戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「ついに全員を取り戻したシン達!だがこれは始まりに過ぎなかった。エボルトの力でシンの中の何かが暴れ出す」

シン「ねぇこれ大丈夫なのか?」

作者「原作で万丈がどうにか出来たんだし大丈夫だろ」

シン「万丈と俺は違うんだが!?ジーニアスもねぇじゃん!!」

作者「それはまぁ何とかなるんじゃない?」

シン「お前の書いた物語だろうが!!」

作者「お、なんかセイバー感あるセリフね」

シン「喧しい!」

作者「それでは73章をどうぞ!」


第72章 大丈夫

sideシン キラ カナード ローグ ヴェイア

 

忍 「…何をするつもりかわからんが出てきたらどうだ?エボルト」

 

エボルト『それはちょぉっと無理だなァ』

 

空中にエボルトの映像が映る

 

シン「エボルト…!!」

 

エボルト『いいねェその顔、やっと「らしく」なってきたじゃないか。まぁ今はお前と戦いはしねぇよ』

 

と言うエボルト、だが

 

エボルト『ま、「俺は」な?』

 

ブラックホールから無数のガーディアンが現れる

 

エボルト『精々死ぬンじゃねぇぞ?チャーオー』

 

映像が消える、それと同時に攻撃を始めるガーディアン。痛む体にムチを打って何とか変身するシン

 

キラ「大丈夫!?」

 

シン「なん…とか」

 

キラ「(思ってる以上に消耗してる…やっぱり1人で戦わせるんじゃなかった…!!)できるだけ戦闘は避けて。僕達で」

 

シン「それを言ったらアンタらだって連戦して疲れてんでしょ…自分の身ぐらい自分で守れますよ」

 

左腕のガントレットから短剣を抜く

 

忍 「ならば私の相手をしてもらおうか」

 

ニンニンコミックに変身した忍

 

シン「葛城忍…!」

 

キラ「シン!」

 

四コマ忍法刀と短剣がぶつかり火花を散らす、加勢しようと試みるキラだがガーディアンが邪魔をする

 

カナード「キラ!こいつらをさっさと倒して加勢するぞ!」

 

キラ「だね!」

 

忍と交戦するシン、先程の破壊衝動が収まらない

 

シン「壊す…全部…ぶっ壊してやる!!」

 

短剣を蛇腹剣にし振るう。分裂し伸びる刀身を分身を出現させ4本の四コマ忍法刀で弾かれる

 

シン「おぉぉぉお!!!」

 

左腕の装甲を変形させ荷電粒子砲にし発射する。分身2体が四コマ忍法刀をもう2人に投げ四コマ手裏剣をドライバーから出現させ持ち手の横から伸びた紐を引き回転させ砲撃を弾く

 

シン「邪魔を…するな!!!」

 

だが弾いていられたのは一瞬、四コマ手裏剣は直ぐに溶解し始め回転が止まり分身ごと焼き尽くす、だが忍にとってはそれで十分だ。砲撃の範囲から外れ左右から二刀流のニンニンコミックが襲いかかる。腕を元に戻し短剣とガントレットで剣を受ける

 

シン「そんなもんで…やれると思うなぁぁ!!」

 

地面を踏み込み割り破片を2体にぶつける

 

カナード「なんだ…シンの様子がおかしいぞ!?」

 

元々短気な所があるシン、だが輪をかけて激情している

 

ローグ「ここは私とヴェイアに任せて行け!」

 

カナード「任せた!行くぞキラ!」

 

キラ「う、うん!」

 

ガーディアンを薙ぎ倒しシンの元に向かう2人。シンは一体の足を掴みもう一体にぶつけ投げ飛ばす

 

シン「はぁ、はぁ!壊れろぉぉお!!」

 

キラ「シン!?」

 

カナード「どうした!?」

 

分身は地面にたたきつけられた分身は霧となって消える。その場所を何度も何度も踏み続けるシン

 

キラ「明らかにおかしいよ!」

 

カナード「やめろシン!」

 

