戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年 作:ストライカーシグマ5
カナード「その世界では別のライダーが存在し、天羽奏以外の奏者が存在しない世界だった」
クリス「仮面ライダーサイクロン、レイと奏は並行世界から来たシン達を敵対視しまともに連携を取る気もない」
セレナ「無理な戦いをした事でシンの怒りを買ってしまったレイ」
調 「溝が広がる一方戦闘は激化を増していく」
切歌「これからシン達はどうすればいいデス?そんなこんなで本編どうぞデス!、、、、、、あたしらの出番これだけデスか!?」
sideシン 響 翼 マリア
シン「マリア、痛むか?」
マリア「大丈夫よ」
シン「ごめん、俺が早く動いてれば、、、、、、」
響 「あの、シンさん」
シン「ん?」
響 「あれで良かったんですか?」
シン「なんの事だ?」
響 「レイさんの、、、、、、」
シン「いいんだよ、今のあいつに何言っても無駄だ」
シンは医療キットをあさりながら響の手当をする
響 「そうかもしれないですけど、、、、、、」
シン「あいつは思い出さなきゃいけないんだよ、自分でな」
響 「思い出す?」
シン「ああ」
響 「何ですか?」
シン「昔響にも言ったことある筈だぞ?」
響 「あ!もしかして!」
シンは頷く、翼とマリアにはよく分からなかった
響 「人は、弱くて不完全で、でもだから託す、不完全な人間だからこそ、未来の為に、人がつくる明日のために誰かに託す、、、、、、ですよね?」
シン「ああ、今のあいつはそれを忘れてる、、、、、、レイだけじゃない、奏もな」
翼 「託されたもの、、、、、、」
翼は掌をじっと見つめやがて強く握る
翼 「私は奏に色んなものを託してもらった、だから今度は私の番だ」
シン「ん、そうだな」
マリア「あとはこっちの奏にどう伝えるかね」
響 「でもあの様子じゃ、、、、、、」
シン「ああ、それにあの黒いノイズも厄介そうだしな」
翼 「抜剣した瞬間初めてイグナイトを使った時以上の闇を垣間見た」
シン「、、、、、、てことはあれがいる時はイグナイトは避けた方がいいか」
響 「ならSC2Aで!」
シン「それだと連発で使えないからな、、、、、、やっぱレイ達と連携しないと、、、、、、いや、俺がキードラゴンで」
マリア「でもあのフォームは制御しきれないんでしょう?」
シン「全くってわけじゃないんだけどな」
そう、キードラゴンフォームには欠点があった。それはシンではドラゴンフルボトルを制御しきれない事だった、今でこそハザードレベルが上がりある程度使えるが戦闘が長引くとブレイズアップモードになり蒼炎が溢れ出し抑えきれなくなる、それをロックフルボトルで抑え込みなんとか戦闘出来るようにしている。
シン「ま!なんとかするよ」
マリア「でも、、、、、、」
館内で警報がなる、医務室のモニターがつき
弦十郎「シン君達いるか?」
シン「はい!」
弦十郎「市街地でドーパントが現れた!それに伴いノイズも出現した!みんな出れるか!?」
シンは頷きヘリポートに向かう、すると奏が既にスタンバイしていた
奏 「遅いぞ!」
翼 「ごめんなさい」
奏は顔を逸らす、翼は少し落ち込むがヘリに乗り込む
奏「、、、、、、ちっ」
ヘリは離陸し現場へ向かって飛び立つ
sideレイ
シン『俺が気に食わないのは構わないけどな!!俺の仲間にこれ以上怪我をさせてみろ!!俺はお前でも許さない!!』
シンの言葉を思い出しながらレイは歩いていていた、その言葉は自分のよく知るシンと同じだった、誰かの為に戦える、立ち上がれるシン、だからこそシンとレイはWになれたのだから、だからこそ鳴海荘吉は2人にWを託したのだから
レイ「俺は、、、、、、どうすればいい」
レイは黒いメモリを握り呟く
レイ「答えてくれるはずもない、か、、、、、、」
レイはゆっくりと歩き始める、すると2課から通信が入る
弦十郎「レイ君聞こえるか?」
レイ「ええ、ドーパントですか?」
弦十郎「ああ、アームズのドーパントのようだ、既にシン君達が向かっている」
レイ「、、、、、、了解、向かいます」
レイはガレージの中に置いてあるバイク、ハードボイルダーに跨り現場へと急ぐ
side奏
奏 「、、、、、、くそったれ」
シャワーを浴びながら悪態をつく奏、先程の戦闘では黒いノイズに手も足も出なかった、結局倒したのはシン達だったのだからそれも奏をイラつかせる原因、そんな時警報音が鳴り響く、体を手早く拭き着替えヘリに向かう。数分すると翼達が現れる
奏 「遅いぞ!」
翼 「ごめんなさい」
奏 「、、、、、、ちっ」
sideシン 響 翼 マリア 奏 レイ
ヘリが現場上空に辿り着く
シン「行くぞ!マリアは無理するなよ?」
マリア「はいはい」
響 「はい!」
翼 「参る!」
奏 「、、、、、、」
ドライバーにボトルを挿す
ローズ!!
