戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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俺、誰かの為の正義の味方になれたかな?

こんな俺でも…何かを守れたのかな?

誰かを助けられたのかな?

お前が…生きたいって思える世界を作れたかな?

君の言う「明日」に辿り着けたかな?

ここで俺は終わるのかな?







そんなのは嫌だ


第85話 胸の歌はそこにあるのか?

sideキラ カナード

 

キラ「…シン」

 

カナード「あいつら…!連れ戻しに行くぞ!」

 

キラ「うん!」

 

飛ぼうと踏み込んだ瞬間カナードの体がふらつき膝を着いてしまう

 

キラ「カナちゃん!」

 

カナード「はぁ…はぁ…くそ…限界か」

 

あれ程の一撃を食らい本来なら立つことすらままならない。それを気力と根性で戦闘していたのだ、こうなるのも頷ける

 

キラ「カナちゃんは休んでて僕が連れ戻しに行くから」

 

カナードに肩を貸して移動させるキラ

 

カナード「なら…これを持っていけ」

 

カナードはポケットからブロンズロボットフルボトルとバットフルボトルを取り出しキラに渡す

 

カナード「必ず連れ帰れ、いいな?」

 

キラ「うん!!」

 

 

 

 

sideシン ローグ

 

シン「ここでなら好きなだけ暴れられるな」

 

次元の裂け目からノイズの世界に入ったシンとローグ、そしてエボルト。砕けた岩の集合体に叩きつけられる

 

エボルト「暴れられる?…笑わせるなァ!」

 

満足に動けないエボルト、シンは拳を構える

 

シン「ローグ、アンタはそこで休んでろ」

 

ローグ「…すまないな」

 

岩陰に倒れるように座り込むローグ、既に変身が解けている

 

シン「…付き合わせてごめん」

 

そういいエボルトに飛びかかる。動きが鈍いエボルトは拳を食らう

 

シン「はぁぁ!!」

 

顔面に膝蹴り、そこからサマーソルトと連続攻撃を叩き込んでいく

 

エボルト「ぐうっ!?」

 

シン「ドライバーの破損が効いているみたいだな!」

 

続けてエボルトリガーに蹴りを入れる

 

シン「弱点つかせてもらう」

 

エボルト「舐めるな…人間風情がぁぁあ!!!」

 

全身からエネルギーを放つエボルト

 

シン「ぐっ!」

 

エボルト「クククッどうしたァ!?」

 

シン「まだだ!!」

 

エネルギーに抗いながらエボルトに近づいて行く。エボルトは腕をシンに向け滅弾を放つ

 

シン「っ!」

 

滅弾に備えるシン、だが

 

キラ「はぁぁぁ!!」

 

滅弾はキラの踵落としで消滅した

 

 

 

sideシン キラ

 

シン「キラさん!?なんで!?」

 

キラ「なんでじゃないよこのバカ」

 

シン「はぁ!?」

 

キラ「バカでしょ!君このまま死ぬ気だったろ!」

 

シン「しょうがないでしょうが!そうでもしないとエボルトの遺伝子を消しきれない!!」

 

キラ「はいバカ!そういうところ本当にバカ!やーい脳内筋肉!筋肉バカ!」

 

シン「はぁ!?誰がバカだ!!」

 

シンを煽るキラ

 

キラ「君をつれて帰らなきゃ怒られるのは僕とカナちゃんなの!僕は嫌だよ!クリスちゃんやマリアさんに泣かれながら怒られるの!」

 

シン「っ…」

 

キラ「だから」

 

キラはビートクローザーをエボルトに向け

 

キラ「生きて帰るよ!!絶対に!!」

 

シン「…あぁもう…最っ悪だ」

 

キラの横に立ち

 

シン「アンタのせいで死にたくなくなっちゃったでしょうが」

 

キラ「…行くよ!」

 

BGM Ready〜Go!

