戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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シン「前回までのお話。新たな力を得たエボルト、その力は凄まじく俺たちを一瞬で叩きのめす」

クリス「それを危惧してローグは自身とヴェイアに聖遺物を持たせて欲しいと言い始める、がそんな簡単に相性のいいもんが見つかる訳じゃねぇ、そうおっさんが言うがなんとローグの奴は聖遺物を隠し持ってやがった」

シン「てかなんでそんなもん持ってんだ…企業の責任者ってそんなもの貰えんのかな?」

クリス「んなわけねぇだろ」

シン「まぁ別にいいか、俺らには関係ないし」

クリス「おい」

シン「今回はそれを取りに行く話って感じらしいです。それでは79章を」

シン クリス「どうぞ!」


第79章 美しき虹を描く、永遠への序章

side キラ カナード ローグ ヴェイア

 

聖遺物を保管している場所にヘリで向かうキラ達

 

 

キラ「まさかそんな大物の聖遺物…って言うのかなぁ?」

 

カナード「聖遺物、というより聖骸の方が近いだろう」

 

ローグ「ああ、だがあれならばそれなりの力を持っているはずだ」

 

キラ「いや、おじさん。それなりどころじゃないと思います…神話級ですよ?言ってはあれですけど僕やシン、カナちゃんの持ってる物よりもやばいものだと思いますよ」

 

カナード「ギリシャ神話のティターン。ある程度の知識があるものならばその名位知っている」

 

ヴェイア「そんななのか?」

 

キラ「知らないの?」

 

ヴェイア「そういった教育は無くてね」

 

キラ「ティターン、よく使われるのはタイタンと呼ばれてるね。

大地母神ガイアと天空の神ウーラノスの子供たち12柱の神々を指してて」

 

カナード「代表的なのはゼウスやクロノスといった神だな」

 

ヴェイア「ゼウス位なら聞いた事あるぜ」

 

キラ「…て言うか本当に聖遺物かな、それ」

 

ヴェイア「あ?どういう事だ」

 

キラ「ギリシャ神話の物がこんな現代に残ってるかな。ない話じゃないけどガングニールみたいに神の使っていた物ならまだしもその腕ってのは神様本体だよ?」

 

カナード「そのクラスの聖遺物ならば何かの異変を起こすだろう」

 

ローグ「ああ、その聖遺物を管理していた一族は代々短命らしい。私にその聖遺物を渡した人物も数ヶ月前に死んだ。寿命でな」

 

カナード「寿命…」

 

ローグ「30代という若さでな(・・・・・・・・・・)

 

キラ「30…」

 

ローグ「確かにいわく付きだろうが使えるならば使う」

 

ヴェイア「(え?こいつ俺にもそんなもん使わせる気?)」

 

カナード「(今こいつ「え?こいつ俺にもそんなもん使わせる気?」とか思ったな)」

 

まぁ無理もないがと心の中で付け加える

 

ローグ「そろそろ着くぞ」

 

 

 

 

 

sideシン 響 翼 クリス 未来 奏 マリア 切歌 調 セレナ 湊 エルフナイン

 

エルフナイン「はふぅ…ココア美味しいです」

 

響 「ほえー珍しくシンさんはお留守番ですか?」

 

シン「そういう事」

 

現在シン達はnascitaに集まり談笑していた。クリスが入れたコーヒーを啜るシン。その横でドーナツを食べる響とココアに舌鼓するエルフナイン

 

シン「あーなんか久しぶりに落ち着いた気がするなぁ」

 

天井を見上げて一息つくシン

 

湊 「確かに最近兄さん大忙しでしたからね」

 

切歌「たまにはゆっくりするデスよ」

 

パフェを頬張る切歌、その対面に座ってパンケーキを食べる調

 

シン「って言うけどそれ作ったの誰なのかねぇ?」

 

切歌「美味デス!」

 

調 「美味しいよシン」

 

