戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「前回のお話。エボルトが完全聖遺物の「アダマスの鎌」を使いシン達と対峙する。対するシンはP.B.W.S.を起動させる」

エボルト「見てくれよこの鎌。雑草も一瞬で刈り取れるぜ」

作者「使い方!それすごいものなんだけど!?」

エボルト「こう、1振りするだけでズババっと!」

作者「草刈り鎌じゃねぇんだよ!!」

エボルト「流石神が作った鎌だ!そんじょそこらのものとは出来が違う」

作者「その辺の鎌と切れ味同じだったら困るよね?」

切歌「鎌と言えばあたしデス!」

作者「イガリマとは関係ないんだよね」

切歌「デデ!?」

作者「新たな力を手にしたシンの戦いが始まる第75章をどうぞ!」


第74章 この身朽ち果てても

sideシン

 

シン「はぁぁぁ!!!」

 

エクスカリバーを握る右腕と連動し背後に浮かぶユニットから伸びた巨大な右腕が握る巨大ブレードが振り下ろされる。鎌の柄で受け止めるエボルトだが

 

シン「そんなもんで!!」

 

エボルトの足が地面にめり込み押し剣の質量に潰されていく

 

エボルト「なんだこれはァ!?」

 

片膝を着いて耐えるエボルト

 

シン「おおぉ!!」

 

そんなエボルトにフルボトルバスターを掴んでいる左腕に繋がっている左装甲の拳がエボルトを殴り飛ばす

 

エボルト「ごォッ…!?」

 

エボルトは壁に激突しめり込む。その体には衝撃が走る

 

エボルト「(痛み…だと!?そんなはずはない!!)」

 

シン「戸惑ってるみたいだな」

 

いつの間にか目の前にシンが居た。気がついた時には既に剣が振り下ろされていた。建物事斬られるエボルト

 

エボルト「なんだ…それは…!!」

 

鎌を杖代わりに立ち上がる

 

シン「教えない。ここでアンタを倒す!!」

 

エボルト「舐めるなァ!!」

 

ブラックホールに飛び込みシンの背後を取る。鎌を振り下ろすエボルト、がすぐさま振り向き左腕の装甲が鎌の刃を受け止める

 

エボルト「完全聖遺物を受け止めただと!?」

 

シン「完全聖遺物、まぁそれだけ聞けばその鎌に対抗出来るものなんてそんな無いだろうさ。だけどそれは」

 

受け止めたまま右アームの保持する剣で

 

シン「この地球内での話だろ?(・・・・・・・・・・・)この力はパンドラボックスの力だ(・・・・・・・・・・・)!」

 

エボルトを斬る。空中から地面に落ちるエボルト

 

エボルト「はぁ、はぁ…何故だ…何故人間風情に…!?」

 

シン「アンタはそうやって人間を見下すから足元をすくわれるんだ」

 

エボルト「このままでは済まさんぞ…!!」

 

ブラックホールに逃げ込もうとするエボルト

 

シン「逃がすか!」

 

剣を離し剣を持っていた腕が伸びエボルトを捕まえる

 

エボルト「なっ!?ブラックホールに干渉したっ!?」

 

シン「忘れてないか?俺はアンタの力の1部を持ってるんだぞ?これぐらいなら俺にだって出来る!」

 

ブラックホールの中から引き摺りだし

 

シン「落ちろ!」

 

地面に振り落とす、そして剣を腕をのばし掴んで逆手に持ってエボルトの頭上から飛来する。地面に向かって落ちるシン、土煙を上げる

 

キラ「やった…?」

 

煙が晴れるとそこにはエボルトはいなかった

 

シン「ギリギリでブラックホールを発生させて逃げたな」

 

ザンッと音を立て剣を抜き放つシン

 

シン「でも…届いた」

 

剣を空に掲げ見上げる

 

シン「この力ならエボルトを倒せる…」

 

 

 

sideヴェイア

 

ヴェイア「あのエボルトを…あそこまで追い込みやがった」

 

忍 「(あの力…あれならばもしや…)よそ見をしている場合か?」

 

ヴェイアの背後から現れ背中を斬るヴェイア

 

ヴェイア「テメェッ…!」

 

後ろに向けスチームブレードを振るうが避けられてしまう。そして正面にはガトリングを構えたガーディアンの装備を持つ2人のソキウス。ガトリングから吐き出される無数の弾丸、だがマッドローグの装甲はこの程度では貫けない