ヘリコプター!!
ベストマッチ!!
Are you ready?
シン「変身!」
情熱の扇風機!!ローズコプター!!イエーイ!!
ヘリから飛び出しスナップライドビルダーがシンを挟み込む。ビルド ローズコプターフォームに変身しホバリングしながら降り立つ、響達もギアを纏いシンに続く、するとバイクに乗ったレイが現れる
響 「あ!レイさん!」
シン「響、気にするな」
響 「は、はい、、、、、、」
レイも響達に目もくれずに変身する
サイクロン!!
レイ「変身」
仮面ライダーサイクロンに変身すると銃のような模様が描かれた新たなメモリを取り出す
トリガー!!
ボタンを押すと形が変化しレイの手にトリガーマグナムが握られる
シン「(今度は銃か、、、、、、)」
シンは右腕からバラの蔦を伸ばしマスカレードを捕まえ投げ飛ばす、それを響が殴り倒す、翼の蒼ノ一閃がノイズを飲み込みマリアが翼の零した分を片付ける。奏とレイは連携など取る気はなく各々ノイズとマスカレードを倒す、シンはため息を吐きながらアームズドーパントに向かっていく。プロペラ状のブレード バトローターブレード を抜きアームズドーパントに叩きつける、アームズドーパントは右手に持つ剣で受け止め左腕を機関銃に変形させ放つ。蔦を回し弾丸を弾きバトローターブレードを投げる、アームズドーパントに向かっていくがそれを撃ち落とし再度攻撃をしようと機関銃を構えた瞬間翼の天ノ逆鱗で隙を与えない、マリアが短剣で剣の攻撃を防ぎ響の拳がアームズドーパントの腹部に突き刺さる。シンはその隙にボトルを入れ替える
ラビット!!
タンク!!
ベストマッチ!!
Are you ready?
シン「ビルドアップ!」
鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!
ドライバーからドリルクラッシャーを取り出し右足のキャタピラを回転させアームズドーパントに突撃していく、アームズドーパントの剣を弾きあげ機関銃を抑え込みゼロガッシャーを出してアームズドーパントを斬り裂く。
シン「これでっ!?どわぁ!?」
シンがゼロガッシャーにボトルを挿そうとした瞬間突如アームズドーパントが爆発する。爆発を起こしたのはトリガーマグナムを持つレイだった
シン「何すんだよ!」
レイ「どけ」
シン「、、、、、、はぁ、もう勝手にしろ」
シンはドリルクラッシャーとゼロガッシャーをしまい離れる、レイはトリガーマグナムの弾丸を連射しアームズドーパントにダメージを与える、だがアームズドーパントは機関銃でトリガーマグナムの弾丸を撃ち落とし始める
レイ「ちっ!ならこれでどうだ!」
トリガーマグナムにトリガーメモリを挿す
トリガー!!
マキシマムドライブ!!