シン「あぁ…そう」

 

翼 「しかし、こんなところがあったとはな」

 

マリア「雰囲気もいいわね」

 

内装を見渡す翼とマリア

 

湊 「キラさんが買い取ったらしいです」

 

未来「戦いが落ち着いたらここで喫茶店始めればいいんじゃないですか?」

 

シン「それも悪くないな〜」

 

クリス「コーヒーゲロマズだけどな」

 

シン「う"っ…痛いところを…てか俺のせいじゃないぞ!「エボルト」が俺に干渉してくるようになってからだ!」

 

普通にコーヒー淹れられてたのにと愚痴をこぼす

 

クリス「そ、その…なんだ?コーヒー入れるのはあたしがやってやってもいいぞ?」

 

と髪の毛を弄りながらチラチラとシンを見るクリス

 

シン「ん?じゃあ頼もうかな」

 

クリス「お、おう!」

 

マリア「あら?コーヒーなら私も入れられるわよ」

 

と名乗りをあげるマリア

 

翼 「お、お茶なら…」

 

新たな道を切り開きその波に乗ろうとしてくる翼。シンを除く他の皆はどうなるかウキウキしている、が

 

シン「ありがと、でもやるとは決まってないからそんときは相談するよ」

 

と立てたフラグをへし折るシン、流石である。ぐったり項垂れるクリス、マリア、翼。そしてため息をつく一同

 

響 「ダメだ…鈍感過ぎる」

 

未来「師匠は人の事をとやかく言えないですよ…」

 

奏 「あたしの相棒を弄んでやがる…」

 

切歌「デー」

 

調 「じー」

 

キャロル『こいつに誰か初心者でもわかる乙女心の本でもやれ』

 

エルフナイン「えと…なんでしたっけ、人の心とかないんですか?」

 

セレナ「ま、まぁまぁ」

 

湊 「果たして誰が義姉さんになるのやら」

 

シン「?」

 

一同「はぁ…」

 

シン「な、なんなんだよ…」

 

『エボルト』『青春だねェ』

 

脱力し椅子に座り込むシン、頭の中ではあのエボルトをどうするかを考えてしまう。現状今持てる力を全て投入しても足りない、対抗出来るものがないからだ

 

クリス「…」

 

その様子を見ていたクリスがおもむろにシンのコーヒーにミルクと砂糖をぶち込む

 

シン「あー!何すんだよ!」

 

クリス「たまには味変しての。そうすりゃなんか変わるかもしんねぇだろ」

 

と自分はブラックコーヒーを飲みうげぇと顔を歪ませる

 

シン「…味変ねぇ」

 

コーヒーを啜るシン

 

シン「あんま…さっきまでと同じものだとは思えない…ん?同じもの…?」

 

シンは頭の中である問題にたどり着く

 

シン「(そういえばキラさんがP.B.W.S.の説明の時形状記憶合金のようなものって言ってたよな…じゃあ別の形を記録しておけば…もしかして)」

 

ばっと立ち上がり冷蔵庫に向かうシン。冷蔵庫の取っ手を引き地下に向かう

 

響 「えぇ!?冷蔵庫が隠し扉みたいに!?」

 

クリス「待て待て待て!さっきまで普通の冷蔵庫だったじゃねぇか!?」

 

と驚きながらもシンに続いて降りていく一同。中には白い空間が広がっていてあちこちにコードやなにかの装置が置かれている。そのひとつにドライバーとラビットタンクスパークリング、ハザードトリガーを接続。さらに別の装置にゴールドラビットボトルと王様ボトル、パンドラボトルを入れ待機状態のエクスカリバーとフルボトルバスターを繋げる

 

マリア「何をしてるの?」

 

シン「クリスのおかげでちょっとひらめいた」

 

パソコンのボードを凄まじいスピードで叩いていく

 

翼 「早いな…」

 

