戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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壊さねばならない、ならば破壊のその先は?
その先に残るのは虚無と絶望
なら俺が何度だって希望を創造(ビルド)する


第32章 光りさす道

sideシン 響 翼 クリス 奏

シン「うおぉぉおっらぁぁあ!!!」

鋼鉄の拳がキャロルを捉えるが

キャロル「甘い!!吹き飛べビルドォ!!」

キャロルは錬金術の風をシンにぶつけ地面に落とす、フラフラと立ち上がるシン

シン「まだ、まだだ、、、、、、!」

クリス「一旦離れろっての!」

クリスはミサイルをキャロルに向けて撃つが撃ち落とされる

クリス「つかなんで錬金術師が歌ってやがる!」

キャロル「七つの惑星と七つの音階、宇宙の調和は音楽の調和、ハーモニーより通じる絶対真理。その成り立ちが同じである以上おかしなことではないと言っている!」

シン「バラルの呪詛、、、、、、」

キャロル「万象を知ることで通じ、世界と調和するのが錬金術ならば言葉を超えて世界と繋がろうと試みたのが」

響 「歌、、、、、、」

キャロル「錬金術も歌も失われた統一言語を取り戻すために創造されたのだ!その起源は明らかにされてないがお前達なら推察するのも容易かろう?」

奏 「フィーネ、、、、、、」

キャロル「東京の中心はレイラインの終着点。逆に考えればここを起点に全世界に歌を伝播させられるという道理だ」

翼 「そのために安全弁である要石の破壊を!」

クリス「もう、ダメなのかよ、、、、、、」

シン「諦めんな!!」

シンは再び空に飛び

シン「アイツらがシャトーはどうにかしてくれる!!仲間を信じろ!!」

マリア「ええ、例え万策尽きたとしても1万と1つめの手立てがきっとある!」

マリアの声がシャトーからシン達に響く

調 「私たちが食い止めている内に!!」

切歌「ちゃっちゃとすませるデース!!」

キラ「そういう事!!」

翼 「月詠、、、、、、」

響 「切歌ちゃん、、、、、、」

シン「俺達は全力でキャロルを止める!!」

 

 

sideキラ カナード マリア 切歌 調 セレナ

キラ「うらぁぁ!!」

ローグ「ふん!!」

ツインブレイカーとスチームブレードがぶつかり火花を散らす

キラ「これは絶対止める!!止めてみせる!!」

カナード「ああ!俺達が終わらせる!!」

ウェル「血が足りないから踏ん張れないって言っただろ。子供はいつも勝手だな!」

キャロル「生きていたのかドクター・ウェル!何をしている」

ウェル「シャトーのプログラムを書き換えているのさ、錬金術の工程は分解と解析、そして!」

キャロル「機能を反転し分解した世界を再構築するつもりなのか!」

カナードはリモコンブロスを掴みエンジンブロスに向かって投げる

カナード「足りないな、全っ然足りねぇ!!!」

ヴェイア「こいつ、前より強くなってやがる!!」

カナード「当たり前だ!!俺は立ち止まらない!!アイツらに顔向けが出来なくなるからなァ!!!」

BGM ターゲット 赤い衝撃

カナードはドライバーから新たな武器を取り出す

グリスアロー!!(ガシャコンスパローをボタン無くして刃部分を伸ばした物、分離可能、ボトルスロット1つ有り)

右腕にゲルが纏わり弓を形成する。カナードはグリスアローとツインブレイカーを振るい2人のブロスを圧倒する。

カナード「全身!!」

ヴェイア「ぐっ!」

ツインブレイカーでヴェイアを殴る

カナード「全霊!!」

ソキウス「うっ!」

グリスアローでソキウスを切り裂く、2人はカナードから距離をとりネビュラスチームガンとスチームブレードを連結させる。カナードはグリスアローを2つに分けツインブレイカーの左右に合体させる

グリスアローブレイカー!!