シン「フゥーッ!フゥーッ!!」

 

2人の静止を振り切り忍本体に突っ込む

 

カナード「あれではまるで獣だ…」

 

キラ「…ッ!!」

 

走り出すキラ。忍とシンの間に割り込み

 

キラ「ダメだ!!」

 

シンを殴り飛ばす

 

カナード「キラ!?お前何を!?」

 

キラ「今戦わせたらシンはこの人を殺す!それは絶対ダメだ!!」

 

忍 「敵に背を見せるとはな」

 

キラの背後を取り斬り掛かる忍、がカナードが腕のアームで四コマ忍法刀を受け止める

 

カナード「貴様は俺が相手をする!!」

 

忍を引き剥がすカナード、シンは殴り飛ばされた場所で立ち上がる。するとあるものが目に入る

 

キラ「なっ!?パンドラボックス!?」

 

台座に置かれたパンドラボックス、シンはそれに触れると暴れていたガーディアンを壁の1部を変形させ押し潰す。だがそれだけで収まらずカナードの攻撃を躱していた忍にも襲いかかる

 

キラ「シン!!やめるんだ!!」

 

後ろから羽交い締めにするキラ、だがそれを振り払い再びパンドラボックスに手を触れ忍を壁が襲う

 

キラ「シン!!…こうなったら!!」

 

ドライバーのレバーを倒す。溢れ出す炎が右足に集中する

 

ストライクフィニッシュ!!!

 

キラの一撃がシンの意識を刈りとる。変身が解け倒れるシン

 

エボルト「おーおー…容赦ないねェ?」

 

キラ「っ!?エボルト!!」

 

ブラックホールから現れるエボルト

 

エボルト「そろそろ狩時かァ?」

 

キラ「やらせない!」

 

ナックルを外しエボルトを殴る、がビクともしない

 

エボルト「何かしたかァ?」

 

キラ「っ!だったら!!」

 

ナックルからドラゴンインパクトボトルを抜きシルバードラゴンボトルを挿す

 

キラ「これでっ!!」

 

イグナイトスターターに掌をぶつけ

 

キラ「どうだ!!」

 

ストライクナックル!!!

 

両腕をクロスさせガードするエボルト

 

キラ「やっぱりこのボトルなら通る!」

 

エボルト「調子に乗るなよ?人間風情が」

 

直ぐに蹴り飛ばされるキラ

 

キラ「カハッ…」

 

壁にぶつかり変身が解除される

 

カナード「キラ!」

 

キラの元に向かうカナード、だがエボルトの方が近い

 

エボルト「戦う気はなかったが…お前の価値はもうない。さっさと死ね」

 

滅弾をキラに放つ。身動きが取れないキラは目を瞑る

 

キラ「…あれ?」

 

だがいつまでたってもキラに滅弾が当たることは無かった。何故なら

 

ベルナージュ『こやつをやらせる訳には行かない』

 

エボルト「ベルナージュかァ?」

 

キラとエボルトの間にはベルナージュが腕を掲げたっていた

 

ベルナージュ『お前達、帰るぞ』

 

エボルト「オイオイ…釣れないこと言うなよ」

 

エボルトは再び滅弾を放つ、がもう既にそこにはベルナージュとキラはいなかった

 

ベルナージュ『土産としてこれは貰っていく』

 

シンとキラを担ぐカナードとローグ、ヴェイア。そしてパンドラボックスを持つベルナージュ

 

ベルナージュ『さらばだ』

 

腕輪が光りシン達を転移させる

 

忍 「追わないのか?」

 

エボルト「なァに構わないさ」

 

岩に腰がけあるものを取り出す

 

エボルト「どうせまだ終わってないんだからなァ」

 

 

 

 

 

side響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ

 

〜2日後〜

 

クリス「うっ…」

 

クリスが目を覚ますと見覚えのある天井だった

 

響 「クリスちゃん!!」

 

クリス「うるさい…バカ」

 

響 「良かった…良かったよぉ」

 

傍で泣き崩れる響、周りを見渡すと響同様泣いている翼達

 