シン「俺なんてキラさんやカナードに比べればすげー遅いぞ」

 

奏 「あの二人どんだけはえーんだよ」

 

シン「まぁあの二人は環境ちょっと違うってのがあるけど…キラさんは戦闘中にOS書き換えてたらしいしな」

 

未来「OS?ってなんですか?」

 

シン「OperationSystemの略で要は機械を動かす為のプログラムの事、それをあの人は戦ってる最中に弄って最適化させてたんだと」

 

響 「…キラさんってもしかして凄い人ですか?」

 

シン「凄い人だぞっと出来た!」

 

パソコンの画面にcompleteと表示される。その後ろには新しい姿が写ったP.B.W.S.が描かれていた

 

 

 

 

 

sideキラ カナード ローグ ヴェイア

 

キラ「むっ!ラブコメの電波を感じたけどすぐにフラグをへし折られた後話題を別のものにかっさらわれた気配を感じた」

 

カナード「なんだその無駄な能力は…」

 

ヴェイア「使い所無いに等しいじゃねぇか」

 

キラ「まぁ十中八九シンだろうね…でこの道どれだけ進むんですか?」

 

ヘリを降りたキラ達はローグの案内の元寂れた施設を進む。階段を下って早数分

 

ローグ「ここは元々都市開発でタワーマンションが建つ予定だったが度重なる戦闘でそんなもの作れないとなってな、そのままにされている場所だ。ここならば誰が近寄る心配も少ない」

 

進み続けると巨大な扉の前に出る。ローグが生体認証で扉のロックを解く。大きな音を立てて扉が開き中に進む

 

キラ「ここが?」

 

ローグ「ああ、ティターンの腕が封印されている場所だ」

 

キョロキョロと見回すキラ

 

キラ「あのーその腕とやらは…何処に?」

 

ローグ「あれだ」

 

と指を指すローグ、その方向を見るとなにかにぐるぐる巻きにされた長細いものが

 

キラ「…え?」

 

ローグ「あれがティターンの腕だ」

 

キラ「ちっちゃ!?巨人の腕なんですよね!?」

 

ローグ「しらん、渡された時にはあの大きさだった」

 

カナード「多分だが長い年月をかけて封印が縮めたんじゃないか?」

 

緒川「有り得ますね。それだけ大きいものとすると隠すにも場所が限られてしまいますし」

 

キラ「えぇ…」

 

ヴェイア「とりあえずさっさと持ち帰ろうぜ」

 

とずんずん進んで腕の前で止まるヴェイア

 

ローグ「待て!」

 

慌てて駆け寄るローグ、その1歩早くヴェイアが腕を持ち上げる。すると巻いてあった布が取れ2本のやせ細った腕が落ちる

 

ヴェイア「うぉあ!?」

 

びっくりして飛び退けるヴェイア。流石に腕がごろんと落ちればビビるようだ

 

ローグ「全く貴様は…」

 

落ちた腕を持ち上げるローグ

 

ヴェイア「いやなんで平然と持てんだよ…」

 

ローグ「封印はしてある。それが解けなければこんなものただの…待て、ヴェイアお前の持ってる方の腕を見せろ!」

 

ヴェイア「あ?」

 

布を取り中を見ると黒いオーラを纏った左腕が顕になる

 

ヴェイア「んじゃこら…禍々しいな」

 

ローグ「ヴェイア!それを置いて逃げろ!」

 

ヴェイア「あ?」

 

ローグ「それは封印が解けている(・・・・・・・・)!」

 

ヴェイア「…はぁぁぁぁぁぁあ!!??」

 

腕を放り投げ逃げようとするヴェイア、だが部屋中になにか結界のような物を張り巡らされてしまう

 

キラ「なにこれ!」

 

ローグ「恐らくあの腕に巻いてあった布に施した結界だろう!長い時間一緒にされていて封印の布を吸収したかもしれん!!」

 

カナード「ちっ!厄介な!!」

 

キラ「緒川さんは出来るだけ離れててください!」

 

緒川「お気を付けて!」

 

カナード「お前もな!」

 

各々ドライバーを取り出し腰に当てベルトで固定する

 

ドラゴンゼリー!!