 

左右に別れ挟撃する。一気にエボルトの懐に飛び込みアッパーを入れるシン、浮いた体にキラがビートクローザーを振り下ろす。が装甲に傷1つついていない

 

キラ「それは計算済み!」

 

シン「っらぁ!!」

 

キラの目的は隙を無くすこと。いくら装甲が頑丈だろうと満足に動けなければただの的だ、ならば少しでも攻撃しエボルトの動けるタイミングを減らす。それがキラの狙いだ

 

シン「ぶっ飛べぇ!!」

 

エボルトを回し蹴りで吹き飛ばす

 

キラ「(シンの攻撃ならそれなりに効いてるはず…だけど)」

 

瓦礫を押しのけ立ち上がるエボルト

 

エボルト「人間如きが…」

 

動きは鈍いがしっかりと立つエボルト

 

エボルト「舐めたことをしてくれたなァ!!」

 

エボルトからオーラが発生しドライバーに集まる。壊れた部分が直って行く

 

エボルト「どうだ!?これでお前らに勝ち目は無くなった!」

 

シン「…それはどうかな?」

 

エボルト「あァ?」

 

シンはエボルトの足元を指さし

 

シン「直すのにかなり力を使ったみたいだな。足が元に戻ってるぞ(・・・・・・・・・)

 

元のブラックホールフォームの足に戻っていた

 

シン「パンドラパネルが体から抜けて吸収したエネルギーを制御するのに手一杯なはずだ。それにドライバーが壊れたらその姿も保てない」

 

キラ「つまり」

 

シン「攻めまくってダメージを与え続ければアンタは直すのに力を使いどんどん弱まっていくってことだ!」

 

エボルト「それはお前らがダメージを与えられたらの話だろうがァ!」

 

シン「はぁぁ!!」

 

キラ「でぇい!!」

 

2人同時に攻め込む。ドライバー目掛け蹴りと拳を叩き込む、がエボルトも弱点を付いてくるなどわかっている。2人の攻撃を弾き

 

エボルト「死ねぇ!!」

 

滅弾をゼロ距離で放つ、だがシンとキラも何度も食らうわけは無い。放たれる直前で腕を蹴り向きを変え滅弾を回避

 

シン「まだまだぁ!」

 

キラ「捩じ込む!」

 

エボルトに負けじと攻撃をし続ける。キラはドライバーからツインブレイカーを出し左手に持ちシンにビートクローザーを投げる。ツインブレイカーのビームでエボルトリガーを狙い撃つ

 

エボルト「その程度防がなくてもなんのダメージにもならん!」

 

キラ「ならっ!」

 

銀のドラゴンフルボトルを挿したクローズドラゴンをツインブレイカーにセット引き金を引く

 

レッツフィニッシュ!!

 

キラ「当たれええ!!」

 

銃口から2体の銀の龍が発射されエボルトリガーに向かっていく。エボルトは「エボルティグラスパー」で銀の龍を掴み潰す

 

シン「がら空きだぁ!!」

 

ビートクローザーにゴールドラビットボトルを挿し柄を引く

 

スペシャルチューン!!

 

ヒッパレー!

 

ヒッパレー!!

 

ヒッパレー!!!

 

メガヒット!!!!

 

黄金のエネルギーを纏った刀身をキラの攻撃を弾く為にあげ空いた脇腹に向け横薙ぎに振り抜く、が

 

エボルト「効く訳がないだろうと何度も言ってるはずだが?」

 

ダメージになっていない、いや正確にはダメージにはなっているがそれを上回るエネルギーで回復している

 

キラ「くそっ!どうすれば…!!」

 

シン「…簡単でしょ。回復を上回る一撃で倒せばいい」

 

キラ「は?そんなもの何処に…」

 

シン「ここ(・・)にある」

 

そう言って走り出すシン、エボルトに飛び掛る

 

エボルト「馬鹿が!!自分から捕まりに来たか!?」

 

エボルトはシンの首を掴みそのまま空中に持ち上げる

 

エボルト「最後は自棄になってみっともないなァ?シン」

 

シン「馬鹿なのはアンタだ」

 

シンは左手でエボルトの腕を掴む

 

エボルト「今更何をする気だ?無駄だがなァ?」

 

シン「そいつはどうかな?」

 

右腕を上にあげる、すると全身からとてつもないエネルギーが右の掌に集中していく

 

キラ「何…あれ…!?」

 

シン「ここにはアンタを倒せる分の()がある!!」

 

シンは自分の中の『エボルト』に聖遺物から抜いたエネルギーを解放させる。シンが今まで聖遺物のエネルギーを溜めていたのはこの時の為だった。ゼロ距離によるエボルドライバーの破壊、それが目的

 

エボルト「ちぃ!!離せ!!」

 

空いている左腕でシンを殴ろうとしたその時

 

ローグ「やらせん…!」

 

全身が粒子化し始めたローグが掴みかかっていた

 