翼 「私達も先程目が覚めたばかりだ」

 

クリス「あたしら…そうだ、スマッシュにされたんだった」

 

切歌「シン達が助けてくれたんデスよ!」

 

クリス「…そっか」

 

響に支え起き上がるクリス

 

クリス「シンは?」

 

響 「…それが」

 

マリアと奏の間からベッドに横たわるシンが見えた

 

クリス「シン!?どうなってんだよ!?」

 

 

 

 

sideキラ カナード ローグ ベルナージュ

 

カナード「どうだ、シンの様子は」

 

キラ「ダメだね、ベルナージュと湊ちゃんにお願いしたけど…」

 

ベルナージュ『体の傷というよりもっと内面的なものだろう。それまではどうにもできない』

 

キラ「そんな…」

 

カナード「…シンは一旦置いておこう。奴ならすぐ目を覚ますさ」

 

キラ「そう…だね」

 

カナード「問題はエボルトが動き始めたということだ」

 

ローグ「何をするにしろ止めなければならない」

 

キラ「ですね…でも僕たちの手持ちのボトルじゃ…エンプティボトルになってるし…」

 

ちらっとパンドラボックスを見る、そこに挿さっているのは全てエンプティボトルだ、現状使えるボトルは殆ど無い。戦力アップにはボトルは必要だろう

 

ベルナージュ『…』

 

ベルナージュがおもむろにパンドラボックスに手を翳す。体から光が溢れパンドラボックスに向かっていく。光がボトルに吸い込まれ全てのボトルがエンプティボトルからフルボトルへと変わる

 

ベルナージュ『っ…』

 

ふらつくベルナージュ

 

ベルナージュ『私が助けてやれる事ももう多くないだろう…後は貴様らに任せる…』

 

そう言って倒れるベルナージュ、近くにいたキラに受け止められる

 

湊 「う…」

 

キラ「湊ちゃん!」

 

湊 「キラ、さん」

 

キラ「大丈夫?」

 

意識が湊に戻ったようだ。キラに支えられながら立ち上がる

 

湊 「すみません…」

 

キラ「気にしないで、それに助けてもらったからね」

 

カナード「ああ、あのまま戦っていたらちらが不利になっていた」

 

湊 「それはベルナージュであって私では…」

 

キラ「そんなことないよ、ありがとう」

 

だが湊の表情は晴れない

 

キラ「さ、こっちは大丈夫だからお父さんのところ行ってあげて?」

 

湊 「…はい、響達の様子を見てから行ってきます」

 

そう言って部屋を後にする湊

 

キラ「…大丈夫かな」

 

カナード「手伝いたくても何も出来ない歯痒さ、か」

 

ローグ「その気持ちが分からない訳では無い…だが今は彼女の出番では無いと思ってもらうしかないな」

 

キラ「ですね…ところでヴェイアは?」

 

ローグ「牢に戻った」

 

キラ「…あれ?弦十郎さんに部屋を用意してもらったんじゃ…」

 

ローグ「ああ、だがあいつには合わなかったらしい。牢ぐらいの広さがちょうどいいと」

 

とヴェイアが言っていたが彼なりの気遣いなのだろう、仇がその辺に居ては気が気ではない者もいる。カナードを盗み見るキラ、カナードの表情は曇っている

 

 

 

sideヴェイア

 

ヴェイア「あぐっ!んぐっ!」

 

運ばれてきた料理を頬張るヴェイア、既に山のように積まれた皿

 

弦十郎「本当に上でなくていいのか?」

 

ヴェイア「何度も言わせんなオッサン、俺はここで十分なんだよ」

 

弦十郎「だがな…」

 

ヴェイア「それに言ったろ。俺はアイツらの味方になった訳じゃねぇ、アンタに雇われた傭兵…言わばアンタの私兵って所だ」

 

弦十郎「…」

 

ヴェイア「それに俺がいちゃやりずれぇだろ」

 

再び料理が盛られた皿をかきこむ。そこで会話が止まる

 

 

 

 

side湊

 

