戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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作者「こんにちは、それでは新しい章に入ります、まぁ外伝ですね」
シン「イベントやった人は内容わかってると思うので少しオリジナルを混ぜていくそうです」
キラ「それでは異次元章を」
作者 シン キラ「どうぞ!」


異次元章 片翼の奏者と残された風、消えた切り札
異次元章1 片翼の奏者と残された風、消えた切り札


side?

? 「財団X、加頭順!いや、ユートピアドーパント!!」

? ?「さあ、お前の罪を数えろ!」

? 「うおおおおおおおっ!!」

?「行くぞ!⚫⚫最後の…。」

?「ああ、最後の!」

黒髪の少年と金髪の少年は赤いベルト、ダブルドライバーを腰に巻き黒と緑のUSBメモリをとりだしボタンを押す

サイクロン!!

ジョーカー!!

? ? 「変身!!」

エクストリーム!!

走りながらUSBメモリをドライバーに挿し開く、その瞬間鳥のようなものが黒髪の少年と金髪の少年を吸い込み1つにし緑と白、黒の仮面ライダー、ダブルへと姿を変える

? 「相手の感情が強いほどそれを吸い取れるユートピアが勝るはず!うぉぉお!!」

ユートピアと呼ばれた怪物は、ダブルに拳を振るう、戦士は右手で受け止める。流れるエネルギー、だが怪物は苦しみ始める

? 「ぐうっ!?私の、体に収まらない!?」

? 「このダブルにはな⚫⚫の、、、、、、俺達(・・)の最後の思いがこもってるんだ、アンタの食いきれる量じゃねぇんだよ!!」

緑と黒の戦士、ダブルはユートピアと呼ばれた怪物を蹴り飛ばす

ユートピア「ぐっ!、、、、、、これがダブル!!、、、、、、まだだ、、、、、、まだだ!!」

ユートピアドーパントからエネルギーが溢れ出す

? 「やつに最も効果的なのは」

? 「こいつだ!!」

ダブルはPと書かれたUSBを取り出しボタンを押す

プリズム!!

USBを腰のホルダーに挿す

プリズム!!マキシマムドライヴ!!

空中にユートピアドーパントが浮く。ダブルはドライバーに指されたXをモチーフにした中心を閉め開く

エクストリーム!!マキシマムドライヴ!!

ダブルが飛び上がりユートピアドーパントへと両足を伸ばす、ユートピアドーパントもダブルに向かってキックを放つ

ユートピア「うぉぉお!!」

? ? 「ダブルプリズムエクストリーム!!」

一瞬ぶつかり合うがダブルの連続キックがユートピアドーパントに突き刺さる。

? ?「うぉぉぉぉぉお!!!!」

ユートピアドーパントは爆発し怪物の姿から人に戻りUSBメモリは粉々になる。

? 「終わったな」

? 「ああ、そして俺達も、、、、、、な」

右腕でドライバーを閉じようとする。

? 「サヨナラだ⚫⚫そろそろ行く、、、、、、」

? 「ああ、でも」

ダブルの中の精神の世界で黒髪の少年と金髪の長髪の少年は向き合い

? 「行くのは俺だ」

? 「?何をいって、、、、、、まさか!?」

? 「そ!消えるのはお前じゃない、俺だ」

? 「無理だ!もう既に俺の体は!」

? 「今エクストリームが俺の体をお前に変換してる」

? 「なっ!?ふざけるな!辞めるんだエクストリーム!!」

だがエクストリームメモリはダウンロードを辞めない、黒髪の少年の体が電子化して行く

? 「こいつを閉じれば終わりだ」

左腕で閉じようとするが右腕が止める

? 「何故だ、、、、、、何故そんな事をする!?俺はお前に生きてて欲しくて、、、、、、だがら消えることを受け入れたのに!!」

金髪の少年は涙ながらに訴える、黒髪の少年は優しく笑い

? 「なぁ、⚫⚫、、、、、、お前はこの世界が好きか?」

? 「、、、、、、ああ、皆の生きるこの世界が大好きだ!だからお前にも生きていて欲しい!」

? 「そっか、、、、、、良かった、俺、あの日の約束守れたんだな」

? 「約束、、、、、、?」

? 「ああ、メサイアでの約束、、、、、、お前が生きてみたいと思える世界を作るって奴だよ、この世界が好きなら俺はあの時の約束を守れた、、、、、、今度はお前がこの世界を守らなきゃな」

