戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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俺参上!前置きは無しだ!行くぜ行くぜ行くぜぇ!!



閑話4 クリスとデート

sideクリス

 

土曜の昼下がり

 

シン「クリス、服買いに行くぞ」

 

クリス「はぁ?」

 

シンは唐突に提案した。クリスはわけがわからないのでシンに質問した

 

クリス「なんでだよ?」

 

シン「お前だって2〜3着しか持ってないだろ?いつまでも俺のとか湊のとか来てるわけにも行かないしな、それに、、、、、、、、、、」

 

クリス「?なんだよ?」

 

シン「湊がな?その、、、、、、、」

 

クリス「なんだっての!」

 

シン「あ〜その、、、、、、、、、、胸の部分だけ伸びて怒ってる、、、、、、、、、、」

 

クリス「?、、、、、、、、、、っ!」

 

クリスは胸を守るように手で守る

 

クリス「このスケベ!!変態!!」

 

シン「俺が言ったわけじゃない!!湊が言ってたんだよ!!ったく、、、、、、、、、、てなことで服買いに行くぞ、俺も見たいしな」

 

クリス「ちっしゃねぇな、何時行くんだよ?」

 

シン「昼飯食べたら行くか」

 

クリス「ってもうすぐじゃねぇか!」

 

クリスは自分の部屋にかけていく。

 

シン「騒がしい奴だな〜」

 

シンはお茶を啜りなが呟く、昼は焼きそばかなそんな事を思いながらクリスを待った。

 

 

 

 

 

クリスの部屋

 

クリスはいつも着ているやつとは別の物を取り出した。前に響達と買い物に言った時に買わされた真っ白なワンピースを自分に当て鏡を見る。

 

クリス「(くそっなんであたしが服買いに行くだけでこんな悩まなきゃいけない!、、、、、、、、、、全部あいつのせいだ!)」

 

クリスは響とシンがデートに行った時からもやもやがとれなくなっていた。とり方もわからずただ時が過ぎていた。そしてそれを湊や学校で出来た友達に相談すると

 

湊 「ふーん?なるほど、それは恋ですね」

 

そう返された。恋?私が?そんなことあるはずかない、そうつっぱねようとすると

 

湊 「では想像してみてください、兄さんが響や翼さんと腕を組んで恋人のようにしているところを」

 

そう言われ想像してみると、クリスの中でなにかどす黒い物を感じた。

 

湊 「それが恋している証拠です」

 

湊は誰が姉になっても構わないですと言っていたがそんな言葉クリスには届いていなかった。

 

 

 

クリス「おら!行くぞ!」

 

シン「ん?服決まった、、、、、、、、、、」

 

クリス「なんだよ、、、、、、、、どうせ似合ってないって言いたいんだろ?いいよ分かってるから」

 

シン「誰もそんなこと言ってないだろ?ただ普段の服装とは違うからびっくりしただけだっての、それに似合ってるよ」

 

クリス「っ!」バチン!

 

シン「いった!?なんで叩く!?」

 

クリス「うるせぇ!早く行くぞ!」

 

クリスの足取りは普段より軽かった

 

 

 

 

 

 

クリス「んで?どっから行くんだよ」

 

シン「まずはお前の服みたいからな、駅前行くか」

 

クリス「夏の新作とかあんだろうな」

 

シン「俺に言うな、、、、、、、、、、ん?」

 

クリス「どうした?」

 

シン「いや、、、、、、うん、なんか視線感じるな」

 

クリス「ん?確かに」

 

すれ違う人はクリスに目をやる。それもそうだ、かわいい女の子が薄手のワンピースを来ていれば視線を集める、それにイケメンの男と話していればシンにも注目が集まる。

 

通行人「すげー可愛くねぇ?俺声掛けてみようかな」

 

通行人「やめとけって隣の男見ろよ」

 

通行人「あ?嘘だろ、、、、、、、、、、くそイケメンじゃねぇか、、、、、、、、、、」

 

とか

 

通行人「ねぇねぇあの子カッコよくない?」

 

通行人「あんたまた?確かにイケメンだけど隣にいる女の子見なさいよ」

 

通行人「何よ?、、、、、、、、、、っく!可愛くて巨乳じゃない、、、、、、、、、、」

 

とか、まぁシン達にはよく聞こえていないが

 

シン「、、、、、、、、、、とりあえず移動するか?」

 

シンの提案にクリスは

 

クリス「、、、、、、、、、、だな」

 

 

 

 

 

駅前

 

シン「んで来てみたけど人多いな」

 

クリス「多すぎる、、、、、、、、、、わっ!?」

 

シン「おっと、大丈夫か?」

 