湊 「…はぁ」

 

とぼとぼと歩く湊、あれから1度響達の様子を見に行って外に出た。シンは相変わらず意識を取り戻していなかった

 

湊 「…私は役立たずだ」

 

そうこうしているうちに秀一の入院する病院にたどり着く。部屋に入ると背もたれに寄りかかり本を読む秀一が目に入る

 

湊 「お父さん」

 

秀一「やぁ、湊。今日も来てくれたのかい?」

 

湊 「はい」

 

秀一「友達と遊びに行ってくれていいのだよ?」

 

湊 「1番中のいい子達は今入院してるので」

 

秀一「奏者の子達もか」

 

湊 「はい…」

 

意気消沈の湊を見て秀一が

 

秀一「何かあったかい?」

 

湊 「え…いえ、なんでもないですよ」

 

秀一「彼女達にはいいずらいことなのどろう?ならここで吐き出してみるといい」

 

一瞬迷う湊、だがポツポツと言葉を発していく

 

秀一「つまり、何も出来ない自分が嫌と言うことかな?」

 

湊 「…そんな感じですね」

 

秀一「…私は湊が何も出来ていないなんて思わないがね」

 

湊 「え?」

 

秀一「確かに、シン達を助けたのはベルナージュかもしれない。だがベルナージュも君がいなければ何も出来ない、私だってそうだよ。湊が居なければ私はここには居ないからね…シンから聞いたよ」

 

湊 「お父さん…」

 

秀一「シンもそうだと思っているはずだ」

 

湊 「…ありがとうございます。お父さん」

 

エボルト「話は纏まったかァ?」

 

突如湊を襲う衝撃、意識を失う

 

秀一「湊!何故ここに…!!」

 

エボルト「久しぶりィ…ギルバート」

 

意識を失った湊を担ぐエボルト

 

秀一「湊を返せ!!」

 

立ち上がろうとするがベッドから転げ落ちてしまう

 

エボルト「オイオイ…あんまり無理しない方がいいんじゃないかァ?まぁ起き上がれたとしてもお前じゃ何も出来ないが」

 

ブラックホールを出現させその中に進む

 

エボルト「チャーオー」

 

2人を飲み込みブラックホールは消える。少しして扉が開き

 

看護婦「どうしました!?」

 

秀一「くそっ湊!!」

 

 

 

 

side キラ カナード ローグ

 

弦十郎「なにぃ!?湊君がエボルトに攫われただと!?」

 

緒川『はい、秀一氏の目の前で攫われたそうです』

 

キラ「…僕のせいだ、このままここに居させれば!!」

 

カナード「お前だけの責任ではない」

 

キラ「でも!!」

 

カナード「今自分を責めても意味は無いだろう。さっさとあいつから取り戻すぞ」

 

ローグ「だが奴らの潜伏先は分からんぞ」

 

弦十郎「目下捜索中だ、少し我慢してくれ。友里!藤尭!」

 

藤尭「もうやってますよ!」

 

友里「怪しいポイントの監視カメラ確認中!」

 

忙しなく動く面々

 

キラ「…僕らも探そう」

 

カナード「ああ」

 

ローグ「私達は覇道重工の関連施設の場所を当たろう。1番確率は高いはずだ。風鳴弦十郎、ヴェイアはもしもの為にここに残す。何かあれば奴を出してくれ」

 

弦十郎「わかった!」

 

響 「湊ちゃんがいなくなったって本当ですか!?」

 

司令室の扉が開き響達がなだれ込んでくる

 

切歌「あたし達も手伝うデスよ!」

 

ローグ「ダメだ、まだ完治していないだろう。特に最後に助けられた3人」

 

翼 「だが!」

 

キラ「助けたい気持ちは僕らも一緒、でもそれで他の人に何かあったら湊ちゃんが悲しむでしょ」

 

クリス「…なんも出来ねぇのかよ」

 

カナード「俺達の手に負いきれなければお前らにも出てもらう。それまでは体を休めておけ」

 

そう言い残し3人は本部を出ていく

 