右腕を優しく払い左腕でエクストリームメモリを掴む、が

? 「、、、、、、ならせめて俺に閉じさせてくれ」

? 「⚫⚫、、、、、、分かった、任せるよ」

左腕を離し右腕でエクストリームメモリを掴む、が中々閉じることが出来ない、黒髪の少年は笑い

? 「大丈夫!これを閉じても俺達は永遠に相棒だ、この世界が無くならない限りな」

金髪の少年も少し笑い

? 「ああ、、、、、、閉じるぞ」

? 「ありがとな、レイ」

レイ「ああ、ありがとう、、、、、、!シン!」

エクストリームメモリが閉じる、すると精神世界から黒髪の少年、シンが電子になってきえていく、するとドライバーから自動的に外れ消える。ドライバーに残ったのはCとJが描かれたUSBメモリ、そして金髪の少年、レイだけだった、、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

side シン キラ

シン「ふぅ、これでよしっと」

シンは工具を置き汗を拭う。

キラ「終わった?」

シン「ん?おかえりなさい、ドライバーは整備完了です」

ここはS.O.N.G.本部の整備室、今シンはビルド、クローズ、グリスのドライバー、武装の整備をしていた

キラ「ごめんね、手伝わせちゃって」

シン「別にいいですよこれぐらい、つか奏そんなに悪いんですか?」

キラ「うん、魘されてた。さっき一回起きただけどまた寝ちゃった」

数日前から奏は体調不良を訴えていた、その為家ではなくS.O.N.G.本部で療養中だ

シン「そうですか、、、、、、あとは海賊ハッシャー、ビートクローザーとカナードのツインブレイカーぐらいです」

キラ「あ、あとスパークリングだね、あれ結構特殊だから僕がやるよ」

シンはスパークリングをキラに渡す

キラ「はい、預かったよ」

シン「お願いします」

キラ「うん、スパークリングは3日ぐらい待っててね」

シン「そんなかかるんですか?」

キラ「中身が中身だからね」

シン「そっか」

キラ「そもそもスパークリングの中のパンドラボックスの光の残滓は凄いものなんだよ?」

シン「へー」

キラ「光の残滓の能力は圧縮と解放、つまり爆発的な力を小さくまとめてぶつけた瞬間解放!どう!?凄いでしょ!最高でしょ!天才でしょ!」

シン「ほー」

キラ「聞いてる?ねぇ」

シンはビートクローザーを分解していてキラの話を聞いていない。そんな時

ビー!!ビー!!