 

ロボットゼリー!!

 

ボトルドーン!!!

 

クローズストライク!!!

 

グリスハイペリオン!!!

 

クラックトリガー!!

 

オールブレイク!!

 

クロコダイル!!

 

ライダーシステム!!

 

スクラップアップ!!

 

コウモリ!!

 

発動機!!

 

エボルマッチ!!

 

Are you ready?

 

キラ カナード ローグ ヴェイア「変身!!」

 

Breakup Soulburning!!!

 

Getset CROSS-Z STRIKE!!!

 

Getset GREASE HYPERION!!!

 

ドララララララァ!!!

 

大義晩成!!

 

プライムローグ!!

 

ドリャドリャドリャドリャ!ドリャー!

 

バットエンジン!!

 

フハハハハァ!!

 

キラ「この結界の元のその腕を破壊すれb…ってなんかでっかくなってるんですけど!?」

 

いつの間にか腕が巨大化し黒に赤いラインが入った大きな右腕が現れる。それに呼応したのか封印がまだされていた左腕も巨大化、こちらは白い腕に赤いラインが通っている。巨大な両腕は掌を叩く。すると黒い体に白い仮面を付けた物体が無数に出現する

 

キラ「次は何さ!」

 

ビートクローザーを構えるキラ、襲いかかる仮面の敵を斬るのだが

 

キラ「えっ!?」

 

当たらなかった(・・・・・・・)。ビートクローザーは仮面の怪物をすり抜け地面を砕く

 

キラ「すり抜けた!?」

 

カナード「ならば!」

 

フォルファントリーを発射するカナード、だがキラと同等ビームはすり抜ける

 

カナード「どうなっている!?」

 

キラ「ま、まさか…」

 

カナード「なんだ!?」

 

キラ「ゆ、幽霊!?」

 

ヴェイア「アホか!?」

 

ローグ「…まぁ幽霊みたいな存在だった私が居るしあながち」

 

ヴェイア「うおい!?納得しかけてんじゃねぇぞ!?」

 

カナード「幽霊!?存在したのか!?」

 

ヴェイア「テメェは感動してんじゃねぇ!?」

 

とツッコミが間に合わないヴェイア

 

ヴェイア「てかこのポジション俺じゃねぇよな!?赤目のガキ!?助けてぇ!!」

 

キラ「何叫んでるの!!どうするか考えないと!」

 

ヴェイア「テメェらのせいだろうが!こんちくしょうが!!だぁぁあ!!」

 

ネビュラスチームガンを乱射する、すると仮面の怪物に当たり消滅する

 

ヴェイア「…はい?」

 

キラ「当たった…?」

 

ローグ「何故だ…ふっ!」

 

疑問を抱いたまま拳を振り抜くローグ、ヴェイアと同じく攻撃が通じた

 

キラ「なんでこの2人の攻撃通るの!?」

 

緒川「…もしかしたらあの腕に触れていたからではないでしょうか!」

 

カナード「成程、この戦いに介入できるのはローグとヴェイアだけという事か!」

 

ヴェイア「そういう」

 

ローグ「ことならば!」

 

 

 

sideローグ ヴェイア

 

BGM Zips

 

空を飛びマットナイトフライヤーを伸ばしネビュラスチームガンを乱射する。弾丸を撃ち込まれた怪物は灰になって消える、撃ち損じをローグが殴り消す

 

ローグ「この程度ならば造作もない!」

 

ヴェイア「オラオラァ!」

 

仮面の怪物を全て倒し腕に向かっていく2人、腕の間から新たな敵が現れる。

 

ヴェイア「ったくよォ!うじゃうじゃ現れやがって!!」

 

