戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「カナードもついに聖遺物持ちの仲間入りだね!」
カナード「タイトルでバラしていくスタイルどうにかしろ」
作者「才能ないからネ!仕方ないネ!」
キラ「なんで某赤槍なの?」
作者「剣もち多すぎになるから槍にしただけ、でも槍持も多い、、、、、、深い意味はない!てことでレッツスタート!」




外章2 赤い棘は茨のごとく

side シン カナード

カナード「む?マリア・カデンツァヴナイヴがアイルランドでロケ?」

シン「うん、そうらしい。んで緒川さんが行けないから俺とカナードで行って欲しいって」

緒川はツヴァイウィングのコンサートで手が離せない、よって白羽の矢が立ったのがシンとカナードだった。シンは緒川程でないにしろマネージャーとしての役割は十分に果たせる。そしてカナードはボディーガードとしては最高峰の腕を持つ、まぁマリアならボディーガードなど必要ではないだろうが

カナード「わかった、発つのは何時だ?」

シン「明後日の朝だって」

カナード「了解した」

シン「んじゃあ明後日な」

 

 

sideシン カナード マリア

〜2日後〜

シン「おはよう」

カナード「ん、で?何故マリア・カデンツァヴナイヴは寝ている」

本部で合流したシンとカナード、そして

マリア「んん、、、、、、」

シンの肩に寄りかかり寝ているマリアがいた

シン「わかんない、1回起きたんだけどまた寝ちゃった」

カナード「はぁ、、、、、、おい、起きろ」

カナードがマリアを揺さぶるとゆっくりと目を開ける

マリア「、、、、、、ここは?」

シン「S.O.N.G.の本部、なんで寝てたの?」

マリア「?、、、、、、あ、、、、、、!///」

マリアは顔を真っ赤にして俯く。

マリア「(い、言えない、シンとアイルランドに行くのが楽しみで眠れなかった、なんて!)」

シン「?どうした?」

マリア「え、えっと、そ、その、、、、、、そ、そう!夜にやっているドラマを見ていて夜更かししてしまったの!」

カナード「子供か」

シン「まぁまぁそういうなって、さっ!んじゃあアイルランドに向けて出発するか」

〜アイルランド〜

シン「今更なんだけどなんのロケなんだ?」

マリア「えっとたしか、、、、、、水着の新作の撮影ね」

シン「俺らいらなくね!?」

カナード「、、、、、、そうでも無いらしいぞ、周りを見ろ」

シンが周りを見渡すとマリアのファンだろうか、多くの人がこちらを見ている。ちなみにシンは黒のスーツと伊達メガネ、カナードはいつものライダースを着ている

シン「人気だな」

マリア「しかも前情報もなしに駆けてつけくるから、、、、、、」

カナード「安心しろ、俺とこいつが入ればそうそう問題は起きない」

シン マリア「、、、、、、」

シンとマリアはカナードを疑いの目で見る。お前が言うのかと

カナード「安心しろ実弾は使わない」

シン マリア「全然安心出来ない!」

実弾を使わずともツインブレイカーは使う、そんなカナードであった。すると遠巻きで見ていた数人からさっきを感じたカナード。恐らくスタークの息のかかった者かはたまた錬金術師か、どうしたものかと考えているが撮影は進んでいく。マリアは水着に着替えシンとカナードは遠巻きでマリアのファンを暴走させないよう目で行動をさせないように殺す、それでも動くようだったらカナードがツインブレイカー片手に脅す。そうやって順調に撮影は進み

カメラマン「はい!今日はこれでOKっす!あざしたー!」

シン「ありがとうございました(あざしたー!って、、、、、、)」

カナード「終わりか」

シン「うん、マリア〜この後どうする?」

マリア「え?そうね、、、、、、まだ日も高いしどこか出かけようかしら」

シン「じゃあバイク出すか?」

マリア「いいの?」

シン「まぁマリア1人にはできないし、カナードはどうする?」

カナード「俺は俺でやることがある」

シンとカナードは目配せをし

シン「わかった、じゃあ着替えたら行くか」

マリア「え、ええ」

マリアの内心は舞い上がっていた。まさか二人きりで街を歩くことが出来るとは思っていなかった。良くてカナードも一緒、天は自分に味方をしたとマリアは思った。だが真相は違う、シンとアイコンタクトで敵の存在を教えたシンはマリアを安全な場所に連れ出す事にし敵はカナードに任せる事にした。