警告音が鳴り響く

シン キラ「っ!」

2人は弾かれたように整備室を飛び出し司令室に向かう。

side シン キラ カナード 響 翼 クリス 未来 マリア 切歌 調 セレナ エルフナイン 湊

扉を開けると既に響達も集まっていた

シン「遅れました!」

弦十郎「すまないな、整備中に」

シン「いえ、それで敵は?」

弦十郎「まずはこれを見てくれ」

弦十郎が合図するとモニターにあるものが映る

シン「?アルカノイズがどうかしたんですか?」

キラ「これって、、、、、、もしかして!?」

弦十郎「ああ、これはアルカノイズじゃないノイズ(・・・)だ」

シン「はぁ!?ノイズって、、、、、、そんな!」

響 「ノイズはソロモンの杖と一緒にもう出てこれないんじゃ!?」

弦十郎「ああ、バビロニアの宝物庫は閉じ永久に開けないはずだ」

翼 「ともかく今はノイズの殲滅が優先だ」

弦十郎「今のところ被害は出ていないが早急に対処を頼む」

湊 「そうですね、、、、、、あれ?奏さんはいらっしゃってないんですか?」

翼 「体調が優れないそうだ」

翼は心配そうに顔を曇らせる。シンは翼の頭をポンと叩き

シン「大丈夫だよ、奏だぞ?殺したって死ぬような奴じゃないだろ」

翼は擽ったそうにする。響は苦笑しながら

響 「それはちょっと失礼じゃ、、、、、、」

クリス「さっさと行くぞ!」

響 「未来はここで待ってて!」

シン「湊もな!」

未来「うん、いってらっしゃい」

湊 「お気を付けて」

シン達は司令室を出てノイズの出現地に向かっていく。残された弦十郎とエルフナイン。

エルフナイン「でも何故今になってノイズが、、、、、、」

弦十郎「、、、、、、エルフナイン君、これを見てくれ」

モニターに新たな映像が映し出される

エルフナイン「これは、、、、、、?」

弦十郎「これは地下室に厳重に管理されている完全聖遺物 ギャラルホルン だ」

エルフナイン「完全聖遺物!?そんなものがこの地下に!?」

弦十郎「ああ、そして先刻沈黙に徹していたギャラルホルンが前触れもなく起動した」

エルフナイン「、、、、、、つまり司令は今回のノイズとギャラルホルンが関係している、と?」

弦十郎「ああ、断言出来る理由があるからな」

 

 

 

sideシン キラ カナード

シン達3人はバイクで現場に向かっていた。現場に到着するとノイズはゾロゾロと市街地に向かっていた

シン「こいつらやっぱりただのノイズかよ」

キラ「だね、まぁとりあえず」

カナード「潰すだけだ」

ドライバーをセットしボトルとゼリーを挿す

ラビット!!

タンク!!

ベストマッチ!!

Are you ready?

ドラゴンゼリー!!

ロボットゼリー!!

シン キラ カナード「変身!」

鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!

ドラゴンインクローズチャージ!!ブルゥァァァ!!

ロボットイングリス!!ブルゥァァァ!!

シン「行くぞ!」

シンはドリルクラッシャーを、キラはツインブレイカー、カナードはグリスアローを出しノイズに攻撃を始める

シン「それにしても!邪魔!こいつらどこから!!」

キラ「そりゃあ勿論!バビロニアの宝物庫でしょ!」

カナード「だがそれではどうやってでてきた?消えろ!ソロモンの杖は宝物庫の中だろう」

キラ「内側から開けたとか?」

シン「ああもう訳わかんねぇ、、、、、、とりあえず目の前の敵を倒す!」

シンはボトルを抜き別のボトルを挿す

パンダ!!

ガトリング!!

Are you ready?

シン「ビルドアップ!」

シンはトライアルフォームのパンダガトリングフォームになり右腕の爪でノイズを引き裂きながらホークガトリンガーで撃ち抜く

キラ「頑張れー」

シン「アンタもさっさと倒せ!?」

カナード「バカをやっていないでさっさとしろ!」

キラ「あ、はーい」

3人は次々とノイズを倒す、殲滅を終えると

響 「シンさーん!」

シン「ん?そっちも終わったか」

響達は別の場所でノイズを倒し終えたようだ

カナード「これで最後のようだな、戻るぞ」

 

 

 