レイ「トリガーエアロバスター!!」
放った弾丸は風を纏ってアームズドーパントに直撃する、が
レイ「!?何故だ!トリガーのマキシマムは直撃してはずだ!」
アームズドーパントは剣でマキシマムドライブを受け止めダメージを軽減していた。アームズドーパントが機関銃を乱射しながらレイに迫る、レイは避けながら応戦するが徐々に距離が縮まっていく。ついにアームズドーパントの剣の範囲まで接近され刃を振り下ろされる
レイ「(メタルシャフトを出している暇は無い!ならトリガーマグナムで受け止め、ダメだそれも間に合わない!)」
ガキィン!
振り下ろされた剣はレイに当たることは無かった
シン「『戦況に合わせ武器を使い分け相手の行動の先読みをしろ』ってアカデミーで習ったはずなんだけどな?」
レイとアームズドーパントの間にシンが入り込みゼロガッシャーで剣を受け止めていた、左手にはドリルクラッシャーガンモードにボトルを挿した状態の物が握られている
ローズ!!レディーゴー!!ボルテックブレイク!!
ドリルクラッシャーをアームズドーパントの腹に当て引き金を引く、すると先端から赤紫のエネルギー弾を吐き出し装甲を抉っていく、エネルギー弾に押され地面に倒れる、ゼロガッシャーにドラゴンフルボトルを挿す
ドラゴン!!レディーゴー!!ボルテックブレイク!!
刀身に蒼い炎が溢れる、シンは勢い良くゼロガッシャーを振るい斬撃を放つ、蒼炎がアームズドーパントを襲い武器と装甲を溶かしメモリを破壊する、シンは振り向きレイに手を伸ばす
シン「ほら」
だがレイは手を払い除け立ち上がる
レイ「貴様の手など借りなくても俺は奴を倒せた」
シン「はぁ、、、、、、あっそ」
シンは変身を解除して歩き出す
シン「その割にはマキシマムドライブ、だっけ?それ弾かれてたみたいだけど」
シンには見抜かれていた。メモリは使用者の精神力に大きく影響される、となれば今のレイはなにかしら精神に異変があると言える、理由は歴然といえば歴然だ
レイ「誰のせいで、、、、、、」
シン「知るか、そんな事で心を乱すなよ」
レイ「わかっている!」
シン「わかってない」
レイはシンの胸元を掴み睨みつける、シンはレイを真っ直ぐ見つめ
シン「お前が弱いと守れたものが壊れるんだぞ」
レイ「貴様、、、、、、!」
シン「お前に託して行った人達の分まで守らなきゃいけないんだろ!」
レイ「託され、た、、、、、、」
シン「弦十郎さんから聞いた、この世界の
レイ「っ!」
シン「鳴海さんはなんでお前達を仮面ライダーにした?何を託してWにしたんだ?俺はなんでお前に自分の命を与えたんだ?何を託したんだ!」
レイ「俺は、、、、、、」
シンはレイの腕を握り
シン「仮面ライダーはただの戦闘マシーンなんかじゃない、強いだけの力なんかに意味は無い!1人でなんでも出来ると思うなよ!完璧な人間なんていない!不完全だからこそ誰かに託して託された奴は託してもらった人の分までその人たちが守りたかったもの守る為に戦わきゃいけないんだろ!それが仮面ライダーなんじゃないのかよ!」
レイはエクストリームへ進化した時の事を思い出した、鳴海荘吉が遺した言葉
その言葉こそが2人をWへと導いたのだ、それを今無くしたはずの
? 「守るもの、、、、、、そうですねぇ、そんなものに私は負けてしまいました」
聞き覚えのない声が聞こえる、シン達がそちらに振り向くと黒いハットに黒いスーツの男が杖をついて立っていた
レイ「な!?何故貴様がここに!?メモリの過剰投与で消滅したはずだ!」
? 「さてさて、何故でしょうねぇ?まぁ、そこにいるジョーカーの少年も死んだと聞いていたのにこうして生きている、不思議な事はありませんがね?」
男が杖を地面に強く叩く、すると周りにはマスカレードドーパントやノイズが現れる
シンとレイは再び変身する
ラビット!!