響 「…皆、部屋に戻ろう」

 

調 「響さん!?」

 

いつもは無理を押し通そうとする響がまさかの答えを出す

 

響 「カナードさん言ったよね。俺達の手に負いきれなければ私達にも出てもらうって。ならそうなっても大丈夫なように少しでも体を万全近付けておかなきゃ」

 

奏 「…響の言う通りだな、行くぞ。あたし達はあたし達のやるべき事をやる為にな」

 

 

 

 

sideキラ

 

キラ「湊ちゃん…!どこ!」

 

サイドバッシャーに乗り街を激走するキラ。ローグから渡されたポイントを虱潰し二当たっているがヒットしない

 

カナード『こっちはダメだ!次に行く!』

 

ローグ『同じくだ!』

 

キラ「くそっ」

 

加速しようとした時無線ではなく携帯が震える、電話に出ると

 

エボルト『よォキラ』

 

キラ「エボルト!!湊ちゃんを返せ!!」

 

エボルト『だったらこっちの指定する場所に一人で来るんだな』

 

キラ「…どこ」

 

エボルト『カ・ディンギル跡地…と言ったらわかるか?』

 

キラ「…わかった」

 

通話を切ると全員に無線を繋ぎ

 

キラ「エボルトから連絡がありました!湊ちゃんはカ・ディンギル跡地に居ます!僕が行きます!」

 

カナード『俺も向かう!』

 

キラ「ダメだ!エボルトが1人で来いと言っていた!僕だけで行きます!」

 

カナード『1人でどうこうできるものでは無いだろう!』

 

キラ「相手はエボルトだよ?何をするか分からない。もしもの時は頼んだよ」

 

無線を切り跡地に向かう。爆走し現場に到着するキラ、そこには倉庫が出来ていた。怪しむキラだが中に入る

 

キラ「ここは…」

 

忍 「ファウストの研究施設のひとつだ」

 

影から現れる忍

 

キラ「湊ちゃんは!」

 

忍 「彼女ならここだ、さぁ行け」

 

フラフラとキラの方に歩く湊

 

キラ「湊ちゃん!」

 

近付こうとするキラ、だが湊の目を見た瞬間動きが止まる

 

キラ「湊ちゃん…いや、ベルナージュさん?」

 

瞳の色がベルナージュのものに変わっていた、そしてポケットからあるものを取り出す

 

キラ「ロストボトル!?」

 

忍 「彼女には最後のピースになって貰った」

 

キラ「あなたは…何故こんなことを平然と出来る!?化学はそんな事に使うものじゃないでしょ!?」

 

忍 「化学に犠牲は付き物と言うだろう?」

 

キラ「巫山戯るな!!」

 

忍 「巫山戯てなど居ない。本気だよ私は」

 

キラ「湊ちゃん!」

 

忍 「さあ、ベルナージュ目の前の敵を倒せ。そいつは君の星を滅ぼしたんだからな」

 

ベルナージュ『うわぁぁぁあ!!!』

 

キラ「くっ!?」

 

ロストボトルを自身に挿す。黒い霧が体をつつみスマッシュへと姿を変える

 

キラ「ベルナージュさん!」

 

ベルナージュ『私の…私の星を返せぇぇえ!!』

 

両腕の攻撃ディスクユニットから円盤光刃を放つ

 

キラ「ぐっ!?」

 

光刃を避けスクラッシュドライバーを装着しドラゴンゼリーとストライクナックルを叩き込む

 

ドラゴンゼリー!!

 

ボトルドーン!!!

 

クローズストライク!!!

 

Are you ready?

 

キラ「変身!」

 

BreakupSoulburning!!!

 

Getset CROSS-Z STRIKE!!!

 

ドララララララァ!!!