ローグ「全くだ!あれの発生を止めるぞ!」

 

ヴェイア「で?どうやんだっよ!!」

 

片っ端から撃ち抜くヴェイア

 

ローグ「あの組んだ手を引き剥がす!恐らくあれが組んだ腕の間から発生している!」

 

ヴェイア「はいよ!!」

 

繋いだ手をスチームブレードを連結させたネビュラスチームガンで狙撃する、だが腕は離れる気配はない

 

ヴェイア「ちっ!これじゃ無理ってか!」

 

ローグ「ヴェイア!合わせろ!」

 

ヴェイア「テメェが合わせやがれ!」

 

仮面の怪物を無視して腕に一直線の2人、邪魔するものは薙ぎ倒す。腕の間に到達するとドライバーのレバーを回す

 

レディーゴー!!

 

オールクラックフィニッシュ!!!

 

エボルテックアタック!!

 

手首の部分を内側から蹴り握っていた手が離れ壁に衝突し土煙を上げる

 

ヴェイア「…おい」

 

ローグ「ああ、油断するなよここからが本番だ」

 

土煙を吹き飛ばし威圧感を発する腕、ローグとヴェイアはそれぞれ腕に攻撃を仕掛ける。左腕に向かったヴェイアはネビュラスチームガンとスチームブレードを構えマットナイトウィングで空から奇襲する。飛び回るヴェイアを鬱陶しそうにはたこうとする腕、だが紙一重で全て躱し弾丸を叩き込む。ローグは右腕の掌に乗り拳を突き刺す。暴れる腕に捕まって何度も殴りダメージを与えていく、だがやられっぱなしの腕では無い掌を握りローグを潰そうとする。素早く飛び天井に腕を突き刺して回避、腕を抜き落下しながら

 

ローグ「ふっ!」

 

踵落とし、中指をへし折る。のたうち回る腕から距離をとるローグ。一方のヴェイアは腕の攻撃が絶妙に届かないところからの射撃で翻弄していた

 

ヴェイア「オラオラオラァ!どうしたァ!?神様の腕ってのはこんなもんかよォ!」

 

スチームブレードと連結させ威力を高めた弾丸を叩き込む

 

ヴェイア「しこたまぶち込んでやる!ぶっ飛びな!!」

 

連射速度を上げ壁に追い込みネビュラスチームガンに合体させたスチームブレードの柄を握り一気に懐に飛び込み連続で切りバク宙、攻撃が届かない場所に降り立つ

 

ローグ「…気をつけろよ」

 

ヴェイア「ああ、わかってる。奴さんやっと本気になったみたいだぜ(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

腕から新たな威圧を放つ2本、だが直ぐに異変が起きる。腕はどんどんと凝縮していき先程の封印前の大きさまで縮む。そして腕から何かが吹き出し人型を形成する

 

ローグ「人型になった?」

 

ヴェイア「関係ねぇよ!さっさと力だけ置いてけやぁ!!」

 

ローグ「おい!」

 

ヴェイアが飛び出す。左腕の悪魔は腕を掲げ

 

ヴェイア「ぐはっ!?」

 

腕から衝撃波を放つ、大きく吹き飛び壁に叩きつけられる。

 

ヴェイア「うぐっ…なんだってんだ…」

 

壁から這い出ようとするヴェイア、だが左腕の悪魔はヴェイアに飛びつき腹に左拳を叩き込む。拳はマッドローグの装甲に突き刺さりヴェイアを中心にその威力を物語るように骸骨のようなクレーターを作り意識を刈り取る

 

ローグ「ヴェイア!ぐっ!」

 

ヴェイアの元に向かおうとするが左腕同様に体を作った右腕の怪物がローグを殴る。腕を交差させガードするが空中に飛ばされる。ローグに向け肩の部分を解放しエネルギーを吸収、拳を振り向きエネルギーをローグに放つ。エネルギーはどんどん膨張しローグに衝突、爆発を起こし白煙を上げローグは地面に落ちる

