戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「議長に心を打ち砕かれたシン!だがそれを救ったのはキラだった!キラの叫びにシンは再び立ち上がる!新たな力ラビットタンクスパークリングを手に!」
シン「キラさんに助けられたのが屈辱」
キラ「それ言わなきゃダメ!?」
シン「でも助かりましたよ」
キラ「お、おう」
シン「、、、、、、何恥ずかしがってんの?」
キラ「う、煩いよ!」
作者「どうなる第24章!」


第24章 LOAD OF THE SPEED

side 響 未来 湊

未来「私としてはついてるついてないはあまり関係ないと思うけど、、、、、、」

響は2人に今回の事の次第を伝えた。シンフォギアの事、エルフナインの事、すると未来はとんでもない事を口にする。響は顔を赤くする。

響「えぇ!?」

湊 「未来、それは流石に、、、、、、」

湊も少し顔が赤い、未来は少しむくれ

未来「話を振ったのは響でしょ?しかも最近は上の空だし、、、、、、」

響 「ごめん、、、、、、色々あってさ」

回想

クリス「こいつがロンドンで天ノ羽々斬を壊したアルカノイズ、、」

翼 「ああ、我ながら上手く書けたと思う」

翼がイラストを見た途端キラは吹き出す。シンも笑いを堪えている

クリス「アバンギャルドが過ぎるだろ!現代美術の方面へでも進出する気か!?」

翼 「む!失礼な!こんな感じだったよね?奏?」

奏は既に笑い死に寸前、だがここで流れを断つようにマリアが

マリア「問題は錬金術師と戦えるシンフォギア装者がただの一人だという事実よ」

シン「だな、、、、、、俺とキラさん、響だけじゃ対処しきれるか、、、、、、しかもキラさんは微妙なラインだ」

キラ「うぐっ、、、、、、」

響 「戦わずに分かり合うことは、、、できないのでしょうか、、、、、、」

シン「響?」

マリア「逃げているの?」

響 「逃げているわけじゃありません!」

響はガングニールを握りしめ

響 「適合してガングニールを自分の力と実感して以来、この人助けの力で誰かを傷付けるのはすごく嫌なんです、、、、、、」

だがマリアは

マリア「それは力を持つ者の傲慢だ!」

そう言い切る。だがシンは

シン「マリア!言い過ぎだ!やめろよ!」

マリア「貴方もそう思うでしょう?」

シン「力はただ力だ」

シンはボトルを取り出して

シン「使い方を誤ればそれは悪になる」

回想終了

湊 「ですが響とは逆に兄さんはスッキリしたような顔をしてましたよ、こう付き物のが取れた感じでした」

今朝のシンは何処か雰囲気が違った。

響達が歩きながら話をしていると倒れている人達がいた。

? 「聖杯に思い出は満たされて、生贄の少女が現れる」

声の方へ顔を向けるとそこには自動人形のガリィがいた

響 「キャロルちゃんの仲間だよね!」

ガリィ「そしてあなたが戦うべき敵」

響 「私は人助けがしたいんだ、、、、、、戦いたい訳じゃない」

ガリィは石を取り出す。それはファラやレイアが持っていたものと同じ

ガリィ「貴方みたいにめんどくさい奴を戦わせる方法をよく知っているの」

石を落とすガリィ、足元からアルカノイズが出現する

ガリィ「頭の中のお花畑みたいに踏みにじってあげる」

響はガングニールを握り聖詠を歌おうとする、が

未来「響、、、、、、?」

響 「歌えない、、、聖詠が、、、胸に浮かばない」

湊 「嘘、、、、、、」

響 「ガングニールが応えてくれないんだ!」

 

 