カナード「全開!!今の俺はなぁ!!負ける気がない!!!」

ヴェイア「くせぇ事言ってんじゃねぇよ!!死ね!!」

ツインブレイカーをビームモードにし本体にロボット、ヘリコプターのボトルを挿しグリスアローのボトルスロットにコミックフルボトルを挿す、ヴェイアはネビュラスチームガンにギアエンジンのボトルを挿す

トリニティ!!トリニティフィニッシュ!!

ボトルのエネルギーで出来た矢を放つ

ギアエンジン!!ファンキーショット!!

ライフルモードのネビュラスチームガンから歯車状のエネルギー弾を撃つ。矢と歯車がぶつかる。一瞬拮抗するが矢が突如数を増やし勢いを増し歯車を破壊しヴェイアとソキウスを襲う

キラ「やるねカナちゃん!なら僕も!!」

ローグ「ふん、私にそう簡単に勝てると思うな!!」

キラはビートクローザーでローグのスチームブレードをいなし躱す。反撃のチャンスを狙っているが隙がない

キラ「(ここはあえて隙を見せて、、、、、、)ふっ!!」

ローグ「甘い!」

ツインブレイカーを大きく振るうキラ、それを紙一重で避けスチームブレードをキラに振り下ろす

キラ「そう来ると思ったよ!!」

キラは体を捻り膝蹴りをローグの脇腹に叩き込む、だがローグは腕でガードする

ローグ「その程度読めない訳無いだろう!」

キラ「だろうね!今だ!!クローズドラゴン!!」

クローズドラゴン「ギュアァァ!!」

ローグの目の前に突如クローズドラゴンが現れブレスを顔面に向け吐く、ダメージにはなっていないが隙が生まれる

キラ「ナイス!クローズドラゴン!」

クローズドラゴン「ギュア」

キラはクローズドラゴンを褒めるがクローズドラゴンはさっさと倒せと言わんばかり、キラはツインブレイカーにクローズドラゴンを挿す

レッツブレイク!!

蒼炎の龍がローグに向かって飛んでいく、ローグはトランスチームガンにバットエボルボトルを挿す

バット!!スチームブレイク!!

トランスチームガンの銃口から巨大な蝙蝠状の弾丸が撃ち出される。龍と蝙蝠がぶつかり爆発が起きる

キャロル「シャトーの構造が耐えられるものか!お前達丸ごと飲み込んで、、、」

ウェル「そう!爆散する!」

キラ「エッ!?聞いてないんだけどォォ!?」

ウェル「どっちにしても分解は阻止できる!ほんと嫌がらせってのは最高だ!」

カナード「こいつ狂ってやがる、、、、、、!さっさと倒して脱出するぞ!!」

 

 

 

 

 

sideシン 響 翼 クリス 奏

キャロル「世界の分解は止まらない」

響 「止めてみせる!!エルフナインちゃんの想いで!!」

クリス「よせ!」

響はイグナイトを起動させようとするがクリスに止められる。キャロルはそんなこと気にせず弦を伸ばし響達を襲う。シンは空に飛び避けそのまま拳をキャロルに向け殴りかかろうとする、が

3、2、1!オーバーロード!リフォメーション!!

シン「なっ!?しまった!?」

空中でビルドギアが時間切れで解除されてしまう、キャロルはそれを見逃さず弦を集めハンマーを作りシンに叩きつける。咄嗟にガードするが

シン「ぐっ!?」

地面に落ちシンの周りにクレーターが出来る

キャロル「極太のとどめをブッ刺してやる!」

キャロルが錬金術で作り出した力をシンに向け落とす。

奏 「シン!!逃げろ!!」

 

 

 

 

