戦姫絶唱シンフォギア/仮面ライダービルド運命を翔ける少年   作:ストライカーシグマ5

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俺はまたあいつを失うのか?俺に正義を、守りたいものを、大切なものを教えてくれたあいつを、、、、、、あいつはどの世界でも変わらない、誰かの為にと立ち上がり戦う。俺はどうすればいい?


異次元章4 世界を越えても

sideシン 響 翼 マリア

〜医務室〜

医師「命に別状はないよ、いきなり全身の温度が上がって脱水症になったんだね」

響 「よ、良かったぁ」

医師はシンのデータを見ながら響達を安心させる

医師「ただ右手はかなり火傷をおってるね、左足もだ」

右手と左足と聞いて響達はドラゴンフルボトルの力を改めて強力なのだと理解する

医師「点滴を打ったから数時間もすれば起きるはずだよ」

翼 「ありがとうございます」

翼は寝ているシンの頭を撫でる

響 「そう言えばこんなこと前にもありましたよね」

翼 「ああ、フロンティア事変の時か」

マリア「う、、、、、、その話は辞めましょう?」

響 「マリアさんあの頃かなり尖ってましたからね〜」

マリアは顔を赤くし響の頭を叩く

マリア「黙ってなさい、、、、、、殴るわよ」

響 「もう殴ってますよ!?」

翼 「二人とも静かに、、、、、、シンが起きしまう」

マリア「あ、ごめんなさい」

響 「すみません、、、、、、」

シン「ん、、、、、、」

シンの瞼がゆっくりと開く

シン「ここは、、、、、、?」

翼 「ああ、起こしてしまったか」

シン「俺は、、、、、、そうだ、井坂ってやつと戦って」

響 「はい!シンさんが追い払ってくれたんですよ!」

シン「、、、、、、いや、倒せたわけじゃない」

シンはベットから起き降りようとする、響達は慌てて止める

響 「だ、ダメですよ!寝てなきゃ!」

翼 「ああ!」

シン「こんぐらいなんてことない、っ!」

シンは響を押しのけようと右手で触れた瞬間焼けるような痛みが走る

シン「キードラゴンの反動か」

響 「はい、だから無理しないでください」

シンをベットに戻そうと響が肩をかし寝かせる

シン「じゃあもう一眠りしようかな」

マリア「そうしなさい、私達もシャワーを浴びに行きましょう」

響 「先に行っててください、私もあとから行きます〜」

響達は医務室から出ていく、天井を見上げ

シン「(レイ、大丈夫かな)」

 

 

 

side奏 了子

奏 「了子さん!」

奏は荒々しく了子の研究室を開ける

了子「あらあら〜どうしたのかしら〜?穏やかじゃないわね」

奏 「あたしに、、、、、、もっと力をくれ!あの力、、、、、、イグナイトとか言ったあれをあたしにも」

了子「それは無理ね。単なる出力アップなら時間があれば出来なくもないけど」

奏 「どうしてだ!同じガングニールだってあるだろ!」

了子「あのイグナイトの機能は他の聖遺物をコアとして発動させてるものなの、だからそれがないとお手上げ」

奏 「ちくしょう、、、、、、!」

了子「何を焦っているのかしら?、、、、、、もしかして彼の力に何かを見たの?」

了子はシンの、ビルド キードラゴンフォームの画像を出す、ブレイズアップモードが発動した途端威力が上がった、それに魅せられたのだろう

奏 「っ!邪魔したね」

奏は研究室を後にする

了子「本当に穏やかじゃないわね?それにしてもあのイグナイトってやっぱり、、、、人為的に引き起こした暴走、よね〜、、、、、、例えギアが改修出来ても今の奏ちゃんが使おうとしたら恐らく」

 

 

side奏

奏 「、、、、、、」

奏は2課の廊下を歩きいていた

奏 「(ルナアタック、、、、、、フロンティア事変、、、、、、魔法少女事変、、、、、、超先史文明期の巫女、同じ奏者同士や完全聖遺物、更には錬金術師とライダーとの戦い、、、、、、)」