タンク!!
ベストマッチ!!
Are you ready?
サイクロン!!
シン レイ「変身!」
鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!
シンとレイは現れたマスカレードとノイズを倒していく、響達もシン達に続く
? 「おや、君たちは2人で仮面ライダーをしていたのでは?まぁいいでしょう」
シン「レイ!あいつはなんだよ!!」
レイ「、、、、、、あいつは井坂深紅郎、1年前俺達が倒した男だ」
響 「倒したならなんでいるんですか!?」
レイ「それが分かれば苦労しない!」
奏 「おいレイ!あいつのメモリはなんだ!」
レイ「メモリは
シン「ウェザーって事は天候か!」
マリア「天候!?」
翼 「風や雨等と言うことか!」
井坂「そこまで分かってしまっているなら隠す必要はありませんねぇ」
井坂は白と銀のガイアメモリ ウェザー を取り出し耳に当てる
ウェザー!
井坂の全身を黒い雲が覆う、雲が晴れると中から白い体、後頭部に髷と肩と首回りにかけて風神の風袋のようなものがあるドーパント、
井坂「金髪の少年は私の力を理解している、ならば君から潰しておきましょう」
ウェザードーパントが手を翳すとレイの周りに黒い雲が集まる
レイ「くっ!これは!」
シン「っ!レイ!」
シンは左足のスプリングを伸縮させレイに飛びつく、雲の中からレイを弾き飛ばして救出する
シン「大丈夫か!」
レイ「っ!、、、、、、気を付けろ!こいつの能力は複数ある!」
シン「複数って、、、、、、!」
シンはウェザードーパントに向かって拳を振るう、だがウェザードーパントは軽々と受け止めシンを投げ飛ばす。シンは体制を整え再び飛び込むが手から放たれた吹雪に足を凍りつかせられされ動けなくなってしまうが直ぐにボトルを変える
タカ!!
ガトリング!!
ベストマッチ!!
Are you ready?
シン「ビルドアップ、、、、!」
天空の暴れん坊!!ホークガトリング!!イエーイ!!
スナップライドビルダーが新たなボディを作りシンを挟む、その衝撃でシンの足の氷を割る、ホークガトリンガーを出して空を舞う、ウェザードーパントは雷を落としシンの行く手を阻む
シン「クソっ!やりずらい!」
ホークガトリンガーを放ちながら悪態をつくシン
井坂「どうしました?その程度ですかぁ?」
レイ「そいつに気を取られすぎだ!」
メタルシャフトでウェザードーパントを殴るレイ、しかし片腕で受け止められ弾かれる
井坂「君達とあのアクセルの小僧は殺すと決めています、手を抜くはずがないでしょう」
腕が赤くなり蒸気を纏わせ殴る、メタルシャフトで受け止めるが大きく仰け反るレイ、追い打ちをかけようと雷を放つ
レイ「ぐぁぁあ!!」
シン「レイ!」
空から弾丸の雨をウェザードーパントに向け放つ、手を上に翳すと雲が集まりホークガトリンガーの弾丸を全て飲み込んでしまう
シン「嘘だろ!?」
井坂「嘘ではありませんよ」
ウェザードーパントはシンに雷を落とす、間一髪で直撃は回避するものの翼に雷を掠めてしまい飛んでいられなくなってしまう、地面におり忍者とコミックのボトルに変えニンニンコミックフォームへビルドアップする、分身し火炎斬りや竜巻斬りでウェザードーパントの攻撃に対抗する
井坂「その程度では私の攻撃には敵いませんよ」
出力を上げ分身を消し去る、本体のシンにもダメージを与え響達にも攻撃する
響 「ううっ!なんなんですか、、、、、、この強さ!」
翼 「こちらの動きを先読みしたかのに先手を打ってくる、、、、、、」
マリア「これじゃイグナイトも使えない、、、、、、!」
レイ「ぐっ、、、、、、!こうなれば!」
レイはサイクロンメモリを腰のマキシマムホルダーに挿し叩く
サイクロン!!マキシマムドライブ!!