 

sideキラ カナード マリア 切歌 調 セレナ

マリア達は周りのアルカノイズを全て倒した。するとナスターシャが現れ姿を変える、それは

切歌「昔のマリア、、、、、、」

黒いガングニールを纏っていた頃のマリアの姿だった、それを見たキラとカナードが

キラ「ああ、突っ張ってた頃のマリアさん?」

カナード「自称フィーネとか言っていた痛い頃か」

マリア「うるさいわよ!?」

黒いガングニールを纏ったマリアはHORIZON†SPEARをマリアに向け放つ、マリアは横に飛び避ける

黒マリア「私はフィーネ。そう。終わりの名を持つ者だ」

マリア「そうか、お前は私、、、、、、過ちのまま行きついた私達の成れの果て!」

切歌「だけど黒歴史は塗り替えてナンボデス!」

セレナ「これは私たちの罪!」

調 「シャトーが爆発する前にこの罪を乗り越えて脱出しよう!」

BGM 「ありがとう」を唄いながら

マリアの端末にエルフナインから連絡が入る

エルフナイン「マリアさん!通信機をウェル博士に預けてもらえますか。僕も自分らしく戦います!」

マリアは端末をウェルに投げる。ウェルは端末を受け取り

エルフナイン「この端末をシャトーに繋いでください。サポートします!」

ウェル「胸が躍る!だけどできるのかい?」

ウェルはシャトーのシステムに端末を接続する

キラ「エルフナインちゃん!レイラインを、フォトスフィアを使うんだ!!」

エルフナイン「はい!演算をこちらで肩代わりして負荷を抑えます!掌握しているシャトーの機能を再構築に全て充ててください!」

カナード「俺達もさっさと倒すぞ!」

ヴェイア「倒されんのはテメェだ!!おいソキウス!奥の手使うぞ!」

ソキウス「、、、、、、」

ソキウスはギアリモコンをヴェイアに投げる

ローグ「勝手なことをするな」

ヴェイア「うるせぇ!!」

カナード「何をしても俺は負けん!!」

ヴェイア「ぶっ殺してやるよ!これが俺様の本当の力だ!!」

ギアエンジン!!

ギアリモコン!!

ファンキーマッチ!!

ヴェイア「潤動!!」

フィーバー!!パーフェクト!!

ソキウスの体からリモコンブロスのアーマーが全て外れヴェイアに向かって飛んでいく、ヴェイアのエンジンブロスの歯車のアーマーも外れる2つの歯車がぶつかり噛み合う。歯車のアーマーがヴェイアを再び包み込むと白と緑の歯車の戦士が現れる

ヴェイア「ヘルブロス参上ってな!」

カナード「合体した程度で調子に乗るな!」

ヴェイア「ただの合体じゃねぇことを教えてやる!」

カナードはツインブレイカーアタックモードでヴェイアに殴りかかる、がヴェイアはアタックモードの刃部分を掴み先程やられたようにカナードを投げ飛ばす、空中で体制を直しビームモードに変え引き金を引く。弾丸はヴェイアに向かって飛んでいくが片手で叩き落とされる

ヴェイア「どうしたァ!?その程度かよ!!」

ヴェイアは両腕から歯車を出し巨大化させカナードに打ち付ける、カナードはツインブレイカーを盾がわりにするが耐えきれず吹き飛ばされ壁にぶつかって止まる

カナード「ガハッ!!」

ヴェイア「ギャハハハハッ!!ホラホラァ!!どうしたァ?」

キラ「カナちゃん!!」

ローグ「貴様の相手は私だ」

キラの前にローグが立ち塞がる

キラ「どけぇぇ!!」

ローグ「怒りまかせか、ふっ!」

ツインブレイカーとスチームブレードがぶつかる。キラはビートクローザーを出し投げつける、ローグはトランスチームガンでビートクローザーを撃ち落とす。その隙をついてカナードの方に向かおうとするが