クリスは人にぶつからシンの方に倒れ込む、シンはそれを抱きとめる

 

クリス「わ、悪い」

 

シン「気にすんな、しかし今日はやけに多いな」

 

普段から賑わっているがいつも以上に人通りが多い

 

おじいさん「なんだい?お兄ちゃん達知らんのかい?」

 

シン「なにかイベントでもやってるんですか?」

 

おじいさん「もう少しするとお祭りが始まるんだよ なかなか大々的にやるんで色んなところから人がくるし、出店もかなりの数が出店される。そしてなんと言っても目玉はベストカップルショーだ!」

 

シン「あ、もういいd」

 

おじいさん「ベストカップルに選ばれた2人は生涯お互いを愛するとされていてね?去年もベストカップルが出来たんだがその2人は今でも新婚さんいらっしゃいばりのラブラブっぷりなんだそうだ」

 

シンは聞かなきゃよかったと思いクリスの手を掴み離れる。

 

シン「目的は服だ、服見るぞ服」

 

クリス「祭りか、、、、、、、、、、見てみたいけどな」

 

シンはクリスがそんなこと言うとは思っていなかった。

 

シン「祭り好きなのか?」

 

クリス「好きっていうか、皆でワイワイしてる所みんのがな」

 

シン「そうか、、、、、、じゃあ服買ったら見に行くか」

 

クリス「別にいいって」

 

シン「遠慮すんな、とりま目的果たそうぜ」

 

 

 

 

 

服屋

 

クリス「こ、こんなフリフリ着れるか!」

 

店員「お客様にぴったりだと思いますよ!ね?彼氏さん!」

 

シン「いや彼氏じゃないんですが、、、、、、、、、、似合ってるぞ?」

 

店員「ほら!彼氏さんもこう仰ってますよ!」

 

クリス「ピンクは嫌なんだよ!」

 

シン「ならこういうのどうだ?」

 

シンが手に取ったのは白いシャツと黒いスカートだった。

 

クリス「まぁ、悪くないんじゃねぇの?」

 

クリスはシンから服を受け取るとカーテンを閉める

 

店員「でも彼女さんすごいスタイルがいいですね〜羨ましい、、、、、、、、、、ね?彼氏さん?」

 

シン「いや、だから彼氏じゃないですって、同居人です」

 

店員「またまたご冗談を〜っと彼女さん着れましたか?」

 

クリス「彼女じゃねえ!、、、、、、、、、、上の服のサイズ1個大きいのくれ」

 

店員「あらあら〜胸が溢れてしまいました?」

 

クリス「バッ!余計なこと言うな!!」

 

こんなやり取りをして1時間ほどいじられ計5着ほどかったとさ

 

 

 

クリス「で、お前の服は?」

 

シン「あー、なんかぱっとしたのがなくてな今回はやめにした、とりあえずコインロッカーに服入れるか お祭りのとき邪魔だしな」

 

シンは駅近くのコインロッカーに今日買った服を入れ扉を閉める。

 

シン「じゃあ、行くか」

 

クリス「いや、別にいいってホントに」

 

シン「はぁ、俺が行きたいんだ、ほら!」

 

シンはクリスの手を取り祭りの始まりそうな方に向かう

 

 

 

 

 

神社

 

シン「おー、すげぇな」

 

クリス「出店すげぇ!!」

 

シン「そこか、、、、、、、、、、お前らしいが」

 

シンとクリスは手を繋いだまま歩いていると

 

焼きそば屋「お!お兄ちゃん達!焼きそばいらねぇか!今なら安くしとくぜ!!」

 

シン「クリス、焼きそば食べるか?」

 

クリス「食べる!!」

 

シン「じゃあひとつ下さい」

 

焼きそば屋「あいよ!!しかしお兄ちゃん達美男美女だねぇ!」

 

シン「はぁ、ありがとうございます?」

 

焼きそば屋「おうよ!ほら焼きそば出来上がりだ!持ってきな!」

 

シン「あの、ひとつ頼んだんですけど」

 

シンが受け取った袋には2つ焼きそばが入っていた

 

焼きそば屋「サービスだ!持ってきな!」

 

シン「そんな、悪いですよ」

 

焼きそば屋「気にすんな!」

 

クリス「おっさんがこう言ってんだ、貰っとこうぜ」

 

シン「すみません、じゃあありがたく頂きます」

 

焼きそば屋「おうよ!毎度あり!」

 

シンとクリスはベンチに座って焼きそばを食べ始めた。

 

クリス「めちゃくちゃうめぇな!あのおっさんの焼きそば!!」

 

シン「本当にうまい、ってクリスソース口についてる」

 