旋風がレイの足に集まる、その瞬間体が浮き上がり空中で止まる、風がレイの体を押し出しウェザードーパントに一直線に向かっていく
レイ「ストームライダーキック!」
レイの懇親の一撃がウェザードーパントに放たれる
井坂「これでマキシマムとは、、、、、、片腹痛いですねぇ」
ウェザードーパントは片手で受け止めていた、そのままレイを地面に叩きつけ蹴り飛ばす。ダメージで変身がとけ伏せるレイ
シン「レイ!」
レイ「う、、、、、、く、そ、、、、、、エクストリームになれれば、、、、、、」
井坂「エクストリーム、、、、、、そうですねぇ、確かにあれになれれば君の方が強いでしょう、ですが君の相棒はもう
レイは目を見開く、何故井坂が知っているのだ、と
井坂「地獄の底から舞い戻った時私はこの世界にもうWは存在しないと聞きました、、、、、、そこにいる彼は
シン「こいつ、、、、、、!」
井坂「話が長くなってしまいましたね?それでは君には消えてもらいましょうか」
ウェザードーパントがレイに近付こうと歩き始めた瞬間レイとウェザードーパントの間にシンが立ちはだかった
井坂「おやおや」
レイ「!?どけ!今のお前では!」
シン「ああ、
シンはボトルを抜きドラゴンフルボトルとロックフルボトルを挿す
ドラゴン!!
ロック!!
ベストマッチ!!
Are you ready?
シン「ビルドアップ!」
封印のファンタジスタ!!キードラゴン!!イエーイ!!
シン「友達を傷つけられて黙ってられるか!」
レイ「!」
BGM Fighter
ビルド・キードラゴンフォームに姿を変えウェザードーパントに向かってバインドマスターキーから無数の鎖を伸ばす。ウェザードーパントは蜃気楼を作り鎖から逃れようとする、が
井坂「なに!?」
シン「そんなもんで
鎖に体を拘束されてしまう、ロックフルボトルの抑制の能力により蜃気楼が起きる前に要因となるものを抑え込み発現をさせずに本体を拘束する事が出来た、そのまま振り上げビルにぶつける、ウェザードーパントに走り出し右腕の拳を腹に叩きつける
シン「うぉぉお!!」
井坂「ぐふっ!、、、、、、やりますね、、、、、、!ですが!」
ウェザードーパントが雷と竜巻を起こしシンを押し返す、雷をバインドマスターキーで斬り竜巻を左足で蹴り霧散させる
シン「時間が無いんだ、さっさと倒れろ!」
井坂「ふふ、いいでしょう私も本当の力をお見せしましょう」
ウェザードーパントが両手を叩く、すると地面からあるものが現れた
マリア「なっ!?」
奏 「おいおい、、、、、、!笑えねぇぞ!」
響 「なんで人間が、、、、、、」
翼 「その黒いノイズを従えている!?」
現れたのは先刻対峙した黒いノイズだった、形状は違うものの能力は差程変わらない
井坂「苦労しましたよ、この子を従わせるのにはね、、、、、、だがそのおかげで」
黒いノイズはウェザードーパントの方に向き自分の体を黒い霧に変え包み込む、邪悪な光が中で起き霧を吸収する、先程まで白かった身体は黒く染まり複眼はギラギラと輝く
井坂「こうして融合する事も可能となりました」
黒いウェザードーパントが手を振るうと風がカマイタチのように吹き響達を襲う
シン「お前の相手は俺だ!」
再び鎖を放つシン、ウェザードーパントは動く素振りすら見せない。鎖がウェザードーパントに巻きとうとした瞬間黒い瘴気が体から溢れウェザードーパントを鎖から守った
井坂「言ったでしょう、従えていると」
腕を軽く振ると鎖が瘴気に侵食され朽ちていく、咄嗟に鎖を断ち切りシンに到達する前に防いだ
井坂「ほう、判断力も決断力もまあまあですね」
シン「言ってろ!」
井坂に向かって走り出し蒼炎の火炎弾を放つ、ウェザードーパントは片手で弾きシンを煽る