 

光刃をナックル出弾くキラ、次々と襲いかかる光刃に防戦一方

 

キラ「ベルナージュさん!正気を取り戻して!!」

 

忍 「無駄だ、彼女には高濃度のネビュラガスを注入した。いくら彼女が火星の王女だとしても自我をまともには保てないだろう」

 

キラ「なんて事を!?」

 

忍 「言ったろう?化学に犠牲は付き物だ、と」

 

キラ「そんなの化学じゃない!!化学は人を幸せにするものだ!!」

 

忍 「なら君は幸せだと?遺伝子を弄り回されそれを望んでもいなかったのに?」

 

キラ「それ…は」

 

弾く腕が止まり光刃が直撃する

 

キラ「ぐあっ」

 

忍 「私もそろそろ動かせてもらおう」

 

ビルドドライバーを付けボトルを挿す

 

ラビット!!

 

タンク!!

 

Are you ready?

 

忍 「変身」

 

ラビットタンク!!

 

変身した忍が追撃をかける。膝を着いたキラに飛び蹴りを入れる。腕でガードするが右足のローラーが回転し腕を弾きあげ

 

忍 「ふっ!」

 

左足が突き刺さる。スプリングの勢いで吹き飛ぶキラ

 

忍 「そんなものか?拍子抜けだな」

 

壁に手を付き立ち上がるキラ

 

忍 「無様だな。それが完璧なコーディネーターか?」

 

キラ「うるさい…」

 

忍 「私が作った最高のコーディネーターはそんなのでは無いはずだ」

 

キラ「うるさい!!」

 

忍とCDロストスマッシュが同時にキラに飛びかかる。腕の円盤が振動し接触部分から衝撃を発生させ装甲の上から身体にダメージを与える。続いて忍が連続パンチでボディを殴る

 

キラ「ゲホッ!」

 

忍 「これでチェックメイトだ」

 

ドライバーのレバーを回す忍。防御体制すら取れないキラに

 

レディーゴー!!

 

ボルテックフィニッシュ!!

 

左足で踏み切り回し蹴りをキラに叩き込む。右足に貯めたエネルギーが爆発し吹き飛び変身が解ける

 

忍 「情けない…動揺したか?つまらないな。所詮貴様のやっていた事はヒーローごっこにしか過ぎないということだ。犠牲を出さない等出来るわけが無い、その結果がこれだ!」

 

キラ「…ちくしょう…!!」

 

うつ伏せで地面を殴るキラ、その眼には涙が零れ

 

シン「何泣いてるんですか」

 

はっと声の方を見るとそこには

 

キラ「シン…?」

 

 

 

sideシン

 

シン「ん…ここは…」

 

クリス「シン!」

 

目を覚ましたシン、周りには響達がシンのベットを囲むように並んでいた

 

シン「そうだ…皆、大丈夫か?」

 

マリア「人の心配より自分の心配をしなさいよ…私達は大丈夫。貴方が皆を助けてくれたから」

 

シン「そっか…今度は皆助けられたんだな…」

 

安心しきった顔をするシン、すると

 

クリス「このバカ!」

 

シン「ブベラッ!?」

 

頬を叩かれるシン

 

クリス「無茶しやがって!」

 

シン「…だな、流石に無茶し過ぎた。ごめん」

 

珍しく素直に謝るシン、だが

 

クリス「ダメだ、許さねぇ」

 

マリア「ええ」

 

シン「いった!?」

 

ゴスっと拳を落とすマリア

 

翼 「君はまた無茶をする」

 

シン「うっ!」

 

顎に綺麗な手刀を叩き込む

 

響 「本当ですよ!」

 

シン「いづぁ!?」

 

捻りを加えた拳を腹に入れる響

 

調 「私達は仲間でしょ?」

 

切歌「今度からは1人で抱えるんじゃなくて皆に相談するデスよ!」

 

シン「うっ…」

 

セレナ「そうですね」

 

奏 「まぁ言っても聞かないからねこいつは」

 

シン「アダダダダ!?」

 

顬をグリグリされ悶えるシン

 

響 「後は湊ちゃんが揃えば…」

 

シン「?湊がどうかしたのか?」

 

クリス「…攫われたんだよエボルトに」

 

シン「なんだと!?」

 

飛び起き服を取る

 

マリア「待ちなさい!どこ行く気!?」

 