ローグ「私が相手だと言っている」

ローグが先回りしスチームブレードでキラを切り裂く

キラ「ぐっ!」

ローグ「これで終わりだ」

ローグは背中から翼をだし飛翔する、フロア内を駆け巡り回転しながらキックをキラに叩き込む。キラは反応出来ず地面にめり込み蝙蝠型のクレーターが生まれる

キラ「ゴホッ!!」

ローグ「終わりだ」

ローグはもう戦えないと判断しキラ達の敗北を宣言する、しかし

キラ「だれ、が、、、、、、終わり、だって?」

カナード「わらわ、せるな!!」

2人は立ち上がる。それを見たローグは驚きを隠せない

ローグ「馬鹿な!なぜ立てる!?」

キラ「わからない?わからない、ですよね、僕達が立ち上がれる理由」

カナード「そんなもの、きまって、いる!」

キラ「どれだけ傷付いても立ち上がる彼に追いつく為に」

カナード「俺を信じ俺が信じたあいつらの為に、そして」

キラ カナード「愛と平和の為に!!僕達(俺達)は何度だって立ち上がれる!!!」

キラとカナードはヴェイアとローグに向かって突貫する、一方マリア、切歌、調、セレナは黒いマリアと激戦を繰り広げていた

マリア「(私が重ねた罪を私一人で、、、、、、)」

黒いマリアはHORIZON†SPEARをマリアに向け放つ、マリアは防御の体制をとろうとするがマリアの前に盾を構えたセレナが現れビームを打ち消す

セレナ「この罪を乗り越えるには」

調 「四人一緒じゃないと」

切歌「いけないのデス!」

マリア「ありがとう、、、、、、3人とも、、、、、、ドクター!!私達の命に代えても守ってみせる!だからドクターは世界を!」

ウェル「(ちっ、、、、、、これだから子供は嫌いだ、、、、、、だが、こんな僕を信用しているんだ、答えてやらないと大人としての誇りに傷をつける!)もちろん最初からそのつもりだ!!」

キラ達は通信をシン達に入れる

マリア「翼と奏とたったステージは楽しかった、次があるならその時は朝まで貴方達と歌い明かしてみたいわ」

翼 「マリア、何を、、、、、、?」

奏 「いつだって歌ってやるよ!」

切歌「命がけで戦った相手とも仲良くできるクリス先輩はすごいなって!憧れてたデスよ!!」

セレナ「うん、本当に凄いって思った!」

クリス「お前らにだってできる!できてる!」

調 「ごめんなさい。あの日何も知らずに偽善と言ったこと、ほんとは直接謝らなきゃいけないのに」

響 「そんなの気にしてない!だから、、、、、、」

カナード「なにも持っていなかった俺のこの手の中に、こんなにも多くのものが溢れている。お前のおかげだシン」

ツインブレイカーにクワガタとフクロウのボトル、グリスアローにキャッスルフルボトルを挿しドライバーのレバーを倒しフルボトルのパワーで作り出した矢にロボットゼリーの力を合わせヴェイアを射る

シン「ふざけんな!お前はまだこれからも沢山その手は色んなもので溢れるんだ!だから!」

キラ「ほんっと君には助けられっぱなしでさ、マトモにお礼を言ったこと無かったね」

キラはクローズドラゴンにドラゴンインパクトボトルを入れツインブレイカーに挿しビートクローザーにドラゴンフルボトルを挿しグリップエンドを引く

シン「そんなことどうでもいい!!約束したろ!!絶対帰ってくるって!!」

キラ「ごめん、守れそうにないや」

ドライバーのレバーを倒しツインブレイカーとビートクローザーにドラゴンゼリーの力を付与させローグに向かって放つ

黒いマリアは姿を変えナスターシャに戻る。だがマリアは迷いなくSERE†NADEをナスターシャに向け振るう

マリア「ありがとう、そしてさようなら、、、、、、お母さん」

ナスターシャは少し笑い

マム「本当に強くなりましたね、皆」

 

 