side シン キラ カナード 響 翼 クリス マリア 切歌 調 セレナ エルフナイン

クリス「さぁ、説明してもらおうか?何でノイズが現れてんのか、知ってんじゃねぇのか?」

弦十郎「ああ、エルフナイン君」

エルフナイン「はい、まずあのノイズはこの世界のものではありません」

翼 「この世界のものでは無い?」

エルフナイン「この世界のバビロニアの宝物庫は閉じています」

シン「ああ、閉じるのを確認したもんな」

エルフナイン「しかし、それでもノイズが現れたのはあのノイズがこの世界の物ではなく、並行世界のノイズだからだと思われます」

マリア「一体どういうこと、、、、、、?」

響 「へ、へいこうせかい?」

キラ「パラレルワールドって聞いたことないかな?この世界とすごく似ている別の世界って所かな」

響 「分かったような、、、、、、分からないような、、、、、、」

セレナ「でもそんな世界が本当に、、、、、、」

奏者達は驚いているがシン達ライダーは驚かない

シン「あるだろうな、現に俺達は別世界の人間だしな」

クリス「へーこー世界だかなんだか知らねぇが簡潔に言え!」

弦十郎「この事態を引き起こしているのは聖遺物ギャラルホルン、異なる世界同士を繋ぐ、完全聖遺物だ」

調 「異なる世界同士を、、、、、、」

切歌「繋ぐ、デスか?」

翼 「、、、、、、待ってください、そんなもの一体いつ発見されたんですか?」

弦十郎「ギャラルホルンを発見したのは当時発掘チームを率いていたのは了子君だ。この聖遺物は発見当時から既に起動状態だった」

響 「ええ!?了子さんが!?」

エルフナイン「ギャラルホルンについてはずっと機密扱いで1部の人物にしか知らされていなかったようです、僕もさっき初めて知りました」

弦十郎「ギャラルホルンはあまりにも特殊で危険な聖遺物だ。その為1部の者のみで極秘に実験と解析を進めていた」

キラは近くにあった資料を見て

キラ「成程ね、その結果で分かったのが並行世界に異変が起こった時にこっちと別の世界を繋げる特性があるって分かったんだ」

エルフナイン「並行世界、、、、、、それはこの世界と同じような世界が広がり、同じ歴史を辿っています」

シン「、、、、、、でも全部が全部そうとは限らないだろ?」

クリス「?どういう事だよ」

シン「つまり俺達が今辿ってきたこの道を別の世界では辿ってないってこと。例えばそうだな、、、、、、別の世界でクリスはイチイバルを纏わずにいる世界があるかもしれないとかな、まぁただの可能性の話だけど」