 

sideマリア

回想

マリア「これは、、、セレナのアガートラーム?」

マム「破損したシンフォギアを作戦行動に組み込むことはありません。持っていなさい」

マリアにアガートラームを渡すナスターシャ

マム「これから偽りを背負って戦わなければいけない貴方に小さなお守りです」

マリア「ありがとうマム、大丈夫よ。私セレナのように強く輝けるかな、、、」

回想終了

マリアは食堂で食事をとっていた。すると警報がなる。

マリア「アルカノイズ!?」

マリアは司令室に駆け込む。

友里「アルカ・ノイズの反応検知!急ぎ装者達に対応を、、、

藤尭「調ちゃんと切歌ちゃんのコンディションで戦闘行為は不能です!使用可能なギアがない以上翼ちゃん・クリスちゃん・マリアさんも出せません!」

弦十郎「まともにギアを纏えるのは響君ただ1人、、、、、、」

藤尭「っ!野上君から通信が入りました!」

弦十郎「繋げ!」

シン「状況は!?」

友里「アルカノイズの反応が多数確認されているわ!その近くに響ちゃんと未来ちゃん、湊ちゃんの反応を感知してるの!、、、、、、待って、響ちゃんからガングニールの反応が検知されない、目の前に敵がいるのに、、、、、、」

シン「ともかく向かいます!場所は!?」

友里はシンに場所を伝え通信を切る。

友里「なぜ歌わないの、、、、、、?」

藤尭「歌わないんじゃなく、歌えない?」

弦十郎「緒川!」

緒川「心得ています!」

緒川はそういい司令室を出ようとする。

マリア「一体何が、、、、、、」

緒川「響さんの援護に向かいます!」

そういい緒川は司令室を出る

 

 

 

sideシン 響 未来 マリア 湊

響 「なんで、聖詠が浮かばないの」

響はガングニールを纏う為の聖詠を歌えずにいた。

ガリィ「(ギアを纏えないこいつと戦ったところで意味は無い)」

すると湊が1歩前に出て

湊 「あーあ、まどろっこしいなぁ、、、、、、あんたが立花とどんな関係なのは知らないけどさ、ダラダラとやんなら私ら巻き込まないでくれる?」

普段の湊からは絶対に聞けないセリフに目を点にする響と未来

ガリィ「お前らこいつの仲間じゃないの?」

湊はうんざりした顔をし

湊 「冗談!帰り道がたまたま一緒だっただけ、ほらさっさと道開けなよ」

そう言うとガリィはノイズを引かせる、すると響と未来の手を引き走り出す。

未来「い、今のってお芝居?」

湊 「はい、即興でしたがうまく行きました!早く!逃げますよ!」

だがガリィはニヤリと笑い

ガリィ「と見せた希望をバッサリ摘み取るのよね」

ノイズを響達目掛けて一斉に攻撃されるガリィ、幸いどれも外れるが響の靴がノイズの攻撃を掠めてしまい体制を崩す。その弾みでガングニールを投げ出してしまう。

ガリィはそんなことお構い無しにみに氷の刃を振りかざす。

? 「人の妹に手出してんじゃねぇ!」

ガリィの顔面を蹴り飛ばす、ガリィは横に吹き飛ぶ。蹴ったのは

湊 「兄さん!」

シン「悪い待たせた」

ガリィ「ああ!?てめぇ人の顔蹴りやがって!調子こいてんじゃねぇぞ!」

シン「潰す」

シンの横を猛スピードで走る車その中からマリアが飛び出し空中に舞うガングニールを掴み

マリア「Granzizel bilfen gungnir zizzl」

マリアがガングニールを纏う、前とは違いマントが無くなっている。だがやはりLiNKERがないと適合係数が上がりきっておらずギアからスパークが上がる

BGM 烈槍・ガングニール

シンはドライバーをだしセットする。ラビットタンクスパークリングを振りドライバーに挿入する。

ラビットタンクスパークリング!!

Are You Ready?

シン「変身!」

シュワっとはじける!!ラビットタンクスパークリング!!イエイイエーイ!!!

シンはラビットタンクスパークリングに変身しドリルクラッシャーを取り出す。忍者フルボトルをドリルクラッシャーに挿す

レディーゴー!!ボルテックアタック!