 

 

 

 

sideカナード

カナード「さて、、、、、、出てきたらどうだ?錬金術師共」

シンとマリアと別れたカナードは1人人気のない場所に移動し声をかける、すると黒いローブを着た人間が数人出てきた

錬金術師「ほう、我らの存在に気づいていたか」

カナード「当たり前だ、あれだけ強い視線を送られればな、で?何の用だ」

錬金術師「ふっ知れたこと!」

錬金術師はアルカノイズを召喚し

錬金術師「我らの邪魔をする可能性を孕んでいるシンフォギアと仮面ライダーを抹殺する!!」

カナード「はぁ、そんな事だろうと思っていた」

カナードはスクラッシュドライバーをセットしロボットゼリーを挿入する、錬金術師達を指さし

ロボットゼリー!!

カナード「変身」

捻れる!!

溢れる!!

流れ出る!!

ロボットイングリス!!ブルゥァァァ!!

カナードはグリスに変身しノイズを殴り飛ばす。

カナード「さて」

カナードはツインブレイカーを出し

カナード「蹂躙させてもらおうか、錬金術師共?」

錬金術師「っ!や、やれ!!」

カナードに向けてアルカノイズを次々と召喚し攻撃させる。カナードは市街地から飛び出し草原に出る。アルカノイズと錬金術師はカナードを追い

錬金術師「血迷ったか?こんな見晴らしのいいところに出て見つけてくださいと言っているようなものだ」

錬金術師はカナードを追い詰めた気でいるようだ

カナード「何を勘違いしている」

錬金術師「なに?」

カナード「あそこで戦えば被害が出る、だがここで戦えば焼け野原になるだけだ、問題ない」

そう言いグリスアローを連射し空中のノイズを撃ち落とす。

錬金術師「くっ!もっと出せ!」

錬金術師は石を砕きアルカノイズを次々と出す、が

カナード「破壊!!」

ツインブレイカーをビームモードにし、走りながらノイズを撃ち

カナード「抹消!!」

カナードを狙うノイズをツインブレイカーアタックモードで殴り飛ばす

カナード「殲滅!!」

ツインブレイカーとグリスアローを連結させボトルを挿す

トリニティ!!トリニティフィニッシュ!!

カナードが挿したボトルはダイヤモンド、ロボット、ジェットの3つ。ダイヤモンドの硬度でジェットとロボットの爆発的なエネルギーで飛び出していく矢。巨大なノイズを一撃で破壊する

カナード「そんなものか?もっと俺を楽しませろォォオ!!」

錬金術師「ひぃぃ!?」

錬金術師「ば、化け物か!?」

錬金術師「、、、、、、あれを使うぞ」

1人の錬金術師が何かを使うという、他の錬金術師は困惑するがすぐに同意する。錬金術師は持っていたアルカノイズを全て出し走り出す

カナード「、、、、、、何をするつもりか知らんが」

ツインブレイカーからグリスアローを外し両手に持ち

カナード「逃がす訳ねぇだろうが!!」

 

 

 

 

sideシン マリア

マリア「これなんか切歌に似合うんじゃないかしら?」

シン「ん?んー少し子供っぽくないか?」

シンとマリアは近くの街まで出向き買い物をしていた。今は切歌の洋服を見ていた

マリア「でも意外ね」

シン「何が?」

マリア「なんでも似合うとか言いそうなのに」

シン「、、、、昔その反応で返したら湊にすげー怒られた、、、、」

マリアの目に鬼神のように怒る湊が映る。

マリア「それは、怖いわね、、、、、、」

シン「マジで怖かった」

マリア「ふふ、本当に仲がいいのね」

シン「ん?フツーだろ、これなんか調に似合うんじゃないか?」

シンは調に似合いそうなワンピースをマリアに渡す。マリアは調が着た想像をし買うことにした

シン「(カナード、大丈夫かな、、、、、、いや、心配しなくていいか、カナード強いし)」

 