翼 「可能性の内包した世界、、、、、、」

弦十郎「とにかく今回の件はギャラルホルンがまたどこかの平行世界と繋がったということで間違いない」

マリア「、、、、、、また、と言いましたね、以前にも同じ事が、、、、、、?」

弦十郎は少し申し訳なさそうに

弦十郎「、、、、、、ああ、ギャラルホルンが並行世界を繋げるとその影響か分からんが大量のノイズの出現が予測される」

カナード「、、、、、、その言い方だと前まではバビロニアの宝物庫が開いていたから推測の段階だった、と?」

弦十郎「ああ、だがこの発生した異変は、並行世界側の異常を解決する事で解消される」

エルフナインがモニターにある資料を映す

エルフナイン「記録によれば過去に2度並行世界に繋がったことがあるとされています、最初の発生は奏さんが解決してくれたそうです」

響 「か、奏さんが!?」

翼 「!?奏、が?、、、、、、一体何時だ!?そんな事私は知らない!」

翼はエルフナインに食って掛かる

シン「落ち着けよ翼、エルフナインを責めても仕方ないだろ?」

弦十郎「ああ、ギャラルホルンは完全聖遺物でありながら一切制御を受け付けない、まさにパンドラの箱だ」

キラ「まぁパンドラはパンドラでもパンドラボックスは制御出来るけどね」

シン「、、、、、、スタークだけですけどね」

弦十郎「んん!、、、、、、そんな怪しげなものに唯一の完全適合者であるお前を使う事は許可がおりなかった」

シン「まぁそうだろ」

翼 「だから、、、、、、奏を人柱にしたってことですか!?」

シン「だから落ち着けっての!今奏がいるってことは並行世界に渡って元凶を倒せてるってことだろ?」

キラ「まぁ当の本人である奏ちゃんが居ないけど、、、、、、」

マリア「そんなに体調が悪いのかしらね」

カナード「2度と、言ったな?次は何時だ?」

エルフナイン「はい、2度目は3年前のツヴァイウィングのライブ、ネフシュタンの起動実験の時です」

翼 「!?」

弦十郎「ネフシュタンの暴走と重なりとても対処できる状況ではなかった為収まるのを待つ他なかった、、、、、、」

クリス「なんだ?だったら別に並行世界に行かなくても収まるのを待てばいいじゃねーか」

シン「アホ、そんなん待ってたらどんだけ被害が出ると思ってんだ」

弦十郎「それから、この聖遺物は奏者にしか反応しないんだ」

エルフナイン「詳しくはまだ解析されていませんが、これはギャラルホルンが騒動を収められる力を持つものを選別しているからかと思われます」

シン「、、、、、、じゃあ俺らじゃ無理か、、、、、、」

シンは残念そうにする、がここでキラが

キラ「は?何言ってんの?僕らも行けるよ?」

シン「?だって奏者にしか反応しないんだろ?だったら、、、、、、」

キラ「僕らも聖遺物を扱えるでしょ?聖遺物を扱える=奏者と思っていいよ?まぁ厳密には違うところもあるけどね?てことは」

シン「、、、、、、ああ!じゃあ俺らも行けるのか!」

キラ「そういうこと」

弦十郎「だから、今回は君たちに異変の調査を頼みたい」

エルフナイン「並行世界側がどうなっているかわかりません、危険を伴いますが、、、、、、」

翼 「、、、、、、私が行きます」

弦十郎「翼、、、、、、」

翼 「奏の役割を引き継ぐなら私しかいない、それに今はこれだけの奏者がいる、私にもしもとこがあっても、、、、、、」

響 「そ、そんなのダメです!!」

マリア「翼、、、、、、貴方自分が何を言っているのか分かっているの!?」

翼 「すまない、、、、、、だがこの役割は絶対に譲れない。これは奏の片翼としての私の責務なんだ、、、、、、」

シン「じゃあ俺も行く」

シンは手を上げる、キラとカナードはやっぱりといった顔

シン「翼は俺が死なせない、必ず守る。翼の明日は俺が繋ぐ」

シンは真剣な顔で翼を見つめる、翼は顔を赤くしてモジモジし始める、弦十郎は溜息をつき

弦十郎「翼、お前の気持ちは分かった、だが早とちりするな。お前一人を行かせるつもりはない」

エルフナイン「はい、こちらにもノイズが現れることもあるので戦力を2つに分けるのが最善かと思います」

未来「ここにいる奏者は私を含めて9人、後シンさん達ライダーを入れると12人、、、、、、そうすると6人ずつですか?」

シン「いや、不測の事態に備えて3~4人ぐらいの方がいいだろ、もし手が足りなかったら増援って感じの方がいいな」

セレナ「とすると、風鳴さんとシン義兄さんを含めて後2人ぐらいですか?でも奏さんは体調不良だから、、、、、、」

するとマリアが手を上げる

マリア「そういうことなら私も行くわ。翼が無茶しないように奏の変わりに見張ってあげないとね」

翼 「マリア、、、、、、」

クリス「なら残りはあたしが」

マリア「まって、あなたには切歌達を頼みたいの」

切歌「デスッ!?」

調 「マリア、、、、、、?」

セレナ「、、、、、、そうですね、正直私達じゃちょっと不安です。なので雪音さんがいると心強いんですが」

セレナはマリアの意図を読み取ったのだろう

マリア「だから残り1人は、、、、、、」

響 「、、、、、、あの、並行世界って結局よく分からないんですけど、向こうで困ってる人がいるのは確かなんですね?」

カナード「分からないのか、、、、、、あれだけ噛み砕いて説明されて」

弦十郎「さっきも言ったようにギャラルホルンは、まさにパンドラの箱。解明されていない部分が大半だ、だが過去の結果を見るにその可能性は非常に高い」

響 「だったら私行きます!」

未来「もう、やっぱり」

響 「えへへ、ごめんね未来」

未来「いいよ、人助けだもんね?」

響 「うん!」

弦十郎「、、、、、、決まったな。では今回の調査は翼、マリア君、響君、そしてシン君の4人に頼む。決して無茶はしないでくれ」

4人は頷く。

キラ「翼ちゃん」

翼 「?なんだ」

キラ「行く前に奏ちゃんに会っといたら?」

キラは弦十郎に目配せをする

弦十郎「では30分後地下に集合だ」

 

 

sideキラ 翼

翼 「桜井」

キラ「なんだい?」

翼 「、、、、、、ありがとう、本当は奏には何も言わず行こうと考えていた」

キラ「、、、、、、だと思ったよ、僕が翼ちゃんだったらそうするしね」

2人は奏の部屋に入る。するとそこには汗をかき魘されている

翼 「奏、、、、、、そんなに調子が」

キラ「、、、、、、もうこれで3回目だよ」

キラは慣れた手つきでおしぼりを水につけ絞り頭に乗せる

奏 「うっ、、、、、、」

翼 「奏、、、、、、」

翼は奏の手を握る。その時呟くように

奏 「うう、、、、、、死ぬな、、、、、、翼、、、、、、」

翼 「、、、、、、必ず帰ってくる、だから安心して」

奏の手を強く握る、すると少しだけ呼吸が落ち着いてくる

キラ「奏ちゃんは僕がちゃんと見ておくからね」

翼 「ああ、頼む」

 