 

キラ「おじさん!」

 

カナード「ヴェイア!」

 

2人の元に向かおうとするキラとカナード、だが2本の腕が新たな結界を貼り侵入をできなくする

 

キラ「くそっ!こうなったら!」

 

パンドラボトルを取り出すキラ

 

ローグ「やめろ!私達はまだ戦える!」

 

ヴェイア「そういう…こったぁ…!」

 

BGM 明日の凱歌

 

フラフラと立ち上がるローグとめり込んだ体を壁から引き剥がすヴェイア

 

ヴェイア「オラ…どうしたァ!こんなもんかよ!!」

 

挑発するヴェイア。左腕の悪魔はヴェイアに向かってかけ出す。右腕の怪物もローグに視線を向ける。再び肩の部分を解放しエネルギーを溜める

 

ローグ「やらせん!」

 

ローグが地面を踏み込み叩き割る。舞った破片を殴り右腕の怪物を襲う。エネルギーを放つのを止め腕に留め破片を殴る。木っ端微塵に消し飛ぶ破片、だがローグの目的は直撃させることではなかった。相手の視界から一瞬消えられればよかったのだ

 

ローグ「ふっ!!」

 

視野から消えた一瞬で左側に回りこみ回転し回し蹴りを叩き込む。がら空きの肋を蹴り飛ばし先程の仕返しと言わんばかりに吹き飛んだ体にスチームショットを叩き込む。スチームショットは直撃する

 

ヴェイア「やんじゃねぇか…ロートルに負けてられねぇよなぁ!?」

 

マットナイトウィングを展開、空中に浮かび急降下。ドロップキックの体制になる、迎え撃とうと左腕を構える悪魔

 

ヴェイア「まずっ…!」

 

振りかぶる左腕、だが腕は空を切る。接触する瞬間空中で一瞬止まり腕を回避

 

ヴェイア「なんてなぁ!」

 

そのままサマーソルト、顎を蹴りあげ空中に蹴り上げ

 

ヴェイア「ドラララァ!!」

 

ラッシュ、何発もの拳を叩き込み渾身の一撃を鳩尾に突き刺す

 

ヴェイア「はぁ、はぁ、はぁ…!」

 

ローグ「随分息が上がっているな」

 

挑発的な言葉をかけるローグ

 

ヴェイア「そういうテメェだって肩で息してんじゃねぇか?やっぱ年寄りには荷が重ぇんじゃねぇのか?」

 

ローグ「ふっそれだけ軽口を叩けるならば問題ないな」

 

言葉では互いに罵り会うが視線は敵から目を離していない。煙が晴れると神の腕を持つ2体はゆらゆらと体を揺らしながら腕を2人に向ける。すると2体は引き寄せられ融合を始める

 

ローグ「何をする気か知らんが…!」

 

ヴェイア「めんどくせぇ事になる前にぶっ潰してやる!」

 

飛び出す2人2人の拳が融合しかがる腕に振り下ろされる、が2人の拳は

 

ヴェイア「は!?」

 

ローグ「なんだ…その腕は!?」

 

右腕が巨大な盾のような形状になった(・・・・・・・・・・・・・・・・・)。その右腕で軽々と受け跳ね返される

 

ヴェイア「んだよあの腕…!」

 

ローグ「知らん!」

 

2人が地面に落ちると既に融合は完了し白と黒が半分の体があの腕が感覚を確かめるように握ったり開いたりを繰り返す。やがて感覚を確かめ終えローグとヴェイアを見据える

 

ローグ「…気配が変わった」

 

ヴェイア「こいつまだ本気じゃなかったって事か…!つかよ」

 

ローグ「なんだ」

 

ヴェイア「右腕はともかくあいつの左腕性質が違いすぎねぇか?」

 