 

 

 

sideカナード

カナード「何処に隠れた、、、というか迷った、、、、、、」

錬金術師を追って遺跡に入ったカナード、しかし中は迷路のようになっていて錬金術師を見失ってしまう

カナード「壊して進めばいいか」

? 「いや、兄ちゃん野蛮すぎんだろ!?」

カナードが振り向くと全身青いタイツを着た長身の男が立っていた

カナード「、、、、、、俺に全身青タイツの知り合いはいない」

そう言い進もうとするカナード、しかしタイツの男は肩を掴む

? 「待て待て待て!?兄ちゃん待て!?」

カナード「なんだ」

? 「あいつらならあっちだぜ?それに相当やべーもん呼び起こしてやがる」

男は指を指す方向を見ると何か強い力を感じた

カナード「何を使う気だ、、、、、、?」

? 「ここはアイルランドだぜ?アイルランドの伝承にあるバケモンだろ」

カナード「知ったような口ぶりだな」

? 「あ?そりゃお前そいつは俺がt、、、、、、っとこれ言っちゃまずいか?、、、、、、まぁいいか!敵の正体を教えてやるよ」

カナード「お前には分かるのか」

? 「おうよ、かつて紅海の洋上の海獣、名は"コインヘン” こいつは海の触手の恐怖そのものと言われててな、まぁ姿は魚、鯨、蛸を混ぜたような感じだ」

カナード「そんなもの存在するのか?」

? 「おいおい、シンフォギアなんてもんがあんだぜ?そんなもん元となるものがなけりゃ作れねぇだろ」

カナード「確かにな、で?何故そんなこと貴様が知っている」

カナードはツインブレイカーを男に突きつける。男は両手を上げ降参ポーズをとり

? 「いやぁ、錬金術師とかいう奴らがコインヘンを復活させたせいで俺の"相棒"が怒ってんだよ。せっかく寝てたのにたたき起こしやがってってよ」

カナード「相棒?」

? 「おうよ、ま!頑張れよ兄ちゃん!あいつを野に放つとはっきり言ってヤベーぞ?じゃあな!」

そう言い男は踵を返してカナードの後ろを歩き出す、が止まりカナードに何かを投げる

? 「おっと!忘れててたぜ、ほらよ!」

カナードは投げられたものをキャッチする

カナード「なんだこれは」

? 「そのうち分かるさ」

カナードが投げられたものに視線をうつし戻した時には男は

カナード「消えた、、、、、、?」

消えていた。カナードは一体何者かと一瞬考えるものの直ぐに辞め男にさされた方に歩き出す

カナード「それにしても、、、、、、」

カナードは投げられたものを再び見て

カナード「フルボトルに似ている気がするな」

投げられたものは石、だが形がフルボトルのよう。まぁどうでもいいかとカナードは石をしまう

カナード「しかし神話の怪物が相手か、、、、、、面白い、俺を楽しませてくれそうだ」

通路を抜け広場に出る。すると錬金術師が並んでたっていた

カナード「貴様ら覚悟できるてるようだな」

錬金術師「覚悟だと?笑わせるな!覚悟を決めるのは貴様だ!いでよコインヘン!!」

巨大な魔法陣を作り出す錬金術師、そして

錬金術師「お、おぉ!!これが!!あの伝説の海獣!!完全聖遺物コインヘン!!!」

魔法陣から異形の生物が現れる。そして

錬金術師「え?」

ブチッ

1人の錬金術師の上半身が無くなる。無くなった上半身はコインヘンに食いちぎられていた、残された下半身は力なく倒れる。他の錬金術師は恐怖し逃げようとするがコインヘンの触手に捕まり食いちぎられる

カナード「召喚したはいいが言うことを聞かない、か」

カナードはツインブレイカーをアタックモードにしてコインヘンを殴る、が

カナード「ちっ!効いていないか!ならば!」

ツインブレイカーにヘリコプターとロボットのフルボトルを挿す

ツイン!!ツインフィニッシュ!!