奏 「アイツらの、、、、、、翼の強さはそうやって磨かれたのか」

奏は力強く拳を握り

奏 「、、、、、、あたしだって戦い続けてきたんだ!戦ってきた時間は変わらない!」

奏 「(そうだ、、、、、、あたしにだってあのギアがあれば、、、、、、)」

響 「あ、奏さん」

奏 「お前は、、、、、、」

響 「あのですね、少しだけお時間いいでしょうか」

奏は怪訝そうな顔をし

奏 「なんだよ」

響は勢いよく頭を下げる

響 「あの時は助けてくれてありがとうございました!」

奏 「、、、、、、はい?」

響 「あのライブの日私は奏さんに助けてられたんです」

奏 「それはそっちの世界の話だろ?あたしはあんたを助けた事なんてないよ」

響 「はい、私の世界の奏さんにはもう言いました。けどそれでも奏さんは奏さんですから」

奏 「、、、、、、おかしな奴だなお前」

響 「はい、よく言われます!それに私が奏者に慣れたのは奏さんのガングニールを貰ったお陰ですから」

奏 「、、、、、、あたしが?」

響 「はい!私は奏さんに救われて奏さんのガングニールを受け継いで奏者になったんです」

奏 「、、、、、、そうか」

響 「だから、ありがとうございます!」

奏 「、、、、、、ああ」

 

 

 

sideレイ

シン『ああ、今の俺じゃ勝てないかもな、でもな?弱かったり今のお前の事よく知らなかったり勝てなかったとしても、それは戦わなくていい理由にはならないんだよ、それにな友達を傷つけられて黙ってられるか!』

レイ「友達、か、、、、、、何故だ、何故お前は俺を受け入れられる?自分を犠牲にしてまで、、、、、、」

キードラゴンの反動をうけ倒れたシン、その姿が同じように昔友のために倒れた相棒(シン)に重なった

レイ「俺は、分からない、、、、、、自分がどうすればいいか、どうしたいか、、、、、、」

レイは座り込み天を仰ぐ、すると頭上に機械のクワガタが騒いでいる、レイはクワガタ スタッグフォンを掴みケータイにし着信に出る

レイ「もしもし」

 

 

 

sideシン

シン「ふぁ、、、、、、報告書書くのも飽きてきたな」

ベットの前に机を出しパソコンで報告書を書いていたが半分が自業自得の始末書だった

シン「、、、、、、レイにでも会いに行くか」

シンは自分の服に着替え外出許可を取りに行く

シン「弦十郎さん、外出たいんですけどいいですか?」

弦十郎「ん?もう起きて大丈夫なのか?」

シン「はい、まぁ腕は包帯だらけですけどね」

シンの右腕は包帯で真っ白に染っていた、弦十郎は少し眉を顰める

弦十郎「動かせるのか?」

シン「はい、あんまり激しくは無理ですけど」

弦十郎「そうか、、、、、、戦闘になったら必ず連絡すると言う条件でなら外出を認めよう」

シン「分かりました」

シンはリディアンを出て街を歩く、ちなみにリディアン内にいる時は関係者のパスを首から掛けてたりする

シン「弦十郎さんの話だと、、、、、、」

シンは弦十郎からのメモを頼りに歩いている、数分さまよっているとかもめビリヤードと書かれた看板が着いた建物に辿り着く、中に入ると鳴海探偵事務所と書かれた表札がたった扉を見つける

シン「あ、あの〜、、、、、、俺だけど」

扉の前に立ち返事を待つ、数秒待つが返答はない

シン「、、、、、、入るぞ〜?」

シンは扉を開け中に入る、そこには洋風テイストのロビーと奥にバーカウンターを挟んでデスクが続いていた、シンは音を立てないようにゆっくりと中に進んていく

シン「レイ?いるか?」

返事はない、デスクまで進んでいくと上に年代物のタイプライターが静かに佇んでいた

シン「うわ、初めて見た、、、、、、レイが使ってんのかな?」

よく見るとタイプライターにうっすらと埃が着いていた、最近は使っていないのだろう。あたりを見渡すシン、するといくつもの帽子がかかった壁を見つける。何故かそこに惹かれ近づき帽子を手に取る、内側にはWIND SCALEと書かれたロゴ

シン「あいつ、帽子なんて被ってたか?」

まあいいかと帽子を元に戻そうとした瞬間音が鳴った。何かがぶつかる音、シンはどこからするのかと耳を澄ます

シン「もしかして、、、、、、ここからか?」

音の方を見るとそこには帽子がかかった壁を見ていた、よく見るとドアノブがついている、恐る恐るドアノブを捻り扉を開けると階段が続いている、階段を降りていくとそこにはまるで秘密基地のような空間が広がっていた