刀身6つに分かれノイズを一気に消し去る。マリアも両腕のガントレットを外し槍に変える、HORIZON†SPEARでノイズを倒す。それを見ていた響は

響 「黒い、ガングニール」

マリア「(戦える、この力さえあれば!)」

弦十郎「発光する部位こそ解剖する機関!気を付けて立ち回れ!」

シン「聞こえたな!マリア!あんま無茶すんなよ」

シンは残りのノイズをかたし始める。マリアはガリィ目掛けて一直線

響 「戦ってる、マリアさんが、、、私のガングニールで、、、」

マリアはガングニールをガリィに穿つ、だが氷で防がれてしまう。

マリア「それでも!」

ガングニールの刀身を分裂させ氷を左右に割る。残った刀身で今度こそガリィを突き刺す。

ガリィ「ざぁんねんでしたぁ」

ガリィは氷をマリアにぶつけ距離をとる。

ガリィ「決めた、ガリィの相手はあんたよ」

ガリィが一気に距離を詰めガングニールのコアを破壊しようとする。ガリィの氷がコアに届くその瞬間

シン「何勝手に決めてんだ」

シンがマリアを受け止め氷を掴んでいた。掴んだ腕からは光が溢れ氷を砕く。それと同時にマリアの纏ったガングニールが強制解除される。

マリア「ぐっ!?ゲホッゲホッ!」

シン「マリア!?湊!マリアを!」

シンはマリアを湊に任せる。

ガリィ「この程度か、ガリィつまんない、、、、、、まともに歌えるやつが一人もいないなんて」

シン「おい人形擬き、だったら俺が相手してやるよ」

ガリィ「へぇ〜あんたが?まぁいいわ顔面蹴ってくれた礼をしてないしね!」

ガリィは氷を連続で放つ。シンは避けようとしない

未来「危ない!」

シンはスパークリングのプルタブ部を1度上げる。

ビルドギア!!撃槍!!

Are You Ready?

シン「アームドアップ」

シンに氷が着弾する。爆煙が上がり煙が舞う。

ガリィ「は?何それ誘っといてそれ?まじありえない」

シン「どっちを見てる、俺はここだ」

ガリィが振り向いた瞬間吹き飛ぶ。

湊 「え!?」

未来「あれって、、、、、、」

マリア「灰色のガング、ニール?」

すると弦十郎から連絡が入る

弦十郎「近くでガングニールに限りなく近い反応を感知した!何が起きている!?」

マリア「シンが、ビルドにガングニールをつけたような姿で戦っています」

弦十郎「シン君が、ガングニールを、だと!?」

拳と脚部に響が最初にガングニールを纏った時に現れていたガントレットとジャッキーを装備したラビットタンクスパークリングがそこにはいた。氷で盾を作るガリィ、シンはジャッキーを伸ばし一気に戻す。そのパワーを使い距離を0にしガントレットで氷諸共殴り飛ばす。スパークリングのパワーにガングニールを掛け合わせた一撃はガリィの頬を砕き大きく飛んでいく。

シン「どうした?その程度か?」

圧倒的なパワーを見せつけたシン。ガリィは立ち上がりシンに襲いかかろうとするが

? 「まてガリィ」

ガリィ「、、、、、、マスター」

何処からかキャロルの声が聞こえガリィを制する。ガリィは溜息をつき石を地面に叩きつける。そして

ガリィ「絶対に許さないわよ?仮面ライダーさん」

そういい残し消える。

シン「、、、、、、とりあえず危機は脱したかな」

安心する皆、すると

3、2、1!オーバーロード!リフォメーション!!

ビルドドライバーから音が鳴ると同時に拳と足の装甲が無くなり本来のラビットタンクスパークリングの状態に戻る。ラビットタンクスパークリングを引き抜き変身を解除する。

シン「マリア!大丈夫か!?」

シンはマリアに駆け寄る。フラフラと立ち上がろうとするが足から力が抜け倒れそうになる。

シン「無理しないでいいから」

シンがマリアを抱える。マリアは顔を赤くするがシンに響に近寄るように言う。マリアはガングニールを握りしめ

マリア「(もしも私がガングニールを手放してなければ、、、いや、それは未練だ)君のガングニー」

響 「私のガングニールです!!これは誰かを助けるために使う力!私がもらった、私のガングニールなんです!」

マリアは響にガングニールを返そうと手を伸ばす。すると響は奪い取るように取り返す。

マリア「そう、ガングニールはお前の力だ、だから目を背けるな!」

響 「目を、背ける?」

シン「マリア今はやめとけ体に障る、響」

シンは車に向かって歩き

シン「今のお前を戦いには出せない、そのままじゃ守る事も戦う事も出来ない」

響 「、、、、、、」

シン「今のお前はただの足でまといだ」

シンはそう言い残し車に乗る。

 