 

sideシン 響 翼 クリス 奏 未来

シン「はぁっはぁっはぁっ!あぶねっ!」

シンはキャロルの攻撃を何とか躱しビルドドライバーからホークガトリンガーと4コマ忍法刀を出し構える、だがキャロルがシャトーの方をみて

キャロル「やめろ、、、俺の邪魔をするのはやめろ、、、、、」

と狼狽え始める、するとシン達の通信機にマリア達からの声が聞こえた

マリア「翼と奏とたったステージは楽しかった、次があるならその時は朝まで貴方達と歌い明かしてみたいわ」

翼 「マリア、何を、、、、、、?」

奏 「いつだって歌ってやるよ!」

切歌「命がけで戦った相手とも仲良くできるクリス先輩はすごいなって!憧れてたデスよ!!」

セレナ「うん、本当に凄いって思った!」

クリス「お前らにだってできる!できてる!」

調 「ごめんなさい。あの日何も知らずに偽善と言ったこと、ほんとは直接謝らなきゃいけないのに」

響 「そんなの気にしてない!だから、、、、、、」

カナード「なんにも持っていなかった俺のこの手の中に、こんなにも多くのものが溢れている。お前のおかげだシン」

シン「ふざけんな!お前はまだこれからも沢山その手は色んなもので溢れるんだ!だから!」

キラ「ほんっと君には助けられっぱなしでさ、マトモにお礼を言ったこと無かったね」

シン「そんなことどうでもいい!!約束したろ!!絶対帰ってくるって!!」

キラ「ごめん、守れそうにないや」

シャトー内から光が溢れ出す

キャロル「お願い!やめて!私とパパの邪魔をしないで!」

キャロルは泣きじゃくりながら魔法陣をシャトーに向け

キャロル「やめろー!!」

錬金術の光がシャトーに突き刺さる。為す術もないシン達、シャトーは制御を失い都庁に落ちる

キャロル「シャトーが、、、、、、託された命題が、、、、、、」

シン「分解されたものが再構築されていく、、、、、、でも、人は、、、、、、人間は、、、、、、」

シンは拳を握りしめ壁を殴る、壁は崩れ落ちる。響達は涙を流し自分の無力さを嘆く

翼 「投降の勧告だ!貴様が描いた未来はもう瓦礫と果てて崩れ落ちた!」

エルフナイン「もうやめよう?お願いキャロル、、、、こんなこと僕達のパパはきっと望んでいない、、、、、、火炙りにされながら世界を知れと言ったのは僕達にこんなことをさせるためじゃない」