シン「湊の所!」

 

マリア「場所が分からないでしょ!」

 

シン「エボルトの気配を追えばいい!」

 

弦十郎「湊君は今キラ君が助けに行っている!大人しくしていろ!」

 

扉が開き入ってくる弦十郎

 

シン「俺の妹なんです!」

 

弦十郎「わかっている!だが病み上がりよ君を出す訳には行かん!」

 

シン「…なら治せばいいんですよね?」

 

弦十郎「なに?」

 

目を閉じ自分の中に意識を集中する。体から赤いオーラが溢れ出し全身を覆う、すると傷口がどんどんと治っていく

 

弦十郎「なんだ…これは!」

 

シン「これで完治しました!退いて下さい!」

 

弦十郎「…ダメだ!報告だと1人で来いと!」

 

シン「大丈夫、あいつは居ない。それにきっと俺が行っても何も起きない」

 

弦十郎「なぜそう言える!」

 

シン「エボルトが居ないからです。言うことを聞かせたいならあいつが居なきゃ信憑性に欠ける」

 

弦十郎「だが万が一があれば!」

 

シン「その時は俺がどうにかします」

 

いつの間にか弦十郎の後ろに立っていたシン

 

シン「だから行ってきます」

 

そう言ってその場を去るシン。キラのGPSの反応を追いバイクを走らせる。工場に辿り着くと既に戦闘が始まっていて忍の一撃で変身が解け倒れるキラを見つけ

 

シン「何泣いてるんですか」

 

キラ「シン…?」

 

 

 

sideシン キラ

 

キラ「なんで…」

 

シン「なんでもクソもないでしょ、湊は俺の妹なんだから兄貴の俺が助けないでどうすんですか。それに」

 

キラに手を出し

 

シン「アンタが作った仮面ライダーはヒーローごっこなんかじゃない。俺達でそれをあの御託並べるだけのインテリクソ親父に見せつけてやりましょう」

 

キラはその手を取り立ち上がり

 

キラ「…言っとくけど泣いてないから」

 

シン「そういう事にしといてやりますよ」

 

ビルドドライバーとスクラッシュドライバーを装着し

 

マックス!!ハザードオン!!

 

ラビットタンクスパークリング!!

 

ビルドアップ!!

 

ガタガタゴットン!!ズッタンズタン!!!ガタガタゴットン!!!!ズッタンズタン!!!!!

 

ドラゴンゼリー!!

 

ボトルドーン!!!

 

クローズストライク!!!

 

Are you ready?

 

シン キラ 「変身!」

 

紡ぎ重なる心!!!!

 

ビルドクロスハート!!!!

 

スゲーイ!!!!

 

ツエーイ!!!!

 

ハエーイ!!!!

 

BreakupSoulburning!!!

 

Getset CROSS-Z STRIKE!!!

 

ドララララララァ!!!

 

ハザードライドビルダーとケミカライドビルダーからハザードフォームとクローズチャージの素体が現れる。アームとヴァリアブルゼリーがクロスハートフォームとクローズストライクへと形成する

 

BGM zips

 

シン「で?あのスマッシュが湊なんですね?」

 

キラ「うん」

 

シン「…ぶっちゃけ俺は今不安定です。湊はキラさんに任せていいですか?」

 

キラ「わかった」

 

シン「これ預けときますね…行きます!」

 

キラにゴールドラビットボトルを渡しシンは忍へ、キラはCDロストスマッシュに向かって走り出す。フルボトルバスターを振り下ろすシン

 

シン「よくも人の妹に手を出してくれたな!ロリコン野郎!」

 

忍 「心外だな、私ではなくエボルトが…」

 

フルボトルバスターを避ける忍、だが

 

シン「知った事か!!ロリコン野郎!」

 

忍 「待て、君は私がそう見えるのか」

 

ブンブンと振るわれるフルボトルバスターを紙一重で避ける忍

 

シン「当たり前だろうが…クリス達に何したか忘れたとは言わせねぇぞ」

 