エボルト「ロォォォグゥゥウ!!!」

 

ローグ「付き合ってやる、貴様は私と一緒に死ぬんだ!!」

 

エボルト「巫山戯るなぁ!!」

 

藻掻くエボルト、そんな間にもエネルギーは掌に集まり超巨大な球体となる。膨れ上がったエネルギーは徐々に収縮していき先程の3割程の大きさに変わる。唖然と見守ることしか出来ないキラ

 

シン「ごめんキラさん!やっぱあいつらに謝っといて!」

 

キラ「シン!!」

 

シン「これで終わりだ!!エボルトォォオ!!!」

 

シンが球体をエボルトに押し付けようとした瞬間

 

『エボルト』『アホが、ちゃんと自分であいつらに謝れ』

 

突如『エボルト』が体内から現れシンを突き飛ばす

 

シン「なっ!?」

 

『エボルト』『この役目は俺に譲れ、自分のケツは自分で拭くさ』

 

エボルト「貴様ァァァ!!!」

 

『エボルト』『よう兄弟!仲良くあの世に行こうぜ?キラ!!そいつを頼むぞ!!悪ぃなローグ、お前には付き合ってもらう』

 

ローグ「構わん!!やれ!!」

 

キラは咄嗟にシンを掴み自分の後ろに投げる

 

『エボルト』『ここで散れェェエ!!』

 

エネルギーが臨界に達した球体をエボルトに押し付ける。エネルギーはエボルトにぶつかったことにより形を保てずに大爆発を起こす。爆風からシンを守るキラ

 

シン「くっ…!」

 

キラ「うっ…!」

 

変身を強制解除させられ倒れるシンとキラ。2人は爆心地を見つめる、やがて爆煙が晴れると

 

エボルト「はぁ…はぁ…手古摺らせてくれたなァ?」

 

シン「なっ!?」

 

キラ「嘘…でしょ…」

 

そこには土煙の着いたエボルトが立っていた。足元にはローグのエボルドライバーとボトルが落ちている

 

エボルト「危なかったぜ…」

 

シン「なんで…!?」

 

エボルト「咄嗟にあいつらを吸収して(食って)やったのさ。まァ大した力にはならなかったが…後は制御を失ったエネルギーから自分を守れればどうということは無い」

 

シン「ふざけんなよ…!!」

 

先程の『エボルト』の自爆攻撃で吸収した力をかなり使ってしまったエボルトだが、それでもシンとキラ相手に負けない

 

エボルト「さぁ、シン…吸収させて貰おうか?お前を吸収すれば俺は究極のその先に行ける…」

 

ゆっくりとシンに近づくエボルト、何とか動こうとするが身体から『エボルト』が抜けた事により『エボルト』の細胞が上手く機能せず藻掻くだけになってしまう

 

シン「こんな…ところで!」

 

エボルト「終わりだ…」

 

エボルトがシンを掴もうとした、その瞬間ピタリと動きが止まる

 

エボルト「な、なんだ…?動け…?」

 

エボルトは動けなくなり戸惑う。何故動けなくなったのか、それは

 

シン「エボルトリガーが…!」

 

エボルドライバーに挿さっているエボルトリガーがスパークする

 

キラ「彼が…!トリガーを壊したんだ!」

 

シン「あいつ…!」

 

エボルト「ぐっ!この…!!」

 

必死に動こうとするが錆び付いた機械のように動けない

 

エボルト「俺の細胞のクセに…!!舐めたことしてくれたなァ!!」

 

シン「あいつはアンタの細胞だったかもしれない、けどな!」

 

立ち上がりエボルトを睨み付け

 

シン「あいつは人の心を、感情を分かれる奴だったんだ!心を…感情を持たないアンタと一緒にするな!!」

 

エボルト「人間風情がァ!!」

 

キラ「彼は僕達を助けてくれた…!!希望を残してくれた!!絶対に…勝つ!!」

 

フラフラと立ち上がりエボルトを見据えるキラ

 

シン「エボルト!!アンタはここで俺達が倒す!!」

 

キラ「ここで全てを終わらせる!!」

 

その瞬間シンの持つゴールドラビットボトルとキラの持つシルバードラゴンボトルが激しく光り輝く

 

エボルト「な、なんだ!?」

 

 

 

side湊 ベルナーシュ

 

ベルナージュ「…」

 

湊 『兄さん…!』

 

