戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
afterstory クリスEND
sideシン クリス
クリス『あたしは!お前が好きだ!』
シン『…はぇ?』
この関係が始まる時の言葉
クリス「ん…んん…」
目を開くと布団の中
クリス「…寝みぃ……zzZ」
布団に潜り再び目を閉じるクリス、が
シン「2度寝するな〜」
とシンが布団を剥ぎ取る
クリス「うう…」
シン「今日は大学あるんだろ?さっさと起きろ」
クリス「ううん…」
シン「はぁ…ったく」
背中と膝裏に腕を滑り込ませ抱き上げるシン
クリス「うわっ!は、離せよ!」
シン「お前がいつまでも起きないのが悪いんだろー」
クリス「だからってお前この格好!」
シン「別に誰も見てないしいいんじゃない?」
クリス「良くない!」
シン「答えは聞いてな〜い」
とリビングに運び椅子に座らせ自分は朝食を運ぶ
シン「てかお前もうそろそろ俺のベッドに入り込んでくるのやめろよな?」
夜な夜な侵入してくるクリスに半ば諦めながらも釘を刺すシン、が
クリス「…か、彼氏の布団に入りたくなるのはしょうがないだろ」
と顔を赤くして伏せ気味に発するクリス、シンははぁとため息を着いて
シン「…だとしても節度は守ってくれよ…俺だって男なんだ、その…流石にな」
としどろもどろになるシン
と少し変な空気が流れ
シン「…とりあえず食べるか」
クリス「…いただきます」
と朝食を始める
クリス「お前、今日は?」
シン「俺は今日休み。弦十郎さんに休めって怒られた」
クリス「オッサンらしいな…じゃあ今日買い物行こうぜ、そろそろあっつくなるしよ」
シン「わかった、授業終わるぐらいに着くように行く」
朝食を食べ終え着替えるクリス、シンは洗い物を片付ける
クリス「じゃあ行ってくる」
シン「んー」
と見送るシン、が一向に扉を開けようとせずシンの方を見ている
クリス「…いつもの」
シン「…はぁ、何度も言ってるけど絶対周りに言うなよ」
と文句を言う
クリス「…い、いいだろ!パパとママ、いつもしてたんだし…あ、憧れてたんだ」
と言われてしまいそれ以上反論することが出来なくなるシン、クリスに歩み寄り腰に腕を回す。クリスもシンの首に腕を回し唇を合わせる。数秒するとシンが離れようとする、が首に回したクリスの腕に力が入りそれを阻止する。1分程しっかりキスをし
クリス「へへ…いってきまーす!」
と出ていく、そして
シン「まじでこれ心臓に悪いから…」
とへたり込むシン。あの日からこの2人の関係は「仲間」から「恋人」へと変わった
〜2ヶ月前〜
リディアンで行われた卒業式。体育館での卒業証書授与を終え2人で学校の中を歩く
響 『クリスちゃーん!シンさーん!』
と手を振り接近してくる響、クリスに抱きつこうと飛びかかるがひょいと避ける
未来『もう響ったら』
湊 『兄さん、クリスさん、卒業おめでとうございます』
シン『ありがとう』
切歌『オメデトーデース!』
調 『おめでとうございます』
セレナ『これからは別々ですね』
シン『まぁ学校はな。俺は大学行かないけど』
調 『本当にS.O.N.G.のエージェントになるの?』
シン『まーな、そっちの方が動きやすいから』
元々はクリスと同じ大学に行く予定だったのを取りやめS.O.N.G.に身を置く事にした。シンはそれをクリスが気にしていると思ったのだがトンチンカンすぎる回答に一同溜息をついた
響 『…ねぇクリスちゃん』
と小声でクリスに話す響
クリス『なんだよ』
響 『告白、しなくていいの?』
クリス『ぶっ!?な、なななっ!?』
響 『多分だけど今日しないとクリスちゃんタイミング逃しちゃうよ?それにきっと色んな子からシンさん告白されるよ?今日は特にね…』
クリス『っ!』
響 『そんなクリスちゃんに私からいいポイントを教えてあげる!』
ゴニョニョと耳打ちする響
クリス『ほ、本当だろうな?』
響 『うん!』
クリスは響を睨むが響は自信ありげな顔をする。そしてシンの方をちらっと見て
クリス『こ、こうなりゃあやってやるよ!おい!シン!』
シン『ん?なに?』
クリス『ち、ちょっとこい!』
と腕を掴んでずんずんと歩いていく
シン『は?え、ちょっ!?』
助けを求めようと振り返るシン、が響がその場の者に何かを伝えると全員が手を振る