 

ヴェイア「ンな豆鉄砲で殺れると思ってんのかァ!」

 

忍 「思うはずがないだろう?」

 

分身した忍が4方向からヴェイアを斬る。衝撃でギアエンジンとギアリモコンのボトルを落としてしまう、忍の分身がそれを拾い上げ

 

忍 「目的のひとつはこれで達せられた」

 

ガーディアンの装甲を外したソキウス達にボトルを投げる。2人はそれを受け取りネビュラスチームガンから霧を発生させ忍と共に撤退する

 

ヴェイア「待ちやがれ!!」

 

スチームブレードを投げるが霧を通過するだけ

 

ヴェイア「…クソが!!」

 

 

 

sideエボルト 忍

 

エボルト「なんだ…あれはァ!!!」

 

近くに落ちていた箱を蹴り飛ばすエボルト。粉々になる箱

 

忍 「落ち着け」

 

エボルト「これが落ち着いてられるかァ!!」

 

忍はエボルトが投げた箱を避ける

 

エボルト「このままでは許さないぞ…!!こうなれば響達を殺して怒り狂ってるところを吸収してやる…!!」

 

忍 「慌てるな、まずはロストボトルを取り返す。それからでも遅くはない」

 

エボルト「…あァ、そうだな。じゃあ頼むぜ?先生」

 

忍 「わかっている、その為にこのソキウスを作ったのだからな」

 

 

 

 

sideシン キラ カナード

 

事後処理を終え本部に戻ったシン達

 

シン「あの力ならエボルトに攻撃が通る」

 

キラ「パンドラボックスの力は凄まじい、って事にもなるけどね…」

 

シン「この戦いが終わったら封印措置してもらいましょう」

 

キラ「だねぇ」

 

カナード「…おい」

 

シン「ん?どうした?」

 

カナード「…ヴェイアの…いや、ソキウスのことだ」

 

シン「…」

 

カナード「あいつらは…」

 

キラ「…ソキウス…いや、本物のヴェイアから作られたクローン。そして本人がもう居ないから最後の個体だって言ってた」

 

カナード「また…か」

 

シン「カナード…」

 

カナード「…頭ではわかっているんだ。今は少しでも戦力が欲しい、ならヴェイアも使わねばないと。だが俺の魂が許せないんだ」

 

シン「…なら1度腹を割って話してみたら?」

 

キラ「シン…」

 

シン「確かに今は許せないかもしれない、でもそれでも何もせずじっとして許せませんって言うぐらいなら本音をぶつけてみたら少しは違うんじゃないか?」

 

カナード「…やってみる、済まないな」

 

そう言い残しヴェイアの独房の方へと歩みを進めるカナード

 

 

 

sideシン キラ 響 翼 クリス 奏 マリア 切歌 調 セレナ 未来 湊

 

シン「戻りました」

 

キラ「やっぱ僕の発明は最っ高でしょ!」

 

司令室に入るシンとキラ

 

響 「おかえりなさい!」

 

未来「あれ?カナードさんは?」

 

シン「あー野暮用だよ、てかお前らもう動いていいのかよ?」

 

司令室には既に私服に着替えた翼達が居た

 

翼 「まだ戦闘は難しいがこうして起きているぐらいなら問題ない」

 

響 「それよりシンさんが使ったあの大きな腕と剣はなんだったんですか?」

 

シン「あれはキラさんから聞いた方が早い。俺も説明受けたけどイマイチわかってないし」

 

クリス「そんなもん使ったのかよ…」

 

シン「仕方ないだろ。エボルトに対抗出来るものならなんだって使うよ」

 

キラ「そんなもん…んん!では説明してあげようかな」

 

パソコンにUSBを挿し画面に設計図を写す

 

キラ「シンがさっき使ったのはパンドラボックスのパネルから作ったボトル「パンドラボトル」だよ」

 

調 「あのパネルが?」

 

キラ「パンドラパネルを調べたら形を変える性質を持ってる事に気づいたんだ、ほらパンドラタワーって元はパンドラボックスから出来たでしょ?あれはパンドラボックスのパネルが変化して出来たものなんだ」

 

パンドラタワーの成分分析表とパンドラパネルを比例させる

 