ベルナーシュ「あの二人なら…」

 

腕を空へ掲げる

 

湊 『何をするんですか…?』

 

ベルナーシュ「私の最後の力を彼らに託す」

 

湊 『最後の…?』

 

ベルナーシュ「ああ、この力を使えば私の魂は消える」

 

湊 『そんな!他に方法は!』

 

ベルナーシュ「これが最善の道だ」

 

湊 『…折角、分かり合えたのに…』

 

ベルナーシュ「…湊」

 

精神世界の中で涙を流す湊、その涙を優しく拭い

 

ベルナーシュ「私はエボルトを倒す為だけにこの魂を残した」

 

湊 『でも…でも!』

 

ベルナーシュ「それに私は長く生き過ぎた。そろそろ仲間の所に行かせて欲しい」

 

湊 『…』

 

ベルナーシュ「君達と生きた最後の生…楽しかったよ」

 

優しい笑顔で湊を撫でる。そして

 

ベルナーシュ「湊、兄を、家族を、仲間を大切にな」

 

左手のバングルから光が溢れ出し空へ飛んで行く。徐々に光が消えそしてバングルが湊の腕から外れ落ちる

 

湊 「…ありがとうございました、ベルナーシュさん…」

 

バングルを拾い抱き締め

 

湊 「兄さん!絶対に勝ってください!!」

 

 

 

sideシン キラ

 

シン「ボトルが…!」

 

キラ「輝いて…!」

 

エボルトは腕で光を遮るように隠す。そして突如空からフルボトルバスターの突き刺さったパンドラボックスが飛来しもうひとつの光が向かって飛んでくる

 

シン「なんだ!?」

 

キラ「パンドラボックスが…」

 

光がパンドラボックスに収まり次の瞬間2人のボトルに光を放つ。光はボトルを浮かべパンドラボックスに吸い寄せられ

 

シン「パンドラボックスとボトルが…!」

 

パンドラボックスと2つのボトルが混じり合い1つの形を成す。それはシンの手元に収まる

 

シン「これ、は…」

 

ラビットタンクスパークリングのような形になったそれから何かを感じたシン

 

? 『お前達が倒せ』

 

誰かの声がした気がした、それはキラにも聞こえ

 

キラ「この、声…」

 

シン「…ベルナーシュ」

 

エボルト「ベルナーシュだと?クク、最後の力でそんなものを作ったか!だが無駄だ!」

 

漸く身体が動かせるまでに回復したエボルト

 

シン「…無駄なんかじゃない!俺達は託された!希望を!!明日を!!」

 

キラ「未来をこの手で守る為に!!」

 

シン「キラさん行きますよ!!」

 

キラ「うん!!勝つよ!!」

 

キラはシンの後ろに立つ。シンはビルドドライバーを腰に当てベルトで固定し新たな力「クローズビルド缶」を振りプルタブを開けドライバーに装填する

 

クローズビルド

 

ドライバーのレバーを回すとスナップライドビルダーが出現しシンとキラを囲う。

 

覚悟はいいか?(Are you ready?)

 

2人は目を閉じ今まで助けてくれた人達を思い浮かべる、そこには思い半ばで倒れた者、守ってきた者、肩を並べた者達が浮かぶ

 

? 『お前達は私達の希望、託されたぞ』

 

目を開き強く叫ぶ

 

シン キラ「変身!!」

 

スナップライドビルダーがシンとキラを挟む。2人の体がひとつになり頭部をクロスハートフォームのラビットサイド、そしてクローズの頭部の複眼を合わせた装甲

胸部はゴールドラビットフルボトルとスパークリングの特性を生かした強化装置が組み込まれ運動性と反応性を2倍に高められるビルドチェストアーマーとクローズビルド缶の成分を発光強化粒子に変換させ全身の攻撃力を上昇させられるドラゴンチェストアーマー。右肩は碗部の動作を最適化させ攻撃速度を上げるCBラビットショルダー

腕には俊敏性とコントロール性を極限まで高めた装甲とCBディメンションスプリンガーを装備したビルドラッシュアーム、拳を覆うのはパンチ攻撃の衝撃と破壊対象への特定破壊を可能とするCBラビットファイトグローブ

左肩には格闘攻撃の速度の威力を敵と同等まで引き上げるCBドラゴンショルダー、左碗部には斬撃攻撃にも使えるCBファングオブレイドを兼ね備えたクローズラッシュアーム。手の甲は打撃攻撃の破壊力を高め反動をなくすことが出来るCBドラゴンファイトグローブ。