ツインブレイカーから放たれたエネルギー弾はコインヘンの目にぶつかる。すると痛みで大きく暴れ出す

カナード「成程、急所はあるようだな!!ならば狙わせてもらう!!」

カナードはツインブレイカーから弾丸を放ちたながら走り出す、急所を探しているようだ、だがコインヘンもそうはさせないと触手でカナードを攻撃する。カナードはツインブレイカーからヘリコプターのボトルを抜きドライバーに挿す

ヘリコプター!!ディスチャージボトル!!潰れな〜い!!

右腕をヘリコプターのローターに変え空を飛び避け銃弾を撃ち込む。ドライバーからボトルを抜きコインヘンの頭上で腕を戻しレバーを倒す

スクラップフィニッシュ!!

黄金のキックがコインヘンに突き刺さる、が

カナード「なに!?」

カナードの一撃は触手を無数に集めガードされてしまっていた。そして足を掴まれ壁に思い切り投げ飛ばされる、カナードは何とか空中で姿勢を建て直し激突せずに済むが

カナード「簡単に倒せれば神話に残るわけ無いか!」

コインヘンは触手で遺跡を破壊し始める、外に出ようとしているようだ。幸いここは街から離れている、がそれでも放置しておけば必ず人を殺しに行く。カナードはツインブレイカーとグリスアローを連結させキャッスル、フクロウ、クワガタのボトルをさしドライバーのレバーを倒す

トリニティ!!トリニティフィニッシュ!!

スクラップフィニッシュ!!

カナード「全身全霊全力!!!吹き飛べぇぇえ!!!」

グリスアローブレイカーから放たれたエネルギー弾は黒いカラスの様に羽ばたきそれを後押しするようにグリスのスクラップフィニッシュを合わせコインヘンに突撃する。触手がカナードを止めようとするが次々と触手を突き破りカナードの一撃はコインヘンの頭部と思われる箇所に突き刺さる。コインヘンは痛みでのたうち回り動きを止める

カナード「はぁ、はぁ、はぁ!、、、、、止まったか」

カナードは完全停止したかを確認しようと近づこうとした瞬間、コインヘンが悲鳴をあげながら蒸発していく。巨大な体は少しづつ人の形まで小さくなっていく、そして

カナード「なっ!?」

カナードの目の前に赤と黒のグリス(・・・)が現れる。コインヘンが変化したグリス、コインヘングリスはゆっくりとカナードに向かって歩き出す、カナードは構え

カナード「なんの悪い冗談だ、、、、、、!」

コインヘングリス「aaaaaaaaaaaa!!!!!」

叫び声と共に腕を触手にしカナードに叩きつける。カナードはグリスアローブレイカーを盾にしてガードする。しかしコインヘングリスは連続で触手で攻撃する。ジリジリと後退させられるカナード、そしておおきく振りあげた一撃をグリスアローブレイカーで受け止めた瞬間、グリスアローブレイカーが砕け散る。勢いは弱まったもののそのまま叩きつけられた触手に吹き飛ばされるカナード。壁をいくつも貫通してようやく止まる。

カナード「ぐっ!ゲホッ!!、、、、、、くそっ!デタラメな力だ、、、、、、!!」

フラフラと立ち上がるもののもう既にコインヘングリスは視界に映っていた。コインヘングリスは自分が破壊したグリスアローブレイカーを持ちながら迫る。そして

カナード「ッッ!!それを返せ!!!!」

グリスアローブレイカーに装填されたままだったキャッスル、フクロウ、クワガタのボトルを抜きお手玉をするように上に投げる。

カナード「返せと言ったァ!!!!」

怒りが爆発したカナード、大ぶりのパンチは軽々と避けられ逆に触手で殴られる。

カナード「がっ!!」

気絶し地面に伏すカナード、コインヘングリスは倒れたカナードに何度も何度も触手で殴る。徐々に地面に亀裂が走りコインヘングリスが最後の一撃と言わんばかりの巨大な触手を振り上げた瞬間地面が割れカナードは落ちていく。カナードは地面に落ち変身が解ける、痛みで意識を取り戻すカナード