キラ「で、パンドラタワーで戦った時何度か思ったんだよね。僕達かなりの戦闘したのに壁が全然壊れないなぁって、それで調べたらパンドラパネルには自己修復、というより形状記憶合金に近いものが使われてたんだ」

 

切歌「ケージョーキオクゴーキン…ってなんデス?」

 

シン「ある温度以下で変形しても、その温度以上に加熱すると、元の形状に回復する性質を持った合金で、この性質を形状記憶効果…まぁ簡単に言うとどれだけ形を変えても元に戻る物って事」

 

切歌「ほほー!」

 

キラ「でそれを武装転用したのがP.B.W.S.「Pandora.Bottle.Weapon.System.」となるわけさ!まずパンドラパネルに予め決めておいた形に変形させそれを記憶させる。次にそのシステムを使う為に使ったのが僕やカナちゃんが変身に使う聖遺物のボトル「ロストロギアボトル」とハザードレベル7以上の証たる色が変化したボトル」

 

シン「そういやパンドラボトルは必要なの分かりますけどなんで繋ぎにこのふたつが必要なんですか?」

 

キラ「これを武装として使うためには莫大なエネルギーが必要なんだ。それを聖遺物から引っ張って来るんだけど…」

 

湊 「けど…何かあるんですか?」

 

キラ「直結させようとしたら上手くいかなくて…多分地球のものと別の星の物との相性が悪いんだと思う。それを僕達が、地球の人とネビュラガスと言う別の星の物が掛け合わされている僕達が繋ぐことで使えるように出来たんだ」

 

調 「別々のものを紡ぐ力だね」

 

切歌「まるで響さんみたいデース!」

 

響 「な、なんか照れるなぁ」

 

キラ「話を戻すよー」

 

んんっと咳払いをし

 

キラ「でこの力は今までの武装とは大きく違う。どちらかの力ではなくて両方の力として使うこれはエボルトの強固な装甲も貫抜ける」

 

シンがP.B.W.S.を起動しエボルトを斬るシーンが映る。映像ではエボルトがダメージをおったように見える

 

クリス「食らった!」

 

シン「手応えはあった。これなら行けると思う(それに…あの力は最後の切り札だ。そう簡単には使えない)」

 

キラ「次は僕やカナちゃんも一緒に戦うからこれ以上の戦果を望めると思う」

 

未来「でもなんであんな大きいんですか?」

 

キラ「どうやって落とし込んでも身の丈クラスが限界なんだよね…まぁ僕とカナちゃんのやつとはまた大きさは違うからなんとも言えないけど」

 

翼 「?形が違うのか?」

 

キラ「うん、一応僕らで役割というか得意分野というか」

 

マリア「コンセプトがある、ということかしら?」

 

キラ「そうですね、例えばシンのP.B.W.S.は「対応力」あらゆる場面でも安定して戦えるようにした物」

 

シン「対応力…まぁ腕は伸びたし防御性も悪くわないけど…対応力…?」

 

キラ「僕のP.B.W.S.はそうだね…「攻撃力増加」って所かな」

 

セレナ「おー」

 

キラ「んでカナちゃんのは「突破力」かな」

 

奏 「突破力?」

 

キラ「そ、どんな時でも活路を見出す一撃をってね。それにこれだけじゃないよ。切り札はね」

 

 

 

 

sideカナード ヴェイア

 

カナードはヴェイアの牢の前に立っていた

 

ヴェイア「…俺に何の用だ?」

 

カナード「来い」

 

ガシャンと音を立てて扉を開けるカナード

 

ヴェイア「…なんのつもりだ」

 

カナード「いいから来いと言っている」

 

胸ぐらをつかんで引き摺り出す

 

ヴェイア「お、おい!」

 

連れてこられたのはトレーニングルーム

 

カナード「変身しろ」

 

ヴェイア「はぁ?」

 

カナード「いいからさっさとしろ」

 

スクラッシュドライバーを装着、ロボットゼリーを叩き込む

 

ロボットゼリー!!

 

グリスハイペリオンナックルにアブソーブロボットフルボトルを挿してドライバーに叩きつける

 

ボトルドーン!!!

 

グリスハイペリオン!!!

 

Are you ready?

 

カナード「変身」

 

Breakup Soulburning!!!

 

Getset GREASE HYPERION!!!

