戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
ま、まぁ気を取り直して頑張るぞい!
ノイズに襲われた日から数日がすぎた。湊は兄を失ったショックで部屋から出てこない。
リビング
シン「、、、、、、、、、、」
キラ「湊ちゃん、部屋出てこないね」
シン「当たり前です、目の前で肉親が死んだんですから、しかもその体に見知らぬやつの魂が入ってるなんて信じられるわけないじゃないですか」
キラ「そう、だよね、、、、、」
シン「今はそっとしておきましょう、それよりあんたはいつここに来たんですか?」
その質問にキラは唸りながら
キラ「うーん 大体1年ぐらい前かな?」
シン「は?」
キラ「うんちょうどそのくらいだね雨の日に倒れてるところを湊ちゃんと真、ああ君の体の持ち主ね、に拾われたんだ」
シン「おかしくないですかそれ?だって俺はこっちに来る前にあんたの書き置き見たんですよ?2時間くらい外に出てくるって」
キラ「僕もその書き置きをおいて外に出たんだ、そしたら買い食いしながら昼寝でもってね?でも頭に声が聞こえたんだ」
シン「俺と同じ、、、、、、、、、、」
キラ「そうなんだ、でもシンと違うのはこの体の人間の声じゃなかったって所かな?」
シン「じゃあ誰だったんですか?」
キラ「神様」
シン「はぁ?」
シンはなにをぬかしてるんだこのスーパーコーディネーターは、と呆れながらキラを見ると
キラ「いや本当なんだって、世界を救ってくださいって言われたんだよ」
シン「それであんたはどう答えたんだよ?」
キラは胸を張りながら
キラ「いいですよって言った」
シン「軽っ」
キラ「それで気がついたらこの世界で倒れてたんだ」
はぁっシンはため息をついた。こいつは深く考えずに動かない、まぁ分かりきってたから気にしてはいない。というか気にしていたら体がいくつあっても足りなくなる。
シン「そう言えばこのヘンテコなベルトとボトルはなんなんですか?勢いで使ってみたけど」
キラは自慢げに
キラ「それはビルドドライバー、僕が開発した変身アイテムさ、そしてそのボトルを2つビルドドライバーにさすことで仮面ライダービルドに変身出来る」
シン「あんたが作ったならなんで自分で使わないんですか?」
シンの言葉にキラは
キラ「僕には使えなかったんだ、ハザードレベルがドライバーの基準値を満たしてなかったから」
シン「ハザードレベル?」
キラ「そう」
シン「なんですそれ」
キラ「まぁ一言で言えばネビュラガスにどれだけ順応してるかって所かな」
シン「ネビュラガス?」
キラ「聖遺物バビロニアの宝物庫から溢れ出てくるガスだよ」
シン「聖遺物って?」
キラ「ノイズとは戦ったよね?それを倒せる唯一のものさ、仮面ライダーを除いて、ね」
シン「そんなもんがあるならなんでそんなガスが溢れ出すんです?ノイズを倒せるもんなんでしょ?」
キラ「まだ詳しく解析されきっていないんだ」
シン「まぁなんでもいいんですけどね」
キラ「とっ話が脱線したねネビュラガスは有害だ、体に入れば異形の怪物スマッシュになってしまうんだ」
シン「でもその話が本当ならあんたもネビュラガスを注入されてるんですか?なんでスマッシュってのになってないんだよ」
キラ「希に怪物にならずに済む人間がいるんだ、それが僕や君の体の持ち主さ、まぁ僕も彼もハザードレベルが基準値に達さなかったから変身出来なかったんだけどね、彼が最後の力で体を治すのと同時にハザードレベルも上げていったんだとおもう」
シン「だから俺は変身出来たのか」
キラ「そういうこと、で?君はこれかどうするの」
シン「決まってます、湊を守る」
キラ「拒絶されたら?」
シン「それでも俺は湊を守ります、あいつに約束したんだ、何があっても守ってみせるって」
扉越しに湊はその話を聞いていた。湊はその瞳に涙はなかった。そしてひとつの決意をする。シンを信じると、兄が残してくれたもの、兄との約束を守ろうとする彼を信じてみようと
そして扉を開ける。
ガチャッ
扉が開く音がした。入ってきた湊を見て
キラ「落ち着いた?」
湊 「はい、お騒がせしました、そのシンさんも」
シン「、、、、、、、、、、いいのか?」
湊 「はい、もう兄さんはいない、私決めたんです、シンさんを信じてみようってそして兄さんの分まで生きようって」
シン「、、、、、、わかった、俺を信じてくれてありがとう」
湊 「はい!それで早速お願いがあって」
その申し出に少し驚くもののシンは
シン「ああいいよ」
湊 「ありがとうございます」
シン「で?何をするんだ?」
湊はポケットから2枚の紙を取り出す
湊 「私とツヴァイウィングのライブに行ってください」
ここから新たな運命が動き出す
to be continued