クリス「あ?こっちか?」

 

シン「動くな、とるから」

 

シンはポケットからハンカチを取り出して口を拭う。

 

クリス「ん、ありがとう、、、、、、、、、、」

 

シン「ったく食べ方汚いのどうにかしろ?そんなんじゃ結婚出来ないぞ?」

 

クリス「う、うるさい!」

 

シンはダメなやつら多すぎると心の中で思った。

 

シン「ちょっと飲み物買ってくる、何がいい?」

 

クリス「ラムネ」

 

シン「迷いなく答えたな、、、、、、、、、、おっけ」

 

シンは立ち上がり出店の方に向かう。

 

? 「お?かわいいじゃんねえねぇ!俺達と遊ぼうぜ〜」

 

とクリスに金髪とピアスが話しかけてきた。クリスは無視すると

 

ピアス「君だよ白いワンピースの君!」

 

クリス「ちっうぜぇどっか行け」

 

金髪「そんなこと言わずにさー」

 

金髪はクリスの腕を掴む、クリスは振りほどくが

 

金髪「おお、気の強いこと〜でもそっちの方が燃えるよねー!」

 

ピアス「同感!ギャハハ!」

 

金髪とピアスはクリスを囲み掴みかかろうとする、が

 

シン「おい、俺の連れになんか用か?」

 

ピアス「あ?んだよ楽しくなってきたのに、男連れかよ」

 

金髪「んじゃあこいつボコボコにして俺らで可愛がってやろうぜ」

 

そう言いシンに殴り掛かる。シンは構えもとらずに避ける。何度も殴り掛かる金髪だがシンは全て避ける。

 

金髪「ヒラヒラしやがって!」

 

シン「はぁ、、、、、、、、、、お前らじゃ俺には勝てねぇよ、怪我する前に帰れ」

 

ピアス「調子にのんな!」

 

ピアスは後ろから石を持ってシンに殴り掛かる。しかし

 

シン「ふっ!」

 

シンは裏拳を顎に掠める。するとピアスは膝から倒れ込む。

 

金髪「こいつ!よくもやってくれたなぁ!!」

 

金髪はどこからかナイフを取り出しシンに向かって刺そうとする。それをシンは腕を掴み背負い投げする。木に衝突し金髪は白目を剥く。

 

シン「はぁったく喧嘩売るなら相手を選べっての、クリス大丈夫か?」

 

クリス「え?あ、大丈夫」

 

シンはそっかと言い

 

シン「とりあえず移動するか、こいつらいつ起きるかわからないし」

 

シンはクリスの手を取り歩きだそうとすると

 

? 「お兄ちゃん!つよいねぇ!」

 

シン「ん?」

 

いつの間にかギャラリーが増えていた。

 

おっちゃん「こいつらは地元の悪ガキでね?いやぁ!スカッとしたよ!ほら!これやる!!あのガキ共ぶっ飛ばしてくれた礼だ!」

 

そう言い出店のおっちゃんはりんご飴をシンに渡す。

 

シン「え?でも別にそんな大したこと、、、、、、、、、、」

 

おっちゃん「かぁー!強い上に謙虚ときた!ますます気にいった!もう一個プレゼントだ!」

 

クリスにひとつ手渡す。

 

クリス「あんがとな」

 

おっちゃん「しかしこんなに強くてかっこいい彼氏連れてるとはやるね!お嬢ちゃん!」

 

クリス「彼氏じゃねえって!」

 

ギャラリーは言いたい放題言ってシン達を冷やかす。

 

シン「ほ、ほら行くぞ、クリス」

 

シンはクリスの手を握ったまま歩き出す。

 

おっちゃん「うえの神社でも色んなことやってるから見に行くといいぞ!こいつらは俺らがふんじばっとくからよ!!」

 

階段を上がるとしたとは賑わいは増した。

 

シン「熱気すごいな〜」

 

クリス「お、神輿あんぞ」

 

シン「お前海外暮し長いはずなのによく神輿とか知ってんな、、、、、、、、、、」

 

クリス「別にいいだろうがそんなこと、、、、、、、、、、ん?」

 

シン「どうかしたか?」

 

クリス「いや、あいつ」

 

クリスが指を指す方向に視線を向けると

 

女の子「おかあさぁぁぁん!どこぉ!! 」

 

泣き叫ぶ女の子がいた。シンとクリスは駆け寄る。

 

クリス「どうした?はぐれたのか?」

 

女の子「うん、、、、、、、、、、ぐすっ」

 

クリス「あ〜もう泣くな!」

 

シン「クリス言い方キツいって、どの辺ではぐれたの?」

 