 

カナード「早く変身しろ、でなければ死ぬぞ!」

 

フォルファントリーを発射するカナード。地面を転がって避けるヴェイア

 

ヴェイア「ちっ!」

 

エボルドライバーを巻きボトルを挿す

 

コウモリ!!

 

発動機!!

 

エボルマッチ!!

 

Are you ready?

 

ヴェイア「変身!」

 

バットエンジン!!

 

スチームブレードとネビュラスチームガンを構えるヴェイア、だが直ぐにだらりと腕を下げてしまう

 

カナード「なんのつもりだ?」

 

ヴェイア「…やりたきゃやれよ」

 

やる気のない態度のヴェイアに怒りを露わにするカナード

 

カナード「なんのつもりだ…!!」

 

ヴェイア「…」

 

カナード「この…!!」

 

全力でぶん殴る。ヴェイアは地面に倒れる

 

カナード「戦え!!」

 

ヴェイア「…」

 

カナード「貴様…!!」

 

胸ぐらを掴んで持ち上げ

 

カナード「俺は貴様を認めない!!認められるか!!お前はあいつらを…あいつらを殺した!!」

 

ヴェイア「…あぁ、俺が殺した」

 

カナード「っ!!」

 

投げ飛ばす。壁に激突しガラガラと音を立てて崩れる

 

カナード「俺はお前を許せない…!!」

 

ヴェイア「だったらさっさと殺れよ!!何手間どってんだ!?あぁ!?」

 

カナード「今すぐにでも貴様を殺してやりたい!!…だがな、今のお前はなんだ?」

 

ヴェイア「あぁ?」

 

カナード「その腑抜けた態度はなんだと言っている」

 

ヴェイア「うるせぇ…」

 

カナード「…新しいソキウスの話は聞いた」

 

ヴェイア「っ…」

 

カナード「貴様が今何を考えているかは知らん、だがな」

 

座り込むヴェイアと視線を同じにし

 

カナード「お前が奪ってきた命は帰らない、壊したものも失くしたものも」

 

ヴェイア「そんなこと…わかってんだよ!!!」

 

カナードを蹴り飛ばし勢いよく立つヴェイア

 

ヴェイア「こんな俺が何かを守ったりできるはずがねぇ!!奪うことしか出来ねぇこの手で!!…でも…でもよ…」

 

カナード「…」

 

ヴェイア「あいつらを見た瞬間思っちまったんだよ…助けてぇって…」

 

カナード「同情か」

 

ヴェイア「わかんねぇよ…でもよ…」

 

カナード「…」

 

ヴェイア「俺はあいつらを助けてやりてぇ…!こんなふうに思ったのは初めてなんだよ…!」

 

カナード「助けたい、か」

 

ヴェイア「俺は…俺は…!!」

 

カナード「で?助けられたとしてあいつらをどうしたい」

 

ヴェイア「…この世界をもっと見せてやりてぇ…俺らなんてちっぽけだけどよ、何かあいつらにしたいことを見つけてやりてぇ!!」

 

ヴェイアは変身を解き膝をつき頭を地面に擦り付ける

 

ヴェイア「恥を承知で頼む!!あいつらを助けてぇ!!お前らに頼むのはお門違いなのは分かってる!!断られても仕方ないことを俺はした!!でも…それでも俺はあいつらを助けてぇ!!俺の事はどうしてくれても構わねぇ!!八つ裂きにしたって!首を晒してくれても構わない!!殺されたって構わねぇ!!だがら…お願いします…!!あいつらを助けてください!!俺に…力を貸してくれ!!」

 

カナード「…」

 

カナードも変身を解きヴェイアに近付く、そして

 

カナード「ダメだ」

 

ヴェイア「…そう、だよな。お前の仲間を殺して助けてくれ、なんて」

 

カナード「死んでもいい等と言うな!!」

 

カナードの声が部屋に木霊する

 

ヴェイア「…え?」

 

カナード「あいつらを助けられれば死んでもいいだと?巫山戯るな!!あいつらを助けたいのはお前なんだろう!?ならそのお前が死んでどうする!!」

 

胸倉を掴んで顔がくっつきそうなほどの距離に近づけ

 

カナード「あいつらを助けたいならお前が助けろ!!俺たちは絶対に力を貸す!!」

 

ヴェイア「っ!?」

 