 

 

side 翼 クリス 切歌 調 セレナ

クリス「戦況は!?」

友里「駆け付けたマリアさんがガングニールを纏って敵を退けてくれたわ」

切歌「マリアがデスか!?」

調 「それってつまり私達のように」

翼 「シンフォギアからのバックファイアに自分をいじめながらか、、、無茶をしてくれる」

セレナ「マリア姉さんは!?」

友里「でも途中でガングニールが強制解除されて戦闘不能、野上君が自動人形を退けてくれたわ」

藤尭「今こちらに戻ってくる途中だよ、野上君が応急処置してくれてる」

セレナはほっとする。切歌と調も同様だ

弦十郎「その戦闘について不可解な事が出てきた」

藤尭「これを見て下さい」

藤尭は先程の戦闘の映像を出す。そこにはガリィを蹴るスパークリングの姿が映る。

クリス「これって、、、、、、」

翼 「野上?姿が普段のもとの違う?いやそれより」

調 「腕のあれ、、、、、、」

切歌「ガングニール、デスか?」

友里「いえ、でも限りなく近い反応を検知してるの」

弦十郎「だがシンフォギアとは全く違うのだ、、、、、、」

するとシン達が本部に戻ったと連絡が入る。

 

 

 

 

sideシン 翼 クリス 切歌 調 セレナ

シンを司令室に呼ぶよう連絡する事10分

シン「入ります」

弦十郎「すまないな、戦闘のあとで疲れている所」

シン「いえ、俺を呼んだのはビルドギアの事ですよね?」

クリス「ビルドギア?」

シン「ああ、さっきガングニールに近い反応出たろ?」

弦十郎「あれは一体なんなんだ?」

シン「ビルドギア、あれはラビットタンクスパークリングに搭載されている武装生成機能です」

翼 「武装生成?」

シン「そ、スパークリングの中にはガングニール、天ノ羽々斬、イチイバルの戦闘データが入ってて俺はそれをビルドドライバーを通して使うことが出来るんだ」

切歌「なんで他のははいってないデスか?」

シン「キラさん曰くデータが足んなかったって」

調 「でもその3つが使えれば」

シン「でもこの機能も万能っては訳じゃないんだ」

翼 「?何故だ、その機能さえあればどの距離だろうと」

シン「こいつは俺に合うように出来てるんだが、俺が未熟なせいなのかわかんないんだけど初期設定《フォーマット》状態、つまりは100%の力は出せてないんだ、、、、、、そのせいで各300秒しか使えない、それ以降は10分のインターバルを空けないと再使用出来ないんだよ、だから色も灰色なんだ」

クリス「なんとも中途半端だな、、、、、、」

シン「うっせ、まぁ100%の力使えるようになれば何処かしらにボトルをセットできるようになる、らしい、、、、、、キラさん曰く、だけど」

セレナ「ボトルを入れるとなにか起きるんですか?」

シン「なんでも俺専用に形状変化してフィットするようになるんだと、後色が変わってボトルセット前なら時間制限はないんだとさ、こんなもんなんですけどいいですかね説明は?」

弦十郎「ああ、すまないな」

シン「いえ、じゃあマリアん所戻りますね、プリン食べたいって駄々こねてたんで」

切歌「マリアがデスか、、、、、、」

調 「(、、、、、、たまたま甘えるタイミングが出来たんだね、マリア)」

セレナ「(、、、、、、たまたま甘えるタイミングが出来たんだね、マリア姉さん)」

シンは司令室を後にしマリアの元に向かう。その途中で売店によりプリンを買う。

シン「、、、、、、姉妹でプリン好きか」

 