ローグ「…先程少しだけ見えたが左腕の封印はほぼ解けていた。時間をかけゆっくりと腕自体が意志を持って(・・・・・・)解いた。さらにその力を奪い自分のものとした…聖遺物であり伝承が哲学兵器になったと言ったところだろう」

 

ヴェイア「じゃあ何か?元は似たような力だったが腕が封印に苛立って自分で新しい力を作ったって事か?しかも伝説がだんだん変わって片方ずつに新しい力になっただぁ?」

 

ローグ「恐らくな」

 

ヴェイア「ちっ!神さんはなんでもありだな!」

 

ローグ「そんなものだ…」

 

左腕を地面につける。指先からエネルギーを出し割る。割れた地面は浮遊し足場の様にあちこちに固定する

 

ローグ「なんのつもりだ…?」

 

ヴェイア「知るか!来んぞ!」

 

ふわりと浮かび上がったと思うと一瞬で消える。2人のライダーシステムのセンサーすら取られえられないスピードで足場を使い背後を取り

 

ヴェイア「がっ!?」

 

ローグ「ぐっ!?」

 

蹴りあげる。浮かんだ体を両腕で打ち上げ足場を使って駆け上がる。2人よりも早く天井にたどり着き腹にエネルギーを溜めた拳を突き刺し地面に叩きつける。威力のあまり地面を砕き体が跳ね上がる

 

ヴェイア「ゲホッ…!こいつ人が変わったみたいに…!」

 

ローグ「これが本来の力ということか…!」

 

ヴェイア「おいオッサン…どうするよ」

 

ローグ「どうする?どうもこうもないだろう」

 

膝に手を着いて立ち上がり

 

ローグ「こういうものは古来から決まっている。「正面から殴り飛ばし勝つ」だ」

 

ヴェイア「…はっ!これだからロートルは困るぜ。頭の中Windows7で止まってんじゃねぇの?」

 

そう罵倒しながらも立ち上がり

 

ヴェイア「だけどその方が分かりやすい。正面突破でぶっ壊す」

 

ローグ「人のこと言えないんじゃないか?2世紀程前に品性を置いてきたようだな?」

 

ヴェイア「言ってろ…つかどんだけ前に置いてきてんだよ。アンゴルモアより前じゃねーか」

 

拳を構える2人。右腕にエネルギーを溜め振り抜き2人に向け放つ、左右に飛び避ける。一瞬目を離した隙にローグの眼前に迫っていた、左手を地面に掠め斬撃のように衝撃波を飛ばす。地面を足で叩き割りはね上げ衝撃波を防ぐ。粉砕された瓦礫の間から迫る左腕、が

 

ヴェイア「そっちは俺のもんだろうが!!」

 

ヴェイアが腕を蹴りあげる、その間にローグが体当たりをし後退させ

 

ローグ「その力、私に寄越せ!」

 

ヴェイア「てめぇの攻撃には慣れてきてんだよ!!往生せいやァ!!」

 

同時に攻撃する、両腕で殴り反撃を許さないローグと両足で蹴り飛ばしながら左腕の攻撃を捌くヴェイア。右腕の肩にエネルギーが溜まる、がそれを打たせないように腕の関節を引っ掛け妨害しエネルギーを霧散させる。妨害に苛立ったのか左腕でローグを掴もうとするが

 

ヴェイア「そっちは俺が遊んでやってんだろ!神様は移り気ってかぁ!?」

 

腕を掴み振り払う。ヴェイアの動きに合わせローグも腕を蹴りあげる、そして同時にエボルドライバーのレバーを回す

 

 

レディーゴー!!

 

オールクラックフィニッシュ!!!

 

エボルテックアタック!!