シンの怒りが再び破壊衝動を引き起こす。灰色のオーラがフルボトルバスターにまとわりつき忍に振り下ろされる

 

シン「アンタをぶっ潰す!!」

 

キラ「シン…!」

 

光刃を避け接近したキラはシンに異変が起きている事を認識していた

 

キラ「どうすれば…っ!」

 

攻撃範囲まで近付き拳を叩き込む。キラの一撃でふらつくCDロストスマッシュ、それを見逃すはずもなくツインブレイカーを出し連続で攻撃する。だがロストスマッシュもやられ続けるはずもない、腕を振り光刃を放ち密着状態のキラを引き剥がす

 

キラ「くっ!」

 

光刃をツインブレイカーで撃ち落とす

 

キラ「(どうすれば…!そうか!)」

 

ツインブレイカーにゴールドラビットとシルバードラゴンのボトルを挿す

 

CDロストスマッシュがキラに飛びかかる。それをキラは右腕(・・)で受け止める

 

キラ「ぐっうぅ!」

 

攻撃を受けたままシンの方に視線を向ける。シンはフルボトルバスターを片手にジャンプし忍に向かっている。それを見たキラは

 

キラ「ここだぁぁ!!」

 

そしてドライバーのレバーを左腕で倒し握ったツインブレイカーのトリガーを引く

 

ストライクフィニッシュ!!!

 

ツインブレイク!!

 

ツインブレイカーのパイルに金と銀のエネルギーが集まりそれをCDロストスマッシュに叩き込む。そのパワーで吹き飛ばされたCCDロストスマッシュはシンに激突し地面に落ち土煙を上げる

 

忍 「同士討ちか?」

 

キラ「そんな訳ないでしょう」

 

はっと落ちた場所を見ると青い炎が燃え上がり中心にシンが立っていた

 

シン「…熱…あつつ!あっつ!あっついんですけど!あっついんですけど!?」

 

忍 「何っ!?何をした!?」

 

キラ「何?そんなの簡単ですよ。シンの中のエボルトの細胞をベルナージュの力で中和させた(・・・・・)んですよ」

 

忍 「そんな事が…」

 

キラ「この2つのボトルの力で湊ちゃんの体とロストスマッシュを切り離して残ったスマッシュの体の中のベルナージュの力をシンにぶつけた」

 

そして油断した忍に

 

キラ「シン!」

 

シン「はい!」

 

ラビット!!!!!

 

タンク!!!!!

 

スパークリング!!!!!

 

ハザード!!!!!

 

クロス ハート!!!!!

 

レディーゴー!!!!!

 

クロス ハートフィニッシュ!!!!!

 

ストライクフィニッシュ!!!

 

2人のダブルライダーキックをぶつける。膨大な2人のエネルギーが忍を吹き飛ばす。地面を削りながら何とか止まる忍

 

忍 「これが…ハザードレベル7の力か…!」

 

キラ「これが僕達の本当の力だ!」

 

シン「あんたが言うヒーローごっこはこれだけの力がある!!」

 

忍 「(これならば…あるいは)君達の力も測れた。ここで退散させてもらおう」

 

ラビットボトルを抜きフェニックスボトルを挿しレバーを回す。全身が炎に包まれ翼を生やし天井を突き抜け飛んでいく

 

シン「待て!」

 

キラ「追わなくていいよ!それより今は湊ちゃんだ!」

 

変身を解き湊を抱えるシン

 

シン「湊!」

 

湊 「兄さん…?」

 

シン「良かった…」

 

ほっとするシン、その横でキラも一息つく。湊はキラの方に顔を向けポケットから何かを出す

 

湊 「これ、を…」

 

キラ「これは?」

 

湊 「よく覚えてないんですが…誰かがキラさんに渡せと…」

 

シン「とりあえず、戻ろうみんなの所に」

 

 

 

 

to be continued




取り戻した仲間、つかの間の平穏が戻るシン達。それは嵐の前の静けさか…

次回 第73章 誰よりも熱く、誰よりも強く

その身が朽ちるまで戦うのか?シン!!
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