カナード「自分がどうなっても助けたい…その気持ちは俺にだって分かる。だが俺はお前を許せない…だから生きろ。生き続けて足掻いてそして死ね。それがお前が俺にできる最大の罪滅ぼしだ」

 

ヴェイア「生きて…」

 

カナード「そうだ、死は償いなんかじゃない、生きて戦え」

 

ヴェイア「…わかった」

 

カナード「ああ、それと」

 

ヴェイア「あ?」

 

思い切りヴェイアの顔面を殴る

 

カナード「…これでひとまず怒りを抑えてやる」

 

ヴェイア「あ…あぁ」

 

カナード「あとその事をシン達に自分で伝えろ」

 

 

 

 

sideシン キラ

 

シン「カナード、折り合い付けられたんだな」

 

キラ「そうだね」

 

あの後少し心配になったシンとキラはカナードを探して歩き回っていた。するとヴェイアを引き摺ってトレーニングルームに入るのを見かけ影から中を覗いていた

 

キラ「どっかの誰かさんみたいだったねぇ?」

 

シン「…俺じゃないですよ、あいつを変えたのは響達でしょ」

 

キラ「誰もシンだなんて言ってないけど?」

 

シン「ぶっ飛ばしますよ」

 

キラ「はいはい、でもこれでまた背負うもの増えちゃったね?」

 

シン「ならみんなで分け合って背負えばいい、でしょ?」

 

キラ「…君も変わったね、さ!カナちゃん出てくる前に行こ」

 

シン「ですね、弦十郎さんにも話通しときますか」

 

そそくさと部屋を後にし司令室に向かった

 

 

 

sideシン キラ カナード ローグ 響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ ヴェイア

 

カナード「という訳だ」

 

先程の内容をヴェイアの口から言わせたカナード

 

ヴェイア「その…」

 

カナードはヴェイアの頭を掴んで下げさせ自分も頭を下げる

 

カナード「頼む、お前らの力を貸してほしい」

 

ヴェイア「お願い、します」

 

驚く響達、だが

 

響 「頭をあげてください!」

 

翼 「微力ながら力を貸すさ」

 

クリス「しょうがねぇな」

 

未来「はい」

 

マリア「力を貸すのは構わないけれど方法はあるのかしら?」

 

ヴェイア「ぶっ飛ばして連れてくる」

 

マリア「出たとこ勝負みたいなものじゃない…」

 

切歌「でも意外デス、金ピカが一緒にお願いするなんて」

 

調 「きりちゃん、それは…」

 

カナード「いや、その通りだな」

 

セレナ「カナードさん…」

 

カナード「あんな思いをするのはもうゴメンだ、そうならいようにするためにならいくらでも頭を下げる」

 

シン「…最後にひとつ確認するぞカナード」

 

カナード「ああ」

 

シン「そいつはあいつらの「仇」だ。そんな奴のためにお前は戦えるんだな?」

 

クリス「おい!?」

 

マリア「シン!?」

 

そんなことを言い出すシンを咎めるクリスとマリア、だがシンやキラはその答えを知っている。この場であえて言わせようとしたのだ

 

カナード「ああ」

 

シン「…ならいいよ。悪い、試すような事聞いて」

 

キラ「君も人が悪いなぁ」

 

シン「うっさい」

 

キラのケツを蹴り飛ばす

 

弦十郎「では俺達の目的を再確認するぞ。まずはエボルトの撃退。次に葛城忍の捕獲。そして彼の元にいる2人のソキウスの保護」

 

一斉に頷く面々

 

シン「あ、そうだ」

 

何かを思い出したシンポケットをあさり何かを取り出す

 

シン「結局邪魔されて忘れてたけどこれの事まだ解決してなかったな」

 

取り出したのはロストボトル

 

キラ「そういえばごたついてて忘れてたね、エルフナインちゃんあのUSB貸してくれる?」

 

エルフナイン「はい!」

 

キラにUSBを渡すエルフナイン。もうひとつのUSBと一緒に挿す。すると

 

キラ「ん?なんだろこれ…」

 

カタカタとキーボードを叩くキラ

 

キラ「なにかのデータ?プロテクトかかってるな…」

 

シン「またかよ…」

 

キラ「これ他のデータのロックとも連動してるね」

 

シン「面倒が増えた…あーどーすんだよぉもう!」

 

唸るシン、それに合わせたように警報が鳴り響く

 

