戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
sideキラ
キラは上機嫌だった。今日はシンは外に出ていて湊もクリスと友達と買い物に行っていた。つまりは1人だ、キラに撮って1人はニートライフをしても怒られない至福のひとときだ。
朝からポテチを食べコーラを飲んでも誰も怒らない。散らかしながら物を作っても怒られない。なんと素晴らしいだろう。
そんなことを思いながらキラはあるものを取り出した。それはビルドドライバーだ、だがこれはシンが持ち歩いているものとは別のものだ、キラのハザードレベルが3,0に到達した時のために予めキラが用意していたキラ用のビルドドライバー、キラが変身するにはクローズドラゴンとの脳波の同調が必要不可欠だ、がクローズドラゴンはキラの事を主人だとは思っていないためすぐ噛み付いてくる。先日キラのハザードレベルは3,0に到達した、試しに変身を試みたがクローズドラゴンとの同調に失敗し変身出来なかった。
キラ「はぁ、なんで君は僕のデータを元に作ったのにそんなに反抗的なの?」
クローズドラゴンにキラは問いかけるがクローズドラゴンは無視しながらパタパタと飛んでいる。
キラ「シンには懐いてるのに、、、、、、、、、、」
クローズドラゴンはシンには噛みつかない、それどころかシンの言うのとはしっかりと聞く、理不尽だ そんな事をキラは思ったが
シン「あんたの脳波を元に作ったなら同族嫌悪してんじゃないですか?」
シンにそんなことを言われた。キラは確かに自分のことはあまり好きではない、あちら(コズミック・イラ)の世界では自分のせいで運命をねじ曲げられた人間を何人も見てきた。スーパーコーディネーター、そんな理想の為に、そしてそんな理想の為だけに作られた自分、こんな運命を背負わされたのだ、自分が嫌いにならないはずがない
キラ「はぁ、、、、、、、、、、せっかく誰もいないのにこんな嫌な思いしなきゃいけないんだろ」
キラはため息をつく、すると
クローズドラゴン「ギュアァ!」
キラ「ん?どうしたの?」
急にクローズドラゴンが騒がしくなった、そしてキラのポケットからドラゴンフルボトルを取り出し玄関の方へ向かう。
キラ「ち、ちょっと!」
キラはクローズドラゴンを追いかける。クローズドラゴンは外に出るとすごい勢いで飛んでいく。キラは離されないよう追いかける。すると
通行人「ノイズだ!!逃げろ!!」
街にノイズが現れた。クローズドラゴンにはノイズやスマッシュを感知する機能を付けていた事を思い出す。
キラ「君はこれを伝えるためにボトルを取って行ったんだね」
クローズドラゴンはやっとわかったかと言わんばかりにドラゴンフルボトルをキラに返す。キラはボトルを振りノイズを殴り飛ばす。
キラ「早く逃げてください!!」
通行人「あ、ああ!!」
キラは次々とノイズを倒していく。クローズドラゴンもキラの援護するためブレスでノイズの注意を引く。
キラ「クローズドラゴン!」
キラそう叫びボトルを投げる、そのボトルはロックフルボトルだった。普段はボトルの管理はシンがしているがロックフルボトルのベストマッチにはドラゴンフルボトルが必要だ、なのでベストマッチできないからと言ってキラにロックフルボトルを預けていた。クローズドラゴンはロックフルボトルを受け取り自身にセットする。するとクローズドラゴンのブレスから無数の鎖が解き放たれノイズを締め上げる。キラはすかさず殴って倒す。が
巨大ノイズが現れた。今のキラでは倒すことはできるが周りの被害が大変なことになる。そんなことを考えていると
女の子「パパー!!どこぉ!!」
キラ「っ!?女の子!?」
キラは女の子の元に走り出す。それに気づいたノイズは女の子に腕を振り下ろそうとする。それをクローズドラゴンが鎖で抑え込む、が100%の力を発揮できていないため腕を振り下ろすスピードを遅めるので精一杯だ。キラはその一瞬で女の子を助け出し路地に走り込む。
キラ「大丈夫?」
女の子「パパは?何処?」
キラ「まずはここから逃げよう、お父さんもきっと君を探してる」
キラは女の子を抱き上げ走り出す。が無数のノイズが行く手を阻む。
キラ「(せめてシン達がいてくれれば!)」
そんな事を思っていると
女の子「お兄ちゃん!後ろ!」
キラは女の子の言葉に反応し体を逸らす。その攻撃はスマッシュがしたものだった。
キラ「スマッシュまで、、、、、、、、、、」
とうとう退路を塞がれたキラ、するとクローズドラゴンがキラに噛み付く
キラ「痛っ!こんな時に何を!?」
キラは噛み付いてきたクローズドラゴンに問いかけると
クローズドラゴン「ギュアァ!!!」
クローズドラゴンは怒っていた。なぜ戦わないのかと訴えかけているように、だが今のキラではこの状況を打破する手立てはない。
キラ「せめてこの子だけでも!」
キラは頭をフル回転させて退路を探す、が
スマッシュ「ウォォォ!!」
女の子「パパ?」
キラ「え?」
女の子「パパの声!あれからする!!」
女の子の指さすものはスマッシュだ。恐らくこの子の親はネビュラガスを摂取してしまいスマッシュになってしまったのだろう。
女の子「パパ!パパ!!」
女の子は暴れ抜け出そうとする
キラ「危ないから!」
女の子「だってパパなんだもん!!」
キラ「君のお父さんは怪物になってしまったんだ!!」
女の子「じゃあお兄ちゃんが助けてよ!!パパを助けて!!」
その言葉でキラはかつて守れなかった女の子、フレイ・アルスター思い出した。自分が守りたかった、守れなかった彼女を
キラ「クローズドラゴン」
クローズドラゴン「ギュア」
キラ「僕に力を貸して、この子とこの子のお父さんを助ける為に!」
キラは少女を下ろしクローズドラゴンに手をかざす。するとクローズドラゴンは変形しキラの手元に収まる。キラはビルドドライバーを腰に巻きクローズドラゴンにドラゴンフルボトルを挿入しドライバーにセットする
クローズドラゴン!!