腰には発光増強剤を推進加速装置に出来るCBベクターローブが追加されている。右脚部は発光強化粒子を放ち爆発力を強化出来るクローズラッシュレッグと足の甲を保護しドラゴンフルボトルのパワーを最大限に発揮出来るCBドラゴンフットシューズ。左脚部をCBディメンションスプリンガーを利用した多段ジャンプを可能とするビルドラッシュレッグとムーンサルト等のアクロバットアクションを得意とするCBラビットフットシューズ。

 

ラビット!!

 

ドラゴン!!

 

Be The One!!!

 

クローズビルド!!!!

 

イェイ!!!!

 

イェーイ!!!!

 

BGM Synchrogazer

 

仮面ライダー クローズビルドに姿を変えた2人

 

シン『…行くぞ!!』

 

地面を蹴りエボルトの懐へ飛ぶ、一瞬で間合いを詰め

 

キラ『おっらぁ!!』

 

右腕をエボルトの腹に突き刺す

 

エボルト「ガッ!!」

 

身体が浮き

 

シン『はぁぁ!!』

 

左脚で回し蹴りをいれ吹き飛ばす。エボルトは瓦礫にめり込み白煙を上げる

 

エボルト「ぐっ…何だこの力は…!!」

 

シン『アンタには分からないだろうな、俺達の体を通しで出る力が』

 

キラ『僕達は2人で戦ってるんじゃない、僕達は皆で戦ってる』

 

エボルト「何が皆で戦ってる、だ!!」

 

壁を割りクローズビルドに飛びかかる。エボルティグラスパーで殴ろうと腕を振り上げる、まが

 

シン キラ『遅い!!』

 

身体をそらし回避し顔面を殴る

 

エボルト「ぐぉっ!…舐めるなァ!」

 

シン『舐めてんのはアンタだろ!!』

 

キラ『人の力を思い知れ!!』

 

連続のパンチを叩き込む、両腕でガードするが徐々にダメージが入っていく

 

シン キラ『ハァァァ!!!』

 

左拳に銀色の炎を滾らせエボルティグラスパーを打ち抜く。勢いで地面を抉りながら後退させられるエボルト、このチャンスをクローズビルドが見逃すはずは無い。追撃の右拳を伸ばしさらに吹き飛ばす

 

エボルト「おぉあ!!」

 

だがそれでも止まらないエボルト、ブラックホールを作り出しクローズビルドに投げつける。クローズビルドは構えを取り

 

シン キラ『はっ!!』

 

あろうことかブラックホールを裏拳ではじき飛ばしたのだ

 

エボルト「なん…だと!?」

 

キラ『まだまだ!!』

 

左腕を突き出す、するとドライバーからツインブレイカーが形成され固定される

 

エボルト「くっ!」

 

ビームを放ちながら接近していく、エボルトも前進しながらビームを弾く。ゼロ距離まで接近した両者、エボルトは腕を振り下ろす、クローズビルドはあるボトルを挿しトリガーを引く

 

BGM Vitalization

 

シングル!!

 

シングルブレイク!!

 

左腕が巨大なアームのようになり捕まれ投げ飛ばされる

 

エボルト「その、ボトルは!!」

 

挿したボトル、それは

 

シン『言ったろ!俺達は2人で戦ってる訳じゃないって!!』

 

銅色に輝くロボットボトル、「ブロンズロボットフルボトル」、カナードが去り際にシンに預けたボトルだった。

 

キラ『これだけじゃないよ!!』

 

1度ブロンズロボットフルボトルを抜き別のボトルを挿す

 

シングル!!

 

シングルフィニッシュ!!

 

ビームモードにしたツインブレイカーから巨大な蝙蝠状のエネルギーが吐き出される。エネルギーはエボルトの前でバラけ無数の蝙蝠に変わり襲いかかる

 

エボルト「っ!?ヴェイアかァ!!」

 

ヴェイアが残したバットフルボトルをカナードが自分のボトルと一緒に託した物

 

超音波でエボルトの感覚を麻痺させ翼で何度も何度もぶつかり、さらに1つの巨大な蝙蝠に戻り高周波の音波を放って爆発させる

 

エボルト「どいつもこいつもォ!!」

 

2人のボトルをツインブレイカーに挿し駆け出す。トリガーを引いてツインブレイカーを振るう

 

BGM Exterminate

 

ツイン!!