 

右の拳に全エネルギーを込めたパンチを放つローグ、左腕に集中させた力を振り抜くヴェイア。その攻撃をは弾かれた両腕を瞬時に戻して掌で受け止める。2人の拳は2本の腕と拮抗状態となる、だが次第に2人の腕のアーマーに罅が入る。ライダーシステムが先に根を上げ始めていた。圧倒的な力に2人の拳は握り潰されそうになる、が

 

ヴェイア「腕の1本ぐらい…くれてやる…」

 

ローグ「だがな…その代わり貴様の腕を置いていけ!!」

 

掴まれている腕と逆の腕でレバーを回す。

 

レディーゴー!!

 

オールクラックフィニッシュ!!!

 

エボルテックアタック!!

 

勢いを失いかけた腕に再び力が入る。先程よりも強大となった拳が巨人と悪魔の腕を押し返す。

 

ローグ「大義の為の犠牲となれ!!」

 

ヴェイア「英雄に消されるんだ、有難く思え!!」

 

ローグとヴェイアの拳は2本の腕を貫く。本体とも言える両腕が破壊された事で作り出されていた体がボロボロと崩れやがて消え同時に結界は解ける。倒したことを確認すると変身が解けて倒れる2人

 

 

 

sideキラ カナード ローグ ヴェイア

 

キラ「おじさん!」

 

カナード「ヴェイア!」

 

2人に駆け寄るキラとカナード、緒川は直ぐに医療班を呼ぶ為に連絡を取る。2人の腕は裂傷や打撲の跡だらけになっている

 

ヴェイア「おい…ロートル…ここまでつれぇなんて気ぃてねーぞ…」

 

腕を押えながら仰向けで文句を言うヴェイア

 

ローグ「私にも予想外だった…というか貴様が不用意に動かしたせいでもあるだろう」

 

破片に座り睨むローグ

 

キラ「あの…さっきの力は?」

 

ローグ「どうだろうな…倒せはした、だがその力が手に入ったかはわからん」

 

跡形もなく消えてしまった為に落胆するローグ

 

ヴェイア「あーあ!骨折り損の草臥れもうけってやつじゃねえか」

 

やけになったのかヴェイアは庇っていた左腕を地面に叩きつける。すると腕は白い装甲に赤いラインの…先程の聖遺物の腕のようになり叩きつけた部分が巨大なクレーターを作る

 

ヴェイア「…は?」

 

自分の左腕を見つめて固まるヴェイア、キラやカナードもフリーズする

 

ローグ「…という事はもしや」

 

右腕を構え振り抜く素振りをするローグ、腕は黒と赤に覆われ拳からエネルギーが吐き出され壁を貫く

 

ローグ「…継承は済んでいる、という事か?」

 

ヴェイア「ま、待て待てぃ!じゃああれか!?俺自身が聖遺物になる!(キリッ)ってことか!?」

 

ローグ「そういう事だな」

 

ヴェイア「一生この気味悪い腕と付き合っていかにゃならんってか!?」

 

ローグ「いざとなれば小日向未来の神獣鏡で消してもらえる。安心しろ」

 

ヴェイア「出来るかぁ!」

 

バンッと地面を叩くヴェイア。指先から放出された力で地面が割れる

 

ヴェイア「あ」

 

キラ「あ」

 

カナード「あ」

 

暴れ回った代償だろう、地響きが鳴りパラパラと天井から土やチリが落ちてくる。崩れる前兆だ

 

ローグ「…力を持つというのも考えものだな」

 

ヴェイア「ふ、ふざけんなァァァァ!!!」

 

その後全員なんとか生き埋めにならずに済み本部に戻ったらしい

 

 

to be continued

 

 

 

 




新たな力を手にしたローグとヴェイア、その力ははたしてエボルトに対抗しうるのか?

次回 第80章 この胸の誓いは誰にも奪えない

その拳で闇を打ち砕け!!ローグ!!







※ローグの右腕はBLEACHの茶渡泰虎の巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)、ヴェイアのひだりうでは悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)をイメージしました、気になった人はググってみてね
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