Are you lady?
キラ「僕に守る力を貸して、、、、、、、、、、フレイ、変身!!」
Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!イエーイ!!
スナップライドビルダーがキラを包み込む、そして
キラは仮面ライダークローズへ変身を遂げる。
キラ「これが僕の姿、、、、、仮面ライダークローズ、、、、君のお父さんは僕が助けるから君は隠れていてね」
キラはノイズを吹き飛ばし少女を隠す。無数のノイズをキラは軽々と倒していく。そしてスマッシュの前に立つと
キラ「必ず助けます!」
キラビルドドライバーからクローズ専用の武器ビートクローザーを取り出す。ビートクローザーにロックフルボトルをセットしトリガーを引っ張る
スペシャルチューン!ヒッパレー!ヒッパレー!!ヒッパレー!!!メガ!スラッシュ!!!!
ビートクローザーから鍵型のエネルギー態を生成しスマッシュに叩きつける。スマッシュは攻撃に耐えられず倒れ込む。キラはすかさずエンプティボトルで成分を抜く。するとスマッシュは徐々に人形に戻り倒れこむ
女の子「パパ!」
キラ「大丈夫、息はしているから 待っててね?すぐ終わらせて病院に運ぶから!」
キラは息を確認すると巨大ノイズに向かい合い走り出す。巨大ノイズは攻撃してくるがキラに当たらない。ある程度の近くに寄るとキラはビルドドライバーのレバーを回す
レディーゴー!!ドラゴニックフィニッシュ!!
ドラゴン状のエネルギー態を作り出し足に集中させる。キラは飛び上がりノイズへキックを叩きつける。
ノイズは灰になり散っていく。周囲にノイズがいないことを確認し男性の元へかける。そのタイミングでシン達が到着した。
シン「もう倒されてる?」
響 「誰が倒したんでしょう?」
キラ「シン!丁度いい所に!」
シン「誰だ!」
シン達が構えをとると
キラ「僕だよ!」
翼 「もしや、、、、、、、、、、」
シン「キラさん?」
キラ「今気づいたの!?って今はどうでもいいや!あの人を病院までお願い!」
キラが指さすと男性が倒れていた。シンはホークガトリングに変身し男性を抱え病院へと飛んでいく。
キラ「君のお父さんは大丈夫だから心配しないで」
女の子「うん、、、、、、、、、、」
キラ「翼ちゃん、この子を病院まで送ってくれるかな?」
翼 「承知した」
翼はギアを外し少女と車に乗り走り去る。
響 「これ全部キラさんが倒したんですか?」
キラ「ん?そうだよ」
ビルドドライバーからクローズドラゴンとドラゴンフルボトルを抜き変身を解く。
キラ「スペック上ビルドよりクローズの方が上だしね」
クリス「クローズ?」
キラ「そ、僕の新しい名前かな?」
クリス「ビルドとクローズねぇ、、、、、、、、、、両極端な名前だな」
キラ「いいんだよ、そっちの方が僕とシンらしいからね」
ここに新たな仮面ライダー クローズが誕生した
あ、キラがまたクローズドラゴンに噛みつかれてる
to be continued
はいさくっとクローズ出してみました。ん?奏の話はいつになるって?ま、まぁいいじゃありませんか、新たな仲間増えたんだし、、、、、、、、、、はい、頑張って書きます。一応奏にも聖遺物を持たせようと考えています。薬なしで行けるように、槍か、、、、、、、、、、槍ねぇ兄貴とかチョコ危険ランサーとか強そうなのいるので考えものです。それではまたお会いしましょう、さよなら〜