 

ツインブレイク!!

 

エネルギーが螺旋状になりパイルを包み込む、エボルトは何とかツインブレイクを避ける

 

シン『ローグ…アンタも一緒に戦ってくれるよな…!!』

 

ビートクローザーにローグが最後に落としていったクロコダイルローグボトルを挿し柄を引く

 

スペシャルチューン!!

 

ヒッパレー!

 

ヒッパレー!!

 

ヒッパレー!!!

 

メガヒット!!!!

 

エボルト「な…!!」

 

エボルトの目に映るもの、それは幻影のように現れたローグ。ローグの幻影はクローズビルドの横でビートクローザーを振り抜く動作と同じようにスチームブレードを振り抜く

 

紫の2つの斬撃が1つになり巨大化、エボルトに直撃する

 

エボルト「馬鹿なッ…!」

 

キラ『まだだ!!カナちゃん!!』

 

再びツインブレイカーにブロンズロボットフルボトルを挿し

 

シングル!!

 

パイルにエネルギーを溜める、エボルトの目には拳を構えるグリスの姿が映る

 

シン『カナード…!!行くぞ!』

 

BGM TESTAMENT

 

シングルブレイク!!

 

ツインブレイカーの音声と共に左腕をエボルトの腹部に突き刺す。その横でグリスも同じ箇所を殴っている。パイルから溢れ出したエネルギーはエボルトに伝わり

 

エボルト「ぐぉぉお!?」

 

唸り声を上げながら腹を抑え2歩3歩と後退する。かなりのダメージになったのか肩の「エボルティヴォイダー」が消滅する

 

キラ『出番だよ、ヴェイア!』

 

ロボットフルボトルを抜いてもう一度バットフルボトルを挿す

 

シングル!!

 

ビームモードのツインブレイカーをエボルトに向ける。隣でネビュラスチームガンを構えるマッドローグ

 

シングルフィニッシュ!!

 

砲身から膨れ上がったエネルギー弾が吐き出される。2つのエネルギーが重なり巨大な塊になりエボルトを襲う

 

エボルト「何故だ…何故だァ!!」

 

シン『分からないだろうな、アンタには』

 

キラ『僕達は確かに弱いよ、でもだからこそ僕達は支え合って立ち上がれる!』

 

ツインブレイカーとビートクローザーを仕舞いフルボトルバスターを取り出す

 

BGM METANOIA

 

ロボット!!

 

コブラ!!

 

バット!!

 

 

ミラクルマッチデース!!!

 

エボルト「そんな攻撃が通用すると思っているのか!?」

 

キラ『思ってるさ』

 

ミラクルマッチブレイク!!!

 

刃に金、紫、黒の3色のエネルギーが集まる。エボルトはこれ以上喰らえないと先に仕掛ける。クローズビルドに向かって殴りかかろうとする、が

 

シン『俺達は最高のチームなんだよ!!』

 

エボルト「ぐっ!?」

 

いつの間にか現れたローグの幻影に殴られる、それに続いてマッドローグが蹴り飛ばしよろけたところにグリスが飛び付き投げ飛ばす

 

エボルト「なんなんだ…」

 

フルボトルバスターを構えるクローズビルド

 

エボルト「なんなんだ貴様らはァ!!!」

 

シン キラ『ただの人間だァァァァァ!!!!』

 

左足で強く踏み込み一気にエボルトの懐に飛び込む。エボルトが両腕を振り下ろす。それよりも先にシンが反射的に左足で地面を蹴り上空に飛びフルボトルバスターを振り下ろす、その勢いで脇腹に一閃。振り向きもう一撃叩き込む

 

エボルト「グォォォオ!!??」

 

傷口を抑えるエボルト、エボルティグラスパーが消え傷口が塞がる

 

シン『大分消耗してるみたいだな?一気に決めさせてもらう』

 

キラ『それに時間もあんまりないしね』

 

パンドラボックスが無くなったことにより異次元の裂け目が閉じようとしている。

 

エボルト「終わらせるのは俺だ!!お前を吸収してここを出てやる!!」

 

 

 

 

 

 

side 響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ エルフナイン

 

響 「シンさん!」

 

エボルトが作り出したブラックホールは既に吸収をやめていた。その代わりにモニターの様にシンとキラ、エボルトの戦いを映していた

 

切歌「シン!」

 

調 「キラさん!!」

 

セレナ「勝って!!」

 

エルフナイン「勝ってください!」

 

奏 「ここで決めなきゃ男じゃねぇぞ!!」

 

未来「終わらせて下さい!!」

 

翼 「君なら出来る!!」

 

マリア「そして帰ってきなさい!!」

 

クリス「シン!!お前には言いたい事が死ぬ程ある!!だから…」

 

息を大きく吸い

 

クリス「勝て!!!」

 

 

 

sideカナード ?