 

 

side翼 クリス 切歌 調 セレナ

弦十郎はシンが退出したのを見送り

弦十郎「現状、自動人形に対処出来るのがシン君のみというのは良くない、そこでエルフナイン君から提案があるそうだ」

クリス「提案?ぶっ壊れたシンフォギアで何が出来んのか?」

エルフナイン「はい、ですが正確には現在あるシンフォギアを強化する、というのが正解です」

翼 「出来るのか!」

エルフナイン「それを可能にするのが魔剣ダインスレイフです」

弦十郎「我々はダインスレイフによるシンフォギア強化プランをプロジェクトイグナイトと名付けた」

翼 「イグナイト、、、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

sideキャロル

キャロルの元にガリィが帰還する。キャロルはガリィを睨みつけているが

ガリィ「そんな顔しないでくださいよぉ。ロクに歌えないのと歌っても大したことない相手だったんですからぁ、あんな歌を毟り取った所で役に立ちませんって」

キャロル「それで勝てもしない相手に向かって玉砕か?」

ガリィ「そんな訳ないじゃないですかぁ」

キャロル「ほぉ?なら見せてみろ、成果があるのだろう?」

ガリィの見たものをキャロルに見せる。だがキャロルは溜息をつき

キャロル「この程度しかないのか?まぁいい、次こそはあいつの異端を叩いて砕け。これ以上の遅延は計画が滞る、、、、、、貴様らもそろそろ動いてもらうぞファウスト」

スターク「なに慌てるな、確かに今のシンははっきりいって俺より強い、が所詮一人だ」

霧の中からスタークが現れる。

スターク「シンはカナードに抑えさせ後の奴で攻め込めばすぐカタがつくさ」

ガリィ「その間にレイラインの解放、わかってますとも。ガリィにおまかせです!」

キャロル「お前に戦闘特化のミカをつける、いいな」

すると赤い服を着た自動人形、ミカが

ミカ「いいゾ〜」

ガリィ「先に言ってんじゃねぇよ!」

スターク「ハッハッハ!面白いねぇ自動人形ってのは、よし!うちのハードスマッシュを付けてやるよ、オルガ、クロト、シャニ聞こえたな?」

すると3人が入ってきて

オルガ「ちっ」

クリス「人相手はあんまやりたくないんだけどね」

シャニ「うざい」

ガリィ「あんたらあたしの手足になってもらうからね」

オルガ「はぁ?てめぇの手足なんぞ死んでもなるか」

クロト「仕方ないからお前がやられるところ見に行ってやるだけだよ」

シャニ「そっちなら面白そうだしね」

ガリィ「あぁ!?」

オルガ「奏者1人もまともに倒してねぇんだろ?」

クロト「そういう事ですね!」

ガリィ「(チッ、せめてあの時ハズレ装者のギアが解除されなければ、、、)」

 

 

 

 

side響 未来

ガリィ襲撃後2人は寮の自室に戻り布団に入っていた

響はシンとマリアに言われた事を思い出す。自分の代わりに戦ったマリア、足でまといと言ったシン、どちらも間違っていない

未来「眠れないの?」

響 「ごめん、気を使わせちゃった、、、、、、歌えないんだ、誰かを傷つけることが怖くて、、、、、、」

未来「響、、、、、、」

響 「私の弱さがみんなを危険に巻き込む。なのに、、、、、」

未来は響を抱きしめ

響 「私は知ってるよ。響の歌が誰かを傷付ける歌じゃないことを」

 

 

 

 

sideマリア 切歌 調

マリア達はある墓の前に立っていた。掘られている名はナスターシャ、遺体を回収した後シンが政府に脅しをかけ墓まで用意してくれたのだ。調は花を、切歌は何故か醤油を持って