カナード「うぐっ!?こ、ここは、、、、、、」

遺跡の深層部に来てしまったようだ、痛む体を引き摺りながら歩き出すカナード

カナード「くそっ、、、、、、あいつはどこだ、、、、、、あれはアイツらの形見なんだ、、、、、、!」

オルガ達の形見のボトル、それはカナードにとってかけがえのない大切な物、取り戻さなければならない。そんな思いが傷ついた体を動かした。壁を伝いながら進んでいく。すると大きく開けた場所に出た。中央には何か長細い白い物が突き刺さっている

カナード「ここは、、、、、、」

カナードは突き刺さっているものに何かを感じた。ゆっくりと近づき触ろうとした瞬間

コインヘングリス「aaaaa?aaaaa!!!!」

カナード「、、、、、、探す手間が省けた」

痛む傷を無視しドライバーを巻きロボットゼリーを挿入しレバーを倒す

ロボットゼリー!!

カナード「つっ、、、、、、変身!」

捻れる!!

溢れる!!

流れ出る!!

ロボットイングリス!!ブルゥァァァ!!

カナード「はぁ、はぁ」

変身しただけで息が上がっているカナードを見てコインヘングリスは嘲笑う、そして奪ったボトルを体に突き刺す。ボトルから与えられたエネルギーを喰らいコインヘングリスの体は変化していく。腕は血がこびりついたような盾、背中には血塗れたかのような羽、両手には真っ赤に光る剣

カナード「貴様、、、、、、!いい加減にしろよ、、、、、、アイツらの、アイツらの力を貴様如きが使うな!!!!」

カナードは走り出し飛び蹴りをコインヘングリスに向かって入れるが腕でガードされる、逆にコインヘングリスは剣でカナードを切り裂こうするが1歩早くカナードが避け後ろに周り蹴り飛ばす。コインヘングリスは飛び上がりカナードの攻撃が届かない位置に逃げる。

カナード「くそっ!ツインブレイカーがあれば!、、、、、、!」

カナードは先程の細い物を思い出しそれを引き抜こうとする

カナード「ぐっ!!抜けろぉぉ!!」

カナードが気をそちらに背けた瞬間をコインヘングリスは見逃さず背後からカナードを襲おうと飛びかかる。カナードはそれに気づいて背後をむくが反応が間に合う距離ではない。

カナード「(やられる!)」

カナードは自身の死を覚悟した。だがコインヘングリスの攻撃はカナードに届くことは無かった。カナードの目の前に先程の男から渡されたフルボトルのような石がシールドを作りコインヘングリスを止めていた

コインヘングリス「aa? aaaa、、、、、、creedoooo!!!!」

カナード「クリード?」

コインヘングリスは雄叫びを上げ攻撃を激しくする。軋むシールド、カナードは急いで引き抜こうとする。しかし硬く抜けない

カナード「ぐっ!!ぬ、けろぉぉお!!!」

全身の力をひきぬくために使う、少しずつ少しずつ抜け始めるがシールドはヒビが多数入っていてもう長くは持たない。

カナード「うおぉぉお!!!!」

カナードの全力で地面から抜けたものは白い槍のようなもの、カナードはすぐさま抜いた槍をコインヘングリスに投げつける。投げられた槍はコインヘングリスの翼に突き刺さり悲鳴を上げ倒れ込む

カナード「さぁ!アイツらのボトルを返してもらおうか!」

カナードがコインヘングリスに近ずこうとした瞬間

コインヘングリス「creed、、、、、、creedoooo!!!!!!」

槍を無理やり引き抜きカナードに投げる、カナードは上体を逸らし槍を掴む

カナード「ちっ!ならば貴様が死ぬまで根比べをしてやる!!」

槍を構え飛び出すカナード、剣と槍がぶつかり合い火花が散る。

カナード「(くっ!この槍、、、、、、重い!だが何とか!)」

槍を地面にさしてポール代わりにして蹴り飛ばす。コインヘングリスは飛び上がり触手を無数に落とす。カナードは避けようとするが先程のダメージで動けなくなってしまう、今度こそ絶体絶命かと思われた瞬間、石が再びカナードを守る。しかし連続で降り注ぐ触手にシールドは為す術もなく破壊されてしまう。石は砕けてしまう、カナードは何故かその石に手を伸ばす。すると槍が石に反応し輝き出す。あまりの眩しさにカナードは目を瞑ってしまう。