シン『助ける気無しかよォ!!』
とシンの叫び声が廊下に木霊する。そのままクリスはシンを屋上に連れ出す
シン『んで、なんで屋上に来たんだよ?』
と不機嫌そうにするシン、一方のクリスは顔を赤くしシンを見つめる
シン『…クリス?』
クリス『シン』
手を前で握るクリス、そして
クリス『あたしは!お前が好きだ!』
シン『…はぇ?』
クリスの唐突な告白に間抜けな声が出るシン
クリス『お前が好きなんだ!』
シン『え…えと…?』
クリス『もちろん一人の男として!!好きなんだ!!』
シン『…』
クリス『先に言っとくがお前がいくらエボルトの細胞で普通とは違ってもお前が好きだ。そんなもんであたしの気持ちは変わらねぇ』
シン『だ、だけど』
クリス『だけどもクソもあるか、お前に助けてもらったあの日からあたしはお前に惚れてんだよ』
シン『…そんな前から?』
クリス『そうだよ!!悪いか!?』
シン『い、いや…』
クリス『…で?答えは?』
シン『…』
押し黙ってしまうシン、痺れを切らしたクリスはシンに抱きついて唇を奪う
クリス『ん…』
シン『んん!?』
クリス『…ぷはぁ…まぁ元から答えなんて聞く気はねぇ。あたし以外眼中に入らないようにしてやる』
クリスはそう言ってもう一度唇を重ねる、がこの時クリスは
クリス『(い、勢いでキスしてる!?あたし!?何やってんだ!?)』
と内心焦っていた。少ししてシンから離れると真っ赤な顔をしたシンが目に入る。そして
シン『…わ、わかったよ…クリスが俺でいいなら…』
と小さい声を出す。それを聞いたクリスは歓喜あまってそのまま抱きつく
クリス『良かった…断られたら…どうしようかって思ってた…』
side クリス
我ながら大胆だった、と授業を終えたクリスは思った。
クリス「(そういやあの時なんであのバカの奴降りてきたあたしらにすぐ「おめでとう」なんて言えたんだ?)」
考えを巡らせるクリス、そしてひとつの答えに辿り着く
クリス「(そういやあの場所もあいつが教えてくれたよな…つまり場所は割れてた?…あの野郎さては覗いてやがったな!?)」
顔を真っ赤にするクリス、すると横の生徒が
生徒A「雪音さん大丈夫?」
クリス「あ、ああ。大丈夫だ」
生徒A「体調悪いの?」
クリス「いや…ちょっと別のこと考えててよ…」
生徒A「別のって…もしかして例の彼氏の事?」
クリス「ち、ちが!…くわない…ケド」
生徒A「いいなー彼氏私も欲しいー!ねぇねぇ、彼氏とどこまでいったの?」
クリス「は、はぁ?」
生徒A「だって高校のときから好きだったんでしょ?」
クリス「いや、なんでお前知ってんだよ」
生徒A「私リディアンに知り合いいるから、で?どこまで?」
クリス「い、言いたくねぇ」
生徒A「えーでもぉ一緒に住んでるんでしょ?キスぐらいはしてるんじゃない?あ!もしかしてその先まで行ってるの!?」
クリス「ば、バカか!?キスまでだわ!」
生徒A「ひゅー!やるぅ!」
と騒いでいると別の生徒もよってくる
生徒B「なになに?」
生徒C「混ぜてよ〜」
生徒A「雪音さんが彼氏と上手くいってるんだってぇ〜」
きゃーと色めく
クリス「やめろォ!」
生徒A「あはは!雪音さんって面白いよねー」
生徒B「ホントホント!可愛いよねぇ」
生徒C「からかいがいある!」
クリス「お前らァ!」
と騒いでいるクリス達をよそに他の生徒が校門の方に集まっていく
クリス「なんの騒ぎだ?」
生徒A「あーなんか校門のところでかっこいい人が誰か待ってるんだって〜」
クリスはそれを聞いてはっとなる。すぐさま立ち上がり騒ぎの方に向かう。そこではバイクに腰掛けたシンが何人かの女子生徒に詰め寄られている
女子生徒「ねーねー!電話番号教えてよー」
シン「いや、だから…人をだな」
クリス「やっぱり…」
sideシン クリス
クリス「おい」
シン「あ!良かった…」
と安堵するシン
クリス「なんでこんな目立ってんだよ!」
シン「え?いやなんかここで待ってたら人がわらわらと…ていうかお前が迎えにこいって言うからだろ?」
クリス「それはそうだけど…」
生徒A「えーと雪音さん?もしかして」
と後を追って来ていたクラスメイトが声をかける、クリスははぁとため息を吐いて
クリス「そうだよ…」
きゃーと色めく。女3人揃えば姦しいと言うが本当のようだ
生徒A「雪音さんから色々聞いてます!」