切歌「マムの大好きな日本の味デス!」

調 「私は反対したんだけど常識人の切ちゃんがどうしてもって、、、」

ここにシンがいたら止められていたであろう。

2人は持っていたものを供える。両手を合わせ目を閉じる。

マリア「(ネフィリムと対決したアガートラームも再び纏ったガングニールも窮地を切り抜けるのはいつも自分のものではない力)」

そしてその力は砕け戦えなくなる。シンがいなければどうなっていたか分からない。

マリア「私も変わりたい。本当の意味で強くなりたい」

そう呟くと切歌と調が

調 「それはマリアだけじゃないよ」

切歌「私達だって同じデス」

 

 

 

side シン 未来 湊

シン「響が歌えないのって歌う理由を忘れたからじゃないか?」

未来「響が歌う理由?」

響の悩みをシンと湊に相談した、あれだけ酷く言ったシンだが心配はしている。そして何より過保護だ

湊 「それってどういう事ですか?」

シン「これは俺の勝手な推測だぞ?」

それでも構わないと首を縦に降る未来

シン「あいつ最初は適合者じゃなく融合者だったろ?でも今は違う。適合者として歌う理由と前の時で何かが変わってしまった」

湊 「つまり理由を今一度思い出せば」

シン「可能性はあるんじゃないか?ま、俺は戦わくてもいいと思うけどな」

湊 「何故ですか?戦力は減ってしまいますよ」

シンはコーヒーを飲み干し握りつぶす。それをゴミ箱に投げ入れ

シン「戦わなくていいならそっちの方がいいよ、それに戦力が減っちゃったら俺が倍戦えばいいだけだし」

未来「師匠は、怖くないんですか?戦うのが」

シン「怖いよ」

未来「じゃあ!」

シン「でも誰かを失う方がもっと怖い」

湊 「兄さん、、、、、、」

 

 

 

side翼 奏 クリス エルフナイン

エルフナイン「ガリィ・レイア・ファラと未だ姿を見せないミカの4体がキャロルの自動人形となります」

クリスは悔しそうに

クリス「人形遊びに付き合わされてこの体たらくかよ、、、、、、!」

奏 「そう落ち込むなって、あたしらだってやられたんだ」

弦十郎「超常脅威への対抗こそ俺達の使命。この現状を打開するためエルフナイン君が計画の立案があった。プロジェクト・イグナイトだ、いつまでもアルカノイズをシン君1人に対処させる訳には行かん」

緒川「イグナイトモジュール…こんなことが本当に可能なのですか?」

エルフナイン「錬金術を応用することで理論上不可能ではありません。リスクを背負うことで対価を勝ち取るその為の魔剣ダインスレイフです」

友里「!アルカノイズの反応感知!近くに響ちゃんと未来さんの反応確認!モニターに出します!」

モニターに響と未来がアルカノイズから逃げている様子が映し出される、そこには赤い服を着た自動人形、ミカも映っている。

エルフナイン「ついにミカまでも、、、」

弦十郎「ちっ!シン君は!?」

友里「シン君!聞こえる!?響ちゃん達が!」

シン「何!?ちっ!こっちにも敵がいます!交戦中!響達に出来るだけ時間を稼ぐよういってください!後キラさんに連絡を!」

弦十郎「なんだと!?こんな時に分断されたか!シン君の方の映像を出せ!」

別のモニターにシンとグリスの戦闘の様子が映る。

弦十郎「金色の仮面ライダーだと!?」

 

 

side響 未来

未来「響は初めて纏った時のこと覚えてる?」

響 「え?えっと、、、覚えてないよそんな前の事、、、、、、」

未来「その時の響は誰かを傷つけたいと思って歌ってたのかな?」

響 「そんなことない、と思う」

突如目の前にアルカノイズが現れる。響は未来の手を取り走り出す。

ミカ「逃げてないで戦ってほしいゾ〜」

響達は廃棄された工場に入る。階段を上り上に行こうとすると響の足元をアルカノイズの攻撃が掠め崩壊する。

未来「響!」

ミカ「いい加減戦ってくれないと君の大切なもの解体しちゃうゾ?友達バラバラでも戦わなければこの街の人間を、犬も猫もみんな解剖だゾ~」

ミカの言葉に響は反応し聖詠を歌おうとするが歌が浮かばない。ミカは呆れたように

ミカ「ダメダメだゾ、ならお前らあいつをやっちゃうんだゾ」

響 「!未来!逃げて!!」

だが未来は逃げない

未来「あのね響!響の歌は誰かを傷付ける力じゃないよ!私だから知ってる!だってずっと、ずっと一緒にいたんだもん!!」

ミカはアルカノイズに未来を攻撃するように指示する。アルカノイズの腕が未来を捉えようとした瞬間

スクラップブレイク!!