井坂「この程度ですか?」
シン「んな訳ないだろ!」
走って加速を付けた右ストレートをウェザードーパントに叩き込む、しかし
井坂「先程も言ったでしょう、この程度か、とね?」
シン「なっ!?」
顔面を狙った一撃は頬を捉えるがウェザードーパントは何事もないようにシンに語りかける、手をビルドの胸部アーマーに触れる、その瞬間凍りついていく。
シン「うっ!?離れろ!」
ウェザードーパントを蹴り飛ばし距離を取る、凍りついた部分を炎で溶かす
響 「強い、、、、、、!」
翼 「だが負けるわけにもいかない!」
マリア「響、SC2Aは?」
響 「いけますけどそんな隙をくれるとは、、、、、、」
シン「俺がやる」
響 「で、でも!」
シン「心配すんな、奥の手を使うだけだ」
マリア「奥の手って、、、、、、まさか!?」
翼 「ダメだシン!それを使えば!」
シン「ここで使わないと皆こいつにやられる、、、、、、そんな事させるかよ」
シンはロックフルボトルの抑制を解除する、その瞬間蒼炎が全身から吹き出す
シン「うおぉぉぉお!!!!」
奏 「な、なんだ!?何が起きてる!?」
翼 「あれがブレイズアップモード、、、、、、!」
シンは炎を振り払い地面を強く踏む、次の瞬間シンの足元から蒼炎が地面を割って溢れ出てウェザードーパントに一直線に向かっていく
井坂「ほう、、、、、、面白い!」
ウェザードーパントは全身からブリザードを起こしシンの炎に対抗する、拮抗する炎と吹雪、シンは再び炎を起こし右腕に集め拳を振るう、火炎弾が放たれ炎が融合し吹雪を押し返す
井坂「なに!?」
シン「潰れろ!!」
炎がウェザードーパントを飲み込む、炎の中でもがき苦しむウェザードーパント
井坂「ぐうぉぉぉ!!」
シン「(時間が無い、、、、、、一気に決める!)」
ドライバーのレバーを回す
レディーゴー!!ボルテックフィニッシュ!!
炎を左脚に収束させ空中に飛び上がり踵落としをウェザードーパントの肩に叩き込む、その瞬間炎が爆発しシンとウェザードーパントを土煙が覆う
響 「シンさん!」
マリア「倒したの、、、、、、?」
煙が晴れるとそこにはシンしか立っていなかった
翼 「倒したのか!」
シン「、、、、、、いや、爆発が起きる瞬間手応えがなくなった」
響 「じゃあ!」
シン「でもダメージは与えた」
井坂「ええ、、、、、、かなり危なかったですね」
腕を抑え地面から出てくるウェザードーパント響達が構えるがウェザードーパントは手を前に出し
井坂「今回はこの辺にしておきましょう、、、、、、私も中々痛かったのでね」
奏 「逃がすと思ってんのか?」
井坂「おや、あなた達に私を止められると?」
奏 「んだと!?」
シンを指して
井坂「それに彼もそろそろ限界でしょう」
マリア「え?」
シン「っ!」
既にシンはまともに戦闘できる体力がない事に井坂は気づいていた、シンは気力を振り絞って鎖を伸ばす
井坂「それではまたお会いしましょう」
シンの鎖は自分を霧に変えたウェザードーパントをすり抜ける
マリア「逃げられた、、、、、、」
翼 「いや、見逃してもらったとも取れる、、、、、、まともに戦えたのはシンだけだったからな」
シン「かも、な、、、、、、はぁ、はぁ」
シンはドライバーからボトルを抜く、変身が解けると前のめりに倒れる、近くにいたレイは咄嗟に受け止める
翼 「シン!」
シン「はぁ、はぁ、、、、、、」
マリア「凄い熱、、、、、、!」
響 「早く運びましょう!」
3人はシンを抱えてヘリに向かう、奏もあとを追うようにその場を後にする、残ったのは戦闘の爪痕とレイだけだった
to be continued
傷つき倒れたシン、レイは怒りを井坂にぶつける
次回 世界を越えても
失った友を取り戻せ!シン!