそれこそ終わりだ!』

 

シン「それは…」

 

『エボルト』『今日は辞めとけ…また翼達が見つかれば止めに行かなきゃいけないんだ。フラフラで戦える訳ないだろうが』

 

シン「でも!」

 

『エボルト』の拳が腹に突き刺さる。弱ったシンは一瞬で意識を刈り取られてしまう

 

『エボルト』『全く…こいつは』

 

シンの中に戻り意識を奪い立ち上がる

 

『エボルト』『いつつ…こりゃかなり痛てぇな』

 

自室に戻りベッドに倒れ込む

 

『エボルト』『痛みは俺が引き受けてやるから寝てろ』

 

そう言い残し目を瞑る

 

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 

 




取り戻した切歌と調、そんなシン達に新たな刺客が現れる。シン達は救えるのか?

次回 69章 狂える道化

悲しみを乗り越え、希望を紡げ!!シン!!
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