未来を襲おうとしたアルカノイズが蒼炎の龍に飲み込まれ塵になる。

? 「危機一髪、だね!」

未来「キラ、さん?」

そこにはクローズチャージに変身したキラがいた。まだ体に電流が走っている。

キラ「っ!まだダメか、、、、、、響ちゃん!確かに戦うのって怖いと思うよ」

キラはツインブレイカーをビームモードにしミカを撃つ。ミカは両腕で弾く

キラ「でもそれは逃げていい言い訳にはならないよ!僕もそうだった!僕しか戦えないから戦う、それじゃダメなんだ!そんな義務感で戦うのはいつか自分を見失ってしまうから、僕は見つけたんだ戦う理由を!僕の戦う理由はシンの背中を守る為、誰かの為に戦う彼を守る為に!響ちゃんにはないのかな?いやある筈だ」

スパークが激しくなっていく、ミカの攻撃を躱しながら

キラ「グゥっ!だから!自分の戦う理由を思い出して!君はまだ戦えるはずだ!歌える筈だ!」

未来「私の大好きな響の歌を、みんなのために、歌って!!」

突如未来の足元が崩れ崩壊する。それと同時に響の中にガングニールの聖詠が浮かぶ。響の戦う理由それは

響 「(ああ、そうだった、私は憧れたんだ、あの人に、、、、シンさんみたいに誰かを守りたくって、、、、、、シンさんはいつでも私の、私達の大切な物を守ってくれた、でも守られてるだけじゃダメなんだ!未来を守るのは私なんだ!!未来だけじゃない、皆を守る為に!)Balwisyall Nescell gungnir tron」

響はガングニールを纏い未来を助ける。

響 「ごめん。私この力と責任から逃げ出してた、だけどもう迷わない。だから聴いて。私の歌を!」

 

 

 

 

 

sideシン

シン「はぁ、、、、、、」

シンは絶賛自己嫌悪中であった、なぜあんな言い方をしてしまったのかと、それの贖罪の為に未来にアドバイスをしたものの果たしてそれが正しかったかは謎だった。

シン「大丈夫、響なら、、、、、、答えを見つけられる」

シンは自分が信じないでどうすると言い聞かせる。

? 「見つけた」

シン「あ?」

声の方に顔を向けるとそこにはスクラッシュドライバーを持った黒いジャケットを着た青年がたっている。

シン「あんた、、、、、、」

カナード「カナード・パルスだ」

シン「なんの用だよ」

カナード「ボトルを奪いに来た」

スクラッシュドライバーを腰にセットするカナード、ロボットゼリーの蓋を開けドライバーに挿す。

ロボットゼリー!!

カナード「変身」

捩れる!!

溢れる!!

流れ出る!!

ロボットイングリスゥ!!ブルゥァァァ!!

カナード「心火を燃やしてぶっ潰す!」

カナードはグリスに変身する。シンもドライバーを取り出し巻く。ラビットタンクスパークリングを振りプルタブを開きドライバーにセットする。

ラビットタンクスパークリング!!

Are You Ready?

シン「変身!」

シュワっとはじける!!ラビットタンクスパークリング!!イエイイエーイ!!!

プルタブを引きレバーを回す

ビルドギア!!撃槍!!

Are You Ready?