 

カナード「行け!!シン!!キラ!!」

 

壁に背を預け空を見上げるカナード

 

カナード「お前らに俺達は掛けたんだ!!勝て!!」

 

? 「そうだ…テメェら負けたら承知しねぇぞ!!」

 

声の方を振り向くカナード、その顔を見て驚愕する

 

カナード「お前…なんで…」

 

 

 

side シン キラ

 

BGM Be The One

 

シン『聞こえる…皆の声…!』

 

キラ『僕らに沢山の人が…!』

 

エボルト「くだらない!!そんなものがなんになる!?」

 

シン『アンタには分からないさ』

 

キラ『そうやって切り捨てて壊してきた貴方にはね!!』

 

エボルト「黙れェ!!」

 

シン『行きますよ…キラさん!』

 

キラ『勝つよ!シン!』

 

ビルドドライバーのレバーに手をかける

 

エボルト「今の状態でも貴様ら如きに負けはしない!!」

 

エボルドライバーのレバーを掴む

 

シン キラ『これで!!』

 

エボルト「終わりだァァァ!!」

 

ビルドドライバーのレバーを回す。

 

Are you ready?

 

エボルドライバーのレバーを乱暴に回すエボルト

 

レディーゴー!!!!

 

Ready〜Go!

 

クローズビルドの右足に紅と蒼のエネルギーが集まる。一方のエボルトの右足にも黒と白の不気味なエネルギーが収束していく。互いのエネルギーが臨界に達したとき飛び上がり

 

ブラックホールフィニッシュ!!!!

 

上空から落ちるように蹴りを繰り出すクローズビルド、対するエボルトは突き上げるように足を突き出す

 

シン キラ「ラブ&ピースフィニッシュ!!!!」

 

ぶつかり合う2つの光で周りのものは全て弾き飛ばす。出る事が出来なかったノイズも纏めて消し飛ぶ

 

シン『うぉぉぉお!!!!』

 

キラ『はぁぁぁあ!!!!』

 

エボルト「しねぇぇえ!!」

 

光は激しくなる

 

エボルト「無駄だァ!!俺の力は宇宙の力!!お前ら如きに俺は負けん!!!」

 

シン『勝手に決めるなぁぁあ!!』

 

キラ『僕達の力は宇宙を超える!!』

 

シン キラ「それが俺達(僕達)の!!!!」

 

拮抗していた両者、だがクローズビルドの足にさらにエネルギーが集まる

 

シン キラ「勝利の法則だぁぁぁ!!!!」

 

エボルトの足を弾きドライバーに直撃させ

 

エボルト「俺が負ける…?ありえない!!俺は…俺は認めんぞォォォオ!!!」

 

エボルドライバーを破壊し貫く、そのまま裂け目から脱出する。エボルトは大爆発を起こす、エボルトの破片のような物が飛び出しそれとほぼ同時に裂け目が閉じクローズビルドはパンドラタワーに落ちる

 

 

 

sideシン キラ カナード ? ?

 

シン キラ『うわぁぁぁぁあ!!??』

 

飛来した破片と共にパンドラタワーに先程の勢いのまま落ちていくクローズビルド。地面に落ち変身が解けシンとキラに別れる

 

シン「いっっってぇぇえ!!」

 

キラ「おごごごご!!」

 

ケツを押さえるシンと膝を抱えてゴロゴロするキラ

 

カナード「おい!大丈夫か!?」

 

ふらつく体でよってくるカナード

 

キラ「な、なんとか…」

 

シン「た、ただいま…」

 

カナード「…このバカが」

 

シンの頭にゲンコツを落とすカナード、ふとそのまま周りを見渡し

 

カナード「…ローグは?」

 

2人は俯き

 

カナード「…そうか…エボルトは倒したんだな?」

 