シン「うわ、、、、、、凄い、、、、、、ん?」

何かが光っている、それに近づくと

シン「え、、、、、、クワガタ?」

光の正体はスタッグフォン、レイのものだった。スタッグフォンは何かを伝えたそうにシンの周りを飛ぶ

シン「な、なんだ?どうした?」

シンは何となく意志を汲み取りスタッグフォンに問いかける、

シン「え?何?これどうすんの?」

スタッグフォンはシンの手に乗る、するとクワガタの形状からケータイの形に変わる

シン「えっと、、、、、、?」

スタッグ!!

スタッグフォンから音が鳴り始める、シンは耳に当てる

レイ『もしもし』

シン「え?レイ?」

聞こえてきたのはレイの声、スタッグフォンはレイが誰かとの会話を録音したものをシンに聞かせてたがっていたようだ

井坂『こんにちは』

シン「!この声!」

会話の相手、それは井坂深紅郎だった

レイ『井坂深紅郎、、、、、、!?』

井坂『驚いているようですね?』

レイ『何の用だ』

井坂『なに、君と話がしたいのですよ』

レイ『俺は貴様と話すことなど無い』

井坂『おや、つれない、、、、、、仕方ありませんね、では明日の12時にノイズを従えこの街を破壊するとしましょうかね』

レイ『なんだと!?ふざけるな!』

井坂『ならば私を倒さないといけませんね』

レイ『この街を穢すことは絶対に許さない!!』

井坂『威勢はいいですね、、、、、、お待ちしていますよ、仮面ライダー』

そこで会話が切れスタッグフォンがクワガタに戻る

シン「あんのバカ、、、、、、!!おい!レイの居場所分かるか!?」

スタッグフォンは体を上下させる

シン「分かるんだな!後は足があれば!」

場所が分かっても遠ければ意味が無い、どうにかバイクを手に入れたい、するとスタッグフォンがシンの裾を挟みグイグイ引っ張る。タラップをおりるとそこに緑と黒のバイクが止まっていた

シン「バイク!キーあるか!」

スタッグフォンが作業台に放置されていたキーを投げる。バイクにキーを刺し回す、バイクは唸りを上げエンジンを起動させる

シン「よし!案内頼むぞ!」

スタッグフォンはガレージのオープンボタンを押し扉を開ける

シン「(待ってろよ、レイ!)」

アクセルを全開にしガレージから走り出す

 

 

 

sideレイ

レイ「ここか」

レイは井坂が滞在していると思わられる工場に辿り着く。シャッターを開けると中に診察室の一角のような施設が目の前に広がる

レイ「まだ医者気取りか」

井坂「ええ、ですがドーパント専門ですがね」

レイ「ほう、ならば冴子姉さんには何も感じなかったと」

井坂「、、、、、、黙れ小僧」

井坂の顔から笑顔が消える

レイ「俺にはどうでもいい事だ、お前が冴子姉さんと何があろうとな、だがこの街を、あいつが全てをかけて守ったこの場所を汚すことは許さん!」

レイはロストドライバーを腰に当てる

井坂「君如きが私に勝てると?片割れ風情で笑わせる」

レイ「黙れ!」

サイクロン!!

レイ「変身!」

レイの周りに風が巻き起こり体を包む、中から仮面ライダーサイクロンに変身したレイが現れる

レイ「さあ、お前の罪を数えろ」

井坂「罪など数えられないほど犯しましたよ」

ウェザー!!

BGM cyclone effect

井坂はウェザードーパントに姿を変える、レイはトリガーマグナムを出し弾丸を放つ、ウェザードーパントは手から雷を放出しトリガーマグナムの弾丸を打ち消す、レイは動揺せずに連射する

井坂「馬鹿の一つ覚えですか?」

レイ「さてな!」

ジリジリと距離を詰められるレイ、だが前回の戦闘をただ傍観していたわけではない、トリガーマグナムの弾丸が届きづらい距離になるとメタルシャフトと入れ替える、シンの言っていた戦況に合わせ武器を使い分け相手の行動の先読みをするを実行していた

井坂「ほぉ、ならばこれでどうです!?」

高温の拳を振るう、レイはメタルシャフトで受け止め回避する、だが少しづつサイクロンのアーマーを削っていく

井坂「ほらほら!どうですか?ジリジリと追い詰められていく気分は!」

レイ「ぐっ!うるさい!」

メタルシャフトを振り回しウェザードーパントから距離をとる、メタルシャフトにメタルメモリを挿す

メタル!!マキシマムドライブ!!