 

 

 

side シン キラ カナード 響 翼 クリス マリア 切歌 調 セレナ エルフナイン

〜地下室〜

シン達は用意を済ませ地下室に向かう。扉を開けるとそこには真ん中にカタツムリのような物が浮かんでいる

弦十郎「これが聖遺物ギャラルホルン、そして並行世界への(ゲート)だ」

エルフナイン「ギャラルホルンは、並行世界の異常を特殊な振動波で知らせるようです」

翼 「、、、、、、振動波、ではこの聖遺物の輝きは、、、、、、」

エルフナイン「はい、並行世界の異常を感知している状態です、皆さん準備はいいですか?」

キラ「あ、ちょっとまって」

キラはシンにドラゴンフルボトルとロックフルボトルを渡す

シン「これ、、、、、、」

キラ「持ってって」

シン「いいんですか?」

キラ「うん、スパークリングが使えない間のお守りだと思って」

シン「分かりました、じゃあ借りていきます」

エルフナイン「では皆さんギアを纏ってください」

響 「Balwisyall Nescell gungnir tron」

翼 「Imyuteus amenohabakiri tron」

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron」

王様!!

ソード!!

ベストマッチ!!

Are you ready?

シン「変身」

円卓の騎士王!!キングセイバー!!イエーイ!!

エルフナイン「それでは皆さんお気を付けて」

シン「ああ、行ってくる」

ギャラルホルンに触れると空間が歪み道が出来る。シン達はそれを進んでいく

シン「なんか道っていうより浮いてる所を後ろから押されている感じだな」

響 「確かにふわふわしますね」

シン「ん?そろそろ着きそうだな」

光が強くなりシン達は降り立つ

響 「あれ?ここっていつもの公園だ、、、、、、」

シン「確かにな」

マリア「ここもあまり変わらないのかしら?」

翼 「、、、、、、いや、そうでも無いぞ、空を見ろ」

翼が空を指さす、そちらに視線を向けるとそこには

シン「!?」

マリア「嘘、、、、、、」

響 「月が、、、、、、砕けて、ない?」

翼 「、、、、、、ああ」

シン「、、、、、、てことは、ルナアタックが、起きなかった世界、か?」

響 「、、、、、、という事はあの事自体がなかった?」

シン「推測は所詮推測だ、とりあえずここを出よう」

シン達は普段の姿に戻り公園を出る、街に出るとそこにはシン達のよく知る風景が広がっていた

シン「マジで俺らの知ってる街並みだな、、、、、、」

響 「でもルナアタックがなかったってことはいいことじゃないですか?誰も傷つかずにいるんですから」

マリア「そうなると私達とあなた達もこの世界では会ってないことになるわ」

響 「それは嫌ですねぇ、、、、、、」

シン「とりあえずこの世界の情報が無いことには」

どうしようもないと言おうとした瞬間爆発が起こる。シン達は爆発の元まで走っていくとそこには大量のノイズが出現していた

響 「ノイズ!てことは!!」

シン「ここが並行世界で間違いなさそうだな、、、、、、行くぞ!」

フェニックス!!

ガトリング!!

Are you ready?

シン「変身!」

響 「Balwisyall Nescell gungnir tron」

翼 「Imyuteus amenohabakiri tron」

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron」

シン「はぁあ!!」

右手に炎を纏った拳をノイズに叩き込む。シン達に気付いたノイズ達はシン達に攻撃を開始する。

シン「今更ノイズに遅れはとらねぇよな、、、、、、」

ホークガトリンガーで弾幕を張りながらボヤくシン

響 「確かにアルカノイズのほうが怖いですよねぇ」

マリア「あなた達気を抜きすぎよ?」

翼 「ああ、新しい敵が現れないとも、、、、、、」

シン「っ!翼!!」

シンは翼の手を引く。翼はシンに抱き寄せられびっくりするが次の瞬間翼のいた場所が爆発する

シン「、、、、、、どうやらノイズだけ、じゃないらしい」

爆発を放った方向を見るとそこには全身にマグマを纏ったような怪物がこちらに向かって歩いてくる、その後ろからスーツを着たマスクを何体か引き連れて

シン「なんだコイツ、、、、、、」

響 「なんだろうと!」

響は腕をブースターに変え怪物を殴る、が

響 「え!?」

怪物は殴られたにも関わらずビクともしない、それどころか腕から炎を滾らせて響を殴ろうと腕を振り下ろす

シン「ちっ!」

フェニックス!!