シン「アームドアップ」

スナップライドビルダーがガングニールのアウフヴァッヘン波形型に出現しシンを挟む。拳と足にガングニールのアーマーが現れる、足を広げ左手を地面につけ

シン「行くぞ!」

その瞬間シンが消える。カナードの後ろに移動し蹴りを入れる、カナードは反応出来ず

カナード「がっ!?」

カナードはビルに吹き飛ぶ、すると友里から連絡が入る

友里「シン君!聞こえる!?響ちゃん達が!」

グリスは瓦礫を押しのけツインブレイカーをビームモードにし弾丸を放つ

シン「何!?ちっ!こっちにも敵がいます!交戦中!響達に出来るだけ時間を稼ぐよういってください!後キラさんに連絡を!」

ビームを拳でたたき落としグリスに対峙する。

カナード「やるな!旧式のドライバーでここまで出来るとは、、、、、、流石スタークをひかせただけの事はある!」

シン「退いてくれ、アンタの相手をしてる暇はない!」

カナード「貴様になくとも俺にはある」

シン「なら」

ガントレットを引き伸ばす。脚部のジャッキーを伸ばし、戻しその勢いで前に跳ぶ

シン「力で退かすだけだ!」

伸ばしたガントレットをカナードに叩き込む。カナードはツインブレイカーをアタックモードにし対抗する。

カナード「いいぞ、もっとだ、もっと!俺を楽しませろ!!」

ツインブレイカーにロボットフルボトルとヘリコプターフルボトルを挿す、ツインブレイカーの刀身に螺旋を描きながらエネルギーが集まる

カナード「激突!!」

ツイン!!

ツインブレイク!!

グリップを握る

カナード「破壊!!」

シンは両腕のガングニールにエネルギーを溜める。再びジャッキーを伸ばし跳ぶ

シン「ぶっ飛べ!!」

カナード「撃破!!」

2つのエネルギーがぶつかり大爆発する。

シン「ぐぁっ!」

カナード「ぐっ!」

2人は吹き飛び瓦礫にぶつかる。ビルドの無線機能に友里から連絡が入る

友里「シン君!響ちゃんが!」

 

 

 

 

 

side響 キラ

BGM 限界突破 G-beat

響はアルカノイズを次々と倒していく。キラも体からスパークを上げながらもノイズを倒し未来を守る。

キラ「響ちゃん、、、、、、見つけたんだね」

ミカに向かって拳を振るう響、ミカも頭部のブースターを吹かし拮抗させる。響は足のジャッキーを使い勢いをつけて拳を振るう、ミカの両腕を吹き飛ばし腹に拳を叩き込む。そのまま吹き飛ばし勢いをつけ直しもう一撃食らわせようと殴った瞬間

響 「え?」

ミカは水になり消える、柱の影にガリィが見え

ガリィ「残念。それは水に映った幻」

既に真下にはミカ本体が攻撃態勢を整え突撃してくる。

響 「がっぁぁぁぁぁあ!!??」

ガングニールのコアにミカのオレンジ色の水晶がぶつかる。ミカはそのままブースターを使い飛び上がる。ガングニールにひびが入り纏ったシンフォギアが無くなり地面に落ちる。

未来「いや、いやぁぁぁあ!!!」

 

 

 

to be continued




作者「ビルドギアはオリジナル武装です」
シン「なんで3つだけにしたんだ?」
作者「スパークリングの存在感薄れるかなって思って、、、、、、」
キラ「十分薄まってない?てかボトル全然使ってないよ」
ギルバート「いらないなら私にくれないかね?」
作者「シャアに渡すのはちょっと、、、、、、」
ギルバート「私はシャアではないのだが」
作者「一応ビルドギアは使用者の経験値が上がるにつれてデータが更新されて強くなる設定です。あとガンダム要素入れるために灰色にしました」
シン「じゃあPS装甲みたいに色つくのか?」
作者「シンの頑張りによるよ」
カナード「いきなり蹴り飛ばされた事はどう思っている」
作者「悪いとは思っている、だが私は謝らない!(キリッ)」
カナード「(イラッ)」スクラップフィニッシュ!
作者「ぎゃぁあぁぁぁ」
スターク「今回はここまでだ!それじゃあなチャオ!」

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