レイ「はぁぁ!!メタルツイスター!!」

旋風を纏ったメタルシャフトをウェザードーパントに叩きつける、が

井坂「少しはマシになりましたね、、、、、、ですが所詮は片割れ風情!」

メタルシャフトを片手で受け止められ蹴り飛ばされてしまう。空中でメタルシャフトを掴みメタルメモリを抜き別の赤いメモリを挿す

ヒート!!マキシマムドライブ!!

レイ「メタルブランディング!!」

メタルシャフトの両端に炎が迸り回転させながら再び叩きつける。

井坂「そんな攻撃!」

両腕を交差させメタルシャフトを受け止める。レイは勢いで押し通そうとする、だが攻撃を通す事が出来ない。レイはメタルシャフトからメモリを抜き別の黄色いメモリに変える

ルナ!!マキシマムドライブ!!

レイ「メタルイリュージョン!!」

メタルシャフトで金色の輪を大量に描き出し、相手に飛ばしぶつける、ウェザードーパントは周囲に黒い雲を出したたき落とす

井坂「どうしました?これで終わりですか?」

レイ「黙れ!」

メタルシャフトを消しトリガーマグナムを握りトリガーメモリを挿す

トリガー!!マキシマムドライブ!!

レイ「トリガーエアロバスター!!」

風を纏った弾丸を連続で撃ち出す

井坂「私に風は通用しませんよ」

竜巻を起こしエアロバスターを吸収してしまう

レイ「それは予測済みだ!」

既にトリガーマグナムからトリガーメモリはなくヒートメモリが挿入されていた

ヒート!!マキシマムドライブ!!

レイ「熱膨張で爆発しろ!トリガーエクスプロージョン!!」

トリガーマグナムから超高熱のエネルギーを放つ、竜巻に炎が吸い込まれ膨張していく

井坂「なに!?」

レイ「吹き飛べ!」

竜巻が爆発し工場を破壊する。レイはサイクロンメモリの特性で風を起こし自身を守る

レイ「はぁ、はぁ、、、、、、やった、か?」

連続でマキシマムドライブを発動させた影響でかなり体力を消耗しているレイ、しかし

井坂「危ない所でした」

レイ「っ!?無傷、、、、、、だと!?」

ウェザードーパントには傷一つついていなかった

井坂「いい作戦でしたね、私の竜巻を利用し熱膨張を起こして爆発させる、しかし私には届かない」

レイ「諦め、、、、、、るか!」

レイはヒートメモリからルナメモリにチェンジする

ルナ!!マキシマムドライブ!!

レイ「トリガーフルバースト!!」

黄色と青に輝く追尾弾を複数同時発射しウェザードーパントに向かっていく

井坂「悪あがきですね、ふん!」

吹雪を放ち弾丸を凍りつかせ無力化する

レイ「クソ、、、、、、!」

トリガーマグナムを投げ捨てドライバーのサイクロンメモリをマキシマムホルダーに挿す

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

レイ「ストームライダーキック!」

旋風で空中に浮かび風圧でレイを押し出す。その勢いでウェザードーパントにキックを蹴り込む

井坂「マキシマムマキシマムマキシマムとうるさいんですよ」

ウェザードーパントはレイの懇親の一撃を掌で受け止めていた

レイ「な!?」

井坂「これならまだあのアクセルのマキシマムの方が上でした、ねぇ!」

レイを地面に叩きつけ蹴り飛ばす、変身が解け地面を転がりながら止まる、その際に懐から黒いメモリを落としてしまう

井坂「最初は君達を殺して復讐をしようと考えていました、しかし君の力を使えばもっといい事が出来ると分かった」

井坂はゆっくりとレイに近づく、落ちているメモリを拾い手で弄ぶ

レイ「返せ、、、、、、!」

井坂「君の力で星の本棚を開きあらゆるメモリを作り出し私が吸収する、、、、、、これ以上にいいことは無い!」

レイ「返せ!!」

井坂「返すと思いますか?手始めにこのメモリを砕いて君の心の支えを壊してあげましょう」

レイ「やめろ、、、、、、」

井坂「ふふ、いいですねその顔!絶望に染まるその顔!」

レイ「やめろぉぉお!!」

レイの瞳から涙が零れ落ちる、ウェザードーパントが手に力を入れようとした、その瞬間

シン「レイィィ!!」

ハードボイルダーに乗ってシンがウェザードーパントを吹き飛ばす

 