〜白い空間〜

カナード「つっ!、、、、、、なっ!?」

カナードが目を開くとそこは白い空間、訳が分からず惚けていると

? 「よ!さっきぶりだな兄ちゃん!」

カナード「貴様、、、、、、」

? 「俺の名はクーフーリン、ここまで言えばお前さんが抜いた槍の正体がわかんだろ?」

カナード「、、、、、、ゲイボルク」

クーフーリン「そっ!投げりゃ必中刺されば心臓を穿つ死の呪槍だ、、、、、、んで?兄ちゃんはこの槍でなにをすんだ?」

カナード「なに?」

クーフーリンはカナードに自身が持っているゲイボルクを突き出し

クーフーリン「はっきり言ってこの槍はめちゃくちゃつえーぞ?その力を手にしてお前はどうするんだって聞いてんだよ」

カナード「、、、、、、」

カナードはゲイボルクを掴み

カナード「決まっている」

クーフーリン「へぇ?」

カナード「俺を信じ俺を仲間と呼んでくれたあいつらの為にこの力を使う!」

クーフーリン「仲間の為か、、、、、、なら俺に誓え」

カナード「誓い?」

クーフーリン「ああ、ケルトじゃあゲッシュって呼ぶんだがまぁいい、お前は仲間の為にこの力を使う、そう俺に誓えるか?ゲッシュは呪いのひとつでな?こいつを破ると罰が下る」

カナード「どうすればいい」

クーフーリン「簡単さ、こう言えばいい「戦う時は必ず仲間を守る為に力を使わなければならない」ってな」

カナード「分かった「戦う時は必ず仲間を守る為に力を使わなければならない」これでいいか?」

クーフーリン「え、即答!?しかも誓い立てんの早くねぇか!?」

カナード「お前の言われたことはやった、早くあっちに返せ」

クーフーリンは少し呆れ気味だが笑いだし

クーフーリン「はっはっはっ!!いや、こいつはいい!

俺は兄ちゃんのこと気に入ったぜ!持ってきな!んであの強いだけの雑魚蹴散らしてやれ!!」

カナード「ああ!!」

カナードはゲイボルクを受け取ると目の前がまた眩しく輝く。

〜遺跡深層部〜

再び目を開くと光で目がやられたかのように転げ回っているコインヘングリスが、そして左手には朱槍となったゲイボルク、そして右手には割れたはずの石が金色のロボットフルボトルになっていた。

カナード「倒させてもらうぞ!!」

本来の力を取り戻したゲイボルクを振るう、触手で盾を作るがバターのように切り裂く。悲鳴を上げ空に飛ぶが

カナード「今度は逃さん!」

ゲイボルクを投げ羽を切り落とす。片方の羽が無くなりバランスを崩しながら落ちてくるコインヘングリスに戻ってくるゲイボルクはもう片方の羽も切り落とす。その瞬間フクロウフルボトルを体から排出される、カナードはそれをキャッチし戻ってきたゲイボルクを掴む

カナード「残りも返してもらうぞ!」

ゲイボルクを振るって連撃を放つ。コインヘングリスは両腕の盾を使って体を守るがどんどんと穴だらけになり横薙ぎに奮った一撃でキャッスルフルボトルを吐き出す。

カナード「あとはシャニのだけだ!一気に決めさせてもらう!」

コインヘングリス「aaaaaa!!!!creed!!!」

コインヘングリスは剣をおおきく振りあげカナードを切り裂こうとする、カナードは体が動かせずにいたがふとロボットゼリーを抜き金色のロボットフルボトルを挿す

アブソーブロボット!!ディスチャージボトル!!潰れな〜い!!