シン「ドライバーをぶっ壊したから…もう蘇ることは無いと思う」

 

キラ「…うん」

 

カナード「…ローグ!!全部終わったぞ!!これで眠れるな!!」

 

空に向けて声を張るカナード、すると何かがモゾモゾと動き

 

『エボルト』ローグ『ぶはぁっ!!死ぬかと思った!!』

 

シン「は?」

 

キラ「え?」

 

カナード「あ?」

 

と破片の中から2頭身のローグと『エボルト』が現れる

 

シン「は…はぁぁぁあ!?」

 

キラ「え…えぇぇぇえ!?」

 

カナード「…おい貴様ら」

 

2頭身の『エボルト』とカナードの頭を掴んで持ち上げ

 

カナード「何故生きてる」

 

『エボルト』『あだだだ!!わ、割れる!俺のプリティヘッドが!?』

 

ローグ『え、エボルトが倒された瞬間私とこいつの意識が切り離されてあいつの体から細胞を奪って逃げたんだ!』

 

シン「つ、つまり?」

 

キラ「え、えーと要は吸収はされてたけどエボルトが倒された時に意識と一緒にエボルトの1部を切り取って助かった…てことかな?」

 

ローグ『もう戦えるほどの力はないがな』

 

『エボルト』『そういう事だ!だから離せ!!そろそろ砕け飛び散った欠片バラバラバラになる!!』

 

シン「そ…そっかぁ…よかったぁぁ」

 

キラ「そうだね…」

 

シン「…ヴェイアも生きてればよかったのにな」

 

キラ「…だね」

 

カナード「…」

 

落ち込んでいる2人、その横で複雑そうなカナード。それに気付いたシンは

 

シン「カナード?どうかしたか?」

 

カナード「…その…だな」

 

ある方向に指を指す、その方向を見ると

 

ヴェイア「誰が死んだって?」

 

シン「ヴェイア!?」

 

キラ「…もー驚かないよ、疲れた」

 

シン「えぇぇ…」

 

カナード「…」

 

シン「えと、本物だよな?」

 

ヴェイア「当たり前だろうが、なんなら1週間の献立全部言ってやろうか?」

 

シン「いや…いいや…でもどうやって?」

 

ヴェイア「あ?…兄貴達に戻されたんだよ」

 

キラ「どういうこと?」

 

〜回想〜

 

全身が粒子になり始める

 

ヴェイア「ったく…死にたくねぇな…」

 

消滅を受け入れ目を瞑る。光が強くなった瞬間

 

ソキウス『まだ君は来てはダメだ』

 

ヴェイア「なっ!?」

 

目の前にソキウスが現れる。その瞬間体の崩壊が止まる

 

ヴェイア「どういうことだ…」

 

ソキウス『君が来るのはあの二人をしっかり導いてからだよ』

 

ヴェイア「けど俺は!」

 

ソキウス『いいんだ』

 

ヴェイアの肩に手を置くソキウス

 

ソキウス『仕方の無い事だった。でも君は変わった、だからそれでいいんだ。僕は君を恨んでなんかいない、君が「ヴェイア」だ』

 

ヴェイア「…」

 

ソキウス『それでも納得がいかないなら、君が僕達の分の「明日」をしっかり生きて』

 

ヴェイア「…ああ、わかった。ありがとう…兄貴」

 

 

 

〜回想終了〜

 

ヴェイア「つーわけだ」

 

シン「…今日は色んなことが起きるなぁ」

 

キラ「だね」

 

カナード「そんなものだろう?「生きていれば」な」

 

ヴェイア「なんじゃねーの」

 

ローグ『こんな姿になるとは思ってもみなかったがな』

 

『エボルト』『ほんとだぜ』

 

『エボルト』とローグを見て笑う4人、そして

 

シン「じゃあ…帰ろう!」

 

 

 

 

to be continued

 







次回 第86章 運命の先へ

























ここまでお付き合いくださった皆様ありがとうございました!メインストーリーはあと1話で完結します!今後シンフォギアの新作出なければ…ですが。頓挫してる平行世界の話とかもまだ残っていますので今後も一応継続していくつもりです。アフターストーリー的なのも需要があればやる気です。かなり無理矢理に作ってきた作品でしたが誰かの心に残ったとならば幸いです。あれぇ?なんで最終回前に書いてんのぉ?…ま、まぁ今後ともご縁があればよろしくお願いします!まっ種〜
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