 

 

sideシン レイ

シン「レイ!大丈夫か!?」

レイ「なぜここが、、、、、、?」

バイクからおりレイを起こすシン、その肩はスタッグフォンが

シン「こいつが教えてくれたんだ」

レイ「、、、、、、なんで来た?」

シン「またかよ、、、、、、言ったろ?友達を傷つけられて黙ってられるかって」

シンはビルドドライバーを取り出し腰に巻きボトルを取り出す。吹き飛ばされたウェザードーパントは瓦礫を押しのけ出てくる

井坂「全く礼儀がなっていない、、、、、、人を跳ねてはダメだと教わりませんでしたか?」

シン「アンタ今人じゃないじゃん」

井坂「、、、、、、そうでしたね」

シン「あとはひとつ聞かせて欲しいんだけどさ」

ゆっくりとボトルを振る

シン「それ、レイの大切な物なんだよな?」

井坂「これの事ですか?」

井坂はJと書かれた黒いメモリをシンに見せる

井坂「ええ、彼の相棒の遺品ですよ」

シン「そっか、、、、、じゃあまずはそれを取り返す所からだな」

ラビット!!

タンク!!

ベストマッチ!!

Are you ready?

シン「今の俺マジでキレてるから覚悟しろよ」

鋼のムーンサルト!!ラビットタンク!!イエーイ!!

BGM bilud up

スナップライドビルダーがラビットタンクのアーマーを形成しシンを挟み込む。ビルド ラビットタンクフォームに変身しドライバーからドリルクラッシャーを取り出す。シンはゆっくりと前に進む

井坂「覚悟しろ?笑わせますね、、、、、、」

雷をシンに放つ、シンはドリルクラッシャーで雷を弾く

井坂「なに?」

シン「言ったろうが、、、、、、マジでキレてるってよ」

大雑把にドリルクラッシャーを振るうシン、ウェザードーパントは無意識に後ろに下がる

シン「アンタはやってはいけないことをした」

左足のスプリングを使い懐に潜り込み

シン「まずは俺の友達を傷つけた事!」

ドリルクラッシャーの一閃をウェザードーパントに叩き込む、火花が散りよろけるウェザードーパント

シン「次は友達を泣かせた事!」

ドライバーからゼロガッシャーをだし逆手に持って薙ぎ払う。ふらつきながらも反撃しようと高温の拳をシンに向ける、右足のローラーを回転させ前進して避ける。ドリルクラッシャーをガンモードに変えガトリングフルボトルを、ゼロガッシャーに忍者フルボトルを挿す

ガトリング!!レディーゴー!!ボルテックブレイク!!

忍者!!レディーゴー!!ボルテックブレイク!!

シン「そして!その友達の大切な物を壊そうとした!!」

顔面にドリルクラッシャーをぶつけゼロ距離でトリガーを引く、ふらついた所を分身した刀身で連続で切り裂く

シン「はぁぁ!」

井坂「ぐぉぉ!?」

ウェザードーパントにダメージが明確に現れる、ウェザードーパントは黒のメモリを手放してしまう。それを拾い

レイ「ダメージが!」

シン「レイの攻撃は効いていない訳じゃなかった、蓄積したダメージが今になって出てきたんだ。そうじゃなきゃラビットタンクでここまで追い詰められなかった」

シンはレイに近づき手を差し出す

シン「ほら」

レイはその手を取ろうとするが躊躇してしまう。何度も差し伸べてくれた手を振り払っていた自分に握る資格があるのかと心の中で自分を責める

シン「あぁもう!」

シンは強引に引っ張り起こす

レイ「シン、、、、、、」

シン「ほら」

シンはメモリをレイに渡す

シン「お前が何を迷ってるかは分からないけどさ、俺たちを頼ってくれよ。迷うなら皆で一緒に迷って皆で前に進もうぜ、過去が振り切れないなら背負って前に進む、俺は今そうやって戦ってる」

レイ「皆で一緒に迷う、、、、俺はひとりじゃない」

シン「そういうこと」

レイ「シン、、、、、、今まですまなかった」

シン「いいよ別に、まぁ謝るってんなら」

シンとレイはウェザードーパントを見つめ

シン「あいつを倒して皆に土下座しようぜ」

レイ「ふっ土下座か、それは初めての体験だ」

レイはロストドライバーにサイクロンメモリを挿す

サイクロン!!