コインヘングリスの攻撃を体で受け止めるカナード

カナード「痛みがない、、、、、、成程な!!」

カナードが使ったアブソーブロボットフルボトルは聖遺物の力を吸ったボトル、その力は衝撃や攻撃を吸収する力のようだ、そして

カナード「吹き飛べ!」

右腕でコインヘングリスを殴り飛ばす。吸収した力を自分のものにする、それがアブソーブロボットフルボトルの能力。殴られた際に剣でガードしたが砕け飛び散ってクワガタフルボトルを落とす。カナードはボトルを全て取り戻すと

カナード「そろそろ終わらせてもらおうか、その心臓、貰い受ける!!」

ゲイボルクから力が溢れ出す。吸収した力で地面を蹴り一気に距離を詰める。触手で行く手を阻もうとするがそれを全てよけゼロ距離で刺突する

カナード「刺し穿つ死棘の槍(ゲイボルク)!!!」

すれ違いざまにコインヘングリスの心臓を穿ち呪いをかける。

カナード「これで終わりだ」

矛先についた血を振るって拭う。心臓から全身に呪いが溢れ出しやがて倒れ消える。コインヘングリスがいた場所には小さな宝石が落ちていた

カナード「あんなやつがこんなものになるとはな、、、、、、痛っ!、、、、、、これ登れるのだろうか」

 

 

 

sideシン カナード マリア

カナードの激闘から2日、あの後カナードは何とか自力で遺跡から脱出しシン達が泊まる予定だったホテルまで辿り着くと安心してしまったようで直ぐに気絶してしまった。シンとマリアはちょうど買い物からかえってきた所で騒ぎになっていたカナードを見つけ部屋で介抱していた。それからカナードは2日間眠り続け先程起きた、そして

カナード「はぐっ!んぐっ!!もっと持ってきてくれ」

マリア「た、食べ過ぎじゃないかしら?」

起きた途端カナードのお腹からぎゅうーっとした音が鳴り響き体がカロリーを欲していた

シン「追加出来たぞ〜」

山盛り唐揚げと爆弾おにぎり山積みをカナードの前に出す。カナードは手掴みでガツガツ食べていく、それを見ていたマリアは口元を抑え

マリア「そんなに唐揚げ食べたら胸焼けするわ、、、、、、」

カナード「もぐもぐ、ゴックン!流石シンだな、唐揚げと言っても油を最小限しか使っていない、これならいくらでも食べられる」

シン「つか、なんでボロボロだったか聞いてないんだけど、、、、、、」

カナード「完全聖遺物と戦った、それだけだ」

マリア「かなり大事よねそれ!?何故私達を呼ばなかったの!?」

シン「そうだぞ!?」

カナード「む?ふぅんふぃんふぃがガツガツ、つなふぁらなふふぇは」

マリア「何を言っているのか分からないから口のものゴックンしてから喋りなさい!」

シン「多分通信機が繋がらなくてなって言ったんだろうけどな、、、、、、」

カナード「もぐもぐ」

マリア「次から次へと口に入れないの!リスみたいになってるわよ!?」

シン「ご飯は逃げないぞ、、、、、、」

もきゅもきゅゴックン!

カナード「ふぅ、ご馳走様」

シン「あんなにあったのに一瞬かよ!?」

カナード「で?なんだったか、、、、、、そうそうコインヘンとかいう完全聖遺物と戦って勝利した、以上だ、、、、、、ついでにこれも手に入れた」

カナードはアブソーブロボットフルボトルと待機状態のゲイボルクを取り出す

シン「カナードも聖遺物手に入れたのか?」

カナード「ゲイボルクと言う槍だ」

マリア「それって凄いものよ!?」

カナード「知らん、貰った」

マリア「知らないことばっかりじゃない!!」

カナード「俺に質問するな」

マリア「ああ言えばこう言う!!」

 

 

 

 

 

to be continued

 

 

 




作者「ゲッシュとかは一応大先生使ってある程度調べたものなので若干矛盾とか起きるかもしれないけど許してつかぁさい」
シン「俺全然出番なかった」
キラ「僕なんて名前すらでてない!!」
作者「仕方ないでしょこんかいの話はカナードメインなんだから」
シン「俺すげー薄情者みたいに見えたんだけど」
作者「それだけ信用してるってことで」
シン「テキトーだなぁ!?」
作者「いつもの事やろ、とりあえず今回はここまでかな?それでは閲覧ありがとうございました」
スターク「チャオ!」

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