弦十郎「状況は!」

 

友里「市街地にガーディアン!それと…」

 

藤尭「葛城忍です!ソキウス2人も一緒です!」

 

カナード「行くぞヴェイア」

 

ヴェイア「…おぉ」

 

響 「私達も!」

 

シン「いや、2人だけでいい。だろ?」

 

カナード「ああ、もしもの時は助けを呼ぶ」

 

シン「わかった」

 

そう言って飛び出すカナードとヴェイア

 

シン「俺たちは直ぐに出れるようにだけしとこう」

 

未来「いいんですか?2人だけで」

 

シン「大丈夫」

 

響 「でも!助けるって言ったじゃないですか!」

 

キラ「うん、だからだよ」

 

響 「え?」

 

キラ「シンは多分カナちゃんがヴェイアの為にどこまで戦えるか、それが知りたいんじゃないかな。中途半端な気持ちだったらそれは今後僕達にも影響が出る」

 

シン「そういう事。それに」

 

奏 「それに?」

 

シン「大丈夫な気がする」

 

確信を持ったようなことを言うシン、それを見ていたローグ

 

ローグ「これが信頼か…」

 

 

 

 

sideカナード ヴェイア

 

現場に到着するカナードとヴェイア。ドライバーとボトルを取り

 

カナード「行くぞ」

 

ヴェイア「おお!」

 

ロボットゼリー!!

 

ボトルドーン!!

 

グリスハイペリオン!!!

 

コウモリ!!

 

発動機!!

 

エボルマッチ!!

 

Are you ready?

 

カナードヴェイア「変身!」

 

BreakupSoulburning!!!

 

Getset GREASE HYPERION!!!

 

ドララララララァ!!!

 

バットエンジン!!

 

フハハハハァ!!

 

カナード「どけぇぇ!!」

 

フォルファントリーでガーディアンを一掃する。撃ち漏らしをスチームブレードで切り裂く

 

ヴェイア「あいつらはどこだ…!」

 

カナード「見つけた…!」

 

変身した忍の後ろを歩くソキウス

 

ヴェイア「おいお前ら!!」

 

ソキウスに呼びかけるヴェイア、だが反応はない

 

ヴェイア「くそっ!ダメか!」

 

カナード「ならとっ捕まえて連れていく!」

 

忍 「何を企んでいるかは知らないが上手くいくはずかないだろう?さぁ、ロストボトルを寄越せ」

 

カナード「これが欲しければ力ずくで奪え!」

 

カナードの手にはロストボトルが握られている。オルガ達の形見の三本のボトルを握り締める

 

忍 「いいだろう、ソキウス」

 

2人のソキウスがネビュラスチームガンを取り出しギアエンジンとギアリモコンのボトルを装填し引き金を引く

 

ギアエンジン!!ファンキー!!

 

ギアリモコン!!ファンキー!!

 

ソキウス「「潤動」」

 

エンジンライトニングギア!!

 

リモートコントロールギア!!

 

エンジンブロスとリモコンブロスに姿を変えるソキウス

 

忍 「こいつらはヘルブロスにならない代わりに専用のチューンをしたブロスだ。ブロス本体だけでなく身体(・・)もな」

 

ヴェイア「テメェ…!!」

 

忍 「同情か?下らない、君達は本当にわかっていないな。科学に犠牲は付き物だ」

 

カナード「…ヴェイア、貴様はソキウスを。こいつは俺がやる」

 

ヴェイア「いけんのか?こいつかなりつえーんだろ」

 

カナード「ああ、問題ない」

 

ゲイボルグを地面に突き刺しパワーアームの装甲の一部が開閉する、そこに銅色に輝くロボットフルボトルを挿し

 

カナード「今の俺には「力」がある」

 

逆側の腕の装甲も同じように開きパンドラボトルを入れる。ゲイボルグを抜き回転させ

 

カナード「P.B.W.S.「The Knuckle」!」

 

パワーアームとゲイボルグが姿を変えていく。碗部だけを覆っていたパーツは腕全体を覆う巨大な拳へと変化。鈍く輝く拳を握りしめ

 

カナード「貴様はここで俺が倒す!」

 

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 

 

 




かつての友の姿を重ねたカナード、果たしてヴェイアの願いは叶うのか?

次回 第75章 彼方 翔いて

その拳で悪を打ち砕け!!カナード!!
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