レイ「変身!」

仮面ライダーサイクロンに変身する

レイ「シン、この世界の仮面ライダーには決め台詞があるんだが」

シン「ん?ああレイが戦う前に言ってる奴か?」

レイ「ああ、言ってくれるか」

シン「レイがいいならな」

レイ「ああ、勿論」

シンとレイはウェザードーパントを指さし

シン レイ「さあ!お前の罪を数えろ!」

井坂「黙れ、、、、、、黙れ!」

BGM Extreme Dream

ウェザードーパントが火炎弾を放つ、ドリルクラッシャーで火炎弾を切り裂く、レイはウェザードーパントに一直線に走り出す、トリガーマグナムで火炎弾を撃ち落とし進路を切り開く。シンは瓦礫を持ち上げウェザードーパントに向かって投げつける、ウェザードーパントは吹雪で凍りつかせ破壊する、その間に2人は距離を縮めて格闘戦に持ち込む。レイの連続の正拳突きを掌で受け止めるが合間を縫ってシンがウェザードーパントの攻撃の隙を与えない。2人の拳がウェザードーパントの胸部を叩く、続け様に蹴り飛ばす

井坂「貴様ら如きに私はァァあ!!」

ウェザードーパントが巨大な竜巻を起こす

シン「レイ!」

レイ「ああ!」

レイはサイクロンメモリをマキシマムスロットに挿す

サイクロン!!マキシマムドライブ!!

シンはドライバーのレバーを回す

レディーゴー!!ボルテックフィニッシュ!!

シンの右脚とレイの左脚にエネルギーが収束される

レイ「技の名前はどうする?」

シン「え、そんなの付けるの?」

レイ「ああ、こちらのお前は良くつけていたぞ、なんなら俺が使っている技は全部お前がつけたものだ」

シン「結構呑気だな!?」

竜巻がシン達に向けて迫ってくる

シン「ええと、、、、、、よし!ライダーツインマキシマムフィニッシュでどうだ!」

レイ「長いがいい技名だ、息を合わせろ!」

タイミングを合わせ地面を蹴る

シン レイ「ライダーツインマキシマムフィニッシュ!!」

竜巻を2人のライダーのキックで霧散させ空中でレイが回転しシンがレイの足に乗り高く飛び上がりウェザードーパントに向かってボルテックフィニッシュを叩き込む、サイクロンの風を背中に受け威力を上げたキックはウェザードーパントに直撃し地面を抉りながら吹き飛ぶ

井坂「ぐぉぉお!!」

シン「アンタの敗因はレイを侮ってた事、それで黒いノイズと融合しなかった事だ」

レイ「メモリを渡せ」

井坂「ガキが私を見下すとは、、、、、、一生の恥ですよ!」

黒い雲がウェザードーパントを包む

レイ「待て!」

井坂「今度会う時は君達を潰すとお約束しましょう、、、、、、!」

ウェザードーパントは霧となりその場から姿を消す、2人は変身を解き互いを見合う、レイの顔は戦闘の影響で擦り傷等がついており青く腫れているところもある

シン「ぷっ!あははは!レイ!顔!顔!」

レイ「、、、、、、そこまで笑う必要はないだろう」

少しムッとするレイ

シン「いや、悪い悪い!ははっ!」

レイ「はぁ、、、、、、もういい戻ろう」

シン「とりあえず2課に行く?」

レイ「ああ、運転頼めるか?」

シン「はいよ」

2人を載せたハードボイルダーは走り出す

 

 

 

to be continued




シンとレイの絆は新たに紡がれた。だが奏と翼との溝は塞がらない、果たして2人の絆を取り戻せるか
次回 過去
悲しき記憶を乗り越えろ!レイ!

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