女の子「あっちの金魚屋さんの所、、、、、、、、、、」

 

シン「そっか、じゃあお兄さん達と一緒にお母さん探そう」

 

女の子「いいの?」

 

シン「うん、俺はシン、んでこっちがクリスだ」

 

女の子「シンお兄ちゃんとクリスお姉ちゃん?」

 

クリス「お、おう!」

 

シン「とりあえずこういう所は運営するしてる人達のテントがあるはずだからそっちに行ってみるか、クリスはその子と離れないようにしてくれ」

 

クリス「わかった、ほら」

 

女の子「ありがとう、、、、、、、、、、お兄ちゃん、お姉ちゃん」

 

シン「困った時はお互い様だからね」

 

シンは女の子の頭を撫でる

 

クリス「お前名前は?」

 

シン「そういえば聞いてなかった」

 

女の子「まゆ」

 

クリス「まゆかいい名前じゃねえか、な?シン」

 

シン「まゆ、、、、、、、、、、」

 

クリス「あん?どうした?」

 

シン「っ!いやなんでもないとりあえず行くか」

 

クリスはシンが一瞬すごく悲しそうな顔をしたのを見逃さなかった、だが今追求しても答えないと分かっていたので言わずにいた。シンとまゆ、クリスは手を繋ぎながらテントを目指す。すると

 

まゆ「お腹空いた、、、、、、、、、、」

 

シン「何か食べる?」

 

まゆ「まゆあれ食べたい!」

 

まゆが指さすのはベビーカステラの出店だった。

 

シン「じゃああれにしようか、すみませんカステラ1袋下さい」

 

おじさん「へいらっしゃい!!カステラね!まいど!お嬢ちゃんお父さんとお母さんとお祭りかい?」

 

屋台のおじさんから見るとシンとクリスは親に見えたらしい

 

クリス「あたしが子持ちに見えるか!?」

 

まゆ「ううん、お母さんとはぐれちゃったのお兄ちゃん達がお母さん一緒に探してくれるんだって!」

 

シン「そういうわけなんです、運営のテントってどこだか分かりますか?」

 

おじさん「そうなのかい、、、、、、、、、、テントはこの先を真っ直ぐいったところだ、っとほい!カステラいっちょあがり!出来たてだから熱いぞ!気ぃつけて食うんだぞお嬢ちゃん!それに迷子をほっとかなかった兄ちゃん達にもサービスだ!」

 

シンはベビーカステラの袋を受け取る。中は通常よりも多く入っていた。

 

シン「すみません、ありがとうございます」

 

おじさん「おう!お嬢ちゃん!お母さんに会えるといいな!」

 

まゆ「うん!」

 

シン達はカステラを食べながらテントへ向かう。するとテントの前で女性が焦ったように係員に何か喋りかけている。

 

まゆ「お母さん!!」

 

女性「まゆ!!」

 

女性はこちらに走ってくる。まゆも走り出す。女性はまゆを抱きしめて

 

女性「もう!どこに行っていたの!?はぐれないようにってあれほど言ったのに!」

 

まゆ「ごめんなさい、、、、、、、、、、でもお兄ちゃん達が一緒に探してくれたの!」

 

女性はシン達の存在に気づき

 

女性「ありがとうございます!」

 

クリス「別に大したことじゃねぇし、、、、、、、、、、おいまゆ、もう勝手にどっか行くんじゃねぇぞ?」

 

クリスはまゆの頭を撫でる。

 

まゆ「うん!カステラありがとう!お兄ちゃん!」

 

女性「全くこの子は、、、、、、、、、、ごめんなさいおいくらだったかしら?」

 

女性は財布を取り出そうとするが

 

シン「いえ、お金はいいです」

 

女性「でも」

 

シン「本当に大丈夫です、まゆお母さんともうはぐれにようにな?」

 

シンは微笑みながらまゆに問いかける

 

まゆ「うん!」

 

シン「じゃあ俺たちはこれで失礼します、行くぞクリス」

 

クリス「じゃあな!」

 

まゆ「ばいばい!!お兄ちゃん!!お姉ちゃん!!」

 

女性「本当にありがとうございました!!」

 

シンとクリスはテントを後にし帰り道に向かう。そしてクリスは先程の事を問いただす

 

クリス「なんで悲しそうな顔したんだ?」

 

シン「、、、、、、、、、、なんの事だ?」

 

クリス「誤魔化すな お前まゆの名前聞いた時すごく悲しそうな顔したぞ」

 

シン「お前の勘違いだろ」

 

クリス「シン」

 

クリスはシンの前に立ち塞がる

 