ロボット!!

ベストマッチ!!

Are you ready?

シン「ビルドアップ!」

不死身の兵器!!フェニックスロボ!!イエーイ!!

シンはフェニックスロボにビルドアップしロボアームで振り下ろされた腕を受け止める

シン「考え無しに突っ込むなバカ!こいつは俺が相手をする!」

ロボアームで腕を上に弾き右腕に炎を滾らせて殴る、怪物はたじろぐが火炎放射器のようなものから炎をシンに放つ。しかしフェニックスロボのビルドに炎など効くはずもなくシンは攻撃を続行する

シン「つかなんなんだこいつ!硬ぇし!」

マリア「スマッシュ、、、、、、とも思えないわ」

翼 「なら新手の敵か?」

シン「とりあえずこいつを倒す!」

シンはドライバーのレバーを回す

レディーゴー!!ボルテックフィニッシュ!!

空中に飛翔し炎を全身に纏って連続で体当たりを繰り出す。するとマグマの怪物は倒れる、そして

シン「!、、、、、、やっぱり」

マリア「中に人が!?」

怪物の中は男の人間だった。男の腕には何かのタトゥーのようなものがえがかれていて手元には何かが落ちている

翼 「む?なんだそれは」

シン「USBメモリ?なんでこんなものが、、、、、、」

シンが拾おうとした瞬間メモリは砕ける

シン「壊れた?機密保持か、、、、、、」

響 「どうなってるんですかね、、、、、、この世界」

そんな会話をしているとシン達の後ろから誰かがこちらに向かってきた

? 「到着したぜ!旦那!」

シン「ん?」

声の方へ向くとそこには

翼 「奏、、、、、、?」

奏 「なっ!?、、、、、、翼?」

やってきたのはガングニールを纏った奏だった、そしてその後ろから

? 「どうした、天羽奏?、、、、、、!風鳴翼だと?」

響 「か、仮面ライダー?」

赤いドライバーを巻いた緑の仮面ライダーが翼に驚く

シン「、、、、、、この世界の奏と仮面ライダーか」

? 「何者だ貴様」

シンは少しカチンとし

シン「そういう事を聞くなら自分から名乗るものだろ?そんなことも分からないのかよ、アンタは」

? 「、、、、、、仮面ライダーサイクロン」

シン「仮面ライダービルド、野上シンだ」

? 「、、、、、、シン?」

シン「?」

奏 「、、、、、、なんでここに翼とシンがいんだよ!?」

シン「はぁ?どういう事だよ?」

仮面ライダーサイクロンは拳を構える

シン「!?なんのつもりだ!こっちに戦う意思は!」

? 「黙れ偽物が!ダミーのメモリでも使っているんだろう!」

シン「ダミー?意味わかんねぇよ!」

? 「うるさい!」

シンはイラッとしたが戦う意思がないことを証明するためにドライバーからボトルを抜く。ビルドからシンに戻ると奏はさらに驚きサイクロンも動揺する

シン「これでダミーじゃないって分かったか?俺は変身を解除したんだ、そっちも誠意見せて欲しいもんだけど?」

サイクロンは少し考え赤いドライバーから緑のUSBメモリのようなものを抜く。人の姿に戻るとシンは驚愕する

シン「嘘、、、、、、だろ、、、、、、なんで、、、、、、おまえが!」

仮面ライダーサイクロンの正体、それは

シン「レイ!?」

 

 

 

 

to be continued

 

 

 




並行世界でシン達を待ち受けていたのは無き友、レイだった。シンは再会を喜ぶもレイは怒りをシンにぶつける。
次回、再会
消えた友を救えるか?シン!

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