生徒B「同棲してるんですよね!」
シン「お前…なんで言っちゃう訳?」
クリス「そ、それは上手く乗せられたというかなんというか…」
あいたた…と頭を抑えるシン、それを見たクリスは少し申し訳なさそうにする
生徒B「もしかしてこの後お出かけですか?」
クリス「そうだよ!もういいだろ!」
と叫ぶクリス、シンはメットを渡して
シン「てことだから行くぞ」
クリス「おう!じゃあな!」
シンの後ろに乗りエンジンをかけ走り出すバイク
シン「全く…お前は」
クリス「仕方ねぇだろ…流れで言っちまったんだよ」
シン「しっかしなんでああも群がるんだよ?」
クリスはこいつまじかと思う。控えめに言っても整った顔立ち、目つきは少し鋭いがそれがまたアクセントになっている。身長も170後半、さらには服で着痩せしているがかなり筋肉質
クリス「ま、わかんねぇならそれでいいや…」
シン「おい、わかってんなら教えろよ」
クリス「ダメだ」
シン「なんでだよ」
クリス「何でもだ!そんなことよりも飛ばせ飛ばせ!」
シン「法定速度!」
バイクを走らせショッピングモールに着く
クリス「どっちがいいと思う?」
と白いワンピースと赤いワンピースを取るクリス
シン「んー白」
クリス「じゃあ着てみっか」
試着室に入り着替え扉を開ける
シン「いいんじゃないか?」
クリス「そうか?」
写真を撮ってクリスに見せる
クリス「まぁまぁだな」
シン「こっち着るか?」
クリス「そうすっか」
とショッピングを堪能するクリス。服を買い終え喫茶店に入る
シン「しっかし平和だなぁ」
クリス「いい事じゃねぇか」
シン「まーな」
クリス「お前は働きすぎだ、バカ」
シン「仕方ないだろ、動いてないとなんか気持ち悪いんだよ。それにお前と出かける時はちゃんと時間作ってるだろ」
クリス「そりゃ…まぁ、でもお前ワーカーホリックだろ」
シン「あー…と言うより」
げっそりした顔で
シン「俺がやんないと…あの人に任せると誤字脱字がな…」
クリス「…よくそれで学者やってんな」
シン「…添削やってんの俺なんだよな」
クリス「は!?」
シン「あの人の言葉を人に分かりやすくして何とかな…」
専門用語は自分で調べてから変換していたりと妙に凝り性なシン
シン「…まぁ出来るだけやらせてるから前よりはマシ…かな」
クリス「…」
シン「…ま、まぁキラさんのことは今はいいや。それよりお前は?学校どうなんだ?」
クリス「あーまぁぼちぼちだな、それなりに勉強はするし…あのバカ共がいない分静かだけどな」
シン「とか言って寂しいんじゃないの?」
クリス「は、はぁ!?いなくてせいせいしてらぁ!」
シン「本当に〜?」
くっくっくと笑うシン
クリス「ったく…そういうお前は今落ち着いてんのかよ」
シン「まーな。当分は日本にいるよ」
クリス「そっか…まぁお前らのおかげであたしらの出番だいぶ無くなったからな」
シン「そもそも学生に戦わせようとしてたのが間違いなんだけどなぁ」
クリス「しゃあねぇだろ。シンフォギアや仮面ライダーはあたしらにしか使えねーんだし」
シン「まあな、注文決まったか?」
クリス「おう」
店員を呼び注文をする。ものが来るまでシンはポケットから本を取り出しメガネをかけて読み始める
クリス「…前から思ってたがお前って思ったより本の虫だよな」
シン「そうか?」
クリス「あたしがゲームしてる横でいつも読んでんだろ」
シン「ああ、まぁそうかも。本って丁度いいんだよ、時間つぶしたりするの。ゲームと違って途中で辞められるし」
クリス「ふーん」
シン「今度読んでみたら?貸すぞ」
クリス「活字だらけじゃねぇだろうな?」
シン「今はライトノベルって言うジャンルもあるから結構手軽に読めるよ、先輩が教えてくれたんだ」
クリス「…それって女?」
シン「いや、男だけど」
クリス「ならいい」
シン「?」
クリス「あー食った食った」
シン「夕飯食べきれなくても知らないならな」
クリス「大丈夫だって、お!カラオケあんじゃねぇか。寄ってこうぜ」
シン「…まぁいいけど」
と時間はすぐに過ぎて行く。カラオケから出て乗ってきたバイクに跨り家に向かう。家に着き早速夕飯の用意を始めるシン、すると
クリス「あたしも手伝う」
シン「珍しいな」
クリス「あたしだってそれぐらいする、そ…その代わり今日も一緒に…な?」
シン「っ!」
こうしてシンとクリスの生活はつづくのだった