クリス「あたしは別にそんなことはどうでもいい、けどな?お前にそんな顔されるのは嫌なんだよ」

 

シン「、、、、、、、、、、」

 

クリスの言葉にシンは

 

シン「、、、、、、、、、、死んだ妹と同じ名前」

 

クリス「え?」

 

シン「まゆって名前、あっちの世界で死んだ妹と同じ名前だったんだ」

 

シンは涙を堪えていた

 

シン「こっちの世界にきてずっと忘れてた、けど今思いした、俺の本当の家族の事、、、、、、、、、、俺は湊を守るって決めたのに、湊の家族じゃないって思い知らされた」

 

シンは片手で顔を覆う

 

シン「湊は俺を兄として慕ってくれてる、、、、、、、、、、でも俺はあいつに慕われるような人間じゃない、、、、、、、、、、目の前で家族を失くした、、、、、、、、、、妹を守ることが出来なかった、最低な人間だ、、、、、、、、、、しかもその事を今の今まで忘れてたんだ、、、、、、、、、、本当は俺に誰かを守る資格なんてないのに、、、、、、、、、、」

 

クリス「もういい!」

 

クリスはシンを抱きしめる

 

クリス「お前は最低なんかじゃないお前はあいつを守ってるじゃねぇか!」

 

シン「それはあいつとの約束が、、、、、、、、、、」

 

クリス「それでもお前は守ってる!湊だけじゃねえ!あのバカだって未来だって!あたしだってお前に守られてる!助けられてる!!だからもうこれ以上自分を責めんな!!」

 

クリスは強く抱きしめる。

 

シン「そう、かな」

 

クリス「お前がいなかったらあたしは今ここにいない!!あたしはお前に未来をもらったんだよ」

 

シン「っ!」

 

シンの目から涙が溢れる。シンはそれを拭うが

 

シン「くそっなんで止まらないんだ、、、、、、、、、、!」

 

クリス「いいんじゃねぇか?お前あたしに言ったろ?泣きたければ泣けって」

 

クリスはだから好きなだけ泣けって、シンはその言葉に

 

シン「守りったかった!、、、、、、、、、、全部!マユっも!レイも、、、、、、、、、、ステラもっでも俺がっ俺が弱かったから!」

 

シンはクリスを強く抱きしめた。クリスはシンの頭を撫でながら

 

クリス「お前は弱くない、お前には優しさって強さがある」

 

シン「っ〜!」

 

シンは涙が止まらなかった。クリスはただただシンの頭を撫でる、あの時シンが自分にしてくれたように

 

クリス「なぁ、多分だけどさ、そいつらはお前の優しさに助けられたと思うぞ」

 

シン「え?」

 

クリス「あたしはそいつらじゃねぇからハッキリとは言えないけど、、、、、、、、、、お前の優しさに助けられたはずだ、あたしみたいに」

 

シン「そう、かな、、、、、、、、、、」

 

クリス「そうだよ」

 

シン「クリス」

 

クリス「なんだ?」

 

シン「ありがとう」

 

クリス「どういたしまして」

 

シン「うん、、、、、、、、、、ごめんもう少しだけこうしてていいかな」

 

クリス「あたしで良けりゃずっとこうしててやる」

 

シン「ゴメンな」

 

 

 

 

 

家路

 

シン「、、、、、、、、、、」

 

クリス「、、、、、、、、、、」

 

シンの涙は止まった。目元は少し赤いが。

 

シン クリス「(顔合わせづらい)」

 

そんな事を2人で思いながら歩く。いつの間にか家の前に着いた。

 

シン「、、、、、、、、、、クリス」

 

クリス「な、なんだ?」

 

シン「呼んでみただけ」

 

クリス「はぁ?」

 

シン「さっ家に入ろう」

 

クリス「おい!」

 

シン「ありがとう」

 

クリス「何度も聞いたよ」

 

シン「別にいいだろ何度言ったって」

 

クリス「はいはい、、、、、、、、、、あたしのほうこそ礼を言わなきゃいけねえってのに」

 

シン「え?」

 

クリス「ありがとう シン」

 

クリスはシンに向かい合い笑顔で

 

クリス「あたしに明日をくれて」

 

少女の夢は少年がくれた明日があったから動き出せた。いつか少年が夢を持った時少女が明日へと導くだろう。

 

 

 

 

 

to be continued




クリスだけ扱いが違う?言いがかりですよ、、、、、、、、、、シンの脆いところをさらけ出させたところにクリスがいただけですはい、、、、、、、、、、嘘ですちょっと贔屓しました。一応ヒロインはクリスと翼にしようかも思っています。僕はね(某Fateのマスター風)それではサラダバー

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