キャロル「そんなの分かってる!!だけど殺されたパパの無念はどう晴らせばいい!?」

シン「、、、、、、アンタのお父さんは何か大事なことを伝えたかったんじゃないか」

シンは変身を解く

シン「命がけの瞬間に出るのは一番伝えたい言葉だと思う」

キャロル「ならば真理以外ありえない!」

エルフナイン「錬金術の到達点は万象を知ることで通じ世界と調和すること、、、、、、」

キャロル「調和だと!パパを拒絶した世界を受け入れろと言うのか!?言ってない!パパがそんなこと言うものか!」

エルフナイン「だったら代わりに回答する。命題の答えは「許し」」

キャロル「許し、だと!?」

エルフナイン「世界の仕打ちを許せと伝えていたんだ!ゴホッ!」

シン「エルフナイン!?」

通信機越しなので分からないが傷は相当深いようだ

キャロル「チフォージュ・シャトーは大破し万象黙示録の完成という未来は潰えた、ならば過去を捨て今を蹂躙してくれる!」

エルフナイン「駄目だよ!そんなことしたらパパとの思い出までも燃え尽きてしまう!」

シン「、、、、、、ふざけんな、そんなことの為にアンタのお父さんはアンタに命題を託した訳じゃない!!」

キャロル「うるさい!!黙れ!!!」

キャロルの周りに再び魔法陣が現れる

響 「キャロルちゃん!?何を!」

キャロル「復讐だ!!」

逆巻く風に響達は飛ばされそうになる

キャロル「最早復讐しかありえない!!」

奏 「復讐の炎は全部を燃やすまで消えないってのか!?」

クリス「エルフナインは復讐なんて望んじゃいねぇ!」

響 「うん。エルフナインちゃんの望みは…!」

未来「響!!」

響達が抜剣しようとした時避難誘導を終えた未来が走ってくる

響 「未来!?ダメだよ!未来も避難して!」

未来「ううん、私も戦う!!」

未来はあるものを取り出す、それは

奏 「それは!」

クリス「LiNKER!?まさか!」

未来はLiNKERの注射器を首元に刺し中身を体に入れる、そして

未来「Rei shen shou jing rei zizzl」

未来は聖詠を歌い神獣鏡を纏う

響 「未来、、、、、、」

未来「もう響だけを戦わせたりしないよ」

シン「、、、、、、キャロル、お前は俺達が止める、止めてみせる!エルフナインの、俺たちを信じてくれた皆の為に!!」

響 「未来、一緒に戦ってくれる?」

未来「うん!」

響 「わかったよ、この力はエルフナインちゃんがくれた力だ。だから疑うものか!」

シン「キャロル、お前の運命は俺達が変える!!」

ラビットタンクスパークリングを振りプルタブを開けドライバーに挿す

ラビットタンクスパークリング!!

Are you ready?

シン「変身!!!」

響 翼 クリス 奏 未来「イグナイトモジュール!ダブル抜剣!」

シュワっとはじける!!ラビットタンクスパークリング!!イエイイエーイ!!!

シンをスナップライドビルダーがシンを挟みビルド・ラビットタンクスパークリングフォームに変身し響達はダインスレイフを抜剣する。

シン「エクスカリバー、力を貸してくれ!」

シンは待機状態のエクスカリバーを起動する。指輪から黄金の剣に変わりシンの手元に収まる

BGM 限界突破G-beat IGNITEバージョン

エクスカリバーに風を纏わせ風王鉄槌をキャロルに放つ。キャロルは魔法陣でガードするがそれに合わせ響が飛び出し拳を振るう、それを魔法陣でいなす。未来が鉄扇を広げビームを撃ちクリスもミサイルや弾丸を発射する。キャロルは弦を使い全て弾くが翼と奏が左右から同時攻撃を仕掛ける。今の響達はイグナイトモジュールの三つあるセーフティーのうち二つを連続して解除した状態だがそれは出力に伴って跳ね上がるリスクを伴う

キャロル「力押し。実にらしいし可愛らしい。が!」

キャロルは響を吹き飛ばす

クリス「イグナイトの二段階励起だぞ!?」

キャロル「ふん!次はこちらが歌うぞ!!」

BGM 殲琴 ダウルダブラ

翼 「さらに出力を!?」

奏 「バケモンみてぇなことしやがって!!」

響 「でも待っていたのはこの瞬間!」

響達はダインスレイフ3つ目のセーフティを解除し

響 翼 クリス 奏 未来「抜剣!オールセーフティーリリース!」

クリス「イグナイトの出力で捻じ伏せて!」

翼 「吹き荒れるこのフォニックゲインを束ねて撃ち放つ!」

響 「SC2Aペンタゴンバースト!!」

キャロルのフォニックゲインを利用しSC2Aで押し出そうとするが

キャロル「イグナイトの最大出力は知っている。だからこそそのまま捨て置いたとわからなかったのか?俺の歌はただの一人で70億の絶唱を凌駕するフォニックゲインだ!!」

シン「なら俺が上乗せするだけだ!十三拘束解放・円卓議決開始(シールサーティーン・ディシジョンスタート)!!」

シンはエクスカリバーの拘束を解こうとする、が

キャロル「やらせるはずがない!」

エクスカリバーの拘束を解かせまいと弦をシンに叩きつける。シンは拘束解放を中断し弦を斬り裂く、だかそれが命取りとなる。キャロルの一撃がシン達を吹き飛ばす。SC2Aは通用せず打つ手なし、だがマリアの言葉がシン達の頭をよぎる。例え万策尽きたとしても1万と1つめの手立てがきっとある、その言葉がシン達を奮い立たせる

シン「まだ立てるよな?」

クリス「ったりめぇ、だ!」

翼 「このような所で倒れてはマリアたちに合わせる顔が、ない!」

奏 「笑われたくないんでね、、、、、、っ!」

未来「もう響を、1人にしないって決めたんだ!」

響 「たとえ万策尽きたとしても1万と1つめの手立てがきっと、、、、、、!」

キャロル「まだ立ち上がるのか、、、、、、何故だ!!怖くわないのか!?生きたくはないのか!?」

シン「怖いさ、、、、、、だから一生懸命生きてんだよ!!人間を守るために!それにな」

シンは立ち上がり

シン「手が届くのに、手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ!!」

エクスカリバーをキャロルに向ける。その瞬間

キラ「そうそう!シンはそうでなくっちゃね!」

カナード「敵も味方も救おうとする甘ちゃんらしいな」

マリア 切歌 調 セレナ 「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

シン「キラ、さん!?」

絶唱を歌いながら現れたのはマリア、切歌、調、セレナ、そしてキラとカナードだった

 

 

 

sideキラ カナード マリア 切歌 調 セレナ

キラ「うっ、、、、、、ここ、は」

キラが意識を取り戻すとシャトーは都庁にぶつかり止まっていた。近くにはカナード、マリアや切歌達が居た。そして瓦礫に挟まれたウェルの姿も

ウェル「僕が守った、、、、何もかも、、、、、、」

切歌「まさかお前、、、、、、」

ウェルは最後の力を振り絞って残ったシャトーのシステムを使いキラ達を崩落から守ったのだ

ウェル「勘違いするな、、、、、、君を助けたのは僕の英雄的行為を世に知らしめるため」

ウェルはキャロルの方を指さし

ウェル「さっさと行け!死に損なった恥を晒してこい!それとも君はあの時と変わらない駄目な女のままなのかい?」

マリア達は立ち上がりキャロルと戦っているシン達の元へと向かおうとする

ウェル「そこの、へっぽこ科学者、、、、、、これを持っていけ」

ウェルはポケットからmicroSDを取り出しキラに渡す

キラ「これ、、、、、、」

ウェル「これを解ければ彼女達のLiNKERが作れる」

キラ「なんで、、、、、、」

ウェルはふっと笑い

ウェル「愛ですよ」

キラ「何故そこで愛っ!?」

ウェル「シンフォギアの適合に奇跡など存在しない!その力、自分の物としたいなら手を伸ばし続けるといい」

キラ「、、、、、、受け取りました、貴方の愛」

ウェル「マリア、、、、、、僕は、、、、、、英雄になれたかな、、、、、、」

マリア「ええ、、、、、、貴方は最低の、、、、、、」

 

 

 

 

 

sideシン キラ カナード 響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ

響 翼 クリス 奏 未来 マリア 切歌 調 セレナ「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」

キャロル「俺を止められるなどと己惚れるな!!」

キャロルはフォニックゲインを集めた一撃を響達に放つ

響 「SC2Aエンネアバースト!!!」

シン「ビルドギア!!!オールオーバーリリース!!!」

シンはライダーシステムの解除できるセーフティを全て外し、フォニックゲインの受け入れ態勢を整え響は迫り来るフォニックゲインを集め出す。響の背中に左腕の銀腕を解放した手を当てたマリア

響 「今度こそガングニールで束ね!」

マリア「アガートラームで制御!再配置する!」

制御したフォニックゲインを各自に分け与え

マリア「ジェネレイト!!」

響 「エクス!!ドラァァァイブ!!」

響の腕から虹が生まれる。響達のシンフォギアはエクスドライブモードになり、そして

シン「うおぉぉおぉおぉお!!!!!」

右腕にはガングニール、左腕にはイチイバルのアーマー両足にはガングニールのジャッキーと天羽々斬の脚部ブレード、ドライバーから伸びるロングコート。そして背中には蒼ノ一閃を放つ時の巨大な剣を翼のように6本の剣が展開する

シン「ビルドギア・リミットオーバーモード!!」

シンは空に翔く、エクスカリバーをキャロルに向け

シン「この世界は壊させない!!そしてお前も救ってみせる!!」

 

 

 

to be continued




次回 LASTSTARDUST
優しき力で